一夜が明け、冷たい霧が辺りを覆おう早朝の駿府の陸港に人々は集まっていた。
葵色の航空艦の搭乗橋に正純と立花夫妻、そして浅間と魔理沙がおり港側には梅組一同と徳川家康が集まっていた。
「本当にわしは行かんでいいのか?」
家康が正純にそう訊くと彼女は頷く。
「Jud.、 北条の出方が分からない以上家康公や葵達が行くのは危険です。
必要最低限のメンバーで興国寺に向かいます」
正純の言葉に家康は頷き、宗茂の方を見る。
「宗茂殿、正純殿の事頼みますぞ」
「Jud.、 お任せください」
興国寺に向かう一同が曳馬艦内に入るのを見届けるとトーリが「うし、俺らはあいつ等信じて待つとするか」と踵を返す。
皆もそれに続き艦から離れるがノリキだけが発進準備に入った曳馬を見上げている。
それに天子が気が付き振り返ると尋ねた。
「どうしたの?」
「……いや、なんでもない」
そうノリキが首を振り歩き出すと先頭を歩いていたトーリが振り返る。
「おい、ノリキ。オメエはオメエの思うとおりに行動しろよ」
ノリキは少し目を丸くした後口元に笑みを浮かべ頷く。
「Jud.」
大きな音と共に曳馬の周囲に仮想海が展開され搭乗橋が撤去される。
そして上空に浮かんでいる大型表示枠に<<特務護衛艦曳馬:発進>>と表示されると葵色の航空艦がゆっくりと上昇して行く。
その様子を皆は見上げて見送り、家康が大きく「頼んだぞ」と頷くのであった。
***
駿府を離れて三十分ほど航行すると前方から北条の艦隊が現われた。
五隻の護衛艦で編成された艦隊は一度旋回すると曳馬を囲み、誘導を始める。
そしてそれから二十分ほどすると遠くに箱根連山が見える興国寺城に辿り着く。
北条側の誘導の下、興国寺城東部にある航空艦用港に曳馬は着陸し正純達は陸港に降り立った。
そんな彼女たちを出迎えたのは博麗先代だ。
紅白の巫女服を身に纏った彼女は友好的な笑みを浮かべて正純に手を振る。
「お久しぶり……と、降伏勧告をした女に言われても嬉しくないかしら?」
「いえ、お久しぶりです。博麗先代」
正純が手を差し伸べると先代は嬉しそうに目を細め差し伸べられた手を取る。
そして互い握手をすると正純の背後に居る面子を見た。
「家康公も総長君や姫も来てないのね」
「Jud.、 交渉なら私の方が適任ですので。ご気分を害されたのなら謝罪いたします」
「ふふ、良いわ。それに西国無双と霧雨の娘さんが来たとなると面白い事になりそうだし」
「どういうことだ?」と一同は首を傾げると先代は悪戯っぽく「内緒」と自分の唇に指を当てた。
「……? まあ、ともかく行きましょう。ここからだと興国寺まで少し歩きますね」
「そうね。歩けばね。でも大丈夫よ、迎えが来たから」
先代の指差す先、一台の大きな鉄の固まりが接近してきていた。
長方形の形をしたそれは側面には窓が張られており、大きなタイヤが四箇所に付いている。
それを見て宗茂は興味深げに小さく頷く。
「ほう、導力車ですか」
「ええ、関東連合では多くの導力車が使われているわ。あれは移動用のバスって奴ね」
導力バスは一同の前に停車すると扉を開き、中から侍女型の自動人形が現れる。
先代は自動人形に一言礼を言うとバスのスロープに足掛け正純達の方に振り返る。
「さあ、行きましょうか」
***
正純達がバスに乗り、興国寺城に向かうのを“曳馬”は甲板から見届けると目を伏せる。
念のため着陸と同時に陸港の解析を行い地図を作っておく。
その作業を終えれば後は補助用の自動人形たちに艦を任せればよい。
さて、そうなると自分のする事だが……。
・曳 馬:『武蔵野様、よろしいでしょうか?』
・武蔵野:『Jud.、 問題ですか?━━以上』
・曳 馬:『いえ、今の所問題はありません。ですがぶっちゃけ暇です』
・武蔵野:『…………その、曳馬。そのような事で通神を行うのはどうかと思います━━以上』
・曳 馬:『Jud.、 別に世間話をする為に通神した訳ではありません。“武蔵”様について教えてはいただけないでしょうか?』
・武蔵野:『“武蔵”様について……ですか?━━以上』
・曳 馬:『Jud.、 “武蔵”様は私にとって目標となる人物です。その人物に一番近い“武蔵野”様に“武蔵”様についてお聞きしたかったのですが……』
・武蔵野:『…………』
“武蔵野”の反応が悪いため「これは訊けないか?」と判断していると表示枠が開く。
・武蔵野:『共通記憶から一時的に遮断しました。さあ、話しましょう。まずは“武蔵”様は最近サボり気味ではという話題からです━━以上』
この後、“曳馬”は“武蔵野”から一時間ほど愚痴を聞かされ続け、安易に人の事を訊くべきではないと記憶するのであった。
***
バスに乗り陸港を抜け舗装された道路のある平原を十分ほど移動すると興国寺城が見えてきた。
城の入り口には大きな検問があり十人ほどの自動人形たちが管理を行っている。
更に検問にある見張り台には狙撃銃を持った北条の兵士がおり周囲を常に監視している。
バスは検問で一度止まると運転手の自動人形が検問官の自動人形に「お客様です」と伝えると検問官が頷き興国寺へのゲードが開かれる。
そんな様子を魔理沙はバスの中から興味深げに見ており、前のほうに座る先代に訊く。
「自動人形が多いんだな」
「ええ、北条・印度は自動人形の国。城や町の管理、清掃なんかは彼女たちが行っているわ。
そうね、現在の関東連合の兵力の四割は自動人形じゃないかしら?」
「四割って……多いな。やっぱり自動人形の方が人間よりも優秀だからか?」
その質問に答えたのはバスを運転している自動人形だ。
彼女はバックミラー越しに魔理沙の事を見、首を横に振る。
「確かに自動人形は高速思考を所有するため人間よりも演算能力は高いです。
ですが我々は感情を持たない故、臨機応変さに欠けます。
現在の関東連合が自動人形を主力にしているのは我が国の特別な事情からです」
「特別な事情と言いますと……怪魔でしょうか?」
宗茂の言葉に先代は頷く。
「関東連合は今現在も怪魔と戦っている。
無尽蔵に湧く怪魔に対して常に人間の兵士をぶつける訳には行かない。
そこで怪魔討伐用の自動人形隊が結成されたわ」
そう話す先代の表情はどこか不機嫌そうだ。
「私はあんまりこの考え方は好きじゃないわ。自動人形を消耗品みたいに扱っているようで」
「お心遣い有難う御座います。ですが人々に尽くすのが自動人形。私たちは私たちの役目に不満などありません。
それに結城秀康様の怪魔討伐隊に参加した自動人形たちは激務ですが良い待遇を受けております」
車掌の言葉に「そう」と頷くと暫く皆沈黙する。
それから二分ほど経つとバスは興国寺城内のバス停に止まり、扉が開かれる。
そして先代が立ち上がると皆も立ち上がりバスを降車するのであった。
***
「少々お待ちください」
興国寺城の中央の砦にある応接間に正純たちは通されると五人はソファーに座っり、自動人形たちのもてなしを受けた。
間もなく北条側の外交官が来るとの事で先代とは一旦別れ、皆はテーブルに置かれた菓子を摘まむなどしていた。
「っと、食べてる場合じゃないな。会談を始める前に今回の目標を明らかにしておくぞ」
正純が煎餅を皿の上に置き皆を見ると浅間が表示枠を開く。
「今回の第一目標は北条の真意を探る、だ。
関東連合が何故我々に降伏勧告をしたのか?
これは例の試練の一環なのか?
それを見極める」
「副会長。これが罠だった場合はどうするのですか?」
立花・誾の言葉に苦笑すると首を横に振る。
「現状で我々を罠に嵌める利点が向こうには無いから大丈夫だと思うが、もしもの時は立花夫妻、そして魔理沙、お前たちが頼りだ」
戦闘職の面子が頷くのを確認すると表示枠を開く。
「“曳馬”、そっちはいつでも動けるか?」
『━━それは“武蔵”様がいけませんね…………あ。
J、Jud.、 興国寺周辺の地理情報を入手しました。即座に動ける状態で待機しております』
なんか気になる話をしていたようだが、まあいいか。
「また、罠に嵌められたという事以外で戦闘になる可能性はある」
***
・● 画:『正純が交渉に成功した場合ね。知ってるわ』
・副会長:『待て! どうして交渉に成功すると戦争になるんだ!? 普通逆だろう!?』
・金マル:『えー、だってセージュンだし……』
・魚雷娘:『つまりこの交渉、失敗した方が徳川にとって良いのでしょうか?』
・ホラ子:『皆様冷静になってください。正純様の交渉が成功すれば徳川主導で戦争ができ、交渉が失敗すれば関東連合主導で戦争が起きるだけです。つまり……』
・不退転:『どのみち戦争ね』
***
━━あいつ等どっちの味方だ!?
表示枠をチョップで割ると一回ワザとらしく咳をし、仕切りなおす。
「罠に嵌められる事以外での戦闘要素、それは北条が試練を出してきた場合だ。
前回の事を考えると相対戦になる可能性が高い。
となると、北条側で出てくるのは……」
「博麗先代ですね」
宗茂の言葉に頷く。
「前回ノリキが戦ったがあの時の彼女は全力ではなかった。
だが今回は二度目、必ず全力で来るだろう」
「ならば彼女の相手は私がしましょう」
副長補佐が出てくれるならこれは頼もしい。
少なくとも相対戦を予想して腕の立つ三人を連れてきたのだ。
大丈夫だと思う事にしよう。
「さて、次は二つ目の目標だ。
二つ目の目標は昨日も言った通り徳川が江戸に移れないか交渉することだ。
これは結果が得られなくても北条のリアクションが見れればいい。
北条のリアクション次第で今後の交渉の方針を決めれるからな」
こんな物だろうか?
ともかく北条が何を考えているのかを知ることが急務だ。
それさえ分かれば、今後のことがずっとやりやすくなる。
そう思っていると応接間の扉がノックされた。
それに皆顔を見合わせ頷くと立ち上がる。
そしてノックから三秒ほどすると扉が開かれ自動人形が入ってきた。
「外交官の方が参られました」
そして彼女が振り返り頭を下げると初老の男と先代が入って来た。
口髭と顎鬚を生やし、黄の上質な着物を身に纏った男は此方を見渡すと口元に笑みを浮かべる。
そして反対側の席の前に立つと頭を下げた。
「関東連合御意見番、北条早雲と申す」
***
・未熟者:『北条早雲だって…………!?』
・貧従士:『あの、今の“…………!?”を付ける意味があったのでしょうか?』
・未熟者:『う、うるさいなあ! これは的確に感情を表現するためであって…………!!』
・眼 鏡:『君はまたどうして自分から餌を撒くのか……。そういう趣味なのかい?』
・俺 :『話進まないから訊くけど、あのおっさん何者なんだ?』
・未熟者:『知りたい!? 知りたいよね!! じゃあ━━』
・ホラ子:『━━ミトツダイラ様!!』
・銀 狼:『え? あ? J、Jud!!
北条早雲は現在の北条家、つまり後北条家の始祖ですわ。
元の名は伊勢盛時と言い一介の浪人から大名まで上り詰めた人物として有名ですわね』
・未熟者:『そうなんだ、それで彼は━━』
・銀 狼:『応仁の乱で活躍した早雲公は今川家の家臣となり興国寺城を与えられ、その後彼は堀越公方足利茶々丸が暴政を行い伊豆が荒れると混乱に乗じ茶々丸を討ち取り、下剋上を果たすのですわ。
その後関東管領上杉家などの関東勢力と争いながら徐々に版図を拡大、後北条家の基礎を創り上げたのですわね』
・ホラ子:『流石はミトツダイラ様。簡潔な解説有難う御座いました』
・未熟者:『…………』
・眼 鏡:『君、実は今のポジションが美味しいと思ってないかい?』
***
━━いきなり大物が来たな!!
正純はそう思い横目で皆を見る。
皆も警戒度を上げており慎重に頷いた。
「さて、座るとしようか……ところで」
早雲は椅子に座り、隣に座った先代を見る。
「あ奴は?」
「……出番になったら動くからそれまではあんたたちに任せる、との事です」
その答えに早雲は「あ奴らしい」なと苦笑する。
そして此方が全員着席したのを確認するともう一度頭を下げた。
「さて、もう一度名乗らせてもらうが渉外役をやらせてもらう北条早雲だ」
それに続き先代が頭を下げる。
「博麗先代よ」
「武蔵アリアダスト教導院副会長、本多・正純です」
自分に続いて他のメンバーも自己紹介を行ってゆく。
全員が紹介を終えると早雲は「さて」と己の顎鬚をさする。
「ようこそ、武蔵の若き勇士たちよ。お前たちがここに来た理由は大体分かっている。
我らに訊きたいことがあるのだろう?」
早雲の言葉に頷くと背筋を伸ばし、それを合図として記録と中継の為浅間が表示枠を開く。
「まずは先日の我々に対する降伏勧告についてお聞きしたい。
徳川と北条家は互いに同盟を結んでおり、突如の領土侵犯と一方的な降伏勧告は不当である」
「ふむ? つまり我らが悪いと?」
「当然だ。同盟国を攻撃する背信行為。これを貴国が徳川を武力的に制圧すれば貴国は信頼を失うであろう」
「信頼を失う? 一体どこから?」
それは勿論聖連をはじめとした国際社会から、と言おうとして止まる。
いや、違う。
彼らは聖連からの信頼を失っても別に構わないと思っている筈だ。
関東連合は統合争乱以降西側諸国と対立しており、それは現在も続いている。
もしP.A.Odaという共通の敵がいなければ聖連と関東連合は争っていたかもしれない。
ならば関東連合が信頼を失いたくない勢力があるとすれば……。
「東北、奥州だ」
そう言うと早雲は「ほう」と唸り、続きを促す。
「関東連合と奥州国家は密接な関係にある。
西側と敵対している関東にとって奥州は最大の貿易相手。
関東で収穫した農作物を奥州に売り、その代価として東北地方で多く採れる結晶石を安値で大量に得る。
怪魔と常に争っている貴国にとって軍備拡張は急務。
導力兵器の材料となる結晶石を失うことは貴国にとって最も避けたいことの筈だ」
結晶石は古代遺跡の中で採掘できる為、遺跡の多い東北で一番採掘されている。
また関東平野中央部の遺跡群にもあるとされているがあの辺りは怪魔の勢力圏内であるため現状では採掘不可能だ。
━━それもあるんだろうな。
関東連合が怪魔と争い続けている主な理由は自衛のためだが、何時かは反転攻勢に出て怪魔を関東から駆逐、中央部の遺跡群を確保し結晶石を自国内で採掘できるようにする。
それが目的だろう。
「……ふ、ちゃんと関東の情勢を理解してるな」
早雲はそう笑うと大きく頷いた。
「そうだ。我らと奥州は友人同士。互いに信頼関係を持ち、存続している。
故に奥州からの信頼を失うことは関東連合の衰退、いや、滅亡を意味している。
だからこそ、今のところ我らは徳川を軍事的に制圧していない」
今のところ……か。
それはつまり状況次第によっては関東連合は徳川を制圧するということだ。
━━油断は出来ないな。
「早雲公、一つ訊きたいことがある」
「何だ?」
「それは今回の事だ。
関東連合は降伏勧告を行ったかと思えば領土侵犯を行ったのみで停止し、更に圧倒的な有利であるというのに我々と交渉の場を設けた」
「つまり?」と目を細める早雲に頷くと彼と視線を交える。
「我々は貴国が徳川に試練を課しているのではないかと思っている」
***
会談の場は僅かな沈黙の後、張り詰めた空気となった。
早雲は目を細め正純の事を見、彼女も彼の目をしっかりと見て視線を逸らさない。
その状態が十秒ほど続くと突如早雲の口元に笑みが浮かんだ。
「ほう、異な事を言う。何故我らが徳川に試練を課さなければならない?」
極めて冷静に、本当に予想外の事を言われたかのように言う。
だが早雲の内心では期待の感情があった。
“もしかしたらこの男装の少女は我々の意図にしっかりと気付いているのではないか?”と。
故に試す。
彼女たちが我らが望む者なのか。それになるだけの資質を持っているのか?
「この老人にはお主の言っていることがよく分からない。一つこの老人めに“試練を課する”と言う事の意味を教えては下さらんかな?」
━━さあ、どう答える? 本多・正純!
だが少女の口から出た答えは落胆する物であった。
彼女は「Jud.」と頷くと慎重に口を開き、話し始める。
「前回の試練と同じ物だ。関東連合は我々が崩落富士の地下に存在する概念核の主と会うだけの実力があるか試している」
「……それは、前回終えたであろう?」
「確かに前回の試練を我々は乗り越えた。
だがあれから状況が一変し、徳川は領土を失い駿河一国となってしまった。
そんな我々にまだ力があるかどうかを確かめるために関東連合はこのような事をしているのではないだろうか?」
***
━━いけませんね……。
そう立花・宗茂は現在の状況を判断した。
副会長の言葉に早雲公はほとんど反応していない。
むしろ退屈そうに聞いている。
あの様子では副会長の言葉は三割程度しかあっていない事になる。
その事を横目で副会長に知らせると彼女と目があい、小さく頷いた。
━━任せろ、という事ですね。
ならば大丈夫だろう。
彼女にはまだ考えがあるようだ。
自分はそれを信じて出番まで待とう。
そう思い、内心で頷くのであった。
***
━━二割、いや三割程度か……。
武蔵の副会長の言葉を聞き、早雲はそう判断した。
もう少し頭の回る人物かと思ったが所詮学生、この程度か。
━━いや、学生の身でよくやっている方か……。
だがこの程度では認められない。
この程度の力しかないのであれば徳川に今後の大事を任せることは出来ない。
そう思い、口を開こうとした瞬間、彼女がまだ口元に笑みを浮かべている事に気が付いた。
━━なんだ?
まだ何かあるのか?
そう期待を込めて彼女に視線を送ると彼女は頷いた。
「先ほどまで言ったのは関東連合が考えていることの三割程度だろう」
「…………ふむ、では残りは?」
さあ、言うか? 武蔵。
我らの真意を当てられるか!?
そう僅かに身を乗り出すと武蔵の副会長は自信を持ち、笑みを浮かべて口を開いた。
「関東連合、とりわけ北条・印度の最大の目的はただ一つ。
━━━━それは徳川を関東の支配者にする事だ」
興国寺城会談その1。北条との交渉回です。