GOD EATER 神となった少年と神をやめし少年   作:Jaeger

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ユウヤが消息をたち三日が経った。






最悪の再開

「……はぁ…」

「あ…カノンさん、ユウヤは…」

「…すみません、また見つけられませんでした…」

「…そうですか、ありがとうございます」

 

 

ここは極東支部、しかしここにいつもの活気は感じられなかった。

 

 

理由は一つ、ユウヤがいなくなったからだ。

 

 

彼が支部長の命で特務に向かい帰ってこないまま三日が経過していた。

 

 

こんなことは前にもあったが今回とはわけが違う。

 

 

先日、博士と第一部隊で話し合っていたあのアラガミのことが関係している、そんな気がして仕方がないのだ。

 

 

「…なあソーマ、ユウヤのやつ大丈夫かな…?」

「…さあな、少なくとも今俺たちにできるのはあいつの無事をただ祈ることしかできないんだからな」

「……そうだよな………あれ?もしかしてソーマ、ユウヤのこと心配してるのか?」

「…悪いか。

まあ、あいつはああ見えても隊長だ、部下の俺たちが心配しなくてどうする」

「………ソーマ、なんだか変わったね」

「ああ?」

「だって前はそんなこと一つも言ってなかったのに、これもユウヤのおかげなのかな」

「……かもな」

 

 

すると、そんな楽しそうな会話をしている第一部隊の前にツバキが現れる。

 

 

「お前たち、心配なのはわかっているが任務だ」

「っ、もしかして―――――――――」

「いや、残念だが討伐任務だ、旧市街地エリアに現れた複数のアラガミの掃討だ」

「……そうですか」

「この任務には新型の三人に行ってもらう、異論はないな」

「…はい」

「そう気を落とすな、お前たちの隊長はそんな簡単にやられるようなやつでないことはお前たちが

一番わかっているはずだ」

 

 

これはツバキなりの励ましの言葉だった。

 

 

その言葉を聞いたアリサ達は少しだけ元気をもらえたような気がする。

 

 

「…そうですね、そうですよ、ユウヤは強いんです、絶対に生きてます!」

「その意気だ、それでは準備ができ次第、出撃してくれ」

 

 

そういってツバキはその場を去っていく。

言われた通り、任務のため準備に取り掛かる。

 

 

「二人とも、そろそろ行くよ」

「はーい」

「わかりました」

 

 

そのまま三人は出撃ゲートに向かい、任務に出発した。

 

 

 

 

 

 

 

―――――――そこに悪魔が待ち構えているとも知らずに………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは旧市街地エリア。

 

 

アリサ、アスカ、クロナの三人はアラガミの群れの掃討の任務のため報告されたエリアに向かう。

 

 

しかし、何か様子がおかしかった。

 

 

「…何もいませんね……」

 

 

「まあ何もいないと探索しやすいんだけどね」

 

 

「でも絶対おかしいよ、こんなにアラガミがいないなんておかしいよ」

 

 

アラガミが一匹も見当たらないのだ。

 

 

もう少しで報告を受けたエリアに着くというのに死骸の一つもなかった。

 

 

「考えてても仕方ないよ。

それより今は任務に集中しよっか」

 

 

「そうだよね……ねえ、あれオウガテイルの死骸じゃない?」

 

 

「えっ?」

 

 

アスカの指差す方に視線を向けるアリサとクロナ。

 

 

すると本当にオウガテイルの死骸が無残な殺され方をされていた。

 

 

「…いきなりだね、でもここに死骸があるってことは…」

 

 

「はい、おそらく近くにこれをやった張本人がいるはずです」

 

 

「…警戒しとかないと」

 

 

そして少し進んだところで三人は足を止める。

 

 

「何……これ…」

 

 

「アラガミの…死骸…ですね…」

 

 

そこに広がっていたのは見渡す限りの旧市街地――――――――のはずがところどこにアラガミの死骸が

横たわっていた。

 

 

その様子はまるで地獄絵図そのものだった。

 

 

「ねえ……この傷痕…神機の後じゃないよね…」

 

 

「どちらかというとアラガミの爪痕…と言ったところですか」

 

 

そこにあったアラガミの死骸や壁には深い爪痕が残されていた。

 

 

三人はそれを見て強敵と判断し警戒を強める。

 

 

「あ……あれ…何…?」

 

 

「えっ?」

 

 

クロナが何かを見つけじっと視線の先にいる何かを見つめていた。

 

 

他の二人も彼女と同じ方に視線を向ける。

 

 

そこにはボルグ・カムランの死骸――――――――を喰らうものがいた。

 

 

三人が恐る恐る近づくとそこには人間のような生き物が喰らっていた。

 

 

「っ、新種のアラガミ!?」

 

 

そういって神機を構えるクロナ。

 

 

それに続いてアリサも神機を構える。

 

 

クロナの声に気付いたのかアラガミは食事を止め彼女たちの方に視線を向ける。

 

 

口の周りにはボルグ・カムランの血がべっとりとついており、両手にも血がついていた。

 

 

背中には悪魔のような赤黒い翼が生えており、上半身はどす黒いオーラが具現化されたような身体になっていた。

 

 

しかし、アスカはそんなアラガミを見ても身構えることなく茫然と眺めていた。

 

 

「アスカ!構えて!新種のアラガミだからどう来るかわからないよ!!」

 

 

「………待って…」

 

 

「アスカ!聞いてるんですか!?構えて―――――――――」

 

 

「待って!!!」

 

 

アスカの怒声に思わず黙り込むアリサ、アスカはアラガミの方をずっと見つめていた。

 

 

彼女はこのアラガミに見覚えがあった。

 

 

右目に付いたキズ、そして何より赤目と黒目のオッドアイを持っていた。

 

 

気になってクロナとアリサもアラガミの目を見る。

 

 

「ね、ねえ……あれって………」

 

 

「まさか……そんな……」

 

 

その目は決して忘れることのない目をしていた。

 

 

「……ユウヤ………?」

 

 

それはほぼアラガミと化したユウヤだった………

 

 

 

 

 

 

続く………

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