※派遣の仕事が契約満了しました。・:*+.\(( °ω° ))/.:+超ハイテンション
────過ぎたるは猶及ばざるが如し、と或るように、
────身の程を超える過剰なもの程手に負えるものはなく。
そのたった一つのスキルは、固有スキルの枠に収まりきらない程に様々な意味で“規格外”だった。
独自の自我を持ち、因果を操り、能力の限界は無く、能力に”下限“すら無く、新たにスキルを生み出し、法則や存在を創造し、◾️◾️◾️ ◾️◾️◾️する事も可能であった。
それが成長を重ね、進化すれば”超級“の枠組みを越えた”◾️◾️◾️“と定義される存在へと昇華する事も決して不可能ではなかった。
だが、たった一つの欠点が全てを台無しにした。
───圧倒的なキャパシティ限界の超過。
その固有スキルは超級武具と定義される器に収まり切るものではなく、完全に制御を失った固有スキルは暴走を始めた。
───最悪だったのは、それが単に物理的破壊を齎すものではなく、法則や因果といった上位法則に干渉出来てしまった事。
時空連続体の連続性が乱れた事で過去と未来が混ざり合い、アーキタイプシステムは侵食され、世界各地で異常な力の発露と突然変異が多発し、自然法則や物理法則といった世界を構成する諸々の法則は致命的な拒絶反応を引き起こした。
───幸運だったのは、それが因果の暴走により自らに対し”
“発生当時の固有スキル“と”◾️◾️◾️に至った未来の固有スキル”が入れ替わり────
・・・・・・・・・・
《
────“巨大な質量”が墜落したかの如く世界が激しく揺れた。
“墜落地点”は隕石が降ってきたかの様に巨大なクレーターと化し、その中心地にそれは存在していた。
体表は紅玉石の様に赤く煌めく甲殻類に酷似した殻で覆われ、窪んだ眼窩には眼球に相当するものが存在せず、墜落時の衝撃に反してその大きさ、質量共に人間大と言っていいほどに小さかった。
だが同時に“星を揺るがす程の衝撃の反作用を受けた”にも関わらず、僅かな傷も付いていないことが理外の頑強さを証明していた。
「・・・・・」
爆心地に胎児の様に蹲っていたそれは起き上がり、無言で周囲を見回すと“何か”を見つけたかの様に一瞬で超音速にまで加速し、その場を立ち去った。
その目的は〈自然都市〉ニッサ辺境伯領─────
特定の地理学的条件から自然魔力の流れが澱みの様に一箇所に集まり、留まる事で形成された“自然ダンジョン”だった。
しかし、それを目撃したものは存在せず────その場には殻と同色と思われる僅かな“真紅の霞”が残留し・・・接触した物質を◾️◾️へと“変性”させた。
・・・・・・・
(拙い・・・!よりにもよってこの地域で
狙っていた?
此処よりも自然魔力が豊富なレジェンダリアで事を起こさなかったってことはそういう事だ。まだ俺の中で
会話は通じないし本能が強過ぎだしで紛うことなき超級の危険存在だが、絶対に考えなしの馬鹿という訳でもない。
本能と言ってもただのモンスターや人間の持つそれでは無く超常の存在に刻み込まれた生来の本能だ。普遍的な存在と比べて頭の出来と精神構造が全くの別種。
三大欲求やその他欲求が存在しないが為にバグを起こしにくく、より欲求の純度が高いものだから
故にその思考は無機質だが、同時に生物の様に柔軟で狡猾であり目的に沿えば兎に角柵に囚われる事が無い。
身内への情とか普通はストッパーとして機能するものに囚われなさ過ぎて今、こうしてなりふり構わず世界滅ぼそうとしているのだが。
しかしどうやら召喚されたのは”まだ“一体だけらしい。複数体呼ばれていたら事態は最悪な事になっていたが今ならまだ鎮圧するだけで済む。
「“今はまだ”世界をメチャクチャにされたら困んだよ・・・!」
実を言うと俺は広域探査が苦手だ。探知範囲を“無害な範疇で”薄く広げていく方法は脳が疲れる。
竜神装みたいなマクロな力を制御する事は出来ても、ミクロな視点での繊細な手加減が出来ないものだから広域探査といった繊細なものは殺傷力を伴う無差別テロになりかねない。
魂感知をしようとしてうっかり出力を上げ過ぎたら周辺一帯の魂を吹き飛ばしたなんてなったら目も当てられない大惨事になってしまう。
だからやり方を変える。
“絵画の調和を見る様に、世界の循環を観る”。
風や温度、匂いや湿気、力場、空間の歪み、自然魔力の濃淡、それらの僅かな密度の差異。
それらを強化した五感と第六感で総合的に観測し、違和感を生じさせている不自然な流れの源泉を追跡する。
─────人力で。
結局周囲に被害が出ないってだけで脳を酷使するのかよ・・・あ、鼻血出た。
やっぱり脆い、脆いなぁ、
情報過多で焼き切れた脳を回復魔法で常時回復させて無理矢理脳を動かす。回復魔法を並行する分負荷は増すが
・・・脳専用の回復魔法を編み上げてなかったら即死だった。脳を増やすか?今なら生やす事も出来そうな気がする。
しかし何故俺は世界を滅ぼす側なのに社畜の如く世界を救おうとしているのか。
突然正義に目覚めた俺は義憤に燃えた。許せんよなぁ・・・・!!
この
クソッ!なんでこんな時に俺の周りには
・・・こんな時カーソンが居てくれたら特典武具と融合させて
フィンって実質◯尾みたいな所あるよね。強過ぎて分割された所とか。
鼻血をドバドバ放出しながら細い糸を手繰る様に発生源を辿っていく。
そして────見つけた。
地図では何も無い場所だが異常に・・・レジェンダリア並みに自然魔力が濃い。この自然魔力の濃さなら自然ダンジョンか〈アクシデントサークル〉が発生するレベルだ。
〈アクシデントサークル〉ならまだ良いが、自然ダンジョンが発生したとなると急がなければならない。
〈アクシデントサークル〉は自然魔力を消費して発生する魔法的現象だが、自然ダンジョンは自然魔力が消費される事なく溜まり続け、重篤なレベルになれば空間や重力といった自然法則に異常が発生するケースが存在している。
自然ダンジョンに使われてしまえば生産施設や侵略拠点を内包した難攻不落の要塞へと魔改造されてしまう恐れがある。
・・・・面倒臭ッッ!!いっそ魔改造された自然ダンジョンごと消し飛ばしてやろうか。
いや、【竜禍喰匣】があった時ならともかくそんな馬鹿みたいな火力を出せる手段が・・・あるにはあるが消費が激し過ぎる。今後を考えるならば出来る限り使いたく無い。
・・・そうか、使徒を一発で倒す必要は無い。───要は邪魔な“自然ダンジョンを破壊”出来れば良い。
今回ならば丁度消費と供給で釣り合いが取れる。能力の相性も最高と言って良い。
《
発動と共に、
顕現するは悠々と虚空を回遊する黒と白に分たれた一対の怪魚。
黒い怪魚は逆立つように刺々しく黒い光沢を持った黒曜石の様な鱗で全身が覆われており、反対に白い怪魚は摩擦が一切発生しない程滑らかで白水晶の様な鱗で全身が覆われていた。
正反対な姿形を持つ一対の怪魚はそれを体現する様に、能力も対となっている。
一対の怪魚の恐ろしい所は、その“絶対に等しい”強制力だ。
案の定ガッチガチに魔法・物理・空間操作に対抗する法則で魔改造された自然ダンジョン。
魔改造に注ぎ込まれた過程全てを無に帰すように、黒い怪魚が問答無用でリソースへと分解し、自然魔力のコントロールごとリソースを奪い取った白い怪魚が膨張していく。
使徒は自身の存在維持だけで自滅するぐらいに持続力に難があり、その為自身が改変した環境に対し重度の依存を抱えている。
故に使徒にとって、
いくら法則レベルで周囲のリソースを掌握しようと
そして、白い怪魚が風船の様に”膨張“するのと反比例する様に黒い怪魚が一気に“収縮”した。
一見すると白い怪魚は巨大な体躯による威圧感と支配可能な範囲の拡大化によって強化された事は明らかであり、黒い怪魚は膨張色と収縮色の視覚的効果により実際の大きさより貧相に映る。
それこそ強力な固有スキルの代償による弱体化を疑う程に小さくなっていた。
しかし、それが黒い怪魚の弱体化を意味する事は無い。
急激な収縮が黒い怪魚に齎したのは”圧縮“。棘の様な鱗は密度を増して鎧の様に引き締まり、全体的な硬度が増しただけではなく能力まで強化されていた。
重力による空間の歪みを簡単に説明出来るものとは何か。
例えば、水平に張った
そしてこの
この様に、光が移動する力よりも中心に引き寄せられる力が大きくなることで重力が光を捉える事が出来る事を示している。
────リソースに分解する能力は強化され、更には分解対象となる存在を黒い怪魚を中心に引き寄せる様になる追加効果まで発生した結果。
斯くして、黒い怪魚は漆黒の球体と為った。
それは黒い怪魚が光を巻き込んで世界の土台である空間を分解し、時空間異常を発生させた事実を示していた。
白と黒の操演にして嘗ての災厄の再演。
崩壊奏でる破滅の序曲。
嵐を呼び、世界を喰らい、全を一に収束させる
これはとある夢のVRMMOの物語。
そしてこれが“暴食連鎖”
難産ッッッッ!!!!(オギャァアア!!!)
子供の教育方針はどれにする?
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蠱毒にぶち込む
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普通の子供のように育てる
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子供の為だけの揺籠()で育てる
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放任主義。子供は勝手に育つ
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帝王に愛など要らぬ!!