上手くいったと思ったら死ぬパターン多くね?
多分デンドロのマスターの中でも死亡率トップクラスだと思う。これでも生存能力に特化したマスターなのだが。まぁその生存能力をメタったUBMの理不尽能力で死んでるのだけど。
とにかくデスペナは24時間ログイン不可というゲームの中でも重い方だから普通のマスターはそう易々と死のうとはしないのだ。ゲーム時間で3日も無駄になるからな。
そして最もマスターを意図的に殺傷してデスペナに追いやったエンブリオは間違いなくカーソンだ。
のじゃロリがすっかりやさぐれてしまった・・・
今度はただの?覗きだったのでご機嫌の下降っぷりは以前よりマシなのだが。
へへへ、お嬢様。こちらのクレープとかどうですか?美味しいですよ〜
「気持ち悪いマスターじゃのう・・・」
現在ご機嫌取り中である。以前の巨大UBMの討伐報酬で結構貰ったので懐が暖かい。だから多少カルディナ価格だろうが問題はない。
コラっそこっ!マッチポンプって言うな!(冷や汗)バレたら懲罰ものなんだよぉ!
それにデンドロの埋まっていた不発弾を処理してやったのと同じだから!俺居なかったら大惨事だったから!いつかはおんなじこと考えたやつがやらかすかんな!?
俺は自己保身に余念がない。想定される質問と対応を予測したカバーストーリーを用意してマニゴルドと共有する。
カバーストーリーにはきっと《真偽審判》でも反応は出ない。嘘は言っていないからだ。敢えて誤解しやすいように伝えるのには他意はない。
【探偵】に探られたら他国にトンズラするしかないと割り切る。あのジョブは現場状況から真相を探るのに特化している。
隠蔽出来ないもんは仕方ない。犯人は現場に戻ってくる理論で取り押さえられたら元の子もない。実際犯人だしな。
【メガプランテスト】が巨体で地形ごと荒らしまくったから物的証拠は残ってはいないだろうが・・・
まぁなるようになれば良い。マスターを本質的にどうこうする手段はティアンに無いからだ。
できるとしたらアイテムの売買の禁止や監獄への収監ぐらいだろうから。
ハッ!薄暗い事を隠しもせずに脳内で考えていた事を読んでいたカーソンがジト目で俺を見ている!すごく複雑そうな顔だ!
「主様がワシに律儀に隠し事をしなくなったのは良い事なんじゃが・・・」
嬉しいのか呆れたのか複雑な心境を語るかのような口調だ。
「企み事を垂れ流すのはどうなんじゃ?覗きだってワシが読んでいたことぐらい知っていたじゃろうに。」
まぁ最初からバレるだろうな、と。でもまぁ覗きはバレること覚悟みたいなとこあるしな。
バレて女性陣から〆られるまでが様式美ってやつなんだよ。PKがPKKされても文句言えない感じで。
「わかるような、わからないような・・・」
まだカーソンにはわかんね〜か。悪役ロールしてる奴は被害者の皺が寄った顔を見るとすごい楽しいけど、最後には殺されて大爆発を起こすテンプレも楽しいもんなんだよ。
それが様式美ってやつかな。俺もまだそう言語化させるのは難しい領域だが。
「仕方ない主様じゃの。まぁ孵化した時点でもう知ってはいたのじゃが。」
おお。ご機嫌が治られたようだ。で、クレープとか食べる?
「食べる。」
・・・・・
マニゴルドが孵化させた卵の処遇を問うて来た。
孵化したのは赤ん坊のドラゴンで、テイムしてステータスを確認するまで、種族がわからないであろう隠蔽のスキルを持っていた。外見特徴からも類似したドラゴンは見た事はないようだ。
かなり強力な隠蔽スキル。それは種族的特徴なのかも知れない。属性竜(聖属性、火属性の竜)や形質竜(塊竜や針竜の属性竜から分化した竜)のような。因みに造語だ。
生まれつきのスキルというのは存在していて、才能があったりすると固有スキルを持ってたりする。ポケモンの厳選作業みたいにする事は出来ないが。倫理的、時間的、資産的に考えて。
そしてモンスターの卵を手に入れるのは困難だ。親モンスターが必死に守ったり、そもそも卵生では無かったり。育つ環境が人間に酷な環境であってもおかしくは無い。
俺にはサブジョブに【従魔師】や他のジョブによる従属キャパシティに余裕があるので引き取ることにした。マニゴルドが内部時間停止のジュエルを付けてくれた。
ゲーム内に居なかったり外に出せない時は退屈だろうしな。お腹が空きにくかったり世話の手間が減るのも良い。
早速テイム可能状態にして魔力を通じ合わせて契約印を結ぶ。
どれどれ、隠蔽されていないステータスはっと。
【ブレンドドラゴン】(幼体)
ほう、ブレンド。溶け込むの意かな?
固有スキルで自身をアイテム扱いにしてステータスがアイテムのステータスに置き換わるらしい。
つまりアイテムを見る《鑑定》が必要で、生物は入れられないアイテムボックスの中にも入る。
成る程。モンスターを見る《看破》等のスキルじゃ見れなかったのはそういう事か。偽装したステータスではなく扱いそのものが変化してたって事ね。
でもぶっちゃけ自然界でアイテム扱いになる意味ある?ゴブリンが剣とか防具を使うのはあるけど四足歩行のモンスターとか食料アイテムしか触れないんじゃない?ましてや石像などのインテリアなんて。
成体になったら《生命反応隠蔽》とかスキルは増えるんだろうけど。
まぁデンドロには不可解なスキルなど色々存在するし。超級職の奥義なのにショボかったり。使い所が分からないスキルだってある。
つまり。レベリングの時間だ。レベルアップでスキル獲得すればなんとかなる。
取り敢えずこの子の名前は【もかでぃあ】で。ひらがな表記が可愛い自信がある。
でもデンドロのモンスターの育成理論知らないから掲示板とwikiで調べてくるか・・・
ふむふむ。根性と気合と愛情で育てましょう・・・まるで訳がわからんぞ (・・?)
取り敢えず養殖はダメのようだ。経験が積めずに種族が進化で変化するときレベル上限で行き詰まるらしい。
最初は匙加減で幼体でも殺せるように弱らせた初心者向けモンスターからかな・・・
ついでにカーソンと俺が手加減の練習を実施した。ステータスは戦闘用と生活用に切り替える事は出来るが、数値を上げて行ったり下げる事はまだ出来ていないからな。
実際カーソンが手加減を間違えて俺の首を折ったことあるし。一般人だったら過失殺人になるところだ。
ボコボコに顔を重点的に殴ったふらふらのゴブリンを【もかでぃあ】に与える。狩を教える動物の親になった気分。
小さな爪や牙で噛みついたり引っ掻いたりと攻撃を加えていく。【従魔師】の《魔物強化》でステータスが上昇しているとはいえ、戦闘に特化していない種族で幼体だ。
全く攻撃が通じていない。仕方ない。ゴブリンの腹を臓器を傷付けないように掻っ捌き、内臓に攻撃させる。
悶えていたゴブリンが苦痛から解放されたかのように光の塵になって消えた。
どうやら今のでレベルが上がり自信がついたようだ。知能が高いドラゴンとはいえ所詮は赤ん坊よ。
どんどん弱らせたモンスターを与えていく。母鳥の気分だ。口をポッカリ開ける雛鳥にせっせと給餌する。腹を掻っ捌く過程で手加減を覚えた。
ほとんど【もかでぃあ】は戦闘をしなくなったが喜ぶ姿に父性と母性的なサムシングが刺激されて構わず与えてしまう。
カーソンがだんだんと様子がおかしくなってきた育成を止めようとするが構わない。制止する声を振り切って育成を強行する。
亜竜を状態異常でガチガチに拘束して腹を掻っ捌き攻撃させるまで違和感を全く感じなかった。
どうやら俺は尽くすタイプでもあったようだ。親バカとも言う。
全く戦闘を行わず、ドロップした餌を食べていく【もかでぃあ】の体躯はどんどん大きくなる。
レベルは貢献度の差で上がる速度が遅いが、リソースたっぷりの食事で脂肪をつけていく。
遂には自力で動くことすらできなくなるほど太った子供のドラゴンの姿があった。
大きくなった口をポッカリ開けて次の餌を待つ。俺はせっせと倒したモンスターのドロップを口の中に入れた・・・
これはとある夢のVRMMOの物語。
【獣戦鬼】ルン・バ・ンル
戦闘能力適正◯(◎はハイエンドクラス)
トレーナー適正×(皆無)
ヒモ育成者適正◎(ハイエンドクラス)
ルンバとカーソンの子供は何人欲しいかアンケート
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一人(抗菌と同じく特典化)
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双子
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五つ子(五等分の花嫁√(嘘))