GOD EATER 神となった少年と神をやめし少年 作:Jaeger
今回はアスカの日常……
初めまして!私、神崎アスカ!
フェンリル極東支部の新型のゴッドイーターとして毎日アラガミと戦ってます!
とはいっても非番の日は戦いませんが……あっ、非番っていうのは…知ってますよね、すいません。
最近、私はちょっとした悩みがあります。
でも、その悩みが何なのかがよくわかっていません。
なんだかユウヤと一緒にいられるとうれしいし、ユウヤが誰か女の子といるのを見るとなんだか変な気持ちになります。
誰かに相談しようにも私自信、これが何なのか理解できていないので相談のしようがありません。
ここで私はふと思いつく。
ユウヤに会いに行こう、そうすればこの変な気持ちの正体がわかるに違いない。
さて、思いついたら早速実行に移そう、そう思い部屋を出てユウヤの部屋に向かう。
「ユウヤ―、いる―?」
「……」
いないのかな?そう思い部屋を後にするとアリサと出会う。
「あっ、おはようございます。」
「おはよう、アリサ。」
「あの…ユウヤ、見かけませんでした?」
「…ううん、私もちょうど探してたの、アリサはなんで?」
「えっと、よかったら朝食でもと思いまして…」
そういえば私はユウヤに会ったとして特に目的がなかった。
そう思い、いなくてよかったと思った。
「あれ?二人とも、おはよう。」
後ろから声が聞こえ振り向くとそこには私やアリサと同じ新型のクロナが立っていた。
「おはよう、クロナ。」
「おはようございます。クロナもユウヤに?」
「うん、まあね、朝ご飯でもどうかなーって思ってさ。でも二人が一緒にいるって珍しい組み合わせだね、何かあったの?」
「はい、私もユウヤを朝食に…」
「私は……なんでだろう?」
「なんでわからないの、で、その様子だとユウヤはいなかったの?」
「うん…」
「そっか、じゃあ三人でいこっか。」
「はい、そうですね。」
「うん、いいよ。」
しかしなんで私たち三人がばったり会って、しかもそれがユウヤの部屋の前だなんて。
「ところで二人は今日非番なの?」
「うん、私は非番だよ。」
「はい、私もちょうど非番です。」
そんな話をしているうちに食堂に到着する。
相変わらずの混雑具合、最初は大変だったけど今ではもう慣れちゃった。
……そして妙に男の人からの視線が多いのがいつも気になる。
ここで私は当初の目的を思い出す。今の私には悩みがある。
そうだ、この二人に相談してみよう、席について私は話を持ち出そうとして
「あら、珍しい組み合わせね。」
声の聞こえた方に振り向くとそこには私たちの先輩であるサクヤさんが立っていた。
さらにその後ろに防衛班であるカノンさんと…初めて会う人がいました。
「あの……後ろの人は?」
「ああ、そういえば自己紹介がまだだったわね、ジーナ・ディキンソンよ、よろしくね。」
「そうそう、ちょうどあなたたちを探してたのよ。」
「え?私たち…ですか?」
少し驚いたふうに答えるアリサ。私も少しビックリ。
「どうして私たちを探してたんですか?」
「ちょっと話がしたくて、午後、空いてるかしら?」
「はい、私はちょうど午後なら大丈夫です。」
「私も、午前は博士に呼ばれてまして。」
「私は……特にないかな。」
「それじゃあ午後にまたここに集合ね。」
そういって食堂から去って行ったサクヤさんたち。
二人もそのあと用事があって、私たちはわかれた。
さて、何もすることのないわたしはエントランスに行くことに。
そこでわたしはある人に出会えた。
「あっ、ユウヤ!」
「ん、あ、アスカ。」
エントランスでわたしはついにユウヤに会えた……会えたんだけど
「悪い、今から任務なんだ、そんじゃ行くか。」
「は、はい!今日はよろしくお願いします!」
「そんなに緊張しなくてもいいぞ。」
「は、はい!」
ユウヤは今から任務のようだ、どうやら隣にいる女の子と行くらしい。
また、この気持ち…いったいなんなの?ユウヤに会えてうれしい、うれしいけど変な気分。
「……どうしちゃったんだろ…わたし。」
そう呟きながらわたしは自分の部屋に向かう。
●
ここは食堂、私は午後になったのでサクヤさんたちと待ち合わせた時間に行った……いったんだけど
「あの~、サクヤさん?」
「何かしら?」
「この状況はいったい?」
今私たちはどういうわけか食堂にいたはずがみんなに引っ張られサクヤさんの部屋にいた。
そしてわたしたちは机を挟み反対にサクヤさん、カノンさん、ジーナさん、そしていつの間にか増えてるリッカさんとヨシノさんがいた。
「気にしないで、それより本題に入りましょう。」
楽しそうにそう話すサクヤさん。わたしたちは訳が分からずその場で顔を見合わせる、そしてサクヤさんが口を開く。
「あなたたち、ユウヤのことどう思ってるの?」
一瞬何を言っているのか理解できなかった。横を見ると顔を真っ赤にしていくアリサと特に変化のないクロナがいた。
「な、なななななななななななに言ってるんですか!?」
「その様子だとまだ思いは伝えてないのね…」
少し残念そうに答えるジーナさん、カノンさんは…なぜか顔を赤くしていた。
「クロナ、あなたは?」
「……ユウヤ、ですか?」
少しためらいながら聞き返すクロナ、ちょっと顔が赤くなっていた。
「……好きです……」
「?なんていったの?よくきこえなかったなぁ。」
からかいながら聞くリッカさん、クロナがいつになく顔が赤い。
「好きです、ユウヤのこと…」
引っ込みながらはっきりといったクロナ、正直言ってかわいい…
失礼しました、それを聞いたアリサは固まりヨシノさんは、なんだか黒いオーラを出していた。
「そっかそっか、やっぱりね。」
「あの、…私、そんなにわかりやすいですか?」
「うん、とってもわかったよ、男の人はそういうの疎いから、特にユウヤ君は。」
それを聞いたクロナはますます顔を赤くしていく。
「で、アリサとアスカはどうなの?」
「……私は…」
「……」
アリサは何か言いかけて私はそこで黙り込む。
(ユウヤの……こと?)
「…私は……よくわかりません。ユウヤといるとドキドキするしユウヤと一緒にいると楽しいし……
でもこれが、ユウヤを好きっていう気持ちなのかが……」
「あの…たぶんそうだと思いますよ。」
そういって口を開いたカノンさん。
「私、なんとなくわかるんです、アリサさん、ユウヤさんといるときいつもより楽しそうだし……」
「そう…ですか…」
少し俯いて何かを理解したのか少し顔を赤く染めながら顔をあげる。
「私……ユウヤが好き…好きです!」
廊下にまで響きそうな声でそうたしかに言ったアリサ。
自分の言動に気付いたのか顔を赤くしてまた下を向く。
「で、最後にアスカは?ユウヤ君のことどう思ってるの。」
「……わかりません…」
「…と、言うと?」
「…自分の気持ちがよくわからないんです。
ユウヤといると楽しいし、一緒にいたいし…でも、この気持ちがよくわからなくて。
…それにユウヤが誰か別の女の子といるのを見ると、さみしいというか、何というか…」
それを聞いて、その場にいる全員は納得したようにうなずく。
「…それきっと好きってことだよ。」
「え?」
クロナが口を開いた。先ほどまで赤かった顔はいつの間にか戻っていつものクロナだった。
「つまりアスカはそのことに焼きもち焼いてるんだよ、私だってそうだよ。
アリサやアスカ、リッカちゃんといるときだって焼きもちやいちゃうもん。」
「焼きもち……」
「…今アスカは自分の気持ちに嘘ついてるんだよ、ユウヤは仲間だし大切な存在、でもそれ以上でもそれ以下でもない、こんな感じ?」
そしてわたしは俯いて考える。
(…わたしはユウヤが……好き?)
そう考えると顔が赤く染まっていく、自分でもわかるくらいに。
「で、どうなの?」
「……好きです。ユウヤが…好きです!」
そう叫んで立ち上がるわたし。その時、恥ずかしいなんていう思いは微塵もなかった。
「まあ、大胆な子ね、そんなに大きな声で叫んだら聞こえるわよ。」
「はっ!そうでした!」
そういって座り込むわたし、ちょっと恥ずかしい…
「結果的に三人はユウヤ君が好きなんだね、
ユウヤ君、誰を選ぶのかな?それとも、誰も選ばないとか?」
「そんなこと言わないの、ところでリッカはユウヤのこと気になってないの?
前にそんなこと言ってなかったっけ?」
「ちょっとサクヤさん、そういうことは本人のいる前であまり言わないでください。
ちょっと恥ずかしいです。」
「ええっ!」
「リッカちゃんもユウヤのこと好きなの?」
「うん、まあね、でも彼のことを異性として見てるんじゃなくて、えっとなんて言ったらいいかな…
弟?」
『弟?』
「うん、だってユウヤ君、私より一つ年下だしね。」
「…そうだったんですか…」
安心したように反応するアリサ。しかし、この後衝撃の一言が
「でも急いだ方がいいよ、ユウヤ君、すごい人気だから早くしないと誰かに取られるよ。」
「えええっ!」
「……え。」
「大変です!」
そういって顔を見合わせるわたしたち。
「これはこれで面白そうね。」
「そうね、ユウヤがいつこの子たちの気持ちに気付くかしら。」
「ユウヤ君のことだから一生気づかないんじゃないかな。」
そういってユウヤのことを貶す三人。
いったい、ユウヤは誰を選ぶのか!?それとも――――――
続く……
次はこれをクロナ目線で行ってみようと思います。
ちょっとこういうのが続きます