GOD EATER 神となった少年と神をやめし少年   作:Jaeger

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ユウヤの非番は大変である。


しかし、隊長としてではない。


そう、一人の青年としてである………


ユウヤは大変!

「………何もすることがないな…」

 

 

ここはユウヤの自室、彼は毎朝早く起き、朝食を食べるところから始まる。

 

 

本来ならこの後、早朝の任務があるはずなのだがこの日は非番で上記の言葉を発していた。

 

 

「……掃除でもするか…」

 

 

彼は非番の日は必ずと言っていいほど自分の部屋を掃除するほどの潔癖症であった。

 

 

もともとは彼自身、相当ガサツで多少いい加減な性格だったはずがあるきっかけがあって180度

変わってしまった。

 

 

「…それもこれも、ティアのおかげか……」

 

 

そこで、つい妹のことを思い出してしまう。

 

 

しかし、実際に血のつながった妹ではなかった。

 

 

そして、ユウヤはあの時のことを思い出す。

 

 

(…あれは…ほんとにティア…だったのか…?)

 

 

自らが暴走したあの日、自分の前に現れたユウヤを『お兄ちゃん』と言ったあのアラガミ。

 

 

知能があるアラガミなのか、様々な考えが浮かぶ中ユウヤはそん考えを頭の中にしまいこんだ。

 

 

「……俺が考えても無駄か…」

 

 

そんな独り言をつぶやきながらきれいに掃除した部屋を後にした。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

掃除を終え、自室を後にしたユウヤはエントランスへと向かっていた。

 

 

その途中に死んだ魚のような顔をしたコウタとタツミ、その他男性神機使いが前方から歩いてきた。

 

 

「よう、コウタ、タツミ、どうしたお前ら、そんな死んだ魚の顔して。」

「ああ…ユウヤか………ん?ユウヤ?…あっ!お前いた!!てめぇ…羨ましいぜコノヤロー!!」

「…は?何が、俺まだ何もしてないぞ。」

「だったらエントランスに行ってみやがれバカやろー!!チクショーー!!」

 

 

そういって去って行った死んだ魚たち……おっと失礼。

 

 

「…なんだったんだよ…あれ…」

 

 

そして、エントランスに着いたユウヤはその場にいた人々を見てあ然とする。

 

 

そこにいたのは、ユウヤを待っていた女性神機使いが大勢いた。

 

 

本来、普通ならここで死んだ(ryの言っていたことがわかる。

 

 

しかし、それは普通の人ならばの話である。

 

 

ユウヤはそういったことにとことん疎いため、いまだに魚たちの言っていたことが理解できなかった。

 

 

「…随分多いな、なんかあったのか?」

 

 

気になって近くにいた傍観者に聞いてみた。

 

 

「なあ、この騒ぎは何なんだ?」

「……あ、はい、みんなユウヤさんを待ってるんだそうです。

誰かが今日非番という情報をキャッチしたらしくて。」

「え?俺を?なんでだ…」

「はい、ユウヤさんを………あっ!ユウヤさん!!い、いつの間に!?」

「いつって、最初から―――――――」

 

 

そこまで言ってユウヤはその場の空気の異変に気付く。

 

 

彼の名前が浮上した途端、ユウヤは異常なほどの視線を感じ取る。

 

 

(……なんだ…この視線は…)

 

 

恐る恐る周りを見るとそこには先ほどまでバラバラに自分を探していた女性たちがユウヤの方をじっと見つめていた。

 

 

すると、一人の少女がユウヤの前に現れ手に持っていたものを差し出してきた。

 

 

「あ、あの!ユウヤさん、これ…その…よかったらどうぞ!!」

「えっ?これ、俺にくれるのか?」

「は、はい!もちろんです!!

…あっ、もしかして…迷惑ですか?」

「そんなわけないよ、ありがとう。」

 

 

彼の感謝を聞いてめっちゃうれしそうな表情をした少女。

 

 

「あの!ユウヤさん、私も!これ!!」

 

 

最初の少女で勢いがついたのかほかにいた神機使い達も次から次に持っていたものを渡していく。

 

 

(おいおい・・・こりゃ、随分な量になりそうだな…)

 

 

時は流れユウヤに渡し終えた女性たちは嬉しそうにその場を去って行った。

 

 

ユウヤは今、もらったものを自室へと運んでいるところだった。

 

 

「…ふぅ…まあこんなもんか…」

 

 

無事運び終わり、安定のきれいに置き一段落つくユウヤ。

 

 

相変わらずなぜ彼女たちが喜んでいたのがまったく理解できたいなかった。

 

 

そして、彼は好物の冷やしカレードリンクを飲もうと冷蔵庫に向かう。

 

 

しかしつい先日切らしていたことを思い出した。

 

 

仕方なく彼は自販機のところに行くため、また部屋を後にする。

 

 

(……なんだ…この話声…?)

 

 

部屋を出て少し、彼はある話声を耳にする。

 

 

確かに彼の聴力は並みのゴッドイーターを軽く超えている。

 

 

しかし、彼はどうでもいい話は完全にスルーしていた。

 

 

けれど、今聞いた話の中に自分の名前が出てしまったため、つい聞いてしまった。

 

 

「…こっちの方だな…」

 

 

気が付くと、彼は自販機に向かうことを忘れいつの間にか声のする方に向かっていた。

 

 

そして、ある部屋の前に着く。

 

 

それとほぼ同時に部屋の扉が開き中から数人の女性神機使いが出て来た。

 

 

「はっ!ユウヤ…さん…今の話、聞いてました…?」

「…何が?」

「えっ、あっいえ!聞いてないならいいんです、それでは。」

(……そういえば、冷やしカレードリンク忘れてた…)

 

 

そう思い女性たちと別れ自販機に向かっていったユウヤ。

 

 

女性たちの話声が聞こえたが割愛。

 

 

そして、さらに彼を遮るものが現れる。

 

 

「………博士…?」

 

 

通信機が鳴る、少し苛立ちを見せながら通信機に出るユウヤ。

 

 

「…もしもし…」

『おや、随分ご立腹のようだね』

「…気にしないでください、で、話しはなんですか?」

『うん、実はあの子について少し話そうと思ってね』

「…わかりました…」

 

 

あの子のためなら仕方ない、そう自分に言い聞かせ博士の部屋へと向かっていくユウヤ。

 

 

その時の彼は飲み物のことなどすっかり忘れていた。

 

 

 

 

 

 

続く………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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