戦姫抜刀シンフォニックセイバー   作:攻月レイド

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第十六章 月穿つ塔、覚悟と信念

 

装者+ブレイズ&バスター

 

 スカイタワーのノイズを倒し終えリディアンにやって来た装者と剣士二名。リディアンの校舎は殆どが崩れ去っておりボロボロであった。

 

響「そんな.......未来ーーー!皆ーーーー!」

奏「アタシらがスカイタワーに行ってる間に.......」

翼「何故だ..........どうしてノイズがリディアんを」

剛「ブレイズどうだ連絡は?」

アラン「ダメですセイバーは兎も角エスパーダと通信が繋がりません。」

剛「どうなってんだ?ノーザンベースにリディアンに向かうって紙があったから来たんだが」

 

 剛とアランは一度ノーザンベースに戻ったが2人の姿はなく2人は机に置いてあった東吾の書き置きを見てリディアンに来ていた。

 

アラン「2人とも無事だと良いのですが」

???「あら?意外に遅かったわね」

 

 その声がして全員がそちらを振り向くと瓦礫の上に佇む櫻井了子がいた。響は生存者がいたことに喜び近づこうがしたが剛が手を出して静止させる。

 

響「了子さん!無事だったんですね!」

剛「待て!おかしいだろどうしてこんな惨状なのに外にいる。」

響「それは助かってそれで外に.......」

アラン「いえ、外が危険であれば中にいる方が安全です。もし外に出てくるなら安全を確認したか.........ノイズを仕向けたのを知っていたから。」

奏「なんだと!」

 

 アランの考察に奏は驚愕する。そしてクリスが怒った表情で了子へと言葉を放つ

 

クリス「お前の仕業なんだろ!フィーネ!」

 

その言葉にその場にいた全員が驚愕の表情となる。

 

剛「なんだと!?」

奏「了子さんが黒幕!?」

アラン「まさか潜んでいたとは」

了子「ふふふ、フハハハハハハ!」

翼「その笑いが答えなのか!櫻井女史!」

 

 了子.......否フィーネは笑いを止めると身体から黄金の輝きを放つ。そして光が晴れるとそこには黄金のネフシュタンの鎧を纏ったフィーネが立っていた。

 二課の装者達は驚愕の表情をしており剛とアランはすでに構えていた

 

剛「何ボケっとしてやがる構えろ!」

アラン「敵となったのなら倒すまでです!」

 

剛とアランの言葉に驚愕していた装者達はギアを起動させる

 

 

Balwisyall Nescell gungnir tron

 

Croitzal ronzell Gungnir zizzl

 

Imyuteus amenohabakiri tron

 

Killter Ichaival tron

 

 

それぞれがギアを纏い決戦が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方で避難している未来達は朔也が端末を操作し監視カメラの映像を映していた。

 

朔也「映像でます」

未来「響!」

慎二「翼さんと奏さんも」

弦十郎「クリス君」

あおい「ブレイス及びバスターも確認できます。ですが」

未来「翔太と東吾がいない.......一体何処に」

朔也「・・・ッ!司令!避難地区にノイズが!」

弦十郎「なんだと!」

朔也「しかもそれをセイバー及びエスパーダが処理しています。」

 

 朔也が端末を操作すると数ある監視カメラの中で二箇所、セイバーとエスパーダがそれぞれ対処していた。

 

翔太『ハァァァァ!せい!はぁ!』

東吾『ふっ!はっ!せい!』

 

 それぞれがノイズを倒していく中未来達がいるシェルター近くで悲鳴が聞こえる。

 

弓美「キャァァァ!」

創世「ユミ走って!」

 

 聞き覚えのある声に未来はそちらに向かうとそこにはクラスメイトの3人とその前方にはノイズが接近していた。

 

弓美「どうしてここにもノイズが居るのよ!」

詩織「今は嘆いている場合ではありません!立って逃げないと!」

弓美「何処に!もうこの先は」

未来「皆!こっち!」

詩織「小日向さん!?」

未来「早く!」

 

未来の声に3人は未来の場所まで走る。しかし以前としてノイズは近づいてくる一方

 

未来「皆大丈夫」

弓美「大丈夫なわけないじゃない!今だってノイズが」

創世「これからどうするの!」

詩織「このままでは」

 

 不安になる3人に対して未来は落ち着いていた。必ず来ると信じているからだ。

 

未来「大丈夫もうすぐ来てくれるから........」

詩織「一体何方が......」

 

未来はあの日翔太から貰った勾玉を祈るように握っていた。

 

未来(翔太........)

 

ノイズが立ち止まり攻撃態勢に入った時

 

翔太「ハァァァァァァァァァァ!竜王蹴撃破

 

翔太は竜王蹴撃破(飛び蹴り)でノイズを全て貫き着地する。未来は翔太がの姿を確認すると近づく

 

翔太「未来!大丈夫だったか!」

未来「うん、それよりも早く上に........地上で響達が戦ってる!」

翔太「任せて!行ってくる」

 

 翔太はそれだけ言うと来た道を戻って行った。

その後東吾と合流し翔太は地上へと向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 地上では装者とブレイズ&バスターVSフィーネの戦闘が行われていた。フィーネは荷電粒子砲カ・ディンギルを出現させるとエネルギーをチャージし始める。装者と剣士達はフィーネの野望を止めるために全員で立ち向かったがフィーネは数的不利をもものともしなかった。

 

バスター「オリャァァァァァ!」

フィーネ「鈍い!」

バスター「ウグッ!」

ブレイズ「セリャァァァ!」

フィーネ「甘いわ!」

ブレイズ「ガッ!」

 

 バスターの攻撃は交わされエネルギーの塊をぶつけられ、ブレイズの攻撃は鎧に受け止められ鞭で吹き飛ばされた。

 

フィーネ「剣士どもの攻撃は把握している。そして」

奏「ハァァ!」

翼「そこ!」

フィーネ「シンフォギアではネフシュタンを超えられぬ」

 

フィーネは攻撃して来た奏と翼のアームドギアを腕で防ぐ。エネルギーが溜まっていき光が集まっている。

 

クリス「もう時間がねぇ!」

 

MEGA DETH PARTY

 

 クリスは腰部のユニットからミサイルをフィーネに放つ、ミサイルが着弾するとフィーネの周辺を煙が包む。

煙が晴れてくると今度は巨大なミサイルが放たれて来た。フィーネはバリアを展開し防ぐ、爆炎が包み視界を悪くする。爆炎の外にいた響達は爆炎の中から一つだけミサイルがカ・ディンギルを超え遥か高く上昇していく。そしてそれにはクリスが乗っていた。

 

響「クリスちゃん!」

翼「まさか迎え撃つつもりか!」

奏「よせ!死ぬぞ!」

フィーネ「迎え撃つつもりか!しかし不可能だ!」

 

誰もが皆無謀という中一つの歌声が辺りに響く

 

Gatrandis babel ziggurat edenal、Emustolronzen fine el baral zizzl

Gatrandis babel ziggurat edenal、Emustolronzen fine el zizzl

 

奏「これは.......」

翼「絶唱!」

響「ダメだよ!クリスちゃん!」

剛「ッ!ブレイズ!頼みがある!・・・・・・」

ブレイズ「そんな無茶苦茶な!」

 

 歌い終わりクリスは両手にライフルを構えリフレクターにより反射されたエネルギーを収束していく。

カ・ディンギルからレーザーが放たれると同時にクリスもレーザーを放つ。ぶつかり合ったレーザーは拮抗しあう。

 

フィーネ「一点収束!?押し留めているのか!」

 

 この結果にはフィーネも予想外だったらしく驚いている。しかし絶唱は強力な力と引き換えにその身にダメージを負う。

最初は拮抗していたが徐々に押され始め更にはクリスの持つライフルもヒビが広がっていく。クリス自身も耐えられるわけもなく口から血を流す。

 しかしクリス本人は苦しんでおらず逆に安らかな表情をしている。

 

クリス(あぁ、ようやくアタシも夢を見つけられた、パパとママの思いだって知ることが出来た。でも悔しいなぁ........アタシはこんなところで終わっちまうなんて..........少しの間だったけど昔みたいに過ごせて楽しかったよ..........剛さん)

 

クリスの持つライフルが砕けカ・ディンギルのレーザーがクリスに直撃

 

 

 

 

激土乱読撃!

 

剛「大!断断!!

 

 する前に剛がクリスとレーザーの間に入り必殺技を叩き込む。

 

フィーネ「なに!?いつの間に!先ほどまでそこにいたはずだ!」

ブレイズ「それは僕の力ですよ!」

フィーネ「クッ!」

ブレイズ「僕のピーターファンタジスタの能力でバスターをイチイバル装者の前にゲートを開いたんですよ!」

 

ブレイズは叫びながらフィーネに斬りかかる。

ピーターファンタジスタは幻想の力を宿しており詳細なイメージが掴めれば距離によって体力を消費するがワープゲートを作り出すことが可能だ。

 

フィーネ「しかしカ・ディンギルを完全に防ぐ事など不可能!そのまま聖剣事砕け散ろ!」

ブレイズ「ガハッ!」

 

フィーネはそう叫びながらブレイズに攻撃する。攻撃を受けたブレイズは瓦礫に背中を打ちつけ倒れる。

 上空では拮抗していたバスターの必殺技の等身にヒビが入っていく。

 

クリス「もう良いよ!おじさんは逃げて!このままじゃ!」

剛「・・・悪いな、俺はどうやら逃げる方法を、.考えていなかったらしい..........」

クリス「どうして」

剛「お前を守ることに必死だったんだ。お前の両親が.........雅紀さんとソネットさんが残した、大切な宝物を守りたかったんだ。」

クリス「ッ」

剛「任せろ!俺の装甲は硬い!このレーザーが斬れなくても!お前1人は護ってやる!」

 

 クリスは剛の背中に身体を預ける。その背中は大きくそしてとても温かい。かつて一度だけ背中に乗せてもらった時と同じで大好きな背中

 

クリス「ありがとう..........おじさん」

剛「ははは、おうよ!」(悪いなお前ら、後は頼んだぜ、アラン.........東吾........そして翔太!)

 

 岩によって伸ばされた刀身は砕け剛とクリスを貫き月の左下部分を貫いた。

剛とクリスの奮闘により月は直撃はせず軌道を逸らしたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

響「バスターさん!クリスちゃん!!!」

 

 地上にいた響はレーザーによって貫かれた場所から赤い光を散らしながら落下していく影を見て膝をつく

 

翼「その身を挺して守ったのか........」

奏「チクショウ!」

 

翼と奏は悔やみ下を向く

 

フィーネ「ふん、愚かな事を」

 

そんな中フィーネは嘲笑うかのように言う。これには翼と奏が怒る

 

翼「愚かだと?貴様はその身を挺して防いだ者を愚かと罵るのか!?」

奏「クリスは愚かなんかじゃない!」

フィーネ「愚かだとも!何故ならカ・ディンギルはまだ動くのだからな!」

 

 フィーネが叫ぶとカ・ディンギルは再び砲身にエネルギーをチャージしていく

 

フィーネ「カ・ディンギルが一発限りの物では意味がない!邪魔をされた時の為何度でも打てる様にしていたのだ!」

響「うぅぅぅ..........」

フィーネ「さぁ喜べ!私の悲願達成の瞬間を!アッハハハハハハ!」

 

 フィーネは勝ちを確信し高らかに笑う。響はクリスとバスターが砲撃によって殺されたと思い絶望し泣き崩れていたが

 

響「ウゥぅぅ........ウゥゥゥゥゥゥ!!

 

 響のその身は黒く染まっていき、目は真紅の色に染まった。かつてのデュランダルを持った時と同じく暴走しているのだ

 

響「ウゥゥ!!!ガァァァァァァ!!!

 

 暴走した響は獣のような叫び声と共にフィーネに突撃していく。フィーネはバリアを張り防ごうとするが、腕が杭の様に変形しバリアを砕く。そしてそのままネフシュタンの鎧に触れると爆発を起こしフィーネをカ・ディンギル近くの瓦礫まで吹き飛ばす。

 その途轍もない威力に奏と翼は驚愕の表情になる。今までの響ではない、まるで獣が取り憑いたかの様に響はゆっくりとした足取りでフィーネの元に向かう

 

フィーネ「ガハッ!流石融合症例、感情によるギアの出力の増大。予想していた威力以上だ!」

 

瓦礫から出て来たフィーネは喜ぶ様に口を開く。

 

翼「貴様は立花までも使って実験を!」

奏「響やめろ!一回落ち着くんだ!」

響「グゥゥゥゥゥ!!!

 

奏が叫ぶと響は顔を翼と奏の2人に向け、うねり声を上げ2人に襲いかかる。

 

奏「なっ!?」

翼「立花やめろ!」

フィーネ「ハハハ!遂に理性すら消え失せたか!」

アラン「ダメです!響さん!」

 

 響の拳が奏に向かっていく、奏はそれを避けようとするがギアが不調を起こす

 

奏「こんな時に!」

翼「奏!」

響「ガァァァァァァ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔太「ハァァァァ!」

 

 響の攻撃は奏に当たる時その間に翔太(セイバー)が間に入りその攻撃を受け止める。そして東吾(エスパーダ)がアランの近くに寄る

 

アラン「セイバー!それにエスパーダも!」

東吾「すまないノイズの対処で遅れた。それよりどうして」

アラン「イチイバルの装者とバスターが.........」

東吾「成る程な.......だが今はあの砲台が先だ。頼めるかセイバー」

翔太「あぁ、響の事は俺に任せてくれ」

 

翔太は頷くと響に向かい合う

 

翔太「響は、俺が救う!」

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