GOD EATER 神となった少年と神をやめし少年   作:Jaeger

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いつも通り任務に向かうユウヤ達第一部隊。


しかし、今回の任務は少し違うようだ………


Q,人間?それとも……

ここは廃寺エリア。

 

 

集合地点にいるのはユウヤ、コウタ、アリサ、そしてソーマ……なんだが…

 

 

「…………」

「眠ってるんでしょうか?」

「多分な、だからそっとしておいてやれ。」

「でもさ、そんなこと言ってたらアラガミがどっか行っちゃうよ。」

 

 

今回は廃寺エリアに現れたサリエル堕天種が二体現れた報告がありそれを討伐に来た。

ソーマはみんなより先に集合地点につき居眠りをしていた。

 

 

「ソーマ、起きてください、任務ですよー。」

「………」

「…ダメですね、まったく起きませんね。

いっそのこともうおいていきます?」

「いやいや、それはどう考えてもだめに決まってんだろ。」

 

 

「………っくそ!」

 

 

二人の会話がうるさかったのか目を覚ますソーマ。

しかし、いきなり起きたためアリサが驚きを隠せなかった。

 

 

「うわぁ!ちょっ、いきなり起きないでくださいよ!」

「おはよう、ソーマ。」

「………ああ。」

「…へぇ、予想外の反応だな。」

「それよりうなされてたけど大丈夫か?」

「……別に…」

「…また予想外だな。」

「今日のお前、なんか妙に素直だな。」

「……うるさい…黙ってろ…」

 

 

そういって立ち上がりさっさと行くソーマ。

 

 

「…うん、いつも通り、これなら大丈夫でしょ。

さ、行こうぜ!」

 

 

そういって三人もソーマの後に続き報告があった場所へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「にしても、堕天種にしてはずいぶんあっけなかったよな。」

 

 

ここはエントランス、ソファーに座って話すコウタとユウヤ、それにアリサもいた。

 

 

「でもほとんどユウヤとソーマがやってましたよ。」

「うぐっ!それは…そうだけどさ…」

「まぁいいじゃん、無事に生きて帰ってこられたんだしさ。」

「そ、そうだよ!無事だったんだしさ、この際誰が一番頑張ったとかいいじゃん!」

「…誰が蒔いた種だと思ってるんですか。」

 

 

そんな会話を聞いて苦笑するユウヤ。その時、彼の通信機が鳴る。

 

 

「はい…あっ、博士。……えっ、今からですか。はい、大丈夫です。わかりました。」

「今のは博士からですか?」

「ああ、今すぐ来てほしいんだと、てなわけで行ってくる。」

 

 

そういって博士の部屋へと向かっていくユウヤ、その後ろ姿を見たアリサが少し、つまらなさそうな表情をする。

 

 

「……お前、ほんとにユウヤが好きなんだな。」

「ちょっ、いきなり何言ってるんですか!?」

「だってお前、ユウヤがいなくなったら露骨に寂しそうな顔してるしさ。」

「それは……まぁ、さびしいですよ。

もっとユウヤと一緒にいたいですし。」

「………」

 

 

コウタは心の中でユウヤを恨む。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

「失礼します。」

「やぁ、よく来てくれたね。」

 

 

ここは榊の研究室、相変わらずの散らかりようだ。

ユウヤはいつもここに来るたびに部屋を掃除したいと考えている。

 

 

「さて、早速本題に入ろうか。」

 

 

そういって榊はユウヤにアラガミの名前が載ったリストを手渡される。

 

 

「…これは?」

「見ての通り、アラガミのリストだよ、何か?」

「……つまり、このアラガミのコアを取ってこいと?」

「……あっ、間違えた、君に頼みたいのはアラガミの討伐だった、ごめんよ。」

「そうですか、ならよかったです。」

 

 

間違いと聞いて安堵の表情を浮かべるユウヤ。

当たり前だ、このリストには堕天種はおろか、第二、第一接触禁忌種の名前もちらちらと載っていたのだから。

しかしこの後、榊からとんでもない一言が放たれる。

 

 

「でも、近々君にはそのアラガミの討伐を一人で行ってもらうからね。」

「…………」

 

 

いつか殺す、そう殺気立つユウヤ、だが今は押し殺した。

 

 

「ちなみに、今日頼む任務はサクヤ君、アリサ君、それにコウタ君を連れて行ってもらうよ。」

「……わかりました。」

「用件は以上、あとは頼んだよ。」

 

 

そしてユウヤは部屋をあとにする。しかし彼は疑問に思う。

 

 

(…なんか、裏がありそうだな、こりゃ。)

 

 

「………さてと、こちらもお出迎えの準備に取り掛からないとね。」

 

 

部屋で榊は一人、そう呟くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…よし、これで終わりだな。」

 

 

榊に頼まれた通り、アラガミ、シユウの討伐が終わりコアを抜き取ろうとしたユウヤだったが。

 

 

 

「おっと、ちょっと待った!」

 

 

今の一言にユウヤは神機を下ろし声のした方に振り向くと。

 

 

「ソーマ、それにアスカとクロナまで……と、博士!?何やってるんですか?」

「いや、彼らに護衛を頼んでね、とりあえず、こっちに来てくれないか。」

 

 

いつも通りの軽い口調、しかしいつもとは違う声に緊張が出てくる。

榊に言われた通り、手招きされた方に行く。

 

 

「…あの、博士、ここで何をするんですか?」

「まぁ、待っていたまえ。あっ、ほら!来たよ!」

 

 

少し興奮気味にシユウの方に指を指す、彼らはそちらを見るとの死骸に近寄る何かを発見する。

 

 

大きさは人間と同じ位のものがそこにいた。

それを確認するとユウヤは駆け寄っていく。

あの存在はなんなのか、それを確認すべくゆっくりと近づく。

 

 

「…人間…なのか…?」

 

 

そこにいたのは、ぼろぼろになった布きれを身体に巻きつけた、青白い肌を持った少女だった。

 

 

まだ幼いのか無邪気な瞳をユウヤに向ける。

 

 

そして彼は、この子に何か自分と似たような感覚を覚える。

 

 

「いやぁ、ご苦労様!」

「……博士?」

「ソーマもここまで連れてきてくれてありがとう。

やっとここに居合わせることができたよ。」

「…礼はいい、どういうことか説明しろ。」

「簡単な話さ、彼女をおびき出すために餌を君たちに用意してもらった、それだけのことさ。

餌があれば、どんな偏食家でも喰いつくだろうと思ってね。」

「…つまり、俺たちは完全に利用されてたってわけか。」

「チッ……悪知恵だけは一流だな…」

 

 

しかし榊はユウヤ達の言葉には反応せず、少女の方へと歩み寄る。

 

 

「いやぁ、ずっとお預けにして悪かったね。

キミも、一緒に来てくれるね?」

 

 

榊の誘いにしばらく考える少女、そしてしばらくして

 

 

「イタダキマス!」

「……あぁ?」

「イタダキ……マシタ?」

 

 

 

おそらく挨拶なのだろう、そう答え頷く少女。

それを確認した榊はそのまま歩いていく。

 

 

その後、榊の部屋にて

 

 

「ええぇ!?」

 

 

部屋から驚愕に満ちた声が響く。

 

 

 

 

 

 

続く………

 

 

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