Fate/EXTRA SSF   作:にんにく大明神

5 / 7
迷った挙げ句原作通りの会話劇にしました。

非常に見辛いかもしれませんがお許しを。


タイガー道場 1

 

 

 

 

 

イリヤ「ピンポンパンポーン。

    えー、突然ですがー、超絶不人気コーナー『タイガー道場』は、しゅーりょーしました!

    相次ぐクレーム、止まない非難、もっとブルマをだせ、等々の皆さんのお声にお応えして、今回からは『お願い! アインツベルン相談室ムーンセル出張版』をお送りしま――す!」

 

イリヤ「…………うふふ、師しょーの居ぬ間に虎視眈々と下剋上を狙う私。遂に看板コーナーを持つに至ってしまったわ!」

 

イリヤ「さーて、気を取り直して。

    命を落とした哀れな主人公諸君! 心配するな、そんな君達のためにこのコーナーが存在するのだ!

    主人公救済お助けなんちゃらかんちゃら……、ああーいい言葉でないけど、ま、いっか。

   『お願い! アインツベルン相談室ムーンセル出張版』はっじまるよーーー」

 

 

 

 

    ~お願い! アインツベルン相談室ムーンセル出張版~

 

 

 

イリヤ「さーてさて、始まりました第一回。このコーナーは、前回のナントカ道場と違います。ちゃーんと皆に、なんでゲームオーバーしたのか、どうすれば良かったか優しく丁寧に教えてあげるんだから、安心してくださーい」

 

イリヤ「はい、でアナタがこれからここに通うことになる……キシナミハクノ? 言い辛いわね。ハクノでいっか。

    ハクノ、あなたが今正座させられているところはね、前にここに通い詰めてくれてた人の定位置なの。その人もまあ、都合40回くらいここに来たけど、立派に聖杯戦争を乗り切ったから。きっとあなたも大丈夫!」

 

イリヤ「あ、そうそう。その前に、はいコレ。

 

    『ジャプニカ暗殺帳 ~ふくしゅう~』

 

    スタンプカードみたいなものだから、記念にとっておいて頂戴。ほら、ここに『ライダー 1』ってあるでしょ? 最初だから私が記帳しておいてあげたんだけど、これからはアナタが、死因とかいろいろ記入していってね」

 

イリヤ「それでは! 真面目に反省会を始めましょう!」

 

???「どどど」

 

イリヤ「……っとその前に。このだっさい看板を降ろしておこうかしら」

 

???「どどどどど」

 

イリヤ「名前を書き直すのは次回までにしておくとして、さすがにこのままじゃ何か悪いモノが憑いちゃいそう、貧乏神とか?

    アハハハハ!」

 

???「どどどどどどどどどどど」

 

イリヤ「――えいっ、よっ、ほっと。

    あああああもーーー、取れないーー。…………師しょーのバカーー! なんでこんな高いところに置いてあるのよ!」

 

???「それはね、君の手が届かないようにするためサ!」

 

イリヤ「え? ……あ、あわわわわ」

 

???「覚悟は?」

 

イリヤ「オ、オッス師しょーー! 弟子一号掃除をするところでありま――」

 

???「覚悟は?」

 

イリヤ「……あう、出来てます」

 

???「よろしい。

    歯ぁ食いしばりなあああああ! チェストオオオオオオオオ!!」

 

イリヤ「きゃああああ、頭は止めて下さいッスーーー。バカになっちゃううーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイガ「みんなーーお待たせーーー。みんなのアイドル、タイガだよーーー」

 

イリヤ「うぅ……。折角独り立ちできたかと思ったのにーー。あとアイドルは無理があると思うッス師しょー……」

 

タイガ「だまらっしゃい!! まったく、油断も隙もありゃしない。

    それにしても、弟子よ。私がいない間に随分好き放題言ってくれたらしいじゃないの」

 

イリヤ「だ、だって師しょーだけ一人本編出るなんてずるいッス!

    私はどうあがいても出ようがないから、……………つい憎しみのあまり」

 

タイガ「憎しみ!?」

 

イリヤ「大体なんでここにいるんスかーー! 師しょーは本編に腐るほど出番あるじゃないっすかーー」

 

タイガ「嫉妬は見にくいぞよ弟子一号。それと、ここはタイガー道場。私がいることは至極当然の至り」

 

イリヤ「で、でも――!」

 

タイガ「安心しなさい、イリヤちゃん。私だっていつまでもあなたを弟子にとどめておく気はないわ」

 

イリヤ「………え?」

 

タイガ「この道場の看板はね、私がある人から受け継いだものなの。看板の前の名前は『アインツベルン相談室』」

 

イリヤ「アインツベルンって………、もしかして私のお母様!?」

 

タイガ「ううん、分からないわ。

    でも、きっといつか私もここの看板を誰かに譲る日が来るような気がしてならないのよ。だから、今は我慢して?」

 

イリヤ「師しょー…………。正直看板より出番が欲しいッス」

 

タイガ「嘘でしょこの子。今の流れで――!

    まぁいいわ。……そうだ! 良い機会だし、イリヤちゃんが進行を務めて頂戴。いずれ来る独り立ちの日のために!」

 

イリヤ「オッス!

    それじゃあ、タイガー道場、始まるよーーーー」

 

 

 

 

 

 

      ~タイガー道場 宇宙編~

 

 

 

 

 

イリヤ「はい、それじゃあ気を改めまして始めようと思います!」

 

タイガ「……いやーー、私の若い頃にそっくりね」

 

イリヤ「――ちょっと、ほんとに聞き捨てならないんで止めて下さい」

 

タイガ「敬語!?」

 

イリヤ「……さっきも言ったけど、ちゃんと原因究明、事態打開をモットーにやろうと思っておりまーす」

 

タイガ「うんうん、私の命もかかってることだしね」

 

 

 

イリヤ「それではまず、『なんで死んだの岸波白野?』から行っくよーー」

 

タイガ「うわー、パチパチーー」

 

イリヤ「はい! まずこれについて率直に言うとーー」

 

タイガ「言うとーー?」

 

イリヤ「タイガのせいでーす!」

 

タイガ「タイガのせいーー! 

    ……え?」

 

イリヤ「そう、直接の死因と言えばこれ! このシーン!」

 

 

『うおおおおおっと、あぶねえええ!』

 

 

イリヤ「はい、一目瞭然ですね」

 

タイガ「うわ、ちょっとこの美女服はだけすぎ。なるほど、岸波君は鼻血による失血死かーー。うーん、仕方ない!」

 

イリヤ「勘弁して下さいッス。ただの片袖タンクトップじゃないですか……」

 

タイガ「甘い! 甘過ぎるぞ弟子一号! この国にはこんなことわざがある、弘法筆を選ばず!」

 

イリヤ「……は?」

 

タイガ「ま、つまりー私クラスになればー乳が見えようがー腕が見えようがー、どうしたって超扇情的っつーか、悩殺シーンっつーかー」

 

イリヤ「あー、はい。そッスか。

    ……で、話を戻すと、はっきり言って死んだのはタイガのせい、以外どうとも言うことが出来ないわ」

 

タイガ「ブー、なんでよー。……そもそもあの状況なら――」

 

イリヤ「それでもよ。たとえどんな状況であっても、タイガはサーヴァントなんだから。最後までマスターを守り抜く責任があるわ」

 

タイガ「……うーむ、うん。それもそうね、私が避けなければ良かったって言うのも本当だし、……ここは素直に反省します!」

 

イリヤ「その意気や良し! それでこそ私の師しょーッス!

    ――さて、タイガも反省したことだし、次に『なんで負けたの岸波白野?』を考察するわ」

 

タイガ「ん? 今やらなかった?」

 

イリヤ「死んだ理由はね。でもそれは負けた理由ではないわ。

    タイガだって言ってたでしょ? あの状況に陥った時点でもうどうしようもないって」

 

タイガ「え? あぁ、うん」

 

イリヤ「それもそのはず。

    あんなに敵にとって理想的な形で宝具を展開されて、かつ、こちらはなーんの対策もしてないんだから。余程の当たりサーヴァントじゃなかったらそうそう乗り切れるものじゃないわ」

 

タイガ「ほえー」

 

イリヤ「ましてハクノのサーヴァント! こんなピーキーサーヴァント引いておいて、ハクノはちょっと暢気すぎ!」

 

タイガ「な、何をー!」

 

イリヤ「そう、だからハクノが負けた理由を一言で表すなら、『聖杯戦争なめすぎ!』ってところかしら。

    敵の真名どころか主武装すら分からないで決戦に挑むようなバカチンは、三千世界広しと言えどハクノとあのワカメくらいな物よ! 

    あ、そうだ! 聖杯戦争玄人の師しょーがついておきながら、なんで何も言わなかったんスか!」

 

タイガ「えー、だって私参加するのは初めてだしぃ」

 

イリヤ「…………はぁ。一つハクノに忠告しておくわ。

    この人を信用するのは構いません。ろくなコトしでかさないけど、人柄はまぁ、それなりよ。でもね、絶対信頼しちゃダメよ。良かれ悪しかれ、アナタの期待は確実に裏切られるから」

 

タイガ「むぅ、いろいろと反論したいが、ここは大人らしく口を噤む私なのであった」

 

 

 

 

イリヤ「じゃあ改めて要点をまとめておくわ」

 

タイガ「メモの用意よ、岸波君!」

 

イリヤ「まず、

 

    1.敵の情報はしっかり探ること

 

    2.もっとアリーナで自分磨きをすること

 

    3.何があっても諦めないこと

 

    オーケー?」

 

タイガ「さすがにもう1と3については問題無いでしょ。岸波君は見かけによらず気骨があるって私知ってるもの

    ……でも2は良く分からないわ。自分磨き? タイガを目指してもっと輝けってこと?」

 

イリヤ「しゃらっぷ! 私が言っているのは鍛練、という意味。

    ハクノ、アリーナにはトリガーを取りに潜っただけだったでしょ?」

 

タイガ「そう言えばそーねー」

 

イリヤ「それじゃ全然ダメ、ダメダメ過ぎて地球が滅びちゃうくらい。

    ……参考までに聞いておくけど、何してたんスか? 結構時間あったッスよね」

 

タイガ「あー。うーん、いろいろ。ボードゲームとか、トランプとか。あ、あと花札は盛り上がったわー!」

 

イリヤ「…………因果応報、ね。まったく、よく二人で集団ゲーム出来るわ。

    まあ、それはいいとして。魂の改竄って聞いたことあるでしょ?」

 

タイガ「うーん、聞いたことあるよーなないよーな」

 

イリヤ「はあ、魂の改竄って言うのはね、要は雑魚サーヴァントを強化するってこと。いや、本当はサーヴァントに霊格を取り戻させるだけなんだけど、言っても分からないわよね」

 

タイガ「え? 分かるわよ? マスターの地力を底上げして、サーヴァントとの繋がりを強化する。それでサーヴァント達は本来の力を取り戻せるの、ってことでしょ?」

 

イリヤ「ウソ……。何か変なものでも食べた?」

 

タイガ「ん? 私今何か言ったかしら?」

 

イリヤ「ちょっと、あんま怖いこと言わないで下さいッス師しょー。このコーナーの良心的立ち位置の私の存在意義が……」

 

タイガ「良心とかよく言うわこの小悪魔ロリっ子め。隙あらば謀反なんて小早川さんもびっくりよ」

 

イリヤ「よく分かんないけど……。とにかく、魂の改竄でタイガをレベルアップさせること。あの教会の姉妹に言えば何とかなるから」

 

タイガ「橙子さんと青子さんね」

 

イリヤ「そ」

 

 

 

 

タイガ「いや、それにしても今回は長かったわねー。凄く、仕事した、って感じ」

 

イリヤ「私の進行のおかげね。たぶんこんなに丁寧にアドバイスしてあげたのなんて初めてなんだから、感謝するのよハクノ」

 

タイガ「次は無いと思え! フハハハハ!」

 

イリヤ「フハハハハ!」

 

イリヤ「……さーて、今回のタイガー道場はこの辺でお開きとなります。言われたことちゃんとやって、しっかり勝って来なさい」

 

タイガ「おーし! ワカメ刈るぞー!」

 

イリヤ「………そうそう、最後に一つアドバイス。今後戦いを乗り越えていく上で、一人会っておいた方がいい人物を紹介するわ」

 

タイガ「あ、そう言えばいたわね。遠坂さん」

 

イリヤ「そう、聖杯戦争の水先案内人とも言うべきあの人。トオサカリンさんでーす。

    なんだかんだと難癖つけてくるだろうけど、根はお節介焼きだから交流を持っておいて損は無いわ。特にアナタみたいな、放っておくと危険そうな能天気ボーイ」

 

タイガ「Oh……まさに主人公」

 

イリヤ「はい、これでもう本当に言うことは無いわ」

 

タイガ「はい、改めまして、今回のタイガー道場はここまで。三日目からやり直すわよー岸波君!」

 

イリヤ「頑張って下さいッス師しょー!

    出来るだけ死んで私に出番を……!」

 

 

タイガ「死にません! それじゃあまた、目が覚めたらな!」

 

イリヤ「バイバーーイ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




会話劇って難しい。

あとなんだか師匠と弟子一号っていうより、普通にイリヤタイガみたいになってますね……。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。