これはとある夢のVRMMOの物語。   作:イナモチ

117 / 117
クレーミルが壊滅してから3日目。


イロモノ ゲデモノ バケモノ

魂の色が三つ・・・いや、魂から地下に繋がっている一本の線・・・。

 

 

本当はドラゴンじゃ無くて 菌糸類の親戚(学名:ドラゴンモドキ)だったりしないだろうな?

 

 

どうにも殺しても死ななそうな雰囲気を感じる。

 

 

畸形の鯨の次は畸形の黄金三頭竜。しかも魂が何処かに繋がっているオマケ付き。

 

 

なんか既に属性過多だから変身しなさそうだけど、変身しなくても同じぐらい面倒臭そうだ。

 

 

「【双胴白鯨】といい、〈SUBM〉ってやつは変わった奴ばっかりなのか・・・?」

 

 

あわよくばと思ってきたが、またしてもゲデモノの気配がプンプンしている。

 

 

まぁ、UBMは基本イロモノ、ゲデモノ、バケモノの三拍子なのでその最たる〈SUBM〉は察して然るべしなのだが、自然界に生まれないであろう【メビウス】とは違った歪さを感じる。

 

 

それが【グローリア】自身の内的要因か【グローリア】に加えられた外的要因(身体改造)のどちらか不明だが。

 

 

ともあれ【グローリア】の《絶死結界》はレベルで対象を選別している様で、人間範疇内生物は500未満、人間範疇外生物は100未満を即死させるらしい。

 

 

今の俺にどう作用するのかは不明だ(実際に試す気はない)が、おそらくこの数字には意味があると思っている。

 

 

まず、単純な強さの格付けやリソースによる計算ではない事。

 

 

カンストしたティアン一人のリソースと、レベル99のモンスターを比較すればまず間違いなくモンスターの方が強く、保有しているリソースも多い。

 

 

ティアンの1レベルとモンスターの1レベルが持つ価値は等価ではない。

 

 

この世界のレベルとはその存在の限界を示すもの。

 

 

カウンターストップ(計上不能)

 

 

カンストとは文字通り限界に達した証であり、これ以上強くなる事が出来ないという値。

 

 

有限の器であるが故にティアンは500を越えられず、ジョブ(後付け)ではない自らの器を持つが故にモンスターは限界を越える可能性を有している。

 

 

それ故の超級職であり、《イレギュラー》なのだが。

 

 

その基準を俺と“フィン”に当て嵌めると・・・”残骸“や”王“なら兎も角、”新生“したばかりでまだ明確に伸び代がある俺達は、まだ限界に達していないと言えるのではないだろうか。

 

 

・・・という仮説である。

 

 

管理AI(化身)は一向に干渉してくる気配がない。

 

 

もしこの仮説通り存在の限界に達している・或いは超えているかで選別されるのであれば、成程。

 

 

単独で【グローリア】を討伐する可能性がある俺に対して何もしないという事は、マスターの自由を“有言実行”しているか、干渉する意味がない(俺に【グローリア】は倒せない)という事なのだろう。

 

 

光熱自体は対処出来る。

 

 

《絶死結界》の即死効果もどうにか出来る。

 

 

文字通り結界なので結界には結界のやり方がある。

 

 

だが、それは攻撃の無効化を意味する訳ではなく、どちらかといえば縄張りの主張の様なもので、元々存在する結界を無理矢理押し除けて安全地帯(エアポケット)を作るだけ。

 

 

問題は結界外からの攻撃の無効化。

 

 

結界の中に入らない事で即死を防いでる為、攻撃の無効化は依然としてそのまま。

 

 

俺が出来るのは力押しで生憎と結界の解析と解体なんぞテクニカルなのはやった事も無い。

 

 

というかアレ展開した結界を維持するタイプじゃ無くて常に垂れ流しているタイプだから外殻の解体は出来ないけれど。

 

 

イメージとしては水槽に溜まっている水か、蛇口から出てる水だ。

 

 

水槽なら外殻を破壊出来るが、アレは蛇口(二本角)から常に出てる水が一定の形を保ち続けている。

 

 

水を叩いたり、輪郭を崩した所ですぐに元通り。

 

 

一見効果や範囲が同じでも振る舞いが異なるのは、《絶死結界》は謂わば流動的な結界だからだ。

 

 

結界構成の参考にはなるが、無駄にハイテク過ぎる。

 

 

いつからこの世界は◯域展開が必須な世界になったんだ。◯術廻戦かよ。

 

 

なんにせよ自分を守るだけの結界とは別のアプローチが要る。

 

 

傲慢(プライド)暴食(グラトニー)は無理でも嫉妬(エンビィ)でイケるか・・・?

 

 

色欲(ラスト)は解析や対策に優れているがこういうゴリ押しに向いていない。強欲(グリード)はそもそも直接戦闘向きの能力では無いし。

 

 

因みに、本来こういう力技に適性がある怠惰(スロウス)憤怒(ラース)は論外である。確実にこちらの制御から離れて暴走するからだ。

 

 

決して使えね〜とか言ってはいけない。

 

 

手のかかる子も素直な子も皆可愛い我が子であるが故に。

 

 

でも、もうちょっと手加減してくれても・・・あ、無理?

 

 

そっかぁ・・・

 

 

これはとある夢のVRMMOの物語。

 

やってと言われたら勿論やるが、やるなと言われたら逆にやりたくなる。




傲慢(プライド)→格下特攻
暴食(グラトニー)→可変式広域特化(環境破壊)
嫉妬(エンビィ)→対異常?(世界に刻まれる烙印)
色欲(ラスト)→擬似系統樹(もう一つの◾️◾️◾️ ◾️)
強欲(グリード)→????(社会秩序崩壊)
怠惰(スロウス)→ 逡ー逡御セオ逡(侵略者)
憤怒(ラース)→炉心(ラグナロク)

直裁的な世界の敵(ワールドエネミー)怠惰(スロウス)憤怒(ラース)

世界の敵(ワールドエネミー)程害意は無いけど放置したらヤバいのが色欲(ラスト)強欲(グリード)暴食(グラトニー)嫉妬(エンビィ)

比較的脅威度低めな傲慢(プライド)

外に求めず、己を高める上位者故の寛容(無関心)

ある意味無欲であり、逆に外に欲する“何か”がある大罪達は大体碌でも無い。

子供の教育方針はどれにする?

  • 蠱毒にぶち込む
  • 普通の子供のように育てる
  • 子供の為だけの揺籠()で育てる
  • 放任主義。子供は勝手に育つ
  • 帝王に愛など要らぬ!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

剣一つあれば良い(作者:オルフェイス)(原作:Infinite Dendrogram)

─────そんな風に思っていた時期があった。▼しかし世界は甘くなく、幼い頃は常日頃から持ち歩いていた剣は、いつしか持たない時間のほうが長くなって。▼そんな時に、無限の可能性を謳うゲームが出てきた。


総合評価:3196/評価:8.93/連載:44話/更新日時:2026年05月20日(水) 00:00 小説情報

境界の観測者 ―時計塔の特異点―(作者:りー037)(原作:Fate/)

「僕はただの背景でいい。――この世界(数式)が、正しく回るのなら」▼魔術世界の中枢たる時計塔。その最底辺である全体基礎科に、一人の青年がいた。 竜胆茜、17歳。 魔術の才能はないと自嘲し、常に赤点スレスレの「完璧な底辺」を演じる彼の正体は、五大元素を極め、万物の因果と確率を演算・操作する規格外の魔術基盤を脳内に宿す、生きた特異点だった。▼「目立たず、平穏に、…


総合評価:969/評価:7.83/連載:55話/更新日時:2026年05月15日(金) 19:33 小説情報

シン・ワカメライダー。(作者:ひつまぶし太郎)(原作:Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ )

▼これは、偽物でワケあり合法ショタの間桐慎二が魔法少女物の裏で全力で救済した妹に食われたり、サーヴァントに主従逆転おねショタされたりする話。▼ツンデレのシスコンで小さくて可愛いシンジの明日はどっちだ。▼


総合評価:2107/評価:8.73/連載:9話/更新日時:2026年05月18日(月) 20:15 小説情報

万象、紙に綴れば(作者:Mebius217)(原作:呪術廻戦)

▼「目立たず、平穏に」がモットーの少女、綴眞白(つづり ましろ) 。 彼女には、生まれつき呪霊が見えること、そして自分にしか見えない「力」で精巧な折り紙を動かす秘密があった 。 自身の能力を『折紙呪法』と名付け、孤独に研鑽を積んでいた彼女だったが 、中学卒業間近、現代最強の呪術師・五条悟にその才能を見出される 。▼「君、化け物級だよ」▼強引に呪術高専へとスカ…


総合評価:6438/評価:8.51/連載:19話/更新日時:2026年05月04日(月) 00:00 小説情報

うす汚ねェクルタ族の血を増やしてやるし!(作者:黒岩)(原作:HUNTER×HUNTER)

なんか~あーしが旅出てたらなんか故郷滅んでてマジヤバイんだけど~……ウケない。とりま故郷再興っしょ!▼クルタ族のギャルでグルメハンターが適当に過ごします。


総合評価:5306/評価:8.54/連載:8話/更新日時:2026年05月21日(木) 18:05 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>