GOD EATER 神となった少年と神をやめし少年   作:Jaeger

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ついに、あの青年が目覚める………





新たなる力

ここは旧市街地エリア。

 

 

今、アラガミの群れとたった二人で戦っている少女の姿があった。

 

 

「アスカ!そっちお願い!!」

 

 

「任せて!くらえ!!」

 

 

クロナの指示通り、クアドリガに銃撃を放つアスカ、クアドリガは悲痛な叫びをあげた。

 

 

「はぁ…はぁ…どうしよう、きりがないね……」

 

 

「たしかに……このままじゃ全滅しちゃうよ……」

 

 

そうこうしているうちに三体のシユウが上空から二人目掛けて火球を放つ。

 

 

実に単調な攻撃、しかし今の二人はかなりの疲労と怪我により思い通りに動くことができず命中。

 

 

「きゃあ!!」

 

 

「うわっ!!」

 

 

そのまま二人は吹き飛ばされ壁に背中を強打、ずるずると地面に座り込む。

 

 

(体が……動かない…どうしよう……このままじゃ…)

 

 

動くことができない二人にアラガミの群れはゆっくりと近づく。

 

 

このままでは二人とも喰われる、そんな考えが二人の頭をよぎる。

 

 

そして、クロナの目の前まで迫っていたヴァジュラが大きく口を開き、クロナを喰らおうとしていた。

 

 

「だ……め……」

 

 

しかし、動けないアスカももはや餌同然だった。

 

 

(私……死んじゃうのかな……ここで…)

 

 

既に死を覚悟したクロナは動こうとはせず喰われるのを待っていた。

 

 

(ごめんね………お姉ちゃん……私、もう…)

 

 

そして、クロナにヴァジュラの大きく開いた口が覆いかぶさった。

 

 

そのまま――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、ヴァジュラは違和感を感じた。

 

 

確かにクロナを喰らった、それは間違いないはずだった。

 

 

けれど、ヴァジュラの口の中に人間を喰らった感触などなくあったのは、固い石だった。

 

 

仕方なく近くにいたアスカに狙いを定めたが、そこにアスカの姿はなかった。

 

 

あたりを見回し、横たわっていたユウヤとアリサの姿もなかった。

 

 

すると、アラガミの群れがいる少し先に少女二人を担いだ青年の姿があった。

 

 

「―――――ふぅ、間に合ったな」

 

 

クロナは一瞬気を失っていたが今の一言で目が覚めた。

 

 

アスカは未だに気絶しており眠っていた。

 

 

「――――――――ユウヤ…?」

 

 

「ああ、遅れてすまない、もう大丈夫だ」

 

 

自分を助けてくれたのはユウヤだった。

 

 

クロナは嬉しさのあまり大粒の涙を流す。

 

 

「よかった……目覚めたんだね…」

 

 

「何とかな、事情は大体わかった、あとは任せろ」

 

 

そういって二人をおろし群れの方に向かった。

 

 

「待って!神機もなしにどうやって戦うの!?」

 

 

しかしユウヤは背中を向けたまま手を振り歩いて行った。

 

 

「二人とも、大丈夫ですか!?」

 

 

「アリサ!ユウヤを助けられたんだね、ありがとう!」

 

 

「いえ、私も少し危ない感じでした」

 

 

「ん……あれ?クロナ、たしかヴァジュラに……ってええ!?もしかしてここ天国!?

あれ!?でもアリサがいる!なんで!?」

 

 

「起きてそうそう騒がしいですよ、アスカ」

 

 

「ここは天国じゃないよ、それにほら」

 

 

そういってクロナはユウヤの方に指を指す。

 

 

アスカはその指差す方に視線をやると、突然、涙があふれ出た。

 

 

「ユウヤ…?」

 

 

「うん、そうだよ、アリサが助けてくれたんだよ」

 

 

「そっか……よかった…」

 

 

「あとは任せろだって、だから私たちは休もう」

 

 

そういって二人は神機を地面に置き、ゆっくりと休んだ。

 

 

「…さてと……にしても結構いるな、こりゃ」

 

 

首を横に曲げながらそう呟くユウヤ。

 

 

アラガミ達はすでに警戒体制に入っていた。

 

 

しかし、周りから見れば、アラガミがユウヤにおびえているようにも見えた。

 

 

「…よし、行きますか…」

 

 

そういってユウヤは両腕のオラクル細胞を変化させる。

 

 

すると、バキバキと音を立て人間の手が、赤黒い鋭い爪を生やしたアラガミの手に変化した。

 

 

(これがアラガミの力……俺の新たな力…!)

 

 

そしてユウヤは地を蹴りアラガミ達の群れの中に突っ込んでいく。

 

 

まずは小手調べのため、一番近くにいたヴァジュラの懐に潜り込み、一瞬のうちに五発の斬撃を

与えた。

 

 

そのスピードは凄まじく、ヴァジュラは何もわからず死んでいった。

 

 

それを確認したユウヤは、手に着いたヴァジュラの血を舐め手をコキコキと鳴らしこういった。

 

 

「さあて、次はどいつが相手になるんだ?どっからでもかかってこい!!」

 

 

その時の彼の表情はただ恐ろしく、その場にいるすべての生き物を凍りつかせるほどだった。

 

 

そして、彼は戦場を駆け回った………

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

「おーい、お前ら大丈夫かー?」

 

 

すべてのアラガミを倒し終えたユウヤは休んでいる三人のもとへ向かった。

 

 

「うん、大丈夫だよ、ありがとね、ユウヤ」

 

 

「いいって、つーかお前ら寒くないのか?」

 

 

「えっ?」

 

 

そういわれるとなんだか少し肌寒いような………

 

 

そう思いアスカとクロナは自分の格好を見る。

 

 

すると、自分の服が先ほどのシユウの火球によって少し焼けて、ところどころ穴が開いていた。

 

 

アスカはそうでもなかったが、クロナはもう少しで見えてはいけないところが見えそうだった。

 

 

「うわっ!ユウヤ、見ないで!!」

 

 

「えっ?なん――――――――――いってぇ!!」

 

 

そこまで言ったユウヤにアリサの目つぶしが直撃、その場で目を押さえ倒れた。

 

 

「と、とりあえず無事任務も終わったことだし本部に連絡を………ああ!!」

 

 

「ど、どうしたんですか!?」

 

 

「今本部の外部居住区にアラガミが侵入してて、急がないと!!」

 

 

そういって通信機を取り出してコウタに連絡を取った。

 

 

「もしもし!コウタ!?外部居住区は………え?侵入したのは小型アラガミだけ?」

 

 

焦って損をした、しかし被害がなくてよかった。

 

 

「それじゃ、迎えのヘリお願いできる?もうくたくたなんだ」

 

 

『わかった、今教官に言っとくよ』

 

 

「それと布きれを一枚お願いできる?」

 

 

『わかった…でもなんで?』

 

 

「いいからお願い」

 

 

『わかりました……』

 

 

少し声が低くなったクロナに少しビビりながら了解をしたコウタだった。

 

 

「そういえばいい報告があるんだ」

 

 

『えっ、何なに、聞きたい』

 

 

「ふふっ、秘密だよ、それに帰ったらわかることだし」

 

 

『なんだよー、もったいぶるなよなー』

 

 

コウタの言葉にクロナは苦笑してしまう。

 

 

「あっ、来たみたいです」

 

 

アリサの視線の先にヘリが降り立った。

 

 

扉が開くと音速のスピードでクロナに抱きつく女性がいた。

 

 

「クロナーーーーーーーー!!!」

 

 

「お姉ちゃん!?なんでいるの!?」

 

 

そこに現れたのはクロナの姉であるヨシノだった。

 

 

「相変わらず騒がしい奴だな」

 

 

「なんだと!!ってあれ?ユウヤじゃん、何でいるの?」

 

 

「…いたらだめみたいな言い方やめろ」

 

 

「とりあえずお姉ちゃん、離れて」

 

 

「いやだーーー!!離れるかーーー!!」

 

 

そのやり取りを見てほかの三人は笑ってしまった。

 

 

そのあとは極東に帰ったユウヤを泣きながら歓迎する者もいれば、いつも通り落ち着いて喜ぶものもいた。

 

 

(やっぱ、ここが一番だな…)

 

 

 

 

 

 

続く………

 

 

 

 




前書き短いと思った方、すいませんでした。


理由はただ一つ、何も浮かばずこれだけになってしまった……
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