月虹のトキメキ   作:レタスチャーハン

4 / 7
どうも、レタスチャーハンです。
テストの関係で、前回より投稿期間が空いてしまいました。
テストの結果は・・・ご想像にお任せします。


04 失望

来人「なぁ、どうだった、ライブ?」

 

来人君は昨日のライブの感想を聞いてくる。

 

「あぁ、来人君、ライブは……本当に最高だった!」

 

来人「そうか、ならよかっt」

 

「それで僕、あれからスクールアイドルについて色々調べたんだけど、どのスクールアイドルも最高だった!特に、優木せつ菜さんはどのスクールアイドルよりも輝いていて」

 

来人「おけおけわかった。……って満がそんなテンションで喋ったところ、初めて見たぞ」

 

「あ、ごめん。つい昨日のことを思い出すと止まらなくなっちゃうんだ」

 

自分でもよくわからないけど、昨日のライブを思い出すと感情が溢れて興奮する。

 

「だから、今日はスクールアイドル同好会に行こうと思っているんだ」

 

来人「あれ?うちの学校にそんな同好会あるのか?」

 

「うん。昨日のライブに出てたのもうちの学校なんだよ」

 

 

 

 

そして、僕は放課後、早速同好会の部室に向かった。

 

なぜ来人君はライブを勧めたのにその内容知らなかったのかと疑問に思ったが、そんなことはすぐに気にならなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、着いた」

 

僕は「スクールアイドル同好会」とネームプレートがついている扉の前に立った。

 

前に何回か来たことあるから部室の場所は覚えていた。

 

 

すると、階段の方から見た事のある二人組がこっちに来るのがわかった。

 

侑「あれ、あなたはこの前の」

 

「どうも、こんにちは」

 

僕がぶつかった人だった。

 

歩夢「あの、侑ちゃ」

 

???「なにをしているんですか?」

 

後ろから声がしたので振り向くと、眼鏡をかけて三つ編みをおさげている人がいた。

 

菜々「普通科2年、高咲侑さん、上原歩夢さん、そして、音楽科2年、望月満さん」

 

侑 歩夢 満「えっ」

 

僕も思わず声を上げた。だって、会ったことのない人に名前言われたら誰だって怖くない?

 

侑「会ったことありましたっけ?」

 

侑さんも感じていることは多分同じだろう。

 

菜々「生徒会長たるもの、当然、全生徒の名前を覚えているものです」

 

侑 歩夢「えっ、生徒会長」

 

菜々「中川 菜々と申します」

 

驚いた。全生徒の名前を覚えているなんて。生徒会の人も素晴らしいのだなと改めて思う。見に行きたいけど、生徒会の人でない限り自由に出入りできないと思うから遠慮しちゃうんだよなぁ。

 

侑「そういえば、生徒集会で見た覚えがあるような」

 

菜々「この同好会に御用ですか?」

 

侑「はい、優木せつ菜ちゃんに会いに来たんです!」

 

 

菜々「彼女はもう、ここには来ませんよ」

 

侑・歩夢「えっ」

 

は?それってどういうことだ?

 

一瞬、彼女の言っていることが理解できなかった。昨日、あんな素晴らしいライブをしていたのにここには来ない?ますますわからなくなった。

 

菜々「スクールアイドルは辞めたそうです」

 

侑「えっ」

 

菜々「彼女だけではありません。このスクールアイドル同好会は」

 

そう言いながら、彼女は部室のネームプレートを取る

 

菜々「ただ今をもって、廃部となりました」

 

侑・歩夢・満「えー!」

 

いや、ホントに「えー!」だよ。マジで。

 

急に廃部と言われても急すぎてわからない。ライブの時はそんなこと一言も言ってなかったのに。

 

菜々「失礼します」

 

そんな彼女は無情にも、侑さんと歩夢さんの間を通り抜け、廊下を歩いて行った。

 

侑「そんな・・・」

 

そう言い放った侑さんの顔を歩夢さんは悲しそうに見たことに気が付いた。

 

 

「それでは、僕はここで」

 

僕はその場から離れた。もうスクールアイドル同好会が廃部という以上、もうここにいるようがないというのもあるが、一番の理由は、誰かの悲しい顔を見たくないから、である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しずく「明日もまた、同じ日が来るのだろう。幸福は一生来ないのだ。けれども」

 

演劇部部長「はい、そこまで!」

 

今、演劇部の稽古の最中だ。

 

演劇部部長「じゃあ、最後にグラウンド10周!」

 

「えー」

 

演劇部部長「文句言わずにさっさとやる」

 

そういうとしずくの元に駆け寄り、

 

演劇部部長「しずく、聞いたよ。同好会の件。掛け持ちじゃあなくなったわけだし、これからは演劇部に専念できるんでしょ」

 

しずく「・・・はい」

 

俺は部長に聞かれたしずくの顔が悲しい顔になっていた。

 

「なあ、しずく」

 

しずく「あっ、はい。なんでしょう?」

 

あの後も浮かない顔になっているしずくに聞いてみた。まあ、しずくにしたら、嫌な事の掘り返しになるんだろうが。

 

「同好会のことなんだが、だいじょうぶか?」

 

しずく「何がです?」

 

「その、いろいろと」

 

俺は何と言えばいいか分からず、「いろいろと」というふうに聞いてみる。

 

しずく「もう、だいじょうぶです。心配してくれてありがとうございます」

 

しずくはそういってその場を立ち去った。

 

 

俺は彼女が急に意外な事になって納得できないと思っているような気がした。

 

 

 




最後の方に視点になっていたのは満くんではありません。
わかりにくかったら、申し訳ありません。
名前はまた登場したときに出します。


果林さんの誕生日会、書けないかもしれません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。