GOD EATER 神となった少年と神をやめし少年 作:Jaeger
任務の最中、ユウヤはついに彼女との再会を果たす………
―――――アネットが第一部隊に配属されそれなりの月日が経った。
最初はギクシャク(主にアリサ達)していたがユウヤの一言(お前らもっと仲良くしろよ、女の子同士)により今では固い絆(という名のライバル)で結ばれていた。
そのため、この日も四人で任務に出かけていた。
四人は任務が終わりエントランスのソファーにてガールズトークをしていた。
そんな姿を見たリンドウとサクヤは。
「やっぱり恋い焦がれる少女なんていうものはかわいいものね」
「にしてもユウヤもあそこまで鈍感だとあいつらが可哀想に見えてくるぜ」
「そんなこと言わないの、それよりあなたは任務でしょ?早くいきなさい」
「おっと、そういやぁそうだったな、そんじゃ行ってくるわ」
サクヤに手を振りながら出撃ゲートへと向かったリンドウ。
それを見送ったサクヤはしばらくアリサ達をじっとほほえましそうに見ていた。
●
――――――――廃寺エリアにて第二接触禁忌種のコアを抜き取り壁にもたれかかりながらため息をつく
ユウヤの姿があった。
「つまんねぇ……もっと強い奴はいねえのかよ…」
そんなことを愚痴りながら辺りを見回す。
しかし、周りを見ても強そうなアラガミはおらず自分が先ほど仕留めたスサノオの死骸だけだった。
仕方なくユウヤはアナグラに帰投しようと思い立ち上がったその時だった。
「……この気配…アラガミ…だな…」
遠くの方を見つめながらそう呟くユウヤは急いでそちらの方へと向かった。
気配のしたところに到着すると神機を構える。
先ほど感じたアラガミは今自分が見つめている視線の先にある物陰から感じていた。
そして物陰から現れたアラガミを見てユウヤは身構えるのをやめてしまう、なぜなら――――――
「……ティア…なのか……?」
そこに現れたのは片手に剣、もう片手に盾を持った純白の身体と翼を生やしたアラガミだった。
しかし、翼は以前のように純白とは程遠い真っ赤な血で汚れた翼だった。
そして本人もかなり弱っていた。
ユウヤは神機を放り投げ急いでティアのもとへと走った。
「ティア!しっかりしろ!!」
「う……お兄……ちゃん…なの…?」
(っ、まだ意識はある!十分助かる!!)
ここでユウヤは思考をフル回転させ最善策を考えた。
そして、一つの結論にたどり着いたがこれは賭けでもあった。
このままティアをアナグラへと連れて行き榊に治療をしてもらうといったものだった。
しかし、榊は快く引き受けてくれたとしてアナグラのみんなはそう簡単には納得してくれそうになかった。
しかし今はこんなことで迷っている暇ではなかった。
「ティア、今からお前をアナグラに連れて行って博士に治療してもらう」
「え……でも…私今………こんな姿じゃ……」
「大丈夫だ、アナグラのみんなは俺が言うのもなんだが変な奴多いからさ、きっと大丈夫だ」
「そう……なら…よかっ……た…」
ティアはユウヤの言葉を聞いて安心したのかそのまま眠りについた。
ユウヤは急いでティアを担ぐと全速力でアナグラの方へと走って行った。
●
「――――――うーむ、やはり不自然すぎる」
「不自然って……ティアですか?」
場所は変わりここはアナグラの榊の研究室。
重症のティアをアナグラに連れて来たユウヤは全速力で榊の研究室へと向かった。
これまでの経緯をすべて話すと榊は快くOKしてくれたのだ。
そして今ティアは奥の部屋にて安心したように眠っている。
「ところで博士、さっき言ってた不自然な点というのは……」
「さっき彼女のオラクル細胞について少し調べてみたんだが、本来ならあれほどの傷も数時間で
完全に治ってしまうほどのものなんだよ、しかしまだ治っていないというのはあまりにも
不自然極まりない。
そこで私は一つの仮説を立ててみたんだ」
「…と、言いますと…」
「簡単に言うと今ティア君のオラクル細胞は一時的ではあるものの細胞すべての活動が停止している
といったものなんだが、理解してくれたかい?」
「…コウタやアスカじゃないんですから、それぐらい理解できますよ」
――――――エントランスにて
「へっくしょん!!」
「へぷちっ!」
「なんだなんだ、二人そろって風邪か?」
「違いますよ…たぶん、噂とかされてるんじゃないかなー…」
「…なんでわたしたちなんだろ…」
――――――場所は戻り再び榊の部屋。
「つまり、その仮説によりますとティアのオラクル細胞は何者かによってオラクル細胞の活動が
停止させられている、そんなところですか」
「まさにその通りだよ、ユウヤ君は呑み込みが早くて助かるね。
とはいってもまだ仮説さ、100パーセントそうとは限らないからね。
まあ本人に直接聞けたら一番早いんじゃないかな?」
「…そうですね、でも今はそっとしてあげてください」
そういって扉の方へと歩いていくユウヤ。
すると扉の前で一度止まりもう一度榊の方に振り向く。
「あと博士、もしもティアに何かしたら………わかってますよね?」
その時の彼の目は確実に人を殺す目そのものだった。
「あ…ああ、もちろんだとも、心得ておくよ」
その言葉を聞いてユウヤは榊にお礼を言うと部屋を後にした。
そのまま自室に直行すると、全身の力が抜けたかのようにベッドで眠り込んでしまった………
続く………
近々これの学パロでも、と思ってます。
と言ってもあくまで予定です、決まったわけではありません。
もし書いた場合よろしければそちらも見てください。
それでは!!