GOD EATER 神となった少年と神をやめし少年 作:Jaeger
最後の戦いへと、ユウヤは足を進めていく………
アナグラにアラガミとなっていたティアを治療して三日が経過した。
このことをアナグラのみんなに説明すると全員が快く理解してくれた。
そしてユウヤはティアのことが心配で頻繁に榊の部屋に通っていた。
「にしてもこれほどユウヤ君がここに来るのはなんだか新鮮だねぇ」
「当たり前ですよ、ここに来るのは気が引けますけどティアが心配ですから。
ところで様子はどうですか?」
「そうだね、最近はオラクル細胞もまた少しずつではあるが活動を再開し始めた。
近々、目を覚ますんじゃないかな?」
「そうですか…ありがとうございます」
その言葉を聞いて安心した表情を見せる。
「いやいや、構わないよ。
にしても最近君は少し無理をしているようだね。
ここに来る以外はずっと任務に行っているそうじゃないか」
「……ええ、まあそうですね…」
「もしかして、君にはティア君にここまでの重傷を負わせたアラガミについて、何か心当たりでも
あるのかい?」
その時、部屋の奥の扉が開き、中から眠っていたはずのティアが出て来た。
「ティア!もう大丈夫なのか?」
「うん……とりあえずは…ここは?」
「アナグラだ、お前が傷だらけだったから俺がここまで運んだんだ。
もしかして何も覚えてないのか?」
「まあ……でも私がここにいて平気?」
「ああ、問題ないぞ」
「そっか……ならよかった…」
それからしばらく部屋に沈黙が続く。
二人は会話をしていて気付かなかったがいつの間にやら榊が部屋から消えていた。
「……そういえばこうやって話すの…久しぶり…だね…」
「…だな……でも見た目がアラガミだからなんか違和感あるな…」
「えへへ……そうだね…」
二人とも緊張しているのかぎこちない会話が続く。
すると突然、ティアの方からユウヤの胸に飛び込んだ。
「えへへ……ちょっとだけ…こうしててもいい?」
「…ったく、甘えん坊だな」
ため息交じりにそういいながらもティアの頭をやさしくなでる。
(もう二度と…こうやってできないと思ってたのにな…)
「…お兄ちゃん、ちょっと苦しい…」
「…ん、すまん」
気が付くとユウヤはティアの体を強く抱きしめていた。
ユウヤは謝罪をしながら抱きしめていた手を放す。
そのままティアもユウヤから離れ隣に座った。
そして、またしても沈黙が続いた。
暫くしてユウヤが沈黙を破る。
「…ところでティア、そろそろ話してもらえるか?
一体誰にやられたんだ」
「……ごめん、お兄ちゃん。
はっきり言って詳しくは覚えてないの」
「…そうか…」
「…でも、全然覚えてないわけじゃないんだ。
確か…人型の……アラガミだったかな…」
「…人型…」
その単語にユウヤは心当たりがあった。
「でもね、はっきりと覚えてるわけじゃないけどそのアラガミの背後に誰か人間みたいな人が
そのアラガミに指示してるみたいだったの」
「人間が……アラガミを操ってる、そういったところか……。
すまんな、無理に思い出さたりして」
そういってユウヤはまたティアの頭をやさしくなでた。
「えへへ……」
アラガミとなっているため表情は変わらないもののうれしそうな声を出すティア。
たとえアラガミとなっても兄妹の絆が崩れることはなかった。
―――――時同じくしてここはかつて激戦を繰り広げたエイジス。
しかし、中心部は当時の面影はなく何者かによって改造され広さが増していた。
「ふふふ……ふはははははははははははははははははは!!
完璧だ!これぞ私が求めていたもの!!」
そんな誰もいないはずのエイジスに男の笑い声が響く。
男の視線の先には様々なデータが記された機械の画面。
そこに写っていたのはティアに重症を負わせたアラガミ、ゼロの姿。
「これで!完全にアラガミを操ることのできる薬が完成した!!」
そんなことを叫びながら男はエイジスの奥深くへと消えていった………
続く………
なんかもう第三部が終わりそう!!
ストーリーが浮かばない…ヤヴァイ…マジで。
でも頑張ります!!!
ちなみにこれから不定期更新が続くと思います。
それでは!!