緋想戦記Ⅱ   作:う゛ぇのむ 乙型

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~第十四章・『青空の再会者』 今思えば、凄いところに居たなあ、私 (配点:里見)~

 まだ夜の暗さを感じる冬の早朝。

 立ち並ぶ家々にはまだ明かりが無く、通りにも人の姿は殆ど見られない。

時折上空を通過する新聞配達員の魔女とどこからか聞こえてくる犬の鳴き声が目覚めの時刻が近づいている事を知らせる。

 そんな浅草の大通りをノリキは荷物の入った袋を肩から提げ、歩いている。

 朝一の商船に乗って諏訪に向かうため三時頃には起き、弟たちの朝食を準備すると家を出た。

 諏訪に行き、己の術式を向上し、それから小田原へ。

小田原に着き、彼女と相対した時にどうするのかはまだ考えていない。

━━決着をつけるべきか……。

 だがどうやって? 一体どうすることが自分たちにとっての決着となるのか?

神州にいた時とは状況が違う。

 北条は滅び運命から逸れ、関東で最も繁栄している国家となった。

 ズレてしまったのだ。

あの国は最早自分の知っている北条ではない。

そしてそこにいる彼女は……?

 通りの角を曲がると雑貨屋の壁に背凭れながら立っている姫海棠はたての姿があった。

 彼女は此方に気が付くと携帯電話を閉じ、胸のポケットにしまう。

「来たわね」

「どうしてここにいる?」

「私も諏訪行きの船に乗るわ」

「……真田に戻るのか?」

 そう訊くと彼女は首を横に振る。

「その逆。ケジメつけてくる。あんたがそうであるのと同じように」

 彼女は真田出身でありながら徳川と共に行くことを決めた人間だ。

それはつまり真田、そして同胞たちへの裏切りとなる。

「いいのか? 行けば無事ではすまないかもしれないぞ?」

「承知の上よ。それでもケジメはつける」

 彼女の決意が固い事を理解すると頷き、歩き出す。

それに続き彼女も歩き出し浅草の降下リフトへ向かう。

その途中、歩きながら後ろをついてくる彼女に顔を向けると一言「いざとなったら頼れ」と言うと彼女はやや遅れてから「ありがとね」と返した。

 

***

 

 駿府の陸港に来ると商船への搭乗橋前に早朝だというのに梅組の一同が集まっていた。

皆、笑みを浮かべ此方に手を振ると彼らのトップが一歩前に出る。

「よ!」

「わざわざ見送ってくれなくても良かったんだぞ? ……だが、感謝する」

 そう言うとトーリは鼻の下を指でこすり、此方の肩を叩く。

「先行ってるぜ?」

「Jud.、 直ぐに追いつくさ」

 「Jud.、Jud.」とトーリは頷くと此方の背後にいたはたてを見る。

「そっちもケジメつけてくんだろ?」

「……“真田に戻るのか?”とか聞かないの?」

「んー? オメエがそうしてーっつーなら止めないけど、何だろ? ちゃんと戻ってきてくれる気がしてな」

 「適当ね」とはたてが苦笑するとミトツダイラの横にいた天子も苦笑し「そういう奴だから」と言う。

「ん。ケジメつけてくる。そんで無事だったら小田原で会いましょう」

 はたての差し出した手をトーリはしっかりと取り、二人は固く握手を行う。

それから真田に向かう者と小田原に向かう者で視線を交差させると真田組が搭乗橋に向かう。

 交わす言葉は少ない。

だがそれで構わないのだ。

彼らは先に行き、自分たちも後から追いかける。

言葉なら追いついた先でいつでも交わせるのだから。

 二人が商船に乗り込むと搭乗橋が撤去され、僅かな振動の後に流体の仮想海が展開される。

そして純白の船体が緩やかに上昇していくと甲板の端から此方を見上げている仲間たちを見る。

 馬鹿が此方に親指を立て、笑みを送ってきたのでそれにこちらも右腕を上げて返すと隣りで同じように皆を見ていたはたてが横目で此方を見る。

「いい王様ね」

「Jud.、 馬鹿やって騒いで、ネタにされたりしている奴だが……俺たちの頭として相応しい奴だと思っている」

 そんな奴に追いついて来いと言われたんだ。これはもう何が何でも追いつくしかないさ。

そう心の中で笑い、踵を返すと艦内に向かう。

それに僅かに遅れてはたても続き、彼女は小さく呟くのであった。

「━━私も、腹を決めないとね」

 

***

 

 遠く、諏訪に向かっていく商船を見上げながらトーリは「うし、じゃあ今度は俺たちの番だ」と言い、それに正純が頷く。

「既に家康公も“曳馬”も準備が出来てるそうだ。比那名居、そっちの部隊はどうだ?」

「こっちも大体準備できてるけど……ちょっと確認してくる」

 

***

 

『あんたたち、準備できた?』

『ちょっと待ってください!! 小田原行く前にやりかけのエロゲー終わらしているんで!』

『おーい? 誰かあ、俺の第五特務ガレキしらないかあ?』

『おい! だれだ! 軍備品に痛抱き枕加えている奴! 俺の分も至急用意してください!!』

『今日、“曳馬”さんに“乗る”んだよな? 緊張してきた……』

『ああ、……俺も緊張してきたぜ……』

『よし、お前ら全員その場から動くな』

 

***

 

「ちょっとあいつらシバイてくる」と天子が駆けだしたのを皆笑って見送ると浅間が「それにしも」と呟く。

「二人とも大丈夫でしょうか?」

「大丈夫だと思うぜ。前にも言ったけどノリキは俺なんかよりずっとしっかりしているからな。ちゃんと自分の道を見つけ出すさ」

「でははたては?」と浅間は訊くと馬鹿は頷く。

「あいつも大丈夫。ちゃんと戻って来るさ。

だってそうだろ? 戻ってくる気が無い奴がわざわざ握手なんてしねーよ」

 それもそうだなと思ってしまうのは、いつの間にか姫海棠はたてが身内になっていたという事だろう。

━━私も、そうだったのかな?

 そう正純は考える。

 三河から武蔵に来て、馬鹿と出会って始めはこいつらについていけなくて色々と困ったりストレスを抱えたものだが、今ではこいつらと一緒にいるのが自然だと感じている。

 それはつまり自分も完全に外道に染まった……。

━━いやいや! 私はまともだぞ!!

 まあとにかくこの外道どもと共にいる事はきっと自分にとってとても良い事なのだろう。うん、きっと。

「行こうぜ?」

 トーリが歩き出すと皆もそれに続き、曳馬が停泊しているドックへと向かう。

 今日の昼には伊豆。

新たなる試練を突破し、小田原への切符を掴まなければいけない。

 馬鹿が歩きながら後ろに続く、皆を見る。

「頼りにしてるぜ、オメエら」

 それに対して自分たちの返す言葉は決まっている。

ただ一言。だが絶対の自信と信頼を返して。

「「Judgment!!」」

 

***

 

 日が昇り、明るい青色に変わった空に葵色の航空艦が上昇していくのを教導院の生徒会室から大久保・忠隣/長安が見送っていた。

 彼女は曳馬が遠く、見えなくなるのを確認すると腰を伸ばし「さてと」と呟く。

「先輩たちも行ったことだし、こっちもさっさと仕事終わらせるか」

 生徒会室の机には多くの書類が積み重ねられており、これらは全て武蔵の修復作業の勘定や計画書だ。

駿府に来てからずっと書類の処理をしてきたが中々終わらず、ようやく一山までになった。

「お嬢様、少し休憩してはいかがでしょうか?」

 机の前で書類と睨み合っていた自分の従者、加納の方を向くと彼女は頷いた。

「ええの? まだ結構あるけど?」

「Jud.、 徹夜続きでお嬢様の作業効率が低下しております。一度仮眠をとった方が仕事も早く終わると判断します」

 加納の言う通りかもしれない。

ここ三日ほど寝ておらず実はもうフラフラだ。

 書類の処理は副会長も手伝ってくれていたが彼女は彼女で北条との交渉などに出向いたりして忙しい。

━━ま、先輩たちもやる事やってるんやからこっちもしっかりせーへんとな。

 パイプ椅子に腰掛け、浅間神社の巫女から貰った圧縮睡眠術式符を用意すると「それにしても」と呟く。

「因縁だわなあ」

 加納が首を傾げると笑みを浮かべる。

「神州では先輩たちやりたい放題して、マクデブルクから関東まで逃げて、それから再起して、そんでノヴゴロド戦を終えてこれから関東解放ってところで統合事変や。

そんでこっち来てから三河に戻って副会長がはしゃぎまくって戦争して、気が付いたら駿河まで後退。

んで、またまた再起をはかって関東や」

 「因縁やろ?」と言うと加納は「確かに」と頷く。

「私らも明日には小田原に向かうし、ある意味じゃ振り出し地点まで来たのかもなあ」

 あのまま関東解放が始まっていたらどうなっていたのだろうか?

きっと副会長にまた無理難題押し付けられて、それできっと何とかなっているんだろうなあと思い思わず苦笑する。

「ま、今はこの仕事をちゃっちゃと終わらせて今日は明日の準備でもするとするか」

 そう言い、大久保は圧縮睡眠術式の圧縮時間を設定し眠りにつく。

そして寝ている最中になぜか街中で巨大な鳥に追い掛け回される悪夢を見るのであった。

 

***

 

 駿府から伊豆に向かう曳馬の甲板から梅組一同は冬の駿河湾を眺めていた。

 海上には漁業を行っている漁船が所々見え、長閑な雰囲気を作っている。

「駿河湾には漁船がいるのね」

 甲板の右舷側から海を見下ろし、そう天子が呟くと点蔵が頷いた。

「駿河湾は比較的怪魔の出現が少ないで御座るからな。ただ伊豆半島の東側、江戸湾は遺跡も多くある事から怪魔が出没しやすく危険地帯になっているで御座る」

「だからこの湾は問題が起こりやすいのだ」と続けたのは同じく甲板に居た家康だ。

「徳川側の漁船と関東連合側の漁船が漁場の取り合いでもめ事を起こしてな。

関東連合にとっては最も安全な漁場であるからかなり強引な事をしてくる」

 そう言えば前に御広敷が話していた気がする。

 関東連合側の漁船が徳川の漁船に体当たりをし、それに怒った徳川の漁業組合がまさかの輸送船突撃を行い、今度は関東連合側の漁業組合が輸送船に軽武神乗せて突撃した後に嫌がらせの為にその場で二時間ほど音頭を踊ったりと収集がつかなくなったと。

確かこれ、最終的にどっちがより海の男に相応しいかで白黒付けようということになり、駿河川の港から伊豆側の港まで遠泳勝負を行い、どっちのチームも水難に会い救助されて何故か意気投合したのだ。

これ、創作話じゃなくてマジなんだから色々と凄いわよね……。

 それにしてもと振り返れば甲板の上には梅組の半分くらいがおり、残りは曳馬艦内か後方に居る輸送艦だ。

さらに何故かアマテラスとイッスンも同乗しており……。

「あれ、いつの間に乗り込んでいたの?」

 そう欠伸をかきながら丸くなっている白い犬を指さすと浅間が苦笑する。

「本当にいつの間にとしか。離陸直前まで居なかったんですけどね……」

 相変わらずマイペースな神だ。

いや、神なんて皆マイペースか?

「それにしても主力をほとんどこっちに移動させちゃったけど、大丈夫なの?」

「うむ。駿府には倅や徳川四天王、更に後から徳川に加わった者達が居るからな。

何か不測の事態があったとしても上手くやるさ」

 

***

 

 駿府城の評定所に徳川秀忠と徳川四天王、そして大久保長安が集まっていた。

彼らは円を成すように向かい合うと長安が挙手する。

「はーい! これから“徳川四天王+α、最近影薄すぎじゃね?”会議をはじめマース!!

ちなみにαは秀忠様ね!

私、チョー目立ってるから!! キャラ濃すぎてごめんねえええええええ!!」

「はっはっは! しばくぞ!!」

 秀忠が抜刀すると長安は慌てて部屋の隅に逃げる。

「まあまあ、秀忠様。長安の頭がおかしいのはいつもの事なんで、無視しましょう」

「康政殿酷い!?」

 「つーかよ?」と声を発したのは先ほどから退屈そうにしていた井伊直政だ。

「別に目立つとか目立たないとかどうでもよくね?」

「それは目立つ者の傲りですよ! 直政殿! あなたは普段から紅くで派手だから目立つ! そして忠勝殿もこの前の撤退戦で鬼退治とかどこの主人公だ貴様あ!!」

 「う、うん?」と忠勝は長安に引くと隣りの康政に小声で尋ねる。

「長安殿は一体どうしたのだ? いつも頭おかし……いや、奇想天外な人物だが今日は何時もに増して感情の起伏が激しぞ?」

「それはですな、彼、今ちょっと拗ねているのですよ」

「拗ねている?」

「ええ、ほら大殿達が関東に向かったこと。あれに同行したかったらしいのですが、断られましてね」

「それは仕方なかろう。だが、あ奴がそれであきらめるとは思えぬが」

 「ええ」と康政は頷く。

「それで曳馬に密航しようとしたところ“曳馬”さんに見つかりましてな。

彼女に“誰ですか? こんなところに生ごみを置いたのは? 艦内を清潔に保つ為、即刻破棄してください”と言われ自動人形達に担がれ、艦の外に投げ捨てられたそうなんですなあ」

 その光景が容易に想像できてしまうのがなんとも……。

「ほら! 見てください! 皆の衆! あそこでじみーに座っている忠次殿を!!」

「地味!?」

「忠次殿なんてここ最近、いや、ずーっと出番なくて、ぶっちゃけ襲名者で“武蔵”さんといちゃこらしている酒井・忠次が居るならいらなくね?

みたいな風潮が広まっているんですよ!? ちくしょう、私だって“曳馬”さんといちゃこらしたい!!」

「じゃあ、すればいいじゃないですか?」

 

***

 

「“曳馬”様。駿府の大久保長安様から非常にキモ……いえ、ウザ……、えっと、こっちで処理しておきますね?」

 

***

 

「康政殿!! “曳馬”さんから『キモイ、カス』と送られてきました! これ脈ありですな!」

「いやあ、普通に無しでしょう」

 「まあ目立ちたいって事は分かった」と直政が部屋の隅でいつの間にかに体育座りしている忠次を横目で見ながら言う。

「どうやって目立つんだよ?」

「ふむ、そうだな。トーリの真似をしてみるのはどうだ?」

「ぜ、全裸っすか? 秀忠様?」

「いや、いきなり全裸は難易度が高い。故にここは━━━━女装だ!」

 

***

 

「“曳馬”様。その、駿府の方から今世紀で一番酷いことになっていると思われる画像が……え? あ、Jud!! 爆破術式付きで通神文を送り返しますね!

今すぐにやります!!」

 

***

 

 突如駿府城の一の丸から爆発音が聞こえ、城の兵士たちは皆一斉にそちらを見るがやがて誰かが「なんだ、何時もの事か」と言うとそれぞれの仕事に戻った。

 

***

 

 駿河湾を通過し、伊豆半島に到着すると眼下の光景は海の青から森の緑へと変わる。

 伊豆半島には深い森林と山が広がっており、所々に結晶石の鉱山基地らしきものが見える。

ここ伊豆半島は関東連合が所有する唯一安全に結晶石を採れる土地であり、上空には常に輸送艦や飛空艇が航行していた。

そんな先ほどの長閑な雰囲気と打って変わって忙しそうな空を眺めていると表示枠が開く。

『前方、韮山城方面より航空艦二隻の接近を確認しました。

照合したところ、二隻とも関東連合里見家所属の航空艦です』

「来たか……」

 正純がそう呟くと機殻箒を持った魔女たちが集まる。

「セージュン、私たちで偵察してこようか?」

「そうだな。念の為偵察してきてくれ。こちらからは手を出さないようにな」

 「Jud.」と三人の魔女が頷くと曳馬の甲板から飛び立つ。

『正純、妙さね』

 後方の輸送艦に乗っている直政の言葉に正純は「何がだ?」と訊く。

『次の相手が里見なら必ず“義”が来る。だけどあの航空艦じゃ武神を搭載できないさね』

「……韮山城に居るんじゃないのか?」

『正純、関東連合は次の試練を“伊豆半島”でやるって言ってたんさね?』

 「それがどうした?」と言いかけ止まる。

 そう、伊豆半島で行うのだ。韮山城ではなく伊豆半島。

つまり我々は既に試練の場に到着している。

━━危険だ……!!

 即座に先行したマルゴットたちに通信を繋げる。

「マルゴット!! 直ぐに戻って……!!」

『本艦後方より武神が出現!! 敵は森の中に武神を隠していた模様です!! 至急迎撃準備をお願いします!!』

 

***

 

 突風が吹いた。

 青の風だ。

 突風は木々を大きく揺らし、木の葉が空に舞い上がる。

 そんな突風の先頭に蒼い武神が存在した。

 蒼き装甲を持つ武神は犬型の頭部を持ち腰には二対の刀が提げられている。

 武神は地上の森に激突間際の所を低空飛行しており、凄まじい速度で上空に浮かぶ葵色の航空艦に接近する。

『いい感じだ』

 少女の声が聞こえた。

 武神から発せられた少女の声には喜びの色が感じられる。

 航空艦は基本的に下方からの攻撃に弱い。

その理由は武装の殆どが艦上部に取り付けられているため対地攻撃をするなら敵から距離をとる必要があるのだ。

故に自分は低空飛行からの突撃を行う。

 敵も即座に高度を落とし此方を砲撃の射程に入れようとしているが此方の方が速い。

 敵艦の下方に辿り着くと飛翔器を下方に向け、急加速。

全身に凄まじい衝撃を受けるがこの機体なら耐えられる。

 上方を見れば敵艦の側面に装備されている回転式の単装砲が此方の迎撃を行おうとしている。

━━良い判断だ!

 単装砲が狙うのは此方ではない。

此方と己が交差する場所。そこを先読みで狙っていた。

此方は急加速をしている身、今更止まれない。

 砲撃が放たれた。

 対して此方がするのは状態を強引に逸らし体の側面を敵側に見せる。

そうする事により、敵の砲弾を胸前で通過させやり過ごす。

 そのままの体勢で敵艦上方に出ると飛翔器を今度は上方へ向け、加速することによって上方向への加速を減衰する。

そして体が敵艦上方20メートル程の位置で止まると今度は落下だ。

 下方で甲板上に居た懐かしい顔ぶれが慌てて散っていくのを見ながら航空艦の甲板に落下した。

武神の足が甲板を砕き、衝撃で船体が大きく揺れる。

 揺れる体を安定されるために片膝を甲板につけると新顔がちらほらと見える武蔵一同の方を向いた。

━━さあ、始めようか!!

『関東連合里見家所属! 里見・義康!!』

 青空の下、蒼き武神が高らかに名乗りを上げた。




ペタ子襲来!!
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