全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス 2ndシーズン 作:ダシマ
・ 女の子達が飛鳥に好意を寄せている。
・ だが、性格も残念になって飛鳥は重労働
・ 下手すりゃ飛鳥が何かあってしまう
第14話「何かあったRoselia ~ 地方ライブ編 ~」
一丈字飛鳥です。私は変わらずバンドリ学園で普通に過ごしていますが、最近「Roselia」の皆さんがプロ入りを果たしました。
今は音楽事務所に所属して全国ツアーもやる予定だそうです。予定なんですけど…。
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飛鳥「湊先輩。何故私の布団に入ってるんですか」
友希那「おはよう飛鳥。早いのね」
飛鳥「何故当たり前のように家に入ってるんですか」
Roseliaのリーダーである湊友希那さんが何故か私の家にいる上に、私が使っている布団に潜り込んでいた。
今、私はRoseliaの地方巡業に同行しているんですね。え? どうしてこんな事になったかって? なんでこんな事になったんでしょうねぇ。
***
時は遡り…
友希那「飛鳥。私達、地方でライブをするの」
飛鳥「良かったですね」
学校で飛鳥と友希那が会話をしていたが、友希那が何か期待を込めたまなざしを向けながら話したので、飛鳥はスルーした。
友希那「地方でライブするの」
飛鳥「ああ。確か名古屋でしたよね。ちょっとしんどいですね」
友希那「違うわ。一緒に来てほしいのよ」
飛鳥「スタッフのバイトですか?」
飛鳥がそう言うと、友希那は不機嫌そうにした。
飛鳥「いや、そんな顔されても」
友希那「確かにあなたの言う通り、思い上がった態度を取ればそうじゃない事なんてよくあるわ。だけど、分かっているでしょう?」
飛鳥「今はまだフリーでいたいんですよ。諸々の事情で」
友希那「それは分かっているわ。だけど、今のうちに唾を付けたっていいでしょう?」
飛鳥「ここまでグイグイ来られると思いませんでした」
Roseliaと知り合ったきっかけは、ベース担当の今井リサが同じバイト先の青葉モカから飛鳥の事を聞き、声をかけたのがきっかけだった。
当初はそれなりに距離を置いていたが、ヤラカシから何度も助けた事から、メンバー全員が飛鳥に好意を寄せるという事態になってしまった。
これが俗にいう『何かあった未来』である。
そしてライブは無事に終わってホテルにやってきて、男女別々となったのだが、どういう訳か友希那の侵入を許してしまったのである。
飛鳥「あー…。読者の皆さんが見てなきゃ、確実に終わってたなぁ」
友希那「私が責任を取るわ」
飛鳥「そうなんですけど、私リードしたい方なんで」
友希那「ちゃんとついていくわよ…」
友希那が急に女らしくなると、飛鳥は困惑していた。
飛鳥(これが普通の人間でなけりゃ、少しはまともに向き合えたんだけどなぁ…)
普通の男子高校生なら、顔なじみの女子から言い寄られてOKしてもおかしくはなかったが、飛鳥は普通の少年ではない為、色々やらなければならない事が沢山あった。
まあ、正直な話二次創作でオリキャラと原作キャラを結婚させるというのは、とても恐れ多くもある。
飛鳥(こっちがアニメ化とか連載する見込みはもうないとはいえ、流石に一線は保たないとな…。だから『何かあった未来』だし)
あまり原作キャラを蹂躙させないのも、原作への敬意でもあるのだ。でも正直な話、邪道とは分かっていても、こういうシチュエーションを見てみたいというのはある。
友希那「ライブも終わったし、これからは自由よ」
飛鳥「自由過ぎるにもほどがあるでしょう…」
良くも悪くも自由な友希那に飛鳥は困惑していた。飛鳥自身もバンドガールに対しては悪い感情は抱いていなかったが、時折見せる肉食ぶりには辟易していた。
友希那「Roseliaはあなたに沢山助けられたわ」
飛鳥「そんなつもりはなかったんですけどね」
友希那「そして恩は返しても返しきれないわ」
飛鳥「とはいえ、勝手に入ってくるのはやめて欲しかったですね」
友希那「絶対入れないでしょう」
飛鳥「流石に深夜と早朝は入れませんよ。スキャンダル怖いですもん」
友希那「スキャンダルになって欲しいのよ」
飛鳥「こっわ」
友希那はとにかくグイグイくるので、飛鳥は困惑していた。そんな時、誰かがノックしてきた。
「コラー! 友希那―! そこにいるんでしょー! 開けなさーい!!」
リサの声がすると、飛鳥が気づかれないように超能力を使って友希那を足止めすると、飛鳥が扉を開けようとした。
友希那「…はっ! 開けちゃダメ!」
友希那の言葉は遅く、飛鳥が扉を開けるとリサ達が現れた。
飛鳥「おはようございます」
紗夜「おはようございます。どうして湊さんがあなたの部屋にいるのかしら?」
飛鳥「マスターキーを使って、開けられました…」
紗夜「やっぱり湊さんが隠し持っていたんですね!?」
紗夜の言葉に友希那が視線をそらすと、紗夜が更に憤慨した。
紗夜「こっちを向きなさい! 大体私たちはうんたらかんたら…」
と、紗夜が友希那に対して説教をし始めて、飛鳥は困惑しながらも超能力で存在感を消して、その場から離れた。
飛鳥(超能力使えて良かった)
あこ「あれ!? 飛鳥くんがいない!!」
「!!?」
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朝食会場。バイキングだったが…。
晴海「一丈字さん。モテモテですね…」
飛鳥「……」
Roseliaのマネージャーを務めている晴海と鉢合わせして、そのまま朝食を共にすることとなった。
飛鳥「そうなんですかねぇ…」
晴海「またまたー」
「あーっ!!」
飛鳥「来た」
そしてこの後、友希那達が飛鳥を囲んでひと悶着を起こしたのは言うまでもなかった…。
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その頃、バンドリ学園では
「Roseliaいないのは残念だけど、一丈字もいないぜキャッホウ!」
「女の子に声かけまくりホーダイ!」
「パスパレもどういう訳か2週間ずっと学校にいるぞ…」
「イヴちゃん。脇の匂い嗅がせて?」
イヴ「ひ、ひぃー!!!」
千聖「イヴちゃんに変な事したら承知しないわよ!!」
有咲・美咲「一丈字(くん)帰ってこ~~~~~~~~~~~~~い!!!!!」
…結構大変なことになっていた。
おしまい