GOD EATER 神となった少年と神をやめし少年   作:Jaeger

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リンドウの捜索任務が再開され三日が経った。


しかし、未だに彼が見つかった報告はなかった………


任務の合間に

――――――――アスカは一人、自室にてあるものとにらめっこをしていた。

 

 

「………うーん、これでもない……なんでうまくいかないんだろ」

 

 

彼女は今、お菓子作りに挑戦していた。

 

 

それもこれもつい先日、エントランスにてユウヤが複数の女性達から手作りのお菓子をもらっている姿を確認し、自分も作ってみようとなったのはいいのだが………

 

 

今部屋はかなり散らかっており、歩くスペースなどほとんどないに等しい。

 

 

落ちているものは失敗作のものばかりだが、何やら黒い塊なのだ。

 

 

「うーん………あっ、そうだ!」

 

 

アスカは何かひらめいたのか急いで自室を後にした。

 

 

そのまま向かったのは……クロナのところだった。

 

 

「おーい、クロナいるー?」

 

 

「………」

 

 

返事が返ってこない。

 

 

任務にでも行っているのか、そう思い仕方なくあきらめようと部屋を後にしようとしたとき

勢いよく扉が開き倒れるようにクロナが現れた。

 

 

「ひゃあ!!」

 

 

「はわっ!!クロナ!!居たの!?ノックしても出てこないからてっきり任務でも………何その格好」

 

 

「あはは………」

 

 

今クロナは部屋着、いや、部屋着と呼んでいいのかわからないものだった。

 

 

いつもの服は着ておらず、下着の上にエプロンのようなものをつけていた。

 

 

「えーと、これは、なんとういか……」

 

 

「……………」

 

 

クロナが必死に状況を説明しようとする、しかし彼女の言葉はアスカには聞こえていなかった。

 

 

なぜなら今、アスカの視線はクロナ………の胸元を見ていたのだ。

 

 

クロナは今16歳、なのに16とは思えないほど胸が大きいのだ。

 

 

おそらくアリサより……おっと、誰か来たようだ。

 

 

「………ねえ、アスカどこ見てるの?

……もしかして……胸みてる?」

 

 

「………うん」

 

 

特に隠すこともなく答えるアスカ。

 

 

しかしクロナは露骨に話を逸らす。

 

 

「そ、そうだ!アスカは私に用があったの?」

 

 

「へ?ああ、うん、そうだよ。

ってクロナは何してたの?エプロンなんかつけて」

 

 

「そういうアスカもエプロンつけてるよね」

 

 

「え!?あ!!急いでたかとるの忘れてた…

ちょっとお菓子作りをね……」

 

 

「へえ、実は私も同じことをしてたんだ」

 

 

「そうなの?でもわたし全然うまくいかないからクロナに助けてもらおうと思ってきたんだ」

 

 

その言葉を聞くとクロナは少々顔を引きつらせる。

 

 

そしてクロナは何も言わず手招きで自室にクロナを招いた。

 

 

アスカはとりあえず部屋に入る、そして驚愕の表情を浮かべる。

 

 

「……えへへ……」

 

 

部屋はアスカ同様、散らかっており転がっているのは黒い塊だった。

 

 

「ここに落ちてるの全部失敗作……」

 

 

「…クロナも苦労してるんだね」

 

 

その時、突如扉の方からノックが聞こえる。

 

 

「!!」

 

 

突然の音に二人は肩を揺らしてビビる。

 

 

もしこれがユウヤだったら、今のこの部屋を見せるわけにはいかない。

 

 

いや、それ以前にクロナのこの格好を見せるわけにはいかなかった。

 

 

「あのー、クロナいませんかー?」

 

 

その声を聴いた途端、二人は落ち着きを取り戻す。

 

 

どうやらやってきたのはアリサだった。

 

 

クロナは扉のもとへ歩いて行った。

 

 

「どうしたの?アリサ」

 

 

「あっ、クロナいたんですか、返事がないからてっきり……なんですかその格好は」

 

 

「うー、何も言わないで!」

 

 

少し怒られ気味に言われたのでアリサはそれ以上何も言わなかった。

 

 

「ところでアリサまでどうしたの?」

 

 

「までって……もしかしてアスカも?」

 

 

「うん、いるよ」

 

 

そういいながらクロナの後ろからひょこっと顔をのぞかせる。

 

 

視線をずらすと部屋の床が目に入る、そこには黒い物体がたくさん転がっていた。

 

 

「……あの黒い物体はなんですか…」

 

 

「あはは……実は……」

 

 

クロナはこれまでのことをすべて話した。

 

 

「なるほど……実は私もそのことでクロナに助けてもらおうと思って来たんです」

 

 

「ごめんね、力になれそうもなくて」

 

 

「じゃあさ、三人で一緒に頑張ろうよ」

 

 

「……確かにそれもそうですね、全員実力は同じということですね」

 

 

「むぅ、なんかとげのある言い方」

 

 

そのあと三人は笑い声をあげる。

 

 

「……とは言ったもののどうしようか、これから…」

 

 

「そうですね……ノルンで何か見てみますか?」

 

 

「わたしは見てやったんだけどそれでも……」

 

 

どうやらアリサの提案はすでにアスカが試していたようだ。

 

 

「うーん………あっ、そうだ!!ねえ、サクヤさんに教えてもらうっていうのはどうかな?」

 

 

クロナの提案に二人があっと声をあげる。

 

 

「それですよ……その手があったんですよ!!ナイスですクロナ!」

 

 

「よーし、そうと決まれば早速サクヤさんに……ってサクヤさんどこ?」

 

 

アスカの言葉に二人は何も返さない。

 

 

「……そういえばそうですね…」

 

 

「…じゃあヒバリさん二聞いてみようよ、何かわかるかもしれないよ」

 

 

「たしかにそうだね!じゃあ行こ!!」

 

 

「あっ、待って!!」

 

 

早速以降としていた二人をクロナが止める。

 

 

「どうしたんですか?善は急げですよ」

 

 

「それはそうなんだけど……服…」

 

 

「……そういえばそうだったね」

 

 

クロナは少し顔を赤くしながら部屋に戻って行った。

 

 

「もしかしてクロナ、いつもあんな格好してるのかな」

 

 

「…かもしれませんね」

 

 

そしてその会話からしばらくしてからクロナが出て来たので三人は改めてエントランスに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――エントランスにて――――――――

 

 

「すいませんヒバリさん、ちょっといいですか?」

 

 

「はい、あっ、珍しい三人ですね、もしかしてユウヤさんですか?」

 

 

「なんでそうなるかな、まあ間違ってはいないけど」

 

 

「ヒバリさん!サクヤさんどこ行ったか知りませんか!?」

 

 

身を乗り出すようにヒバリに質問するアスカ。

 

 

ヒバリは少し戸惑いながらもアスカの質問に答えた。

 

 

「サ、サクヤさんなら任務に行ってます。

でももう少しで――――――――」

 

 

そこまで言うとエントランスの扉が開き、そこからサクヤが出て来た。

 

 

「あっ、サクヤさん!!」

 

 

サクヤを見つけたアスカはすぐさま彼女のもとに走って行った。

 

 

「ヒバリさん、ありがとうございました、貴重な時間を」

 

 

「いえ、大丈夫です。

それよりも頑張ってくださいね」

 

 

「も、もう!茶化さないでくださいよ!」

 

 

頬を赤く染めながらクロナもサクヤのもとへ。

 

 

「ヒバリさん、それではお仕事頑張ってくださいね」

 

 

そういいアリサもサクヤにところへ。

 

 

「あら、どうしたの、三人そろって。

もしかして、ユウヤかしら?」

 

 

「まあ……そうですね……実は助けてもらいたくって……」

 

 

クロナはサクヤにすべてを話した。

 

 

「まあ、そういうことなら任せなさい。

でも貴方達、本当にユウヤが好きなのね」

 

 

「ちょっ、サクヤさん!!そういうことはあまり言わないでくださいよ!!」

 

 

「ふふっ、でも貴方達こそ油断し過ぎよ」

 

 

「へ?」

 

 

サクヤの言っていることが理解できない三人、しかしこの後、いやでもわかることとなる。

 

 

「そういうことって何がだ?」

 

 

「ひゃあ!!」

 

 

突然背後からの声。

 

 

振り向くとそこにいたのはユウヤだった。

 

 

「なあ、どうしたんだよ」

 

 

「ユ……ユウヤ…えっと、これは…その…」

 

 

「…まあいいか、あんま言いたそうな顔じゃないしな、そんじゃ俺は任務だから。

行こうぜ」

 

 

そういいユウヤは出撃ゲートに向かった。

 

 

しかし、さっきのユウヤは明らかに不自然だった。

 

 

「ねえ……今ユウヤ誰と話してたんだろ?」

 

 

「たしかに……不自然だったね……」

 

 

確かにユウヤはさっきたしかに「行こうぜ」と言っていた。

 

 

しかし、彼の視線の先にはだれもいなかった。

 

 

「ほら貴方達、行くわよ」

 

 

「あ、待ってくださーい!」

 

 

気が付くとサクヤとアリサ、クロナも先に行っていた、むしろクロナに関してはついさっきまで

隣にいたのに。

 

 

アスカは急ぎ足で三人の後を追った………

 

 

 

 

 

 

続く………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




かなりほのぼのしました。


次は戦闘の話です、主に戦ってる……感じにしたいです。


それでは!!
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