翔太達が遊んでいる中
剛宅
クリス「う........は!......... 此処は何処なんだ?」
クリスは自分が今何処にいるのか確認しようとあたりを見渡すと、整った家具に綺麗な部屋そして見える写真立て
クリスはその写真が気になり立ち上がると服装は自分が着ていたものではなく可愛い花柄のパジャマ
クリス「誰だよこのパジャマチョイスした奴は!」
クリスは思わず叫ぶ、当然声が聞こえているわけなので家主がやってくる。
剛「おっ、起きたか。大丈夫か?かなり疲れた状態だったみたいだから連れて来ちまったが」
クリスは部屋に入ってきた人物に対して警戒を強める。敵かどうかそしてなんの目的で自分を連れてきたのか。
クリス「なにが目的だ?」
剛「ん?目的?」
クリス「アタシをここまで連れてきてなにが目的なんだって言ってんだよ!何もなきゃわざわざ連れてこないだろ!」
剛「あぁ、そう言うことね。安心しろ俺は目的はお前を見つけることだったからもう達成している。」
クリス「アタシだと?お前二課の人間か!」
剛「えぇ.......お前俺を覚えてないのか?」
クリス「はぁ?」
剛はクリスが自信を覚えていないことを残念に思いながら肩を落とす。
クリスは訳がわからない状態だったが剛は顔を上げ話を再開する
剛「取り敢えず元気になって良かった。パジャマは適当に買って来ちまったが.......少し大きかったな」
クリス「このパジャマお前のチョイスかよ!........ってちょっと待て!」
クリスは自信が身につけているパジャマの元凶を見つけ出し文句を言おうかして気づく
クリス「お前.......まさか寝ているアタシの身体を勝手に!」
剛「ちょっと待て!俺はお前を着替えさしてないぞ!流石に同僚呼んだわ!」
クリス「信じられるか!だったら証拠を出しやがれ!」
クリスは怒りに任せて枕などを投げつける
剛「わ、わかった!わかったよ!連れてくるから待ってろ!」
剛は飛んでくる物を防ぎつつ部屋を後にした。出て行った事で落ち着いたクリスは呼吸を整えながら散らかった物を片付けようとして先ほど気になった写真盾にまたも目がいく。
クリス(アイツはまぁ呼んでくるって言ってたし、時間は掛かるだろ)
そう思いクリスは写真盾へ足を進めていく。そしてそこに映る光景に目を見開く。
クリス「なんでこの写真が........まさかアイツ」
クリスがそこまで気づいた時扉がノックされた。
剛「連れてきたぞ」
ソフィア「目が覚めたのですね、良かったです」
クリス「アンタは?」
ソフィア「私はソフィアと言います。彼の上司に当たります」
クリス「上司.......」(それにしては滅茶苦茶若いよな?どう言う事なんだ?)
ソフィア「疑いも晴れた様なので私はこれにて失礼します。」
剛「わざわざ悪いな」
クリス「疑って悪かったよ」
剛「いや、あれは当然と言えば当然と言えると言うか、まぁ俺もソフィアさんに凄い叱られたからな」
ソフィアが部屋を後にしその部屋にクリスと剛のみが残った。
お互いに何も言えずに固まっていると、唐突にクリスの腹から音が鳴る。クリスは顔を赤らめお腹を抑える。剛は少し微笑み
剛「先ずは飯を食うか!服も乾いているから着替えてくれ」
クリス「・・・わかった///」
リビングへと降り着替えを済ませたクリスは椅子に座り剛はキッチンへと向かう
剛「なにが食いたいとかあるか?」
クリス「別に、なんでも良い」
剛「そう言うの一番困るんだけどなぁ........う〜ん、雑炊にでもするか。」
剛はそう言ってタッパーと卵ネギを準備する。
剛が料理を始めてしばらくすると良い香りがリビングに漂う、クリスがその香りを嗅ぐと懐かしい匂いだった。
クリス(やっぱりこの匂いは......)
クリスが思い出していると、剛はお椀に注ぎネギを少し振りかけテーブルに置く
剛「待たせたな、俺特製の卵雑炊だ。熱いから少し冷ましてから食いな」
クリス「・・・いただきます」
クリスは出された料理を少し見つめると、手を合わせスプーンで掬うと息を少し吹きかけ食べ始める。
クリス(あぁ、やっぱりこの味それに食べてて心が温まる。この人は)
剛「どうだ?上手いか」
クリス「あぁ、とっても美味しいよ。
剛「そうか!そうkッ!クリスお前覚えて」
クリス「あぁ、さっき部屋で写真を見てな。アタシはおじさんが火の中に飛び込んだまま帰ってこなかったからもう死んじまったと.......」
剛「悪かった。お前の大好きな両親を助けられなくて......」
剛は助けられなかった事を謝罪したがクリスは机を叩き叫ぶ
クリス「パパとママなんか大っ嫌いだ!歌で世界を救うなんて言いながら結局は救えなかった!それどころか自分達が死んじまったじゃねぇか!」
剛「クリス!お前どうしちまったんだよ!」
クリス「歌なんかじゃ世界は救えない!それを思い知ったんだよ!全部無駄だったんだよ!歌なんかよりも力のある奴が世界から争いを終わらせられる!なのにあの剣士供は!」
剛「クリス!お前は間違っている!それに力で争いを無くしてもそれは恐怖による支配だ!支配されても誰も心から笑えない!」
クリス「なんでだよ!争いが無くなるなら良いじゃねぇかよ!どうして!ッ!」
叫ぶクリスだったが視界に一本の大きな鼠色の大剣が映る。
クリスはそれを指差しながら剛に向けて言葉を放つ
クリス「その剣はなんだよ.......どうして聖剣があんだよ!」
剛「・・・・・・」
クリス「なんとか言えよ!」
剛「・・・俺が、聖剣使い......バスターだからだ。」
クリスの問いに剛は答える。それを聞いたクリスはスプーンを落とし剛の家から飛び出した。
剛も剣を背負いクリスの後を追いかける
剛「待てよ!何処に行くんだよ!」
クリス「うるせぇ!どうせアタシを家に連れ込んだのも他の剣士が来るための時間稼ぎなんだろ!もうアタシは騙されねぇぞ!」
剛「違う!俺はただお前を!」
クリス「信じれるかって言ってるんだよ!」
剛は説得しようとするがクリスは聞く耳を持たない。そうやって追いかけ続けているとノイズの発生を知られる警報が流れる。
剛とクリスは足を止める
クリス「な、なんだよこの警報!」
剛「ノイズだと!?タイミングの悪い奴等だな!」
クリス「ッ!まさかフィーネ?」
クリスがそう思案しているとノイズ2体がクリスに向け突撃してきた。クリスはギアを握りしめ聖唱を歌おうとするが、走っていたため歌う途中で気管が詰まり咽せる。ギアを纏えなければただの人と変わりないためこのままでは炭素へとなってしまう。
しかし剛が間に入り大剣を振り抜きノイズを炭素へと変える
クリス「お前.......」
剛「無事かクリス?」
クリス「ッ!余計なお世話だ!
Killter Ichaival tron」
聖唱を歌いギアを纏うクリス、剛も剣を肩に担ぐと懐から玄武神話ワンダーライドブックを取り出しページを開く
玄武神話
かつて
ページを閉じ激土のスロットに装填
左足を前に出し腰を少し落とすと激土を両手で掴むとトリガーを弾く
一刀両断
剛「変身!」
目の前に現れた岩を切り裂き斬撃を飛ばす
ブッた切れ!ドゴ!ドゴ!土豪剣激土
砕けた岩が剛を包むと岩が砕け装甲が現れる斬撃が張り付き複眼に色を宿す。
剛「行くぜ!」
バスターは近隣のノイズの対処にあたる。
クリスside
クリス(アタシに所為だ!アタシがソロモンの杖を起動したから!)
クリスは着々とノイズを減らしていく。そんな時ノイズを倒しているセイバーを発見する。
クリス(コイツらはアタシが目的だ。避難はアイツに任せるか)
クリスはミサイルとガトリングを構えセイバーの正面のノイズを倒し
クリス「コイツらはアタシが狙いだ!テメェは避難の方を優先してろ!」
そう言って他の場所のノイズを倒しに向かう。
三人称side
クリスに言われた翔太は戸惑いつつもノイズの対処と避難誘導を進める。誘導を進める中バスターに変身した剛と合流する。
剛「新米!クリスを見かけなかったか!」
翔太「え〜っと向こうの方に.......」
剛「そうか!わかった!あっそうだ!コレ返しとく」
翔太に言われて向かおうとした剛は、思い出したかの様に一冊のワンダーライドブックを翔太に渡す
翔太「これはジャッ君と土豆の木!」
剛「あの時俺の方に飛んできてな返すのすっかり忘れたぜ。コイツでノイズを頼む」
翔太「任せて下さい!これなら殲滅に向いている!」
翔太はそう言って烈火をドライバーに納刀しブレイブドラゴンのページを閉じ、ジャッ君と土豆の木を開く
ジャッ君と土豆の木
一度ページを閉じ左のスロットに装填し烈火を引き抜く
烈火抜刀!
ワンダーライダー
ドラゴン!ジャックと豆の木
左側にジャックと豆の木の力を宿し、変身を終えた翔太はジャッ君のライドブックのページを押し込む
ジャッ君と土豆の木
インテクルガンドから種の弾丸を地面に打ち込み大きな木を生やす。そこから蔓が伸び人に攻撃しようとしたノイズを絡めて動きを封じた。
翔太「よし!今のうちに避難して下さい!」
翔太の一声で動けなかった人々は避難を再開する。翔太はノイズが浮きき出さないように見張っているとミサイルと弾丸の雨が辺りに打ち出される。
飛んできた方向を見ればクリスが不機嫌そうな顔でガトリングを構えていた。クリスは翔太を一度見ると複雑そうな顔をしてその場を去って行った。
翔太「もしかして、手伝ってくれた?」
剛「クソ〜逃げられたか.......おう翔太いい働きだったな。ライドブックの使い方もよくわかってるように見えるぞ」
翔太「剛さん、ありがとうございます。あのクリスさんは」
剛「みなまで言うな。俺はこのままクリスの後を追う。お前は東吾達と合流して今日はもう帰れ、疲れただろ」
翔太「ありがとうございます」
翔太は変身を解き、東吾達の所へと向かう
東吾side
翔太がノイズを倒しに行って少し経った後、翔太がバイクと共に帰ってきた。どうやらノイズはバスターとイチイバルの装者のお陰で早く殲滅出来たらしい。その後は時間も時間の為、此処でお開きになった。
しかし翔太が去り際
翔太「実は皆に渡したいものがあるんだ。」
翔太はそう言って服にポケットから全員分の小さな勾玉のアクセサリーを渡してきた。
翔太「神社の爺さんが言ってたんだ。勾玉には不思議な力があって厄を払う他に縁を引き寄せるって。俺はこんな形だけど二課の人と日常を過ごせた事を嬉しく思うんだ。だからそれは今日の記念。東吾とアランは学校で世話になってるからな!」
そう言ってニカッと笑う。あぁコイツはそう言うやつだ。たとえ一度対立してもこんな風に相手の一面を知れたらとことん仲を取り持つようにしてくる。自分に関係なくても........
東吾「そうか、ありがたく貰っておく」
アラン「コレが勾玉.......不思議な形をしていますね」
響「コレってくっつけられるんだよね」
未来「懐かしいね昔も勾玉を貰ったっけ」
奏「コレって色なんか意味があるのか?」
翼「どうだったかしら」
翔太「確かこの白色は浄化の意味だった筈........」
そう言って少し話し込み別れを済ませる。別れの際翔太は俺とアランを見て
翔太「お前ら、最後にいい笑顔だったな」
そう言ってきた俺とアランは顔を合わせ少し微笑むと
東吾「ハプニングはあったが充実した1日だったよ」
アラン「たまにはこうして息抜きをするのを良いものですね」
そう言う俺たちに翔太は肩を組んでくると、俺たち3人は笑いながらノーザンベースに帰る。
剛side
あれから探したが結局クリスの消息は消えてしまった。だけど俺は諦めない。クリスは歌は嫌いと言ってたが俺は信じてる。アイツはそう簡単に歌を嫌いになったりしないって。ソネットさん、雅典さん、クリスが幸せになるまで俺は絶対に諦めないぜ
剛「お前の両親の本心を絶対に聞かせてやるからな」
クリス「・・・・・・・・・・・・」グッ
振り切った雪音クリスは廃れたマンションの一室にて蹲って顔を隠していた。