戦姫抜刀シンフォニックセイバー   作:攻月レイド

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第十七章 覚醒の兆し、放て三冊!

翔太「響は、俺が救う!」

 

 翔太は剣を構え響に向かい合う、響はうねり声を上げ翔太に突撃していく。

響は己の爪を尖らせ翔太に飛びつく、翔太はそれを剣の腹で受け止め押し返す。しかし押し返されても崩れた瓦礫を足場としもう一度突撃する。

 

翔太「辞めるんだ響!お前のこの手は誰かを傷つける為のものじゃない!お前のこの手は!」

響「ウガァァァァァァァ!!

翔太「響!!ガハッ!」

 

 翔太は押し切られ腹に重い一撃を叩き込まれる。肺の酸素が全て出たような感覚に襲われ翔太は膝をつく。響はお構い無しにと翔太の顔を掴むと地面に叩きつける。

 翔太は立ちあがろうとするが横から蹴りを入れられ瓦礫に叩きつけられる。響はゆっくりと足を進めていく

 

翔太「ゲホッ!ゲホッ!.........強くなったな響は、でも俺だってあの頃よりは強くなってるんだ。実際、これだけ食らっても俺はまだ立ち上がれる。」

響「ガァァァァ!ウガァァァァァァ!

 

立ち上がる翔太。しかしダメージはしっかり入っている為少しふらついている。剣を構えるが翔太は迷っていた。

 

翔太(どうすれば響を元に戻せるんだ。俺はどうすれば良い.........)

 

救うと啖呵を切ったが、その方法が見つからない。翔太が迷っていると響はさらに雄叫びを上げる

 

響「ガァァァァァァァァァァァァァァ!

 

今までよりも大きく地面が震えていた。翔太は剣を納刀し必殺技の構えを取ろうとした時

 

ポタ........ポタ..........

 

翔太「ッ響.........」

 

暴走をしている響の赤い瞳から涙が流れていた。

 

翔太(涙の理由はわからない。だけど涙を流しているならやる事はただ一つだ)

 

 その光景はカメラを通して未来やその場にいた人物達が見ていた。未来はその光景に涙を流しながら口を手で押さえていた。

 

未来「もう止めてよ........響!」

 

 

 

響は大きく跳躍すると手の爪を鋭利にし翔太に一直線に向かっていく。翔太は納刀した剣から手を離し手を広げる。

そのまま響の爪は翔太の体を切り裂き大きな火花を散らせる。

 

翔太「ゴフッ!」

 

翔太は倒れそうになるが、それを堪えて攻撃したばかりで隙の大きい響に抱きしめる。

 

響「ウッ!?ガァァァァ!ガァァァァ!

 

 響はその拘束から離れようと必死に暴れる。手で背中を叩きつけたり足を使って腹などを攻撃するがびくともしない。

 翔太は暴れ続ける響の頭に手を当てるとゆっくりと優しく撫でる。まるで子供をあやすように一定のリズムで

 

翔太「昔を思い出すな、こうやって喧嘩した後に頭を撫でてたっけ?」

響「ガァァァァぁぁぁぁ...........あぁぁぁぁぁぁぁぁ.........!」

 

 最初は激しく抵抗していたが次第に落ち着いていき叫び声はやがて鳴き声となって辺りに響く。

翔太はそのまま響を抱きしめる。

やがて後方では大きな爆発と共に2人を白い光が包み込む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分前

 

響と翔太が戦っている中ツヴァイウィングと東吾とアランはフィーネと対峙していた。カ・ディンギルは今も尚エネルギーを充填し続けいる。

 

アラン「攻撃を止めてもまたあの砲台はチャージを開始します。」

東吾「つまりアレを完全に破壊することが目標か」

奏「上等だ!」

翼「絶対に撃たせはしない!」

フィーネ「カ・ディンギルを破壊だと?それを私が許すと思うか!」

 

向かい合い攻撃を始める4人、しかし完全聖遺物のポテンシャルそしてバリアにより4人で攻撃しているにも関わらずフィーネはカ・ディンギルを死守している。このままでは2発目が撃たれ大きな人的被害が出てしまう。

 

東吾「・・・ブレイズ、少し俺に付き合えるか?」

アラン「奇遇ですねエスパーダ、僕も提案しようとしていたんです」

 

東吾とアランは顔を合わせるとツヴァイウィングに顔を向ける。奏と翼も視線に気付く

 

奏「なんだよ?」

アラン「彼女は僕とエスパーダで抑えます」

翼「何?」

東吾「お前達に託す。頼むぞ」

 

 2人の言葉に奏と翼は驚愕する。これまでこちらに対して良い印象を持っていなかった聖剣使い達が自分たちを囮にしてこちらに頼み込んできたのだ。2人は頷く

 

奏「任せろ」

翼「そちらも頼んだぞ」

 

それだけ聞くとアランと東吾はフィーネに向け走る。

 

アラン「セリャァァァ!」

東吾「ハァァァァ!」

フィーネ「チッ!舐めるなァァァァァ!」

 

東吾とアランは先ほどよりも強く早く攻撃をしていく、動きが鋭くなったことに驚くフィーネだが鞭を使い2人に向けて放つ。無理は先端を向けて2人に向かっては離れもう一度向かう。しかしそれを避けるもしくは剣で受け流し着実に距離を詰めていく。

 フィーネは二つの鞭を使い大きな攻撃を放ち衝撃波を生み出す。その攻撃に2人は弾き飛ばされそうになるがアランはライオン戦記を東吾はランプド・アランジーナのページを押す。

 

ライオン戦記

ランプド・アランジーナ

 

 アランは現れた青いライオンに跨り、東吾は出てきた絨毯に乗り再びフィーネに襲いかかる。

流石に予想外だったのかフィーネは辺りを見渡し、どうやって回避をするか考えていると視界の端に剣と槍をカ・ディンギルに向けて構えている奏と翼を発見する。

 

フィーナ「まさか貴様達は囮か!?」

東吾「気づいたか、だがもう遅い!」

アラン「カ・ディンギルは破壊させてもらいます!」

フィーネ「き、貴様らァァァァァ!」

 

フィーネは回避を捨て東吾とアランに向けて無理による攻撃を放つ。

それと同時に歌を歌い出力を上げていた奏と翼はお互いに顔を合わせて笑っていた。

 

奏「まさか聖剣使い達に頼られるとは思わなかったな」

翼「うん、でも悪くない。信頼されている感じがして嬉しい」

奏「だな.......あーあ折角なら素顔も見ておきたかったぜ」

翼「そうね、行こう奏!」

奏「あぁ、いくぜ?翼!」

 

奏の槍が先端を開きエネルギーを溜め、翼は二刀の刀を持ち剣は青い炎を纏っていた。

 

奏・翼『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

蒼天・火ノ鳥

ATOMIC∞BLAZER

 

ツヴァイウィングによる攻撃により、カ・ディンギルは内側から白い光を放ち半径2kmを光が包んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

響は目を覚ました時、カ・ディンギルは半壊していた。周りには瓦礫しかない。

瓦礫の一部が動き中からネフシュタンを纏ったままのフィーナが出てきた。鎧は傷や欠けがあったもののすぐにそれらは治っていく。

 

フィーネ「まさか私の悲願が打ち砕かれるとはな.........それもこれも貴様らや剣士どもが!」

響「うっ」

 

フィーネは倒れていた響に蹴りを入れる。

フィーネは蹴りを入れた後天を仰ぎ月を見つめる。

 

フィーネ「私はただあの人ともう一度話したかった。何故あの時私の前から居なくなったのかその真実を知りたかった。」

 

その見つめる瞳は思い続ける1人の女性の瞳だった。

 

フィーネ「・・・融合症例となった貴様が絶唱を使ってどれほど耐えられるかを見たかったがもういい。今この場で朽ち果てるがいい」

響「翼さん.......奏さん........クリスちゃん.........バスターさん............ブレイズさん............エスパーダさん.............未来.........皆..........」

 

響の瞳は最早光がなく絶望していた。フィーネが鞭を振り上げ響に向けて放つ。

しかし

 

 

カキィィィィィン!!

 

響「...........え?」

フィーネ「なに!?」

翔太「はぁ...........はぁ.............」

 

 フィーネの鞭を傷だらけでボロボロになり上半身は3本の大きな切り傷、口からは血を溢している生身の翔太が弾いた。

 

翔太「響............未来やお前の学校の友達は無事だ。だから..........絶望するには早い諦めるな!」

 

翔太は響を元気づけようとするが響は地面に顔を下に下げている。

 

響「でもクリスちゃんや翼さん達が..........それに翔太の仲間だって...........」

翔太「響........」

フィーネ「ごちゃごちゃと...........いい加減くたばれ!」

翔太(クッ!2本同時は..........)

東吾「オォォォ!」カキィィン‼︎

アラン「セリャァァ!」カキィィン‼︎

翔太「ッ!東吾!それにアラン!」

 

 フィーネの2本による追撃をこちらも生身になった東吾とアランがそれぞれ防ぐ。響は東吾がいる事に驚いている

 

響「東吾?どうして?それにアランさんも」

東吾「・・・俺がエスパーダだからだ。」

アラン「久しぶりですね響さん。僕はブレイズです」

 

それぞれが手に持つ聖剣を、カメラで見ている二課の職員達は驚いている。

 

朔弥「あの聖剣!ブレイズってまだ学生だったの!?」

慎二「彼はこの間の.........成る程合点がいきますね」

弦十郎「まさかブレイズ並びにエスパーダが翔太君と同じ学生だったとは」

 

 地上ではフィーネが聖剣使いの正体を見て笑っていた

 

フィーネ「くっくく!ハーッハッハッハ!まさかブレイズとエスパーダの正体が年端もいかぬ子供とはな!傑作だな!子供に頼ってしまうとは!」

翔太「違う........それは違う!」

フィーネ「ほう?ならばなにが違うのだ?」

東吾「俺たちは聖剣に選ばれた剣士。そして剣士には別にならなくてもいい」

アラン「僕たちは自分の意思でこの剣を取ったんです!そこに頼られたなどという思いはありません!」

翔太「頼られたとかそう言うのじゃない!俺たちは俺たちの覚悟を持って戦っているんだ!大事な物を!場所を!仲間を守る為に!」

フィーネ「ならば私を見事打ち倒してみろ!その信念や覚悟が本物なら!」

 

その時、翔太の持つ烈火とアランの持つ流水、東吾の持つ黄雷が一瞬光った。しか一瞬だった為誰も気づかなかった。

 翔太は歩こうとするが東吾とアランが前に立ち、それぞれ「ニードルヘッジホッグ」と「ピーターファンタジスタ」のライドブックを渡す。

 

翔太「どうして」

アラン「翔太君3冊の力を使ってください」

翔太「で、も俺より東吾やアランの方が」

東吾「俺たちがお前に託しているんだ。安心しろ一緒に戦ってやる」

翔太「あぁ、行こう!一緒に!」

 

 3人は横に並ぶと剣を納刀しライドブックを開く

 

 

ライオン戦記

 

ランプド・アランジーナ

 

ブレイブドラゴン

ニードルヘッジホッグ

ピーターファンタジスタ

 

 東吾とアランはそれぞれのスロットに装填し、翔太は全スロットにライドブックを装填し抜刀する

 

烈火 流水 黄雷 抜刀

 

 

翔太・アラン・東吾『変身!

 

 

ライオン戦記〜

 

ランプドアランジ〜ナ〜

 

東吾とアランは斬撃を飛ばすとそれぞれ変身を終える。翔太は斬撃を飛ばすと眩い3色の光と共に姿を現す。

 

三冊の本を重なりし時、聖なる剣に力がみなぎる!

 

ワンダーライダー

 

ドラゴン

 

ヘッジホッグ

 

ピーターファン

 

三属性の力を宿した、強靭な剣が今ここに!

 

 

右はドラゴンの装甲、中心にはヘッジホッグの鎧、左にはフックのついた装甲。

今ここに再誕する・・・仮面ライダーセイバー ドラゴンヘッジホッグピーターファンフォーム

 

翔太「勝負だ!フィィィィィネ!!」

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