全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス 2ndシーズン   作:ダシマ

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第5話「飛鳥とレイヤとマスキング(前編)」

 

「大丈夫ですか? 和奏さん、佐藤さん」

 

 ある日の事、飛鳥は質の悪い男たちに絡まれていたレイヤとマスキングを救出したが…。

 

飛鳥「大変でしたね」

レイヤ「いや、私たちは大丈夫だけど…」

マスキング「お前、瓶で殴られて…」

飛鳥「あー…」

 

 マスキングがそういうと、飛鳥は困惑した。

 

飛鳥「打ち所が良かったようですね」

マスキング「いや、瓶思いっきり割れてたから!!」

レイヤ「とにかく病院行こう!!?」

飛鳥「そうですね。それじゃ行ってきます。後は警察に任せれば大丈夫だと思うので…」

 

 そう言って飛鳥が普通に去っていった。

 

レイヤ「あ、私たちも…」

「あー。君たちが被害に遭った子? 悪いけど、ちょっと一緒に来てもらえないかな」

 

 レイヤが飛鳥を引き留めようとしたが、警察官が空気を読まずに割って入った。

 

マスキング「いや、その前にあいつが…」

「誰の事を言ってるんだね?」

レイヤ「私たちのほかにもう一人いたんですよ!!」

「君たち以外誰もいないけど?」

 

 警察官がそういうと、レイヤとマスキングが驚いたが、去ろうとしていた飛鳥も驚いて振り向いた。

 

「とにかく私と一緒に来なさい」

 

 そう言って警察が複数でレイヤとマスキングを取り押さえて、パトカーの中に押し込もうとした。

 

飛鳥「!!」

 

 飛鳥は何となく嫌な予感がし、2人を乗せたパトカーを超能力で故障させ、存在感を消して警察官の音声をスマホで録音した。あからさまにレイヤとマスキングを強姦しようとしており、ある程度証拠を握った後、超能力で警察官を眠らせた後、レイヤとマスキングを救出して、連れ出した。

 

*******************

 

 数十分後

 

飛鳥「……」

レイヤ「ひっく…ひっく…」

マスキング「……っ」

 

 飛鳥が静かに目を閉じて、レイヤが泣きじゃくり、マスキングは泣かないように強がっていた。

 

飛鳥(えぇぇぇぇ…)

 

 警察が揃いも揃って女子高生2人に手を出そうとしていた事で、飛鳥もショックを受けていた。

 

飛鳥「…和奏さん、佐藤さん」

レイヤ「……?」

マスキング「……」

 

 飛鳥は静かに目を閉じた。

 

飛鳥「少しだけ待っていただけませんか…」

 

 そう言って飛鳥は林グループが経営しているタクシーを呼ぶことにした。

 

 タクシーの中

 

飛鳥「家まで送ります」

 

 歩いて帰るとまた暴漢に襲われるし、全く信用がないタクシーでトラブルが起きても嫌だったので、少々手間はかかるが、信頼のできるタクシーを呼んだ。運転手が女性である。

 

 そしてレイヤ、マスキングを家まで送ったが、飛鳥は2人の親に経緯を話し、頭を下げて謝罪をした。

 

 帰宅後、飛鳥は音声を確認して和哉に連絡を取った。

 

***********************:

 

 翌日、飛鳥はいつも通り登校しようとすると、マスキングとレイヤがマンションの玄関の前で待っていた。

 

飛鳥「和奏さん、佐藤さん!」

マスキング「よぉ。ちょっと面貸せ」

レイヤ「マスキング。言い方」

 

 レイヤが飛鳥を見た。

 

レイヤ「一丈字くん。昨日はありがとう。二回も助けてくれて」

飛鳥「いえ、二回目は私のミスですので…」

レイヤ「警察に信頼しきってたのは私も同じよ」

マスキング「とにかく面貸せ!!」

 

 そう言って3人で登校し、クラスメイトに相談した。

 

レイヤ「そういう訳で…一丈字くんがあの時居合わせてなかったら」

マスキング「警察があんな事するなんて…」

 

 レイヤとマスキングの言葉を聞いて、香澄たちもショックを受けていた。

 

りみ「こ、怖い…」

香澄「おまわりさんがそんな事するなんて…」

有咲「これだから男は…」

飛鳥「……」

 

 有咲の発言に飛鳥が苦笑いした。

 

有咲「あ、一丈字。お前の事じゃねーから」

飛鳥「いや、ここまで事態が重いと、私もクラスを移動させられるかもしれませんね」

「!!?」

香澄「どうして!?」

飛鳥「そりゃあ…」

 

 香澄の言葉に飛鳥が苦笑いした。

 

飛鳥「性的被害を受けた女性が男性を無意識に避けるケースもありますし、男性は私1人だけなので都合は良いですよ」

マスキング「そ、そこまでしなくてもいいだろ!!」

レイヤ「そうだよ。仮に一丈字くんが移籍なんて事になったら…」

たえ「レイ…」

 

 レイヤが泣きそうになると、たえが困った顔をする。

 

飛鳥「まあ、珠手さんにも連絡して、練習や外出をする時はボディガードをつけて貰うように手配しました。今はそれで様子を見ましょう

 

*******************::

 

 そしてHRになり、担任の楊がやってくるが、困った顔をしていた。

 

「楊先生」

楊「一丈字クン。ちょっと私と一緒に来テ」

飛鳥「……」

 

 楊と一緒に飛鳥がある場所に向かったが、そこには警察官が何人かいた。だが、飛鳥は驚く様子もなかった。

 

「一丈字飛鳥だな?」

飛鳥「…ええ」

 

 すると警察官が数人がかりで飛鳥を取り押さえようとするが、楊は前に出た。

 

楊「話が違うじゃないですか!!」

「うるさい!!」

「どかないと貴様も逮捕するぞ!!」

 

 そう言って警察官が楊を突き飛ばすと、飛鳥が楊を抱きとめた。

 

飛鳥「先生!」

楊「……」

 

 すると警察官が飛鳥の腕を掴んだ。

 

「午前8時46分。公務執行妨害で逮捕!」

飛鳥「……」

 

 飛鳥の手首に手錠をかけられると、警察が数人がかりで飛鳥を連行した。飛鳥は抵抗する様子はなかった。

 

楊「一丈字クン!」

飛鳥「あ、大丈夫ですよ先生。手は打ってあるので」

「何が手だ!!!」

「とにかく一緒に来い!!」

 

 そう言って警察官は乱暴に飛鳥を連れ出した。

 

*******************:

 

 その頃教室では…。

 

香澄「どうしたんだろう飛鳥くん…」

沙綾「もうすぐ1時間目始まるのに…」

レイヤ・マスキング「……」

 

 飛鳥がいつまでたっても戻ってこないので、香澄たちは心配していた。

 

マスキング「やっぱりアタシ見てくる!!」

有咲「み、見てくるって…」

マスキング「職員室あたりにいるんだろどうせ!!」

 

 そう言ってマスキングが探しに行こうとしたその時だった。

 

「みんなー!!! たいへんだよー!!!」

 

 あことロックがやってきた。

 

巴「どうしたんだあこ!!」

あこ「飛鳥くんが逮捕されちゃった!!」

ロック「パトカーに乗せられて、そのまま警察署に連れていかれたんです!!」

「ええええええっ!!!?」

 

 あことロックの言葉に香澄たちは驚いた。

 

 

つづく

 

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