GOD EATER 神となった少年と神をやめし少年   作:Jaeger

22 / 67
彼はまだ知らない


自分の隠していた力の目覚めが近いことを……


二刀流VS二刀流

ここは平原エリア、そこに四人の神機を持った少年少女の姿があった。

 

 

彼らはフェンリル極東支部の第一部隊新型ゴッドイーターであった。

 

 

「ねぇユウヤ、今回討伐対象のクアドリガってどんなアラガミなの?」

「…はぁ、お前はもう少しアラガミのこと知っとけよ、さすがにもう危ないぞ。」

「そうだよアスカ、もしこれをツバキ教官に知られると怒られるだけじゃすまないと思うよ。」

「クロナの言うとおりです、ノルンを見ればわかることですよ。」

「うう~、みんなで言わないでよ~、わたしだってちゃんと見てるけど……アラガミが多すぎて覚えられないよ。

はっ、そっか、アラガミが多いから悪いんだよ、うん、きっとそうだよもっと少なかったらわたしだって覚えられるもん。」

「お前な…覚えれないことをアラガミのせいにするなよ。」

 

 

ユウヤの一言にアスカ撃沈、それを見たほかの三人は苦笑してしまう。

そこには確かな平和な時間が流れていた。

 

 

しかしユウヤの一言で平和が崩れ去る。

 

 

「…いたぞ」

 

 

壁に背を向けながらそう告げるユウヤ、今の一言でアスカも立ち直る。

彼らの視線の先には今回の討伐対象、クアドリガが呑気に食事をしていた。

 

 

「背中の器官は危なそうですね。」

「そうだな、まぁ、そこに銃弾でも叩き込めば壊せるだろ。」

「無茶言わないの、簡単に言ってるけど結構危ないよ。」

「ユウヤ、無茶したら駄目だよ!」

「わかってるよ、冗談だ。

とりあえず作戦はアリサとクロナは後衛、アスカは遊撃、俺が前衛で行くぞ。」

「はーい。」

「任せて。」

「了解です。」

「よし…行くぞ!」

 

 

彼のかけ声と同時にクアドリガに向かっていく四人。

 

 

まずは、アリサとクロナが神機を銃形態に変形、合計十二発の銃弾をクアドリガの背中に命中。

 

 

そこで初めて彼らに気付いたクアドリガだったが空中には高く飛んでいたアスカとユウヤが神機を

振り下ろす。

 

 

「気づくのが――――――

「――――――遅いんだよ!」

 

 

「グアァァァァァァァァァァァァ!」

 

 

二人の斬撃がクアドリガの頭部に命中、クアドリガはひるみ後ろに後退する。

その時生まれた隙をクロナとアリサは見逃さずさらに銃撃を放つ。

 

 

「グググ…ググ…グアァァァァァァァァァァァァ!」

 

 

怒りで活性化し、黒煙が上がる。さらに、ミサイルポッドを開きミサイルを6発アリサとクロナに

向かって放つ。

二人は銃撃で破壊していくがすべて壊しきることができず直撃―――――――

 

 

「大丈夫か!?」

「ユウヤ!うん、大丈夫。」

「はい!ありがとうございます!」

 

 

―――――――はせずいつの間にか戻っていたユウヤが残りのミサイルを破壊した。

そして間もなくクアドリガに向かっていく。

クアドリガはまたミサイルポッドが開き、ミサイルを放つが、ユウヤは一瞬にして自分に向かってくるミサイルを見極めそれだけを破壊していく。

並みのゴッドイーターには到底できないことだ、しかし、ユウヤだからこそできることである。

 

 

そしてユウヤはチャージクラッシュの体制に入る。

クアドリガはそれを阻止するためにユウヤに突進していく。

しかし三人はそれを阻むためっクアドリガに銃撃を浴びせ減速、そこでチャージクラッシュがたまる

 

 

「――――――――終わりだ!」

 

 

 

神機を振り下ろし戦いを終わらせた。

ユウヤはクアドリガのコアを抜き取り、三人はユウヤのもとに駆け寄っていく。

 

 

「お疲れ様、ユウヤ。」

「ああ、お前ら、怪我とかないな?」

「もう、ユウヤは心配しすぎなんですよ。」

「そうだよ、それに少しは自分の心配もしてよね、いっつも周りが優先なんだから。」

「悪い悪い。それじゃ、帰るか。」

 

 

そういって歩いていくユウヤ、そのあとに続く三人。

今日も無事に生き残ることができ、彼女たちを守ることができた。

ユウヤはもともと責任感が強かったため、ついそう考えてしまう。

後ろを見ると楽しそうに話す三人、それを見て少し安心してしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――しかし、その安心が突如、かき消された。

いち早く気付いたのはユウヤ、三人の後ろに見たこともないアラガミがアリサとクロナを狙っていた

 

 

「アリサ!クロナ!後ろだ!」

「えっ?」

「ユウヤ、何言って――――――」

 

 

アリサが言い終わる前にユウヤが二人を担いで後ろに大きく飛び攻撃を回避する。

 

 

「……あぶねぇ、大丈夫か!?」

「…はい、何とか…」

「うん…ありがとう…」

 

 

突然のことにまだ驚いている二人、アスカは戦闘態勢に入っていた。

 

 

(っ、くそっ!なんだこいつは!?…見たことない奴だ!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然現れた新種のアラガミ、その不意打ちを何とか免れた四人は戦闘態勢に入っていた。

 

 

「何ですか!このアラガミは!」

「明らかに新種だね、でも報告には新種がいるなんて聞いてないけど…」

「考えても意味ないだろ!とにかく今はやるしかないだろ!作戦はさっきと同じだ!」

「待って!ユウヤ!」

「どうした?アスカ。」

「わたしも前衛をやりたい!」

 

 

意外な一言だった、そのためユウヤの思考が一時停止する。

少しして

 

 

「何言ってやがる!相手は新種だぞ!どんなアラガミかわからないのに危険だ!前衛は俺一人でやる!」

「危険なことをユウヤ一人に任せたくないの!わたしもやる!」

 

 

その瞳は決意に満ち溢れていた。それを見たユウヤは何も言えなくなる。そして――――――

 

 

「…わかった、ただし、無茶だけはするな。」

「うん!わかってるよ!」

「ユウヤ!来るよ!」

 

 

今の一言で意識は完全にアラガミの方に向く、アラガミはすでに臨戦態勢に入っていた。

 

 

先に動いたのはアラガミの方だった。

 

 

(なっ、早い!)

 

 

アラガミは背中にあるブースターのようなもので加速し一息で彼らの目の前に迫る。

 

 

最初に狙われたのはユウヤ、両腕から生えたブレードをユウヤに向かって振り下ろす。

しかしユウヤは回避はせず装甲も展開させず両手に持った二本の神機の刃で受け止める。

 

 

しかしアラガミのパワーが強くユウヤは吹き飛ばされ、壁に背中を強打する。

 

 

「がはっ!」

「ユウヤ!」

「アスカ!今は戦うことに集中して!」

「っ、でもユウヤが!」

「ユウヤは大丈夫だから!だから戦って!」

「…うん。」

 

 

ユウヤに駆け寄ろうとしたアスカだったが、クロナによって止められる。

なぜなら、すでにアラガミは、次の狙いをアスカにさだめていたからだ。

 

 

アスカに向かってブレードを振り下ろそうとするがアリサが側面から攻撃を仕掛けた。

 

 

「ぐっ!」

「アリサ!」

 

 

アリサの攻撃は命中こそしたものの神機ははじかれ、カウンターをくらう。

そのまま狙いをクロナに変更、アラガミは一度後ろに下がりブースターで加速、そのままクロナに

向かっていきブレードを横なぎに振るう。

クロナは装甲を展開するも軽々と吹き飛ばされ地面にバウンドしながら壁に叩きつけられる。

 

 

「くっ!動けない…!」

「クロナ!」

 

 

残すはアスカただ一人、アスカは神機を構え闘志をむき出しにするが――――――

 

 

(足が…!)

 

 

あの三人をあんな簡単に戦闘不能にさせる奴に勝てるのか?そのな負の感情がアスカを蝕んでいく。

そんなアスカにゆっくりと近づく、そして両腕のブレードを振りあげ――――――

 

 

「おっと!」

「…え…」

 

 

ブレードは自分の目の前で止まる。よく見ると前の方に誰か立っていた。

 

 

「大丈夫か?アスカ。」

「……ユウヤ!」

 

 

額からは血を流しながらもアラガミの一撃を神機の刃で受け止めたいた。

 

 

「アスカ、ここは戦場だぞ?わかってるのか?」

「…わかってるけど……」

「なら立て、戦え、それがお前に課せられたことだろ。」

「っ!」

 

 

今の一言でアスカの心に再び闘志が湧き上がる、そして神機を構える。

 

 

「そうだ、それでいい。」

「行くよ!」

 

 

そういって走るアスカ。

アラガミの足元に入り込み斬撃を放つ。

 

 

(っ、固い!)

 

 

鈍い音と同時に神機がはじかれる、アラガミはアスカに向かってブレードを振り下ろす。が――――――

 

 

「させるか!」

 

 

ユウヤがはじき軌道がそれる。

アスカは一度後退して神機を銃形態に変形、アラガミに向かって銃弾を浴びせる。

 

 

「キギャアァァァァァァァァァァァ!」

 

 

銃撃をくらい活性化、ユウヤを弾き飛ばしアスカに向かっていく。

 

 

「がっ!」

「ユウヤ!」

 

 

自分にアラガミが向かってきているというのに構えずユウヤの方に向かっていくアスカ。

 

 

「ユウヤ、大丈夫!?」

「バカやろう…なんで来た…今戦っているんだぞ…。」

「でも…ユウヤが心配で…」

 

 

その時、後ろからアラガミの足音が響く、今、自分の真後ろにアラガミが迫ってきている。

まずい、アスカはそう思いながらも動けなかった。

 

 

 

そしてアスカ目掛けて神機を振り下ろす。が――――――

 

 

「させない!」

「やらせません!」

 

 

アリサとクロナの銃撃によって攻撃は阻まれる。

そしてアラガミは狙いを二人に変更、ブースターで加速しながらアリサ達に近づく。

そのままブレードを振るい二人を弾き飛ばす。

 

 

「きゃああっ!」

「きゃっ!」

 

 

 

そして狙いをユウヤ達に戻す。

 

 

「くそっ!来るぞ!」

「う、うん!」

 

 

そういって神機を構える二人。

アラガミの攻撃はまず、アスカに向く。

まず、右腕のブレードを振り下ろす、アスカはそれを回避して飛び上がり、ブースターめがけて

神機を振り下ろす。

しかし、そこを狙ったことが逆にあだとなってカウンターをくらう。

 

 

「あがっ!」

「アスカ!」

 

 

そのまま狙いをユウヤに変え向かってくる。

二人の刃と刃のぶつかり合う音が周りに響き渡り、三人の耳を劈くような音が聞こえる。

 

 

「てめぇだけは、絶対に俺が殺す!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、彼の中の何かが目覚めかける。

 

 

 

 

 

 

続く……

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。