瑞希ちゃんまじヒロイン!
「ねえレミィ、アタシって出た意味あったの?」
舞台から帰ってきて早々、優子さんがそう言った。
……確かに瑞希ちゃんだけで充分だったね。
「す、すみません」
「ああ、別に気にしてないから謝らなくていいわよ。勝てたんだしね」
「そうだよ。悪いのはメンバー決めをしたお姉様なんだし」
謝る瑞希ちゃんに優子さんとフランがフォローを入れた。
「……これは独り言だけど、戦いでいつ予想外なことが起きても不思議じゃないから念のために優子を選んだのよ。決して適当に選んだ訳じゃ無いわ」
あ、レミリアが拗ねちゃった。
「大丈夫、皆分かってるよ。レミリアがちゃんと考えて作戦を立てているってことを。
だから安心して無い胸を張って威張りひゃいひゃいいひゃい。
ひょっ、ひゃんへひょおをひっひゃひゅひょひゃ?」
「貴方はもう少し考えてから発言しなさい」
そう言ってレミリアは頬を離してくれた。
うぅっ、痛い…………。
「それでは三回戦目の方、どうぞ。科目は古典です」
そんなこんなしてるうちに、向こうでは秀吉とルーミアちゃんが出ていた。どちらも文系、特に秀吉は国語系が得意だ。これは相当な点数を取る人が出ないと駄目だね。
「行くわよ、咲夜」
「畏まりました」
対してこちらから出るのはレミリアと咲夜、こっちはレミリアは文系、咲夜は全ての科目が500点以上の万能型。これは互角の戦いになりそうだ。
「じゃあ白星をあげてくるわ」
そう言い残して、レミリア達が舞台に立った。
「むぅ、お主らか」
「あら? 私達が相手じゃ不都合なことがあるのかしら?」
「勿論じゃ。お主らは康太の情報によると学年首席レベルの高得点を取るからの。出来るだけ戦いたくなかったのじゃが…………まあ不平を言っても仕方あるまい。シェーダの仇、とらせてもらうぞ」
「そうだー、覚悟しろー」
「……ここはシェーダ様はまだ死んでいませんと突っ込むところでしょうか」
「どうでもいいわね。……さて貴方達、とれるものならとってみなさい」
……さて、もうそろそろ始まるかな?
「それでは始めてください」
『
その言葉とともに四人の召喚獣が召喚される。
古典
レミリア・スカーレット Aクラス 632点
十六夜咲夜 Aクラス 549点
VS
木下秀吉 Fクラス 701点
ルーミア・ブライト Fクラス 400点
「それでは参ります」
開始早々、咲夜のその言葉とともに全ての召喚獣の動きが止まった。
「まずは一人」
――――咲夜の召喚獣を除いて。
咲夜の召喚獣はルーミアの召喚獣に近づき、首に向かってナイフを振るう。
次の瞬間、召喚獣が再び動き始めると同時に、床にルーミアの召喚獣の首が転がった。
古典
レミリア・スカーレット Aクラス 632点
十六夜咲夜 Aクラス 149点
VS
木下秀吉 Fクラス 701点
ルーミア・ブライト Fクラス 戦闘不能
……えっ、ちょっ、な、なんてチートな能力なんだ!? 点数の消費が激しいっぽいけど、それを差し引いても凄すぎる……!
「これで二対一…………貴方の負けは濃厚よ」
いや、合計点数が互角なんだけど……。でも確かに一人で二体を相手するのはかなり骨が折れるよね。
「…………確かに今の状況はかなりまずい。じゃが――――」
そこで秀吉の召喚獣が唐突に右腕を掲げる。その腕には腕輪が装着されていた。
「まだ負けと決まったわけじゃないのじゃ」
直後、秀吉の召喚獣が輝き始める。
そして数秒間輝いた後、輝きが収まった…………ってえっ!?
「咲夜の召喚獣が、二人……?」
ど、どういうこと!? どうして咲夜の召喚獣が二人!? 秀吉の召喚獣はどこ行ったの!?
「では、まずは…………」
突如、咲夜の召喚獣がもう一体の咲夜の召喚獣を切り裂いた。切り裂かれた咲夜の召喚獣は、あっさりと消滅した。
……本当にこれ、どうなってるの……?
「……驚いたわ。まさか他の召喚獣を真似る能力とはね」
……え? 真似る……? ……ってことは今存在している咲夜の召喚獣って秀吉の召喚獣ってこと?
「御名答。わしの召喚獣の特殊能力は物真似。自分と同じフィールド内にいる召喚獣の姿になることが出来るのじゃ。もちろんその召喚獣が使えるものを使うことが出来る。
それは――――」
再び咲夜改め秀吉の召喚獣の腕輪が光る。今度はレミリアの召喚獣の動きが止まった。ってことはまさか――――
「腕輪も例外ではない」
げえっ、やっぱり!
ちょっ、これかなり厳しくない!? てか詰んでない!?
「…………」
「形勢逆転、じゃな」
秀吉の召喚獣がレミリアの召喚獣に素早く近づく。
「では、止めじゃ」
秀吉の召喚獣がナイフを振るう。そのナイフはレミリアの召喚獣の首に寸分違わず吸い込まれていく。
そして――――
秀吉の召喚獣のナイフが折れた。
「なっ…………!」
あ、あれ? ナ、ナイフが折れた? どうして? レミリアの腕輪の効果?
「な、何故じゃ…………!」
あまりの出来事に秀吉も狼狽えていた。
「あっ………」
唐突に秀吉の召喚獣が消滅した。きっと腕輪を長時間発動させていたから点数が無くなったんだろうね。
「Fクラスが両方戦闘不能になったので、三回戦はAクラスの勝ちです」
高橋先生がそう発言した途端、クラス中に歓声と悲鳴が響き渡った。
「何故……じゃ……?」
そんな中、秀吉が口を開く。
「何故わしの召喚獣のナイフの方が折れたのじゃ!?」
……確かにね。咲夜のは折れなかったのに……。
「……咲夜の召喚獣の特殊能力は自分がいる召喚フィールド内の自分以外の全ての召喚獣の動きを停止させる能力、その代わり停止している召喚獣に変化を与えることが出来ないわ。貴方のナイフが折れたのはそういうことよ」
えっと……つまり停止している召喚獣に攻撃とかしても意味ないってことかな? ……でも……
「じゃ、じゃがあやつは腕輪を発動している最中にルーミアの召喚獣の首を落としていたではないか!」
「それはそうよ。実はあの時咲夜の腕輪は発動していなかったのよ。ナイフを当てる直前に腕輪を解除することによってね」
「なっ……!?」
あっ、そういえば腕輪って解除出来るんだっけ? 使うことも見ることもあまりないからすっかり忘れてたよ。
「……本当にそんなことが可能かの?」
「可能よ。だけど腕輪を発動後、一秒ごとにしか解くことが出来ないから首をはねる前に解くとなるとタイミングはかなりシビアよ」
うわっ、難易度高っ!?
「まあうちのメイドにかかれば造作もないことよ。つまり結論を言わせてもらうと…………
うちの完璧なメイドを簡単に真似できると思わないでほしいわね」
そう言い残してレミリアが舞台を降り、咲夜がそれに続いた。
「二人ともお疲れ様です」
「これぐらい、どうということはありませんよ」
「そうね。最後なんて相手が自滅したようなものだし」
確かに、レミリアなんか見てただけ……あれ? よく考えたら、今回レミリアは何もしてないような……。まあ秀吉は相手がレミリアだったからこそ腕輪を使ったんだろうし、一概に無駄だったとは言えないね。
「それでは四回戦目の方、どうぞ。科目は数学ⅡBです」
と、次は数学ⅡB、相手は…………魔理沙とチルノ、か。
……うん、これは確実に捨て試合だね。一体誰が犠牲者になるんだろう?
「次は誰が出るの?」
「一人はフラン、そしてもう一人は――――」
えっ? よりにもよってフラン!? 観察処分者なのに捨て試合に出すなんて酷すぎるよ!!
とにかく止めさせないと!
「レミリア、それは――――」
「貴方よ、明久」
……………………え?
3
2
1
ドカーン
「「わぁい!
なぜなにぼっこう、はっじまっるよぉ!」」
「みんなー集まれー。なぜなにぼっこうの時間だよー」
「このコーナーでは、本編での補足と」
「読者から寄せられた質問に答えていくよ」
「じゃあ早速補足からね。今回は三回戦よ。
まずは私のからね。私の召喚獣の武装は原作と同じよ。
次は咲夜の召喚獣よ。彼女の召喚獣の武装も原作と同じよ。」
「特殊能力は自分がいる召喚フィールド内にいる自分以外の全ての召喚獣の動きを停止させる能力だよ。これだけ聞くと最強の能力だけど、その状態では停止している敵に一切干渉が出来ないという致命的なデメリットを抱えているよ。
消費点数は一秒間に100点、総合科目だと1000点だよ」
「次はブライトの召喚獣よ。彼女の召喚獣の衣装は原作と同じで、武器は刀よ。
最後は木下の召喚獣よ。彼女…………彼の召喚獣の衣装は原作と同じよ」
「るーみあの召喚獣の腕輪は前に説明したから割愛。
ひでよしの召喚獣の腕輪は指定した召喚獣の姿になる能力だよ。
この状態だと武装はもちろん、腕輪まで相手と同じ条件で使うことが出来るんだ。
因みに指定する召喚獣は召喚フィールド内の召喚獣に限定されちゃうよ。
消費点数は100点、総合科目だと1000点だよ」
「補足は以上よ」
「次は質問返答だよ。今回の最初の質問は下僕さんから頂いた
『皆さんに質問ですぅー。お酒に酔ったフランが明久に接近! 明久は眠っている状態だー! 誰が何をする?』
という質問だよ」
「じゃあ早速答えていくわよ」
レミリア「静かに席を外すわ」
咲夜「邪魔にならないように席を外します」
パチュリー「……席を外すわ」
コア「静かに席を外します」
美鈴「席を外します」
翔子「……席を外す」
瑞希「もちろん席を外します」
久保「もちろん止めるよ。…………って放すんだ十六夜さん、僕には吉井君を助ける使命が――――」
咲夜「お嬢様の命令は絶対ですので」
優子「席を外すわ」
愛子「ちょっと離れたところでこっそりと…………あっ、待って優子! 今良いところだから!」
雄二「邪魔にならないよう去るな」
霊夢「邪魔にならないよう席を外すわ」
シェーダ「…………席を外すよ」
魔理沙「あー、えっと……その、だな……すまん、パスだ」
秀吉「そっと席を外すぞい」
康太「…………っ!(ブシヤァァァッ)」
チルノ「席を外すよ」
ルーミア「席を外すー」
島田「もちろんスカーレットを止めた後吉井にお仕置きを…………って放しなさいイスアード!」
チルノ「やだね」
明久「ちょっと待って! 助けてくれる人少なくない!?」(←色々とされて起きた)
フラン「あきひひゃー」
明久「うわっ、フラン、ちょっと待っ――――」
※お酒は二十歳になってから! ゆっくり翼(未成年)との約束だよ!
「以上よ。……ってフラン。どさくさに紛れて何やってるのかしら?」
「んー、色々だよ!(つやつや)」
「……ま、まあ良いわ。次行きましょ次」
「うん! 次の質問は◆紅桜白夜◆さんから頂いた
『島田以外に質問です。東方原作の能力が1つ使えるなら何を使いますか?』
という質問だよ」
「じゃあ早速答えていくわよ」
明久「じゃあ人間を幸運にする程度の能力で」
フラン「音を消す程度の能力だね。えっ、ありとあらゆるものを破壊する程度の能力? 危なすぎるよ」
レミリア「もちろん運命を操る程度の能力よ」
咲夜「時を操る程度の能力です」
パチュリー「……魔法を使う程度の能力よ」
コア「それよりまず原作の自分に能力を与えてください!」
美鈴「気を使う程度の能力です」
翔子「……千里先まで見通す程度の能力」
瑞希「人間を幸運にする程度の能力です」
久保「うーん……探し物を探し当てる能力かな?」
優子「探し物を探し当てる程度の能力が無難ね」
愛子「じゃあー……念写をする程度の能力で」
雄二「距離を操る程度の能力だな」
霊夢「空を飛ぶ程度の能力よ」
シェーダ「…………人間を幸運にする程度の能力が良いな」
魔理沙「魔法を使う程度の能力だぜ」
秀吉「化けさせる程度の能力じゃな」
康太「…………念写をする程度の能力」
チルノ「冷気を操る程度の能力だよ」
ルーミア「闇を操る程度の能力ー」
「以上よ」
「だからメタいよコア! 最後の質問は天然さんから頂いた
『島田以外に質問です。もしクリスマスの夜に好きな異性と翌日まで過ごすなら何をしたい?』
という質問だよ」
「じゃあ早速答えていくわよ」
明久「デートした後にプレゼント交換、そして最後は…………うん」
フラン「デートした後にプレゼントを交換! そして最後は…………えへへ」
レミリア「全く思いつかないからパスよ」
咲夜「そもそも好きな異性がいません。もちろん、同性もです」
パチュリー「……本が恋人よ」
コア「クリスマスプレゼントは赤ちゃんが欲しいですね」
美鈴「好きな異性がいませんのでパスです」
翔子「……デートする」
瑞希「一緒にさえいられればそれで良いです」
久保「好きな異性か……考えつかないな……」
優子「うーん……デートかな……?」
愛子「んー、デートした後朝までエッチなことをするカナ?」
雄二「デートした後、翔子…………異性にプレゼントを渡すのが理想だな」
霊夢「ただで飯にありつけるならそれで良いわ」
シェーダ「…………一緒にさえいられればそれで良いよ」
魔理沙「デートは外せないな」
秀吉「デートじゃな」
康太「…………考えたこともなかった」
チルノ「うーん……考えつかないや」
ルーミア「んー、分からないー」
「とまあこんな感じね」
「やった、あきひさと考えが同じだ!」
「……ええ、そうね。(といっても明久の方はフランの誘惑に打ち勝って健全なクリスマスを過ごすとか思ってるんでしょうけどね)
……ほどほどにしなさいよ?」
「大丈夫だよ! 避妊はちゃんとするから!」
「……以上で今回の質問返答は終了よ。下僕さん、◆紅桜白夜◆さん、天然さん、質問ありがとうございました」
「それじゃあ次回も」
「「ゆっくり読んでいってね!!」」