GOD EATER 神となった少年と神をやめし少年   作:Jaeger

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ユウヤは強くなる



今日を生き抜くために



大切な人々を守るために



大切な妹との約束を守るために


反省しろ!

「今回はお前たち四人に任務に行ってもらう。」

 

 

ツバキの声がエントランスに響く。

彼女の前にいるのはユウヤ、アスカ、クロナ、アリサの四人であった。

 

 

「鉄塔エリアに三体のグボロ・グボロの姿が確認されたとの報告があった。

お前たちにはこれらの討伐に行ってもらう。

指揮はユウヤ、お前に任せる。内容は異常だ。何か質問はあるか?」

「・・・・・・」

「よし、それでは準備ができ次第出発してもらう」

 

 

 

そういってその場を後にする。

が、はっきり言ってユウヤには言いたいことが一つだけあった。

あったのだがさすがの彼もツバキの威圧に負けてしまっていた。

 

 

 

(この三人をまとめるのか・・・)

 

 

ユウヤは思わずため息をつきそうになった。

この癖のある三人をまとめるのかと思うと自然と出そうになる。

 

 

「今日はよろしくね、ユウヤ。」

「・・ああ。」

「一緒に頑張って行こう。」

「・・・ああ。」

「・・・今日はよろしくお願いします。」

「・・・・ああ。」

 

 

ついには、しゃべる気力すら失われていく。

しかしこれではだめだと思い気を取り直す。

 

 

「よし、それじゃそろそろ行くか。」

「おー!」

「うん。」

「了解しました。」

 

 

思い思いの返事をする三人。

それを聞いて歩き出すユウヤ。

そのあとに続く三人は、神機保管庫に向かった。

 

 

「わお、すごいねユウヤ君。」

「・・・?どういう意味だ?リッカ。」

 

 

ここは神機保管庫、リッカの一言に笑顔で返すクロナと

意味が分からずキョトンとするアスカに顔を真っ赤にして言い返すアリサがいた。

 

 

「なっ、何を言ってるんですかリッカさん!」

「その様子だとわかってるみたいだね。」

「そ、そんなことありません!ドン引きです!」

 

 

そういって自分の神機に早足で向かっていくアリサ。

どうやら本気で怒っているようだ。

 

 

「・・・リッカ、あまりアリサをからかうな、

あいつああ見えて結構子供ところがあるから。」

「ならなおさらからかう意味があるってものだよ。」

「・・・はぁ、あのな。」

「それより神機の準備はとっくにできてるよ。」

「なんかうまいこと話をそらされた気がするがまあいい、ありがとう

おーい、二人とも、行くぞ。」

『はーい』

 

 

彼の歩くあとに続くアスカとクロナ。アリサはもうとっくに行ってしまったようだ。

そう思っていると車の前で待っていた。そして少し不機嫌だった。

 

 

「・・・?どうした、アリサ。」

「さっきの話聞こえてました、「ああ見えて結構子供だから」って

どういう意味ですか!」

「まあまあ、そんなに怒るなよ。」

「っ、私本気で怒ってますからね!」

 

 

本気で怒るアリサに笑って返すユウヤ。

そして彼女は先に車に乗ってしまった。

 

 

「・・あの二人、結構仲良さそうだよ。」

「そうだね、以外かな。」

 

 

そういって二人も車に乗りこんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「たしかこのあたりにいるって報告なんだが・・・」

 

 

ここは鉄塔エリア、ユウヤ達新型の四人はグボロ・グボロを三体討伐に来たのである。

広いエリアなせいかなかなか見つからない。

 

 

「全然いないね、・・・えっとなんだっけ?」

「グボロ・グボロだよしっかり覚えないと教官に怒られるよ。」

「ええ!それは大変!しっかり覚えないと!・・・で、なんだっけ?」

「・・・はぁ、覚える気ないでしょ?」

「そんなことないもん!ちゃんと覚えるもん!」

「・・・・・・」

 

 

 

二人のやり取りを見てアリサはあきれたような顔をした。

 

 

「?どうしたんだよ、アリサ、さっきから。」

「ここの人たちは緊張感というものが欠けてます!」

「・・・と、いうと。」

「え!え、えーとそれは、つまり・・・」

 

 

そのまま考えこんで黙り込んでしまった。

それを見てユウヤは笑ってしまう。

 

 

「あっ!笑わないでください!

・・やっぱりここの人たちは緊張感というものがありません!」

「まあ、いいじゃねえか。それだけ平和ってことだよ。ここは。」

 

 

そうこうしているうちにクロナが

 

 

 

「ねえ、あれじゃないかな、グボロ・グボロ。」

 

 

そういって指をさすクロナ。その先には三体のアラガミが楽しそうに食事をしていた。

胴体の大きな胸ビレと、肥大化した頭部及び口が特徴的なアラガミ

あれがグボロ・グボロだ。

砲塔のような突起から水塊を発射することができる。

 

 

 

「よし、前衛は俺がやる、アスカは遊撃、クロナとアリサは」

 

 

 

 

「っ!行きます!」

 

 

ユウヤが言い終わる前にアリサは飛び出してしまった。

 

 

「ええ!?」

「なんで?」

「・・・またか。」

 

 

 

アスカは驚きクロナは疑問に思いユウヤはあきれた。

 

 

「作戦はさっき言った通りだ、いくぞ!」

 

 

ユウヤのかけ声とともにグボロ・グボロに向かう三人。

 

 

ユウヤがグボロ・グボロとの間合いをゼロにする。

 

 

「くらえ!」

 

 

側面からの切りかかり。

相手はまだ気づいていないらしく見事な不意打ちとなった、

・・・のだが。

 

 

「くらいなさい!」

「っ!うおっ!あぶね!」

 

 

アリサの銃弾がグボロ・グボロに当たる。

しかしもう少しでユウヤに直撃するところだった。

それでもユウヤはアリサには文句ひとつ言うことなく体制を立て直してまた向かっていった。

グボロ・グボロはユウヤに向かって得意の大きな水球を発射した。

ユウヤはその水球を切ってかわす。

しかしまともにかわしているわけではないので水浸しになる、それでもユウヤは

なりふり構わず走る足を止めようとはせず神機を銃形態に変形させ

頭の突起物に銃口を突きつける。

 

 

「くらえ!」

 

 

「グギヤァァァァァァ!」

 

 

悲痛な叫びと同時に暴れだすグボロ・グボロ。

そこにさらにクロナの銃撃が追い打ちをかける。

しかし彼らの攻撃はそこでストップしてしまった。

二人はアリサとアスカの方を見て深いため息をついた。

 

 

「だからユウヤに当たったらどうしてくれたのよ!」

「なんども言ってるじゃないですか、私は指示通りにやってるだけじゃないですか!

どうしてあなたに怒られなくちゃいけないんですか!」

「だからあなたが!」

 

 

「お前ら!」

 

 

 

「二人とも!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「戦え!」

 

 

 

「戦って!」

 

 

 

 

 

 

 

何とか戦い終わって束の間の休息を得た四人。しかし・・・・

 

 

「だからなんでユウヤに謝らないの!」

「あなたもしつこいですね!私は作戦通りやっていたといっているじゃないですか!」

 

 

二人はまだ言い争っていた。

 

 

 

「・・・あれ、どうしようか?」

「そろそろ止めないとめんどくさそうだ。」

 

 

そういって二人のところに行くユウヤ。

二人を止めるとは言ってもどうやるのか考えていると

 

 

 

「お前ら・・・少しは反省しろ!!」

 

 

 

そう言い放つとユウヤは二人の頭をつかんで両方の額と額をぶつけ合わせた。

 

 

 

「いたーーーーーーい!!」

「いたっ!ちょっとあなた何するんですか!?」

「あのな、お前らもう少し反省しろって言ってんだよ!

それに戦闘中だったってのに、お前らそれをもう少し理解しろ!!」

 

 

珍しくめちゃくちゃ怒るユウヤ。二人は怒りに負けたのかそこで押し黙る。

アリサは下を向いたままで、アスカに関してはもう少しで泣きそうなくらいの涙目になっていた。

クロナは止めようとはしたものの、彼女もまたユウヤの威圧に負けそれをただ見ているしかなかった

 

 

その時クロナはこの前見た彼の怒りをあらわにした時の顔を思い出し、身震いをした。

しかし、あの時のユウヤと今の彼はまったくもって違っていて、彼女は少し安心した。

そして彼女はある決心をつけた。

そんなことを考えている間にユウヤの説教は終わっていた。

 

 

「わかったか?もうあんな喧嘩はするなよ、いいな。」

「・・・はい。」

「・・わかりました。」

「・・・声が聞こえなかった、わかったな?」

 

 

先ほどの声のトーンよりも数倍低いトーンで確認をするユウヤ。

確実に怒っているとわかった二人は大きな返事を返す。

 

 

 

『はい!!』

「・・・よし、わかればいい、そんじゃ帰るぞ。」

『ええっ!!』

 

 

まだ怒られると思ったのかユウヤの一言で間抜けな声を出す二人。

 

 

「もうおわった?」

 

 

少しあきれたように聞くクロナ。

 

 

「ああ、すまんな、もう終わったよ。」

 

 

「あ、あの・・・」

「ん?」

「もう、・・怒らないんですか?」

「?なんで怒る必要がある?」

「・・・へ?」

 

 

また間抜けな声を出すアリサ。

 

 

「お前はもうわかったって言っただろ。

ならそれでいいじゃねえか。」

「・・・そう、・・・ですか。」

 

 

おう、と言って返すユウヤ、今の彼は先ほどの彼とは違いいつものユウヤに戻っていた。

 

 

「じゃ、かえろーー!」

(・・・切り替えが早いね、相変わらず)

 

 

いつの間にか開き直ったアスカに続くクロナ、さらにその後ろにユウヤとアリサという

形になった。

 

 

 

続く

 

 

 




終わり方が少し変だった・・・


次からはがんばります
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