全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス 2ndシーズン 作:ダシマ
パトカーの中…。
「よくもオレたちの邪魔をしてくれたな」
飛鳥「……」
横にいる警察官が飛鳥に対して嫌味を言った。
「あの2人は上玉だったのによ」
飛鳥「堂々とそう言うあたり、証拠隠滅の為にオレを消そうとしてるな?」
「中々賢いじゃねぇか」
もう片方の警官がそういうと、
「だが、学校でオレたちに手錠をかけられて連れてかれたんじゃ、もう学校には行けねぇな?」
飛鳥「生憎だが今回が初めてじゃないんで、それは心配しちゃいないよ」
「!!?」
飛鳥がフッと笑った。
飛鳥「オレが折れるか、あんた達が折れるか、楽しませてもらおうじゃないか」
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飛鳥が逮捕されたことを知り、香澄たちはショックを受けた。
マスキング「な、なんでだよ!! なんであいつが逮捕されなきゃいけねーんだよ!!」
ロック「ひっ!!」
レイヤ「マスキング。落ち着いて」
マスキング「これが落ち着いていられるかってんだよ!!」
マスキングが叫ぶと、他のクラスから生徒たちが顔を出した。
あこ「そもそも何があったの!?」
マスキング「……」
マスキングが事情を説明した。
ロック「そ、そんな…!!」
あこ「飛鳥くん何も悪くないじゃん!! どうして!!?」
ロックとあこが驚くと、レイヤが考えた。
レイヤ「…こんな事考えたくないけど」
「!?」
レイヤ「あの警察官たちが一丈字くんが私たちを助けた事を知ってて、証拠隠滅の為に飛鳥くんを逮捕して、外部に漏らさないようにしようとしてるんじゃ」
レイヤの言葉に皆が驚いた。
ひまり「そ、そんな事ってあるの!?」
イヴ「……!!」
警察官の卑劣な行為にショックを受けるひまりとイヴ。もし自分たちが被害に遭っても、助けてもらえないばかりか、レイヤとマスキングと同じような目にあう可能性があるのだ。そして、人を助けたはずの飛鳥が自分たちの勝手な都合で逮捕されてしまう事に、恐怖を感じた。
はぐみ「こころん!! 何とかできないの!!?」
香澄「そうだよ!! このままじゃ飛鳥くんが…」
こころ「……」
はぐみと香澄の言葉にこころが口を閉じていたが、
モカ「大丈夫だよ~」
モカが口を開いた。
蘭「モカ…?」
モカ「飛鳥くん逞しいから多分手を打ってるんじゃない~?」
マスキング「そういう問題じゃねぇんだよ!!」
マスキングがモカに詰め寄った。
マスキング「このまま一丈字が逮捕されるなんて事になったらアタシは…アタシは…」
巴「マスキング…」
悔やんでいるマスキングを見て、巴が反応した。
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そして飛鳥が警察署にたどり着き、警察官に手錠をつながれた状態で下ろされた。マスコミがやってきて、飛鳥を完全にさらし者にしようとしていたが、警察署の前に立っていた老人たちを見て、警察官たちは青ざめた。
「け、警視正!!」
「どうしてここに!!?」
「お勤めご苦労。しかし高校生相手に随分大人げないマネをしたものだ」
警視正が警察官たちを睨みつけた。ちなみに警視正とは警察の中でも結構上の役職であり、大規模警察の署長になる事が出来るのだが、飛鳥が連行された警察署は小規模であり、署長は警視正よりも1つしたの警視がなる。
ちなみに警視の1個下がアニメやドラマでおなじみの警部である。
まあ、自分たちが所属している署長よりも更に上の階級の人間が来ているという事は…色々ヤバイことになっています。
「貴様らの悪行は私の耳に届いている。警察官の誇りを傷つけた罪は重いぞ」
「な、何の事で…」
警視正の言葉に一番上の警察官が視線をそらしたが、若い警官は飛鳥が情報をばらしたと踏んだ。
警視正「さあ、観念せよ!!」
飛鳥「……」
警視正の鶴の一言により警察官は観念して、飛鳥は解放されていた。
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飛鳥「ありがとうございます。お陰で助かりました」
警視正「いいんだ」
飛鳥が警視正と話をしていた。
警視正「和哉くんから話を聞いたときは信じたくなかったが、完全に放置していた我々の間違いだった。申し訳ない」
飛鳥「顔を上げてください」
警視長が頭を下げると、飛鳥が慌てて顔を上げさせた。
警視長「奴らにはきっちりと罪を償わせる。君や被害に遭われた彼女たちにも」
飛鳥「お願いします」
そして飛鳥はパトカーでまた学校に戻ってきた。
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マスキング「どこの警察だ!! アタシが無実を証明してやる!!」
レイヤ「だから落ち着いてってば!!」
マスキング「離せ!! このままだと一丈字が犯罪者になっちまうんだぞ!! レイヤはそれでいいのかよ!!」
レイヤ「いいわけないでしょ!!」
マスキングが警察に殴り込みをかけようとしたが、レイヤと数人で必死に止めていた。その時、モカのスマホに通知が来た。
モカ「おー。流石飛鳥くんだー」
「!!?」
モカの言葉に皆がモカを見た。
香澄「どうしたの!?」
モカ「飛鳥くん、無実が証明されたからこっちに戻ってくるって~」
「!!」
モカの言葉に皆が喜んでいたが、担任の楊が涙ぐんでいた。ちなみに1時間目の授業は普通にあったのだが、飛鳥が逮捕されたことでそれどころではなく、中断となっていた(あこ達は流石に戻ったが…)。
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飛鳥「えー…ご迷惑をおかけしました」
飛鳥が教室に戻ってくると、マスキングとレイヤが涙ぐんでいた。
楊「本当に良かッタ…!!」
飛鳥「おかげさまで…。それはそうと先生、大丈夫ですか?」
楊「先生は大丈夫デス」
飛鳥が楊を心配していた。
マスキング「本当になにもないか!? ポリ公達に何かされてないか!?」
飛鳥「ええ。される前に何とかなりました」
マスキングが慌てて叫ぶと、飛鳥は安心させるように穏やかな笑みを浮かべて言い放った。
モカ「いや~。流石飛鳥くんだね~」
飛鳥「家帰った後に、知り合いの警察官に相談して奴らが管理している警察署に向かって貰ったんだよ」
「えっ?」
飛鳥の為にそこまでしてくれる警察官がいる事に対して皆が驚いていた。
飛鳥「今回も何とか未遂で終わったけど…。また同じことが起きるのかな…」
レイヤ「今回も?」
飛鳥「ええ。今回が初めてじゃないんですよ。去年も上原さんを助けた時に…」
飛鳥の言葉に空気が止まった。
レイヤ「そ、そうなの…?」
モカ「もう同情する程苦労してるんだよ~」
マスキング「……」
モカの言葉にレイヤとマスキングが言葉を失ったが、飛鳥は普通にしていた。
飛鳥「まあ、今回も色々ありましたが、とにかくまあ…和奏さん、佐藤さん」
飛鳥が静かに目を閉じた。
飛鳥「今後はもうこちらで家に送るなど対策を立てるので…」
マスキング「あの、一丈字…」
飛鳥「なんでしょう」
マスキング「今日ちょっと面貸せ」
飛鳥「え?」
マスキング「労わせてくれぇええええええええええええ!!!!」
飛鳥「ごめんなさい。放課後ちょっとまた事情聴取が…」
おしまい