GOD EATER 神となった少年と神をやめし少年   作:Jaeger

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そろそろ終わる!(多分…)


激戦

――――――朝、アナグラはいつもの平穏な空気など微塵も感じられないほど緊迫していた。

 

 

なぜなら今、この極東に大量のアラガミの群れが迫ってきていたのだ。

 

 

そのため防衛班は居住区民の避難に、第一部隊は戦闘準備に入っていた。

 

 

しかし、第一部隊の中に一人だけ姿が見当たらないようだ。

 

 

「あの馬鹿は………帰ってきたら覚悟はできているんだろうなぁ?」

 

 

背後に何かどす黒いオーラを放ったツバキが独り言を呟きながらやってきた。

 

 

その時、エントランスに響いたヒバリの声が事態がさらに悪化する。

 

 

「みなさん、アラガミが隔壁を突破して外部居住区に侵入!!

速やかにこれの殲滅に当たってください!!」

 

 

「いないやつを探しても仕方あるまい…

お前たちはアラガミの殲滅に向かえ!以上だ!!」

 

 

仕方ないとは口では言ってもやはり苛立ちは隠せないらしくそのままその場を去って行った。

 

 

「姉上も姉上だがユウヤもユウヤだ、何であいつことあるごとにこうもまあ居なくなるんだ?」

 

 

「それは私の方から説明させてもらうよ」

 

 

ツバキと入れ替わるように現れたのは榊だった。

 

 

「説明……ということは博士は何か知っているんですか?」

 

 

「まあ知っているというよりも知ってしまった、と言った方が正しいかもしれないね。

彼がまた居なくなったことにはある一人の人間が関わっていてね。

その人物は前にアリサ君の主治医を担当していたオオグルマ君だよ」

 

 

さりげなく放った男の名前。

 

 

オオグルマダイゴ―――――かつてこの極東にて終末捕食を引き起こそうとしていた人物の一人である。

 

 

その名前を聞いたアリサは過去に自分が利用されていたことを思い出した。

 

 

「オオグルマ先生……」

 

 

「アリサ、大丈夫?」

 

 

そんなアリサを見て優しく声をかけたのはサクヤだった。

 

 

「…はい、大丈夫です。

ありがとうございます」

 

 

「引き留めて悪かったね。

あとのことは任せたよ」

 

 

そういうと榊はその場を去って行った。

 

 

「……さてと、とりあえず行くか」

 

 

思い出したように出撃ゲートへと向かうリンドウの後をアリサ達は追った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エイジス島では今もユウヤがアラガミの群れと一人で対峙していた。

 

 

そしてそのアラガミ達を操っているのがオオグルマだ。

 

 

「どうかね?さすがに最強と言われた君もこれだけ戦っていれば疲れてきてるんじゃないかい?」

 

 

「そういうお前は高みの見物とは……いいご身分なこった」

 

 

そういって飛んできたザイゴートを横に切り裂く。

 

 

「まったく君は…目上に人間に向かって偉そうな口を利くのかね。

ならばそのデカイ口も今すぐに聞けなくしてやる!」

 

 

そういって盛大に指を鳴らすとどこからともなく現れたのか大勢の第一接触禁機種が現れた。

 

 

「さあやれ!!そこにいるクソガキを今すぐ血祭りにあげてしまえ!!」

 

 

そしてオオグルマの指示に従うようにアラガミ達は一斉に喰らおうと向かう。

 

 

ユウヤは何の躊躇もなくアラガミの群れに向かっていく。

 

 

そしてアラガミの群れはほんの一瞬にしてユウヤによって駆逐された。

 

 

「…なんだこの程度か……で、もしかしてこれで終わりなんてことはないよな?」

 

 

「…ぐぬぬ……こうなれば、行け、ゼロ!!あの小僧を今度こそ殺せ!!」

 

 

「……………」

 

 

ゼロはオオグルマの指示に従い無言のままユウヤの前に降り立つ。

 

 

「…やっと出て来たか、正直待ちくたびれたよ」

 

 

そう呟きながらユウヤは神機を構える。

 

 

 

――――――そして両者同時に仕掛ける。

 

 

まずはユウヤが勢いよく神機をゼロの頭部めがけて振り下ろす。

 

 

ゼロはそれをあっさりと回避しユウヤにカウンターを放つ。

 

 

ユウヤはそれを紙一重でかわし一度後退し体制を立て直しもう一度ゼロに向かっていく。

 

 

オオグルマはその光景を余裕に満ちた笑みで眺めていた。

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

―――――今もエイジスではユウヤとゼロの一進一退の攻防が続いている――――――

 

 

「がはっ!」

 

 

―――――はずだった。

 

 

最初は両者互角の戦いを繰り広げていたはずだがユウヤの方は徐々に疲れの色が見え始め、

ついに攻撃を許してしまう。

 

 

「くそ……まだだ!!」

 

 

痛む腹部を押さえながら神機をバスタータイプに切り替え再度向かう。

 

 

一瞬にしてゼロの目の前まで迫り半ば勢い任せに神機を振るう。

 

 

しかしゼロはそれをかわそうとはせず右手で軽く受け止めるとユウヤごと投げ飛ばす。

 

 

それでも空中で身動きが取れず絶好のチャンスだというのにゼロは動かない。

 

 

そのままユウヤは受け身を取りもう一度身構える。

 

 

(こいつ……俺の実力を測ってるのか?)

 

 

「どうだねユウヤ君、ゼロの力は?

……そうだ、君にとっておきの情報を教えてあげよう。

実はね、私が送ったアラガミの群れが極東に向かっていてね。

恐らく今頃は装甲を突き破っているころじゃないかな?」

 

 

「…………」

 

 

衝撃の事実を告げられたユウヤ、しかし彼は何も言わない。

 

 

「ふははははははははははははははは!!

どうした!驚いて何も言い返せないか!!」

 

 

「…はぁ、うっせぇ」

 

 

「……なんだと?」

 

 

「聞こえなかったか?うるせぇって言ったんだよ」

 

 

「貴様ぁ………ゼロ!とっととこのクソガキを殺してしまえ!!」

 

 

「……………」

 

 

しかしゼロは先ほどのようにオオグルマの指示には従わず聞こえていないようにじっとしている。

 

 

「…どうしたゼロ?なぜ私の言うことを聞かないんだ?」

 

 

流石の事態にオオグルマも動揺を隠せずにいた。

 

 

するとゼロは突然いきなりオオグルマの目の前に移動する。

 

 

そして――――――――

 

 

「なっ――――――――」

 

 

――――――――突如腕に生えた剣でオオグルマの首を刎ねたのだ。

 

 

その腕はスサノオの剣が神機のショートブレード並みの長さのものになっており、剣先からは血が

ポタポタと落ちていた。

 

 

そしてゼロは自分の足元に転がっていたオオグルマの首を無慈悲にも踏みつぶした。

 

 

そのまま何事もなかったかのようにゼロはユウヤの方を向き初めて戦闘態勢に入る。

 

 

「…今からが本番って感じだな…まあ、オオグルマを殺ってくれたことには感謝してるがな」

 

 

そしてユウヤも神機を構える。

 

 

「行くぞ!!」

 

 

「ギシャアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

 

そして今、二人の剣がぶつかり合い本当の最終決戦が始まる………

 

 

 

 

 

 

 

続く………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




よく見たら前回の投稿が二週間前………


随分かかったけどやっと投稿できた……(*´∇`*;△


恐らくあと二三話ほどで第三部が終わると思いますが多分これからもまた投稿は遅れていくと
思います。


それでも読んでくださってる方々、本当にありがとうございます!!


嬉しくて作者は……作者はもう……泣きそうです!!(´;ω;`)


もしも誤字脱字などがありましたら感想欄などでもよろしいのでじゃんじゃん教えてもらうと
嬉しいです!


感想なども待ってます!


それでは!!
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