戦姫抜刀シンフォニックセイバー   作:攻月レイド

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年も明けてもうすでに3ヶ月近くたちましたね.........

まず一言、大変遅くなりました。


第十九話 黙示録の竜と、歌の白天使と聖剣の騎士達

 

 崩壊したリディアンから朝日が差し込む。

そして見えるのは、白き鎧に身を包み光の翼を羽ばたかせる天使と4人の騎士。それを見つめる太古の巫女

 

響「みんなの歌が私達にもう一度立ち上がる力をくれた。歌は力なんかじゃ無い......命なんだ!」

フィーネ「これは2年前の意趣返し!?だが所詮は欠片、完全聖遺物には」

クリス『んな事はどうでもいいんだよ!』

フィーネ「念話だと!?限定解除されたギアで舞い上がったか!」

翼『世界中に発生しているノイズの原因は貴方なのか!』

フィーネ『・・・ノイズとは、先史文明期の人間達が同じ人間を倒す為に作り上げた存在』

奏『昔の人間が!?』

フィーネ『そして、その争いの中で突如として天から二振りの剣が降りて来た』

響『それってもしかして』

フィーネ『そう、始まりの聖剣と呼ばれた二振りの聖剣である光と闇を司る聖剣だ。その二振りを最初に手にした者は、自らの命と引き換えに全てのノイズを封印した。そしてそれに対抗してノイズを封印された宝物庫から出す為に作られたのがこのソロモンの杖だ!』

 

 フィーネはそう言ってソロモンの杖を掲げる。すると街を埋め尽くすほどのノイズの大群が出現した。

 

フィーネ『それ以来、宝物庫の入り口は偶発的に開く事が多々あった。それを必然にそして操る杖こそ私に相応しい!』

 

 街を埋め尽くすノイズの大群その一角から爆発が起きる。全員がそこへ顔を向けると爆炎の中から聖剣使いがやってくる。

翔太は背中の翼を展開させ、アランは浮遊しふわふわと、剛は東吾の黄色に輝く絨毯に乗せてもらい装者達の近くへとやってくる。

 

響「皆さん!」

翔太「お待たせしました!」

アラン「お待たせしました!」

奏「お前、あの時の姿か」

東吾「ノイズが目の前に出てきた時はビックリしたな」

翼「それはあの時の絨毯か」

クリス「・・・生きてたんだな」

剛「お前を残して死ねるかよってな!ガッハッハ!」

 

8人の戦士は話し合うと、ノイズに顔を向ける

 

奏「やる事は変わらねぇな!」

アラン「ノイズの殲滅!」

東吾「ソロモンの杖とネフシュタンの鎧の確保」

翼「フィーネの身柄の拘束」

クリス「はっ!やってやるぜ!」

剛「頼むぜ、東吾」

東吾「落ちない様に気をつけて下さい」

翔太「よしっ!みんな行こう!」

 

 装者達は翼を広げ、アラン達もそれぞれの飛行能力を使いノイズに向かって行く。翔太もノイズに向かっておこうとした時、響に呼び止められる。

 

響「翔太!」

翔太「響?どうかしたのか?」

響「さっきは、ごめん。私の所為で」

翔太「はいストップ」

響「わぷっ!」

 

 翔太は人差し指を響の唇に当てそれ以上言わせない様にする。そして翔太は肩をトンッと軽く叩き

 

翔太「大丈夫だよ、また暴れる様なら俺が身体を張ってでも止めるから。俺は響を護るって約束しただろ?」

響「ッ!覚えてたんだ。もう忘れてたと思ってた。」

翔太「あはは、俺は約束は絶対に忘れないし絶対に守るって決めたんだ。俺達も行こう!」

響「うん!」

 

 翔太は響に手を伸ばし響はその手を掴む。2人は翼を使ってノイズの殲滅に向かう。

 

 

推奨BGM:一騎当千

 

 アランはその身軽さと浮遊を使い縦横無尽にノイズを切り裂いて行く。アランが大きく跳躍するとその場所へ奏が槍を突き出し突撃してくる。槍の衝撃により多くにノイズが炭素へと還る。

 

奏「アハハ!どうだ、これが限定解除されたギアの力だぜ!」

 

 奏は笑いながらそう言っていると上空からノイズが降ってくるが、大きく跳躍したアランがそのさらに上空からすれ違いざまに切り裂く

 

アラン「油断大敵ですよ」

奏「信頼してたんだよ。サンキューな」

アラン「全くあなたという人は........」

奏「・・・お前あの時のケーキ食ってた奴だったんだな。」

アラン「はい、滝川アランです」

奏「くぅ〜、それじゃああの時私が苦労して濁した意味なかったじゃねぇかよ」

アラン「まぁ普段は素顔なんて晒しませんしわからないのは当たり前です。」

奏「良いよなぁ〜それ、今度私にも使わせてくれよ」

アラン「ダメですよ!それに聖剣に選ばれないよ触れた瞬間に拒絶反応起きますよ!」

奏「お前翼みたいに固いなぁ〜、もうちょい気楽に行こうぜ〜?」

 

奏はそう言うとアランの首を腕を回し肩を引き寄せる。アランは慌ててそれに指摘する

 

アラン「ちょっと!近いですよ!」

奏「お?もしかして女慣れしてない感じか?」

アラン(胸が当たってるんですよ!この人無自覚ですか!?)

 

 一方でクリスはアームドギアを展開するとそれは戦闘ユニットの様な見た目になり、腕の部分のパーツからレーザーを後方の部分からはミサイルなど広範囲に攻撃を繰り広げる。

 

クリス「どうだ!これがあたし様の力だ!」

剛「おぉ〜張り切ってるなクリスのやつ、俺も負けてられないぜ!東吾!」

東吾「わかりましたよ」

 

 東吾は高度を落とし地面に広がるノイズに向かって行く。しかしノイズの上空スレスレを通る様にした後そのまま空へとまた上がっていった。

しかし上空に上がった時、剛の姿が消えていた。

 

剛「うおぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

アランが先ほど高度を落として落下していた位置から剛の叫び声が聞こえる。見ると剛は剣を肩に担ぎキックの体勢になっていた。

 

玄武神話

 

会心の一撃!

 

剛「玄武爆砕(げんぶばくさい)!!

 

 落下中に剛は必殺技の発動シークエンスを済ませてその足に岩のエネルギーを集める。そして蹴りが地面に到達すると大きな揺れが起こり地面から棘の岩がその一帯を埋め尽くす。

 殆どのノイズは棘に貫かれるが逃れたノイズは岩の隙間を使い剛に攻撃しようとするも、先ほど空へと上がっていた東吾が戻ってきており、取りこぼしたノイズをその絨毯を使い縦横無尽に動き炭素へと変えて行く。

 

クリス「やりすぎだろ........」

翼「しかしあれであの一帯は倒せたな。ならば!」

 

 翼は剣を大きくすると空中に漂う大型の飛行型のノイズに向けて斬撃を放つ。

 

翼「空中は我々で対処しよう」

クリス「はっ!うっかり射線上にくるんじゃねぇぞ!」

翼「承知!」

 

 

 翼とクリスはアームドギアを手に空をかける。響は腕のバンカーから衝撃波を飛ばし乱れ撃ちの容量でノイズを倒して行く。翔太は滑空をしすれ違いざまに切り裂いた後再び上に上がってのヒット&アウェイをしていた。

 

響「翔太、結構上行ったりしてるけど酔ったりしないの?」

翔太「これでも三半規管は強い方なんだ!」

 

 翔太は烈火を納刀しトリガーを一回弾くと抜刀する

 

必殺読破!

 

烈火抜刀

 

ドラゴン イーグル2冊斬り

 

ファ・ファ・ファイヤー!

 

翔太「火炎竜巻斬(かえんたつまきざん)!!

 

 翔太は自らで高速飛行で円を作る様に飛び続けると、竜巻を作り竜巻が完成した後に抜け出し、烈火の火炎を竜巻に向けて放つ。

火炎の竜巻に飲み込まれたノイズは全て炭素へと還った。

 

響「おぉー!すごいすごーい!」

翔太「・・・ウップ、ちょっと酔った。」

響「だ、大丈夫?」

 

BGM終了

 

 気分を悪くした翔太に近寄り背中をさする響、その時フィーネはソロモンの杖を自身の腹に刺していた。

 

アラン「ソロモンを!」

東吾「なにをする気なんだ」

奏「ッ!ノイズが!」

フィーネ「来れ!デュランダル!!」

 

 フィーネは叫ぶとカ・ディンギルに内蔵されていた完全聖遺物デュランダルはフィーネの元へと、そしてノイズがフィーネを囲うとその姿を変化されて行く。

 その体格はカ・ディンギルに並ぶほど巨大でありまた赤黒い禍々しい竜の様な姿だ。

 

翼「ノイズを取り込んで......」

クリス「デカくなりやがった」

 

 全員がその姿に驚いていると顔の部分からエネルギーを貯め始める。それに気づいた剛が大声で叫ぶ

 

剛「全員散れ!

 

 剛の叫びに装者と剣士は散り散りに分かれると同時に、全員が元いた場所をチャージされたエネルギービームが解き放たれる。

ビームは通り過ぎ、後方の区域が激しい爆発音と共に煙を上げる。

 

翔太「なんて威力だ......」

響「街が........」

クリス「ッ!この野郎!」

 

 クリスはアームドギアからの無数のレーザーを放つがフィーネは身体の部位を隠し攻撃から身を守る。

 

アラン「ネフシュタンの再生能力!?」

東吾「身体はノイズで出来てる。それにあのレーザーはデュランダルの無限のエネルギーだ!」

フィーネ「フハハハ!所詮聖遺物と言っても欠片!完全聖遺物には及ばない!」

クリス『おい!今の!』

翼「チャンネルをオフにしろ!」

剛「は!道は出来たな」

奏「それじゃあ後は」

翔太「響次第だな」

響「え?へ?・・・よく分からないけど、頑張ります!」

 

 全員が焦りを感じて考える中、フィーネの一言に全員が響を見る。訳が分からない響はとりあえず返事をする。

 

 響と翔太以外はそれぞれ武器を構えるとフィーネの元へと突撃して行く。フィーネは竜の体の部分から鞭の様な触手を伸ばし迎撃するが、それらはアラン・東吾・剛の3人に斬り伏せられる。

 

フィーネ「どこまでも忌々しい剣士共め!」

剛「さっきのお返しだ!」

 

 剛は竜の胴体.....フィーネが佇んでいる場所に絨毯で向かって行く。自身の元に向かってくる事を理解したフィーネは剛に全ての触手を放つ。

 

東吾「合わせろ!アラン!」

アラン「はい!」

 

そこへアランと東吾が間に入る

 

必殺読破

 

流水

 

黄雷

 

抜刀

 

ライオン・ピーターファン!

 

ヘッジホッグ・アランジーナ!

 

二冊斬り!

 

アラン「ハイドロスプラッシュ!

東吾「トルエノ・ミル・ランザ!

 

ウォ・ウォ・ウォーター!

 

サ・サ・サンダー!

 

 

 水流の渦の斬撃と千の雷の斬撃が触手を切り裂く。剛は玄武神話をリードし岩を剣に集め5mの剣先を作る。フィーネは防御する為に身体の部位をシャッターの様に閉じる。

 

玄武神話

 

会心の一撃

 

剛「大・断岩!

 

 それを剛は十字に切り裂く確かな硬さがあったが、剛は力任せにその装甲を斬り裂く。

 フィーネの姿を確認するが中からデュランダルのエネルギー波を受け吹き飛ばされる剛。フィーネはしてやったりと思うも剛は、

 

剛「行け!クリス!!」

 

と叫ぶと剛の後ろからクリスが現れる。実は作戦を決行する際にクリスはアームドギアを一度仕舞い、剛の絨毯に乗るとその身をバスターの後ろに隠していた。

 これにはフィーネも驚くがすぐに切り裂かれた場所を修復しようとする。

 

クリス「させるかぁぁぁぁ!」

フィーネ「なっ!」

クリス「持ってけ全部だぁァァァァァ!

 

クリスは再びアームドギアを出現させるとそのブースターで切り口から中へ侵入、その後はレーザーなどで辺りに波状攻撃。辺りを黒煙に包まれ鬱陶しく感じたフィーネはシェルターを開く。

 目に映ったのは、外で剣と槍にエネルギーを溜めて準備していた翼と奏だった。

 

翼・奏『はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

 

 翼の斬撃と奏のビームによりフィーネが佇んでいた一角は大きな爆発にのまれる。そしてその爆炎の中から黄金に輝く一振りの剣が現れた。

その名、不滅にして無尽蔵のエネルギーを内包する聖剣デュランダル

 

 後方で待機していた響は、翔太と顔を合わせるとデュランダルを掴みに行く

 

 

 

 

時は少し遡り

 

響「ねぇ翔太、皆って何を言ってたの?」

翔太「え?もしかして少しも理解して無かった?」

響「うん」

翔太「・・・」

 

響の返答に惚ける翔太だが、説明する

 

翔太「フィーネが言ってたけど完全聖遺物と欠片の聖遺物だと、完全聖遺物の方が出力は大きいし性能も上なんだ。」

響「うん、それでどうすれば良いのかって話だよね」

翔太「そう、今この場所には欠片から出来たらシンフォギアが4つと聖剣が4つそして完全聖遺物が3つある。

 欠片4つに聖剣4本でも倒せない。これは見て明らかだから完全聖遺物には完全聖遺物をぶつけるしかない」

響「でも完全聖遺物は全部了子さん.......フィーネさんが持ってるんじゃ」

 

響の問いに翔太は希望の一言をかける。

 

翔太「確かにネフシュタンはフィーネが着てるしソロモンも取り込んでる、でもデュランダルだけは手に持ってる。だったらそれを取ってぶつけるんだ!」

 

 

 

推奨BGM: Synchrogazer

 

現在

 

翼「それが切り札だ!」

奏「掴み取れ!」

クリス「ちょせぇ!」

 

 自由落下するデュランダルをクリスは銃で撃っていき響に届く様にする。響は寄ってくるデュランダルをその手で掴む

 

ドックン!!

 

 手に取った瞬間、かつて一度手にした時と同じ様な感覚に陥り、その純白の装甲が黒くなって行く。

 

アラン「やはり反発が!」

東吾「無理か.......やはり」

剛「んなこと言ってる場合じゃねぇ!守るぞ!」

 

 剛の言葉が発すると同時に複数の触手が響めがけて襲いかかる。

 

翔太「させるかぁぁぁぁ!!」

 

それを防ぐ様に翔太は間に入り切り裂く。アラン達は翔太の姿を見てまだ諦めていない事を知り守りに加わる。

 一方で響は押し寄せる破壊衝動に必死に争っている

 

響「ぐぅ!.......ウゥゥゥ!.........アァッ!!」

 

 暴走と理性の間で今もなお戦い続ける響。その時、近くの瓦礫が爆発し避難していた弦十郎や二課の職員とクラスメイト、そして未来が姿を現す。

 

弦十郎「正念場だ!踏ん張り所だろうが!」

慎二「強く自分を意識してください!」

あおい「昨日までの自分を!」

朔弥「これからなりたい自分を!」

 

これまで装者の戦いにおいて支えてきた大人達

 

翼「屈するな立花!お前が宿した覚悟を、私に見せてくれ!」

クリス「お前を信じ、お前に賭けたんだ!お前が自分を信じないでどうすんだよ!」

奏「私のガングニールを纏ってんだろ!ならこんくらいの事で負けるんじゃねぇ!」

アラン「貴方は1人ではありません!」

東吾「俺たちを信じろ!響!」

剛「気張んな!嬢ちゃん!」

 

時には敵対し、分かり合えないと思っていた。しかしそれでも手を取った仲間

 

詩織「あなたのお節介を!」

弓美「あんたの人助けを!」

創世「今日は、私達が!」

 

大事な学校のクラスメイト

 

フィーネ「(かしま)しい!黙らせてくれる!」

 

フィーネは触手を更に増やし攻撃してくる、だがそれらは全て翔太達によって切り捨てられる。

 

フィーネ「おのれ剣士ども!」

翔太「頑張れ!響!」

未来「ひびきぃぃぃぃぃぃ!!」

響(そうだ、私は1人なんかじゃない。翔太や未来皆が支えてくれてるんだ!それなら!こんな衝動に!塗りつぶされてなるものかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!)

 

 瞬間、黒い影は黄金の輝きによって消え去り黄金の輝きを纏う装者達。その膨大なエネルギーにフィーネは驚く

 

フィーネ「その光........一体なにを束ねたと言うのだ!」

響「響き合う皆の思いと歌声をシンフォギアにぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

 

Synchrogazer

 

 黄金の斬撃を黙示録の竜に向けて放つ。竜は身体の至る所をぶくぶくと膨らませて行く。

 

フィーネ「完全聖遺物同士の対消滅...........どうしたネフシュタン!再生だ!この身、砕けてなるものかァァァァァァァァ!!」

 

黙示録の竜は爆炎に呑まれながらその身体を崩壊させていった。

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