どうしてちくわ大明神にあんなに票が入ってるんですか⁉
……まあ一位じゃ無いだけまだマシか。
【前回のあらすじ】
甘過ぎる明久。
「では両名、共に準備は良いですか?」
「あぁ」
「……問題ない」
時刻は10:00、Aクラスの教室で一騎討ちが始まった。
「それでは一回戦目の方どうぞ。科目は保健体育です」
その言葉を受け、向こうから出てきたのは康太と霊夢だった。保健体育の王者と学年首席候補……うん、一回戦目はFクラスの勝ちだね。
「レミリア、一回戦目はどうするの?」
でも、もしかしたらレミリアが打開策を考えているかも――――
「捨てるわ」
おぉっ、潔い。
そういえば結局誰が出るのかどうか聞かされてないんだけど……。
「ねえレミィ、ボク出ても良い?」
愛子ちゃんが名乗り出た。
確かに例え捨て試合でも勝てるなら勝っておきたいから保健体育が得意な愛子ちゃんが出るのが最適だね。
「いいわよ。どうせ出すつもりだったし」
レミリアもそう考えてたみたいだ。……それで後一人はどうするんだろう?
「さて、残りは……久保、行きなさい」
「えっ? 僕かい? 僕は別に保健体育に秀でてるわけじゃないけど……」
「別に良いわ。行ってきなさい、生けに…………久保」
何か今物凄く失礼な言葉が聞こえたような……。
「……了解」
愛子ちゃんと久保君は舞台に向かった。
「康太君、おっひさ~」
「…………愛子……!」
えっ、知り合い? 本当に? 全然知らなかったよ。
「…………久しぶりだな」
「うん、久しぶり~。それにしても相変わらず保健体育が得意みたいだね? でも、ボクだって負けてないよ~」
そこで愛子ちゃんは自分のスカートに手をかけ
「体も成長したし、ね♪」
少しだけたくしあげた。
ってそんなことしたら――――
ブシャアァァァァァッ
「康太ぁ!?」
僕は思わず大量の鼻血を出して倒れた康太に駆け寄った。
「…………気を……つけろ……あき……ひさ……」
「康太、これ以上喋ったら……!」
「…………奴……はスパッ……ツをは……いて……い……る……(ガクッ)」
「康太ぁぁぁ!!」
くそっ、やられた! 愛子ちゃんめ、まさかスパッツをはいているとは!! ……いや、別に愛子ちゃんのパンツが見たいとかそういうわけじゃないけど。
「アハハ、康太君は相変わらずだね」
康太を瀕死まで追いやった元凶は呑気に笑っていた。
くっ…………絶対に仇を取ってやる!
「あっ、アッキーも見てみる?」
そう言いながらまた愛子ちゃんはまたスカートに手をかけた。フッ、甘いね。今の僕にその手は通用しない!
「遠慮しておくよ。僕はフランのパンツしか興味ないから」
これならどうだ?
……何だろう、知り合いからの僕の評価が少し下がった気がする。
「それは残念だネ。じゃあ…………保健体育で良かったらボクが教えてあげようか? もちろん実技だ、よ♪」
……なん……だと……。
……いやいや、惑わされるな吉井明久! 僕は精神攻撃を耐えることを、強いられているんだ!
「それには及ばないよ」
そうだ。そんなことしてもらわなくて良い。だって…………
「フランが手取り足取り教えてくれるからね」
よしっ、これで僕の逆転勝利――――
「へぇー(ニヤニヤ)」
あっ、やっちゃった。
「一体ナニを教えてもらってるのカナ?」
愛子ちゃんがにやけながら聞いてきた。
「そ、それは…………」
くっ、ペースに飲み込まれるな吉井明久! ここは、冷静に対処だ。
「子供がどうやって出来るかについてに決まってるじゃないか!!」
アカン。
「おおっ、大人だね」
「い、いや、今のは言葉のあやで……」
ヤバい、これ以上ここにいたら余計なことを話しそうな気がする。
何とかしてここから離れないと……。
「そろそろ召喚してください」
しめた、チャンスだ!
「じゃあ僕は戦いの邪魔になるといけないから自分の陣地に戻ってるね!」
「あっ」
そこまで言い残した後、何かを言われる前に素早く陣地に戻った。
ふうっ、何とか助かっ「まあいいや。この試合が終わったら聞こうっと」てないや。ちくせう。
「見事な爆弾発言だったわね」
「言いたくて言ったんじゃないよ……」
ああ、恥ずかしい……。
「でも良かったわね、聞いてたのが頭の固い高橋先生で」
「ああ、うん、確かに」
高橋先生なら多分そのままの意味で捉えると思うし。
「まあ他の人は分かってるみたいよ」
レミリアがFクラスの陣地を指差した。そこでは。不気味な覆面集団が話し合っていた。
一体何を――――
『天使を汚した吉井の処罰、どうする?』
『拷問フルコースの後に我らの天使に二度と近づかないと誓わせてから処刑で良いんじゃないか?』
『おっ、賛成!』
ひいっ、何か恐ろしいこと言ってる!?
「明久、しばらく一人で登下校しては駄目よ」
「うん、分かってる」
一人になった瞬間、ほぼ確実に襲われるだろうから。
「…………それでは、召喚を開始してください」
「あれ? まだ始まってなかったんだ」
てっきりもう始まっているものだと……。
「こうたが鼻血を止めるのに時間が掛かってたよ」
「えっ? 愛子ちゃんがまた何か言ったの?」
「いや、貴方の発言のせいよ」
…………ごめん、康太。
『試獣召喚!』
おっ、どうやら始まったみたいだ。
さて、皆の点数は…………。
保健体育
工藤愛子 Aクラス 706点
久保利光 Aクラス 315点
VS
土屋康太 Fクラス 818点
博麗霊夢 Fクラス 704点
『はい!?』
な、なんて高レベルの点数なんだ! てか4人の合計が僕の総合科目並の点数なんだけど!?
「…………愛子、腕を上げたな」
「まだ康太君には及ばないけどね。てか博麗さんもやるね」
「これぐらい大したことないわ」
いやいや、700点越えは確実に大したことなんだけど。
「……何か僕だけ場違いな気が……」
確かに久保君の点数が霞んで見える。普通だと高得点のはずなのにね。
「…………では参る」
その言葉とともに康太の召喚獣が一瞬で消える。
「くっ!?」
愛子ちゃんの召喚獣は武器を前に構えた。
直後、激しい衝突音とともに愛子ちゃんの召喚獣が後退った。
「…………ちっ」
そして愛子ちゃんの召喚獣が立ってた場所には康太の召喚獣が。
あの距離を一瞬で詰めるなんてなんてスピードなんだ。
「負けないよ!」
愛子ちゃんがそう意気込んだ直後、斧に電気が纏った。そして愛子ちゃんの召喚獣はその斧を康太の召喚獣に向かって降り下ろす。
けど当たる直前、康太の召喚獣は姿を消した。一体どこへ――――
ブスッ
唐突に何か刺さるような音が聞こえた。
音の発生源を見ると、康太の召喚獣が刀で久保君の召喚獣を突き刺していた。
くっ、まさか久保君を狙うとは……。
「トッシー!? 今行く――――」
「余所見している場合?」
「へ?」
愛子ちゃんの召喚獣はいつの間にか近づいていた霊夢の召喚獣によってぶっ飛んだ。
ヤバい、このままじゃ…………。
「まだまだっ!?」
愛子ちゃんの召喚獣がぶっ飛んだ先には康太の召喚獣がいた。
「康太君!? なん――――」
「…………終わりだ」
康太の召喚獣が刀の切っ先を愛子ちゃんの召喚獣に向ける。その直後、愛子ちゃんの召喚獣に突き刺さった。
勢いよく刺さったのが原因か、愛子ちゃんの召喚獣は消滅した。
その数秒の出来事にクラスが静まった。
「Aクラスが両方戦闘不能になったので、一回戦はFクラスの勝ちです」
静まった教室に高橋先生の声が響いた。直後、Fクラスの方から歓声があがった。
……やっぱりFクラスは一筋縄ではいかないね。
3
2
1
ドカーン
「「わぁい!
なぜなにぼっこう、はっじまっるよぉ!」」
「みんなー集まれー。なぜなにぼっこうの時間だよー」
「このコーナーでは、本編での補足と」
「読者から寄せられた質問に答えていくよ」
「じゃあ早速補足からね。今回は一回戦に出た人物の召喚獣の武装と腕輪についてよ」
「あっ、まだ本編に出ていない腕輪は紹介しないよ」
「じゃあ早速やっていくわ。まずは愛子の召喚獣からね。
愛子の召喚獣の武装はセーラー服に斧……まあ原作と同じね」
「特殊能力は武器に電気を付属させる能力だよ。これを使って相手を斬れば痺れさせることが出来るよ。それによって相手の動きが鈍くなるから、攻めやすくなるね。
消費点数は一秒間に10点、総合科目で100点消費だから燃費もすごく良いよ」
「次は久保の召喚獣よ。彼の召喚獣の武装は鎧に鎌……これも原作と一緒じゃないかしら?」
「特殊能力は今回は出なかったから省略するよ」
「次は土屋の召喚獣よ。彼の召喚獣の武装は忍者の格好に刀の二刀流……まあ忍者ね」
「特殊能力は目に止まらない速さで移動する能力だよ。尋常じゃない速読だから敵の不意を突くのに良いかも。
直線にしか進めないのが難点だけどね。
消費点数は50点、総合科目で500点だよ」
「最後は霊夢の召喚獣よ。霊夢の召喚獣の武装は巫女服にお祓い棒よ」
「特殊能力は今回は出なかったから省略するよ」
「補足は以上よ」
「次は質問返答だよ。今回の最初の質問は下僕さんから頂いた
『家に帰ると自分の部屋にあるベッドの上に猫耳フランがいました。皆さん、どうします?』
という質問だよ。……ってことでニャンッ」
「……何で猫耳を装着したのかしら?」
「猫耳についての質問だからだニャー。じゃあ早速答えていくのニャ」
明久「抱きしめる!」
レミリア「…………抱きしめる」
咲夜「写真を撮ります」
パチュリー「……明久を呼ぶわ」
コア「猫耳を着けた時の仕草についてのあれこれをレクチャーします!」
美鈴「明久さんを呼びます」
翔子「……明久を呼ぶ」
瑞希「抱きつきます!」
久保「……どうせだったら吉井君の方が…………あ、いや何でもない」
優子「明久君を呼ぶわ」
愛子「抱きしめるヨ」
雄二「明久を呼ぶな」
霊夢「明久を呼ぶわ」
シェーダ「…………明久君を呼びます」
魔理沙「写真を撮るぜ」
秀吉「明久を呼ぶのじゃ」
康太「…………写真を撮る」
チルノ「アキを呼ぶよ」
ルーミア「明久を呼んでくるー」
「以上よ」
「猫耳モード終了っと」
(結局あまり出番無かったわね、猫耳モード)
「次の質問は勇者王さんから頂いた
『島田と明久以外のメンバーに質問です。
島田にどんな制裁を加えたいですか? 程度は生きていればOKです』
という質問だよ。……制裁、か…………わたしは――――」
「フラン、その続きはこの後答えなさい。……じゃあ早速答えていくわよ」
フラン「しないよ。だって制裁って、言うことを聞かないから傷つけて分からせるってことだよね。それって結局島田がやってることとあまり変わらないよ。それに……そんなことしたって意味が無いし」
レミリア「しないわ。だってそんなことをしても意味が無いからね」
咲夜「お嬢様の判断に従います」
パチュリー「……しないわよ」
コア「私としては制裁したいんですが、それじゃ意味無いんですよねぇ……」
美鈴「まあお嬢様の判断に任せますね」
翔子「……明久に会うことを禁止する」
瑞希「しません。だってこれは…………いえ、何でもありません」
久保「吉井君に会うことを永遠に禁ずるにするよ」
優子「明久君に会うことを禁止するわよ」
愛子「アッキーに会うこと禁止!」
雄二「明久に会うことを永遠に禁ずる、だな」
霊夢「制裁? 何で態々意味無いことしなきゃならないのよ?」
シェーダ「…………制裁はやりたくない……」
魔理沙「制裁はしないな」
秀吉「明久に会うことを禁止するぞい」
康太「…………明久に会うこと禁止」
チルノ「んー、制裁、か……制裁はあまり好きじゃないんだよね」
ルーミア「明久に会わないとかー?」
「以上よ。何故意味が無いのか? その答えはいずれ本編で語るから気ままに待ちなさい」
「最後の質問は切り裂きさんから頂いた
『目の前には鉄人、後ろには鉄人の召喚獣、横は壁。さあ、どうする?』
という質問だよ。……これ、どういう状況なの?」
「分からないわ。まあ逃走中に挟み撃ちという状況で良いでしょ。さあ答えていくわよ」
明久「鉄人の召喚獣と戦うよ」
フラン「召喚フィールドに突っ込む! で、召喚したあと壁をぶち壊して逃げる」
レミリア「血を飲んで鉄人に突っ込むわ」
咲夜「召喚獣に突っ込み、召喚してすぐ腕輪を使った後、そのまま全速力でその場を後にします」
パチュリー「……諦めが肝心よ」
コア「可能であれば壁を突き破ります! ……まあ無理でしょうねぇ」
美鈴「西村先生に突っ込みます!」
翔子「……召喚獣に勝負を挑む」
瑞希「召喚獣に勝負を挑みます!」
久保「諦めるよ」
優子「話し合うよ」
愛子「召喚獣に勝負を挑む、だね」
雄二「召喚獣に勝負を挑む……と見せかけて鉄人に突っ込む!」
霊夢「鉄人に突っ込むわ」
シェーダ「…………諦めます」
魔理沙「召喚した後マスタースパークだぜ!」
秀吉「召喚獣に勝負を挑むのじゃ」
康太「…………天井に逃げ込む」
チルノ「召喚獣に勝負を挑むよ」
ルーミア「諦めるー」
島田「西村先生に突っ込むわ」
「以上で今回の質問返答は終了よ。下僕さん、勇者王さん、切り裂きさん、質問ありがとうございました」
「それじゃあ次回も」
「「ゆっくり読んでいってね!!」」