曲がり角でぶつかった少女。彼女の名前は
「その服!桜、あんたボーダーに入ったの?」
「うん!秀にいが入ったって聞いたから!それに元々興味があったし!」
「へぇー、それにしても大きくなったな!前あったときはランドセル背負ってたのに...」
「もぉー、いつのこと言ってるの!それより聞いて!私この前B級に上がったの!」
「それほんと!?」
「うん!頑張ったんだよ!」
「ちょっと待ってて」
「うん?」
そう言うと3人は少し離れたところで密談を始めた。
「どうする?」
「どうするって言ったって桜がBに上がったならちょうどいいじゃない。誘っちゃいましょうよ」
「そうだね、全然知らない人を誘うよりは桜のほうがいいか」
「あの...ぼくに説明は...?」
「あー...秀、京極に説明しといて」
「はいはい...先輩、彼女は僕たちの幼馴染で・・・」
「待たせたわね桜、単刀直入に言うけど私達今度チームを作るの。もしまだ入る隊が決まってないなら私達の隊に入らない?」
「えっ、いいの!?私も入る隊探してたところだったの!」
「いいのよ、じゃあ決まりね。秀!京極!入ってくれるって!」
ちょうど京極への説明を終えた男に向かって彼女は言った。
「よし!とりあえず隊員は集まったけど隊長はどうするの?やっぱり天音がする?」
「なにいってんの?あんたがしなさいよ。」
「えっ、僕?何で?」
「何でも何もあんたがするに決まってんじゃない。ね?京極、桜」
「「そうだね!」」
「・・・じゃあ僕が隊長で申請するよ...」
「はい、提出書類はこれで全てです。」
「ありがとうございます」
手続きを終えた4人はもう一度ロビーへ向かう。
「よーし!A級目指してがんばるわよ!」
「でも今はシーズン中だから僕たちがランク戦に出られるのは10月からだね」
「あらそうなの?じゃあそれまでどうするの?」
「やっぱり修行だよ修行!」
「いいねぇ修行!桜ちゃん...だっけ?気が合うね!」
「ですね!京極先輩!」
二人は初対面のはずだがもう意気投合しているようだ。確か二人とも時代劇とか忍者とか同じようなものが好きだったはず、だから気が合うのかな...と思いつつ話を続ける。
「確かにチームでの連携とか戦い方の確認とか、10月までにしないといけないことは多いね。」
「でしょ!?やっぱり修行だよ!」
「修行はいいけどどこでする?本部の訓練室でもいいけど...あそこ結構人多いしそれにチームのことがバレちゃうしなぁ...」
「あら、バレて何か不都合なことでもあるの?」
「そりゃあるよ...戦術とかこの隊の戦い方はできれば本番まで隠しておきたいし」
「それもそうね、それならいいところがあるわ」
「「「いいところ?」」」
「玉狛支部よ」
こうして速水隊は結成された。A級昇格を目指して、彼らの物語は始まったばかりだ。
終わりです。追加戦士を入れる予定は今のところありません