これは月を壊した後の語られなかった話
・あの後の出来事、未来の説教
未来「そう言えば翔太はどうして治療を2ヶ月もしてたの?」
翔太「えっ!?それは〜.......」
未来の質問に対して言い淀む翔太。東吾はため息を吐くとそっぽを向きながら話す
東吾「それは翔太が怪我をしたまま最後まで戦っていたのが原因だな」
翔太「ちょっ!東吾それ言うなよ!」
東吾「どうせ誤魔化してもいつかバレるんだ、今のうちにゲロっとけ」
翔太「だけどさ!「しょーうーたー?」ッ!」
未来「全部教えてくれるよね?」ニッコリ
翔太が未来の顔をみるとそこには、満面の笑みを浮かべているのに対して目は全く笑っておらず、さらには後方には鬼がいる幻覚を覚える。
翔太「未来さん落ち着いて、先ずは落ち着いてから」
未来「は・な・し・て」
翔太「・・・・・・ハイ、ハナシマス」
翔太はか細い声でそう答えた。
回想
月の欠片を破壊した翔太以外は破壊した時の衝撃波により意識を失っていた。薄れゆく意識の中でブレイブドラゴンのページを押す。
ブレイブドラゴン
手に炎を集め、チャージした炎を下に向けて放つ、放たれた火球は下の海に着弾すると同時に大きな爆発を起こす。
爆発によって立ち上がった水柱は落ちゆく翔太達の衝撃を和らげる。全員が海に着地しているがまだ意識は覚醒していない。
視界が暗くなって中、翔太が最後に見たのは海の上を歩いて近づいてくる誰かだった。
「お疲れ様、後はゆっくり休んで」
その人物の言葉を最後に翔太の意識は消えた。
次に目を覚ました時、翔太は身体中に包帯が巻かれベッドの上で寝ていた。翔太は身体を起こそうと動かすが痛みが走りすぐに枕に沈む。
翔太「ウッ!.........身体が思うように動かない」
東吾「目が覚めたか翔太」
翔太「東吾、いつから」
東吾「ついさっきな」
東吾は入り口から近づきベッドの横の椅子に腰掛ける。そしてこれまでの経緯を聞く
先ず、自分たちはいつの間にか海に上ではなく何処かの無人島へと漂着していた事。最初に目を覚ました剛が目を覚ますまで側で待っていた事。その後翔太以外が続々と目を覚まし、装者達は通信機を使って迎えを呼び、剛達は特に怪我が酷かった翔太を担ぎブックゲートを使いノーザンベースへと帰還。翔太を治療しベッドへと寝かせる。光の剣士を一度呼び軽い治療を済ませて貰うと光に剣士は再び何処かへと向かった。
翔太「そうか.......その光の剣士って言うのは?」
東吾「ユーリさんだ。あの人は最初のメギドの戦争の際に光の聖剣にその身を授けて今まで生きている剣士なんだ。」
翔太「マジか、そんな昔の人が..........」
東吾「50年前の大戦の後に旅をしていたらしい。そしてあの時少し調べ物があると言って一度戻って来てたんだ。」
東吾からの説明を訊き終えると翔太は痛む身体に鞭をうち身体を起こす。東吾は翔太の肩に手を起きそれを止める。
東吾「無茶をするな、1週間も眠ってたんだぞ。今は傷を癒す事を優先するんだ。」
翔太「でも未来や響に無事を伝えてない。せめてメッセージだけでも」
東吾「悪いが今は少し待って欲しい、二課が情報操作をして俺達と装者を死亡扱いにして事が収まってからにしてくれ」
翔太「死亡扱いって!どう言う事なんだ!」
東吾「情報の一部がアメリカに漏れたらしい。装者や剣士の招待がバレた訳じゃないが、調査されて身元が割れたらそれこそ危険だ。だから死亡扱いにして情報操作をしてから事が収まるのを待つんだ」
翔太「そんなの待ってられない!それに未来が悲しむ!」
東吾「一度落ち着け!未来を危険に晒す気か!」
翔太「俺だけでも!俺が無事なことだけでも!」
一向に譲らない翔太に東吾は痺れをきらし首に手刀を打ち付け気絶させた。
次の日から攻防は続いた。どうしても連絡を取ろうとする翔太VSそれを止める東吾の戦いが
ダイジェスト
翔太「よし少し動ける!」ググッ‼︎
ベッドから立ち上がりドアへと近づく翔太
東吾「動けるじゃないだろ!」トンッ!
翔太「ガッ!」
気絶した翔太をベッドに戻しロープなどで縛りつけ部屋を後にする東吾。翌日叫び続ける翔太が居たとか。
1ヶ月後
翔太「よし!かなり自由に動ける!」
立ち上がり扉を開ける翔太、しかし扉の前で東吾が腕を組んで道を阻む。
翔太「東吾退いてくれ!もう十分に動ける!」
東吾「まだ完治してないだろ、それに今会いに行けば未来が狙われる可能性がある。」
翔太「だったら切り開く!」
翔太は走り出し窓から外に出る外は認識阻害の防壁に守られているとは言え北極な為かなり寒いが
翔太「変身!」
翔太はセイバーへと変身して着地。正面から入ろうとした時エスパーダに変身した東吾が翔太の腹を思いっきり殴り気絶させる。
翔太はライドブックを没収され窓は鉄格子で蓋をされた。
回収終了
それから何度か攻防が起きたが、全て東吾が気絶させ今日まで実質軟禁していた。
翔太「と言う事です」
東吾「お前を止める為に俺もだいぶ疲れた」
翔太「別にメッセージぐらい良いだろ!」
東吾「だから!それで身元がバレたら元も子もないって言ってるだろう!」
翔太と東吾が言い合う中、未来は話を聞いた後からピクピクと眉を動かしていた。そして未来は何処からか取り出したハリセンを手にすると翔太と東吾の頭を思いっきりスパァァン!!と叩く
翔太「イッ!!」
東吾「ウグッ」
未来「2人とも正座!」
未来はハリセンで叩くと翔太と東吾にそう叫ぶ、2人は反射的に正座を行う。
未来「翔太、傷が治ってないのに動こうとしない!」
翔太「・・・」
未来「返事!」
翔太「は、はい!」
未来「東吾は気絶させる為とはいえお腹を殴るのはダメ!怪我人なんだよ一応!」
東吾「わ、悪かった.........」
未来「全く、2人とも昔と変わらないんだから。今日は何か奢ってね」
翔太「それは.......心配させた事と今さっきの話の内容分でしょうか?」
未来「他にあるの?」
翔太「ナイデス」
未来は一言言い終えると息を吐き、2人を連れファミレスへと向かいご飯を食べるのであった。
・デュランダルのライドブック、フィーネのメモ
今ノーザンベースでは剣士が集まり、翔太がフィーネから受け取ったライドブックローランソングについての事が話し合っていた。
剛「ローランソング、このライドブックはデュランダルの力を秘めているんだよな?」
アラン「はい、翔太君が使っていたのをみるとこのライドブックは聖剣の使い手であった騎士ローランのデュランダルが内包されていることがわかりました。その為このライドブックはキングオブアーサーと同じと考えて良いでしょう。」
東吾「何故フィーネはこのライドブックを.......翔太が言うにはあの決戦の時に手に入れていたと言っていたが」
翔太「俺はあの人の言葉を信じる。だってあそこで嘘を言っても仕方がないしな。それにあの時のフィーネさんは付きものが落ちてスッキリした感じだった。」
翔太はローランソングを見ながらそう呟く、剛は頭をかくと手を叩き、翔太にライドブックを投げ渡す。
剛「なら!このライドブックは新人が責任持って管理しておけ。託されたのはお前なんだからな」
翔太「はい!」
受け取った翔太は元気よく返事をする。剛はうんうんと頷くと今度は下の引き出しから書物とメモを出してきた
剛「コイツらは俺がフィーネの屋敷に向かった時に手に入れられた書物だ。」
アラン「フィーネの書物ですか、シンフォギアシステムの事しか書かれていないのでは?」
剛「それなんだけどな、シンフォギアの資料が一つとこの二つは俺たちの聖剣の事らしい。それにこの紙切れ.......コレは文字が潰れて読めない所もあるが興味深い事が書かれていたんだ。先ずはこの資料二つだな」
剛はそう言って一つ目の資料を開く
フィーネの資料1
・聖剣とは、遥か昔まだ人類がメギドと呼ばれる怪物と戦っていた頃から存在していた合計で11本の聖剣の事だ。
今の人類が認識しているエクスカリバー、そしてデュランダルやバルムンクなどの聖剣はこれらとは異なる種類の聖剣である。
・アヌンナキとは別の存在がこの世界に原初の聖剣を2つ落とした。
片や光の力を宿す
片や闇の力を宿す
この2つは特異な能力を持ち、光剛剣は癒しと善なるものを救う力を、闇黒剣は闇の世界に飲み込ませる事と暫定的な未来予知の力が。
この2つの聖剣をベースに、火炎剣・水勢剣・雷鳴剣と聖剣を生み出し、50年前には伝説と呼ばれていた銀河の聖剣が生まれた。
あの伝説と呼ばれていた銀河の聖剣があるのであれば、はるか昔に予知してもらった事も確かであろう。
フィーネの資料2
ライドブックとは、全知全能の本から生まれた数々の物語の力を秘めた本の事だ。人の願う思いや未来に生まれる物語を示しているとも言われている。
しかし、この全知全能の本でもみる事のできない.........いや、
それらの物語は最初の短文しか判明していない。
原初の◼️獣目覚めし時、世界を◼️◼️へと導く
原初の◼️獣生まれし時、世界は◼️◼️に進む
原初の◼️語が始まりし時、世界は◼️◼️を迎える
これらはいつ何処で現れるのか、そしてそれらの力はどれほどなのか........
何かを示す紙切れ
この世界に生まれる◼️の聖剣、この聖◼️を扱う者を◼️の剣士という。◼️の剣士は世界を救い世界を超え祝福を送る。しかし◼️の剣◼️は幾年経とうにも現れた事は無い。この意味が記す事は一体.........私はこの剣士は神をも超える存在と認知する。人が作り出す可能性の最果て........もしくは◼️◼️◼️の◼️が一つになった文字通り《◼️で◼️が◼️た奇跡の剣士》
全てを読み終え翔太達は?マークが浮かんでいる
翔太「聖剣やライドブックの事はアランや東吾に聞いたけど、この3冊については聞いてないなぁ」
アラン「と言うよりは、僕たちも今初めてこの事を知りました。師匠達も知らなかったみたいですし、今までこの資料は見つかっていなかったのでしょう。」
東吾「それにしても、所々読めなかったり食われている部分。これは意図してされた形跡だな。」
剛「フィーネの奴が俺達に渡るのを恐れてやったのか。それともコレの前の保持者が潰したか.........」
東吾「ソフィア様はなんと?」
剛「少し昔の書物を漁るって、3日前にサウザンベースに向かったぜ」
翔太達は悩むが一向にわからない為、この事は保留にした。果たしてこの資料は一体何なのか。
次回からG編開始致します
作者がこの話で疲れたので少し時間をおきます。
それまでしばしお待ちを