明久「あれ、まだストック溜まりきって無いよ⁉」
大丈夫大丈夫、きっとなんとかなる。
明久(これ、今回も失踪するかもしれない……)
さて、じゃあ読む前の諸注意。
いつからリメイク前と設定が同じだと錯覚していた?
明久「なん……だと……」
ということで本編スタート!
OP:Little Busters! ~TV animation ver~
ED:孤独月
テスト用紙配布
文月学園へと向かう坂道。その両脇には見事な桜が咲き誇っていた。
周りの人が思わず立ち止まるほどそれに目を奪われるなか、僕はとあることを気にかけながら歩いていた。
それは振り分け試験の結果のことだ。
僕が通う学校、文月学園では進級するさいにテストを全科目受ける。
そしてそのテストの結果によって来年のクラスが決まるんだ。
因みにクラスはAからFまでの6つで、Aクラスが最高、Fクラスが最低だ。
で、僕はちょっとしたことでAクラスを目指している。
僕の通常の実力だったらDクラスぐらいだけど、今年は一生懸命勉強したからBクラスぐらいはとれてると思う。
でもAクラスに入れるかどうかと言われると……正直言って微妙だ」
「大丈夫よ」
…………ん?
「貴方ならきっとAクラスに入れるわ」
少し下を向くとナイトキャップ(だっけ?)を被っている青髪赤目の少女が余裕のある笑みを浮かべていた。
その少女の名前はレミリア・スカーレット、僕が住んでいる館、
中学生に見えるほど背が低いけど、これでも一応高校生。
紅魔館の主だけあってそれ相応の風格を纏っていて、頭も学年首席候補と呼ばれるほど良く、交友関係も広いというほぼ完璧な少女だ。
……まあたまにうっかりをやらかすけど。
……いや、それよりも
「もしかして声に出てた?」
「えぇ、バッチリとね」
あぁー、やっぱりか。
「まぁ私から言うと無用な心配ね」
「そうですね。あんなに頑張っていましたし」
レミリアをフォローした彼女は
紅魔館のメイド長で僕らと同じ高校生だ。
メイドだからか、紅魔館の居候に過ぎない僕にすら敬語で話しかけてくる。
僕としては敬語は止めてほしいんだけど、いくら言っても直してくれない。
だから今のところは敬語で我慢している。
まあ咲夜の言う通り頑張ったけどさ、やっぱり不安なんだよね……。
「自信を持ちなよ、あきひさ」
突如、僕の左手が握られる感触がした。
「あきひさなら絶対にAクラスだよ」
僕の手を握ったのはフランドール・スカーレット。
金髪赤目でレミリアと同じくらいの身長、でも胸はレミリアより大きい。
それでレミリアと同じナイトキャップ(だったよね?)を被っている女の子だ。
天真爛漫で少し悪戯好き。
そして、僕の自慢の彼女だ。
……そうだよね。あれだけ勉強したんだ。
フランに言われた通り、自信を持とう。
……っていつの間にか学校の玄関だ。
「おはようスカーレット姉妹、十六夜、吉井」
玄関の前で浅黒い肌をした短髪のいかにもスポーツマン然とした先生に呼び止められた。
「おはようございます鉄z……じゃなくて西村先生」
「おはようてつじん!」
「「おはようございます西村先生」」
「吉井、今鉄人と言いかけなかったか? それとスカーレット妹、西村先生と呼べ」
「すいません、つい癖で」
「でもこっちの方が格好いいよ?」
いつも気を付けてるんだけど僕の友達の殆どが鉄人って呼ぶからつい言いそうになるんだよなぁ。
因みに鉄人の由来は先生の趣味であるトライアスロンからだ。
「はぁ……まあいい。それよりも受け取れ」
鉄人が僕らにそれぞれの名前が書かれた封筒を差し出してきた。
「「「「ありがとうございます」」」」
僕らは頭を下げながら自分の名前が書かれた封筒を受け取った…………ん?
「西村先生」
「何だ?」
「どうして西村先生はレミリアと咲夜の試験結果を持っているんですか?」
試験の結果は去年のクラスの担任が渡すことになっている。僕とフランの担任は鉄人だから合っているけどレミリアと咲夜の担任は違う先生だからその先生が持っているはずなんだけど……。
「今日スカーレット姉と十六夜の担任が欠席でな。その担任の分も俺が配ることになったんだ」
あー成る程、だからか。
「西村先生も大変ですね」
「これも仕事のうちだからな。
それにしてもスカーレット姉、残念だったな」
……へ、どういう意味? まさかAクラスじゃないとか!?
僕はレミリアが持っている紙を肩越しに見てみた。
『レミリア・スカーレット……Aクラス』
何だ、Aクラスじゃないか。鉄人め、驚かせやがって。
でもそれなら
「残念だったってどういう意味?」
「あと少しで学年首席だったということよ」
レミリアが悔しそうに呟いた。
うーん、一番の有力候補のあの友人が振り分け試験をサボったからレミリアがAクラス代表になると思ったんだけどなぁ……。
「全く、最後の一枚で名前を書き忘れるという凡ミスをしているとは思わなかったぞ……」
…………。
「何よその目は」
いや、まあ、うん……。
「フ、フランと咲夜はどうだった?」
「私はAクラスです」
「わたしもAクラスだったよ」
やっぱり二人はAクラスか。
「あきひさは?」
「今から見るところ」
さて、そろそろ僕のも見るか。
「吉井、お前の結果について言うことは一言だけだ」
頼む、Aクラスって書いてありますように!
『吉井 明久……Aクラス』
「ーーーーよく頑張ったな」
「いよっしゃぁぁぁぁぁ!!」
こうして、僕らのAクラスでの学校生活が幕を開けた。
※質問返答に関してのルールは活動報告に移しました。
なので質問をしたい場合は、する前に必ず活動報告を見てください。
(2015年7月12日)
2015年10月2日 改訂