朗読劇のカズめぐ成分高めで良かったですね!
関西でもやって欲しいです。
今回は短めですが、よろしくお願いします。
-NINSHIKINOCHIGAI-
アクアとダクネスが帰った後、俺とめぐみんは食器を洗ったり、動かした机などの移動などの作業をしていた。
今はあらかた作業が終わり、めぐみんが一旦廊下で待っていて欲しいと言ってきたので、待機してる所。
何かを書いてる音がするから日記だろうと思いながら待っている。
「片付け終わりましたよ。そろそろ寝ましょうか。カズマ、着替えてきてください」
「めぐみん、覗くなよ?」
「誰がカズマの裸なんかに興味あるんですか?」
「・・・むっつりめぐみん」
首を絞められる前に、部屋に入り鍵を閉める。
これで安全は確保された。
「だ、誰がむっつりですか!おい!逃げるな!」
「ほら!今着替えてるのに、全力で扉開けようとしてんじゃん!やっぱり見たいんだろ!」
めぐみんはドアノブをガチャガチャ言わせたり、扉バンバン叩いたりして、このままほっといたら海外の刑事ドラマ見たく蹴破って入ってくるんじゃないかってくらいに荒ぶってる。
流石に宿屋でそんなことしないよな?
「ち、違いますよ!私がむっつりだとか根拠の無いことを言うからですよ」
「その根拠を身をもって示してくれてるわけだな」
「だから違いますって!」
「分かってる。分かってる。めぐみんもそういうお年頃だってことは」
「分かってません!全然分かってませんよ!カズマ!今日カフェで言ってたことはなんだったんですか!」
めぐみんの気持ちを考えられてなかったと言ってた話とこれは意味が違う。
だって、分かっててやってるし。
こう言うことも出来る関係が好きだからな。
「あれはあれ、これはこれ」
「そうですか。ならば添い寝はなしです!私は優しいカズマとなら添い寝をしてもいいと思ってましたが、意地悪なカズマとは嫌です!」
「すみませんでした!めぐみん様!」
あの言い方をされると流石に心に来るものがあった。
ここは日本人として最大級の詫びとして土下座をして謝意を示した。
「全く、謝るくらいなら・・・な、何で着替えてる最中に出てくるんですか!?」
「いち早く謝らないとって思って」
「分かりましたから早く服を着てください」
と言いつつチラチラこちらを見てるあたり、やっぱりめぐみんはむっつりだと思う。
これで今日の添い寝は流れただろうけど、次の機会のために全身全霊の土下座をした。
「・・・カズマ、覗いたら明日爆裂しますからね?」
「めぐみんは見たのに?」
「あなたが勝手に出てきただけでしょう!」
「・・・冗談はこの位にして、俺は先に寝てるぞ」
これ以上めぐみんをいじると今度はデートしないとか言われそうだし、このくらいで止めておこう。
添い寝もダメになったし、デートに備えて早く寝よう、
「先に寝てしまうのですか?」
「おう。明日寝過ごすの嫌だからな」
「添い寝しないんですか?」
「・・・え?さっき嫌だって言ってたろ?」
俺はめぐみんを攻めてたはずなのに、いつの間にか動揺させられてる?
なんでこの子こんなに恋愛強い訳?
今回はめぐみんをリードしてって思ってたのに……
「意地悪なカズマとはと言いましたよ。ちゃんと反省して一人で寝ようとしてるカズマとなら大丈夫です」
「そうか」
添い寝できないなら出来ないで、理性との戦いをしなくて済むと考えてただけで、反省してる訳では無いなんて言えない。
とは言え、添い寝が出来るならできるで嬉しい。
このままだと狭すぎるから二つのベッド連結した方がいいよな。
「カズマ?何やってるんですか?」
「ベッドを繋げようと思ってな。間にあるものを動かしてたんだ」
「何故そんなことしてるんですか?」
めぐみんは訳が分からないと言った感じで首を傾げてる。
シングルベッドで添い寝の距離感理解してるのか?
そんなことになったら俺の理性が持つか怪しいんだが。
てかめぐみん恋愛強者過ぎる。
「・・・シングルで添い寝って普通じゃないぞ?」
「そうなのですか?」
あっ、分かった。
めぐみんが恋愛強いんじゃなくて、恋愛に関して興味無いんだ。
だから深く考えてないんだろうな。
うん。
俺にとっては超困る。
「ダブルベッドって知ってるか?」
「言われてみればそうですね。ですが面倒なので、このまま寝ましょう」
「・・・は?」
この状況でベッド連結しないのは普通じゃない。
興味無いとかってレベルで済ませていいのか?
何かもっと別の原因もある気がしてきた。
「妹と寝ていた時もこれくらいの布団で一緒に寝てましたし、問題ないでしょう」
俺、こめっこと同列視されてたのか。
それならめぐみんがグイグイくる理由も……納得できるか!
男との同衾を妹との就寝と同じように考えるってどんなだよ!
・・・俺、めぐみんから男として意識されてないのか?
「それって敷布団だろ?今回はベッドだから落ちないようにしようと思ったら結構引っ付かなきゃだし、妹と俺じゃあ大きさが違いすぎるし、そもそも男女が添い寝するってのはだな」
添い寝はしたいけど、何だか引き止める説得してるみたいになってるが、全く事態を把握してないめぐみんに説いて見るが響いてる様子はない。
「とりあえず、やってみてから決めましょう」
「・・・恥ずかしくなって蹴飛ばしたりするなよ?」
「しませんって、先に入ってください」
さっきからめぐみんにリードされっぱなしで、情けない。
おかしいな。
めぐみんをリードして、カッコイイとこ見せようとか考えてたけど、無理な気がしてきた。
でもまあ、めぐみんのこう言う魔性な所も好きなんだけども。
「これでいいか?」
「では失礼します」
何の躊躇もなく入って来やがった。
何なのこの子?
耐性と言うか適応力と言うか色々強過ぎないか?
超かわいいけど、末恐ろしい魔性度合いに驚きを隠せない。
一応数センチは間があるけど、大丈夫だろうか?
お互い仰向けで顔は見ていない。
「・・・カズマの言う通り結構近付かないと入れませんね」
「俺は別にいいけど、これは近過ぎるだろ?寝返りも出来ないしやっぱりベッド繋げよう」
「このままで問題ないです
隣にカズマがいると言うのは不思議な感覚になりますけど、悪くはないですね」
・・・この感じ、確か、めぐみんから罰ゲームと称して壁ドンとかした時もこんな反応が返って来たような。
恋愛小説の追体験が楽しいみたいな感じなのか?
だったら少しは納得がいく。
魔性のめぐみんではなかったのかもしれない。
「そうか。めぐみんがいいなら、これでいこうか。俺ちょっと枕取ってくる」
「私のを使ってください。その代わり腕枕お願いします」
「・・・無理してないか?」
「無理ですか?こめっことしてたことの逆をカズマにして貰うだけですよ?」
恋愛小説の追体験とかじゃなくて、終始俺の事こめっこと同じように、つまり、兄妹で寝てるくらいにしか考えてないと。
にしてもなんの照れもないの男として悲しい。
自分に魅力があるとは全く思ってないけど、それでも多少は反応してくれてもいいのに。
「・・・分かった。じゃあこれでいいか?」
「カズマの腕枕、寝心地いいですね」
「そりゃよかった。毎日してもいいぞ」
「そうですか。明日もお願いします」
「・・・今なんて?」
俺、さっきから全敗してるんだけども。
おかしいな。
めぐみんが照れて顔真っ赤にする所を想像してたのに、そんなことちっとも起こらない。
俺が驚かされるばかりだ。
「明日もお願いします。ピクニックの後、昼寝したいなあと思ってたのですよ」
「そ、そうか」
な、何故だ……
何故めぐみんはこんなにも添い寝に恥じらいがないんだ!?
おかしい、絶対におかしい。
紅魔の里ではあんなに動揺してたんだ。
いくらめぐみんとはいえ、これは変だ。
認めたくないのもあるけど俺が全く意識されてないのも違う気がしてきた。
何かからくりがあるはずだ。
「なあ、めぐみん」
言って俺はめぐみんの方へ顔を動かす。
めぐみんの綺麗な横顔が見える。
何か答えを導けないかとめぐみんを観察してみる。
「どうかしましたか?」
俺の方は見ようともせず、目を瞑ったままずっと仰向けでいる。
・・・もしかして、今の俺たちの距離感を理解してないだけなんじゃないか?
こめっこと一緒に寝てた時基準でさっきから話してるから十分に有り得るな。
「ちょっとこっち見てみ」
「いいですよ。何のようで……」
めぐみんが首を動かし、こちらを見る。
そして、俺とめぐみんはあと少しでキスが可能な距離になった。
俺がさっきから何を気にしていたのかようやく理解したらしく、眼と顔が同じくらい紅く染まっていく。
「お前この状況理解してなかっただけなのな」
「・・・な、何のことでしょう。わ、私は別に動揺なんて、しししてませんよ」
「思いっきり動揺してるだろうが、耳まで赤くしてるし」
これだよこれ。
こういう反応を待ってたんだ!
添い寝してた時からのモヤモヤがスカッとした。
やっぱり照れてるめぐみんは超かわいい。
「う、うるさいですよ。もう電気消します!こっち見たらシバキますからね!」
「お前、妹にそんなことされてたのか」
「されてませんよ!あの子がそんなことするわけないじゃないですか!添い寝なしにしないだけ有難いと思ってください!」
「うん。好きな子の使ってる枕で寝ながら、好きな子に腕枕させて添い寝できるの凄く有難いし、凄く幸せ」
最大限めぐみんが俺を意識する言い方をしてみたら、めぐみんは跳ね起きて、布団で顔を隠しながら言った。
「やっぱり枕持ってきてください。今の聞いたら恥ずかしくなってきました」
「へいへい。何なら添い寝なしでもいいぞ?めぐみんが眠れないなら俺は」
「添い寝は問題ないです。密着度が問題です。妹との添い寝とカズマの添い寝を同様に考えてた私がバカだったと気付いただけです」
俺がめぐみんだったら絶対にこの提案に乗ると思うけど、密着度だけが問題らしい。
めぐみんの基準は分からないけど、とりあえず、こめっこと同じ扱いじゃなくなって、意識されてるのは分かったし、上出来か。
まあ、俺からすれば今更感も否めないけども。
「始める前から俺は指摘してたぞ」
「そうですね。えっと、ベッド繋げましょう。これは近過ぎて、恥ずかしくて寝られません」
「それも俺が最初にやろうとしてた」
めぐみんが凄くバツが悪そうにペコペコと頭を下げてくる。
「カズマの気遣いに乗っておけばと思ってます。すみません」
「謝ることないって、それより、早く運ぶぞ」
ベッドを繋げて各々ベッドに横たわる。
さっきの距離感を覚えてるから物足りない感じもするけど、まあ、一応、これも添い寝だし、めぐみんが明日寝不足でデート出来ないとかって言う最悪の事態が避けられるならいいか。
と、そんな事を考えてるとめぐみんがこっちに寄ってきた。
「二台分となるとちょっと遠いですね。どのくらい近い方がいいですか?」
「めぐみんの基準で近付いてくれたらそれでいい。添い寝出来れば距離なんて関係ないし」
「じゃあ、このくらいで」
めぐみんの裁量でと言ったのにさっきと一センチくらいしか変わらない距離にいる。
また気を遣わせてしまったのかなと思ってしまう。
「もうちょっと離れてもいいんだぞ?」
「カズマは優しいですね。私はこのくらいがいいんです。シングル一つの時と違って、後ろに余裕がありますし」
「そうか?ならいいんだけど」
めぐみんはこの状況をどう考えてるんだろう?
ふと、今までの行動を振り返ってみると、俺は単に楽しんでたけどめぐみんはここ数日、相当心配してくれたんだよな。
そんでもって、クリスから聞いた話で心配の必要がないと分かったわけだけども、めぐみんからしたら突然自分に求婚してきた相手って所は変えようがない事実だし、そんな中で添い寝だろ?
俺だったら本人がしなくていいって言ってるならやめるだろうしな。
それなのに自分から提案してるんだよな。
「カズマ?難しい顔してますね。悩み事ですか?」
「めぐみんが今俺の事どう思ってるのか気になって」
「まだ気にしてるのですか?カズマのことが好きとは思ってませんが、一緒に居ると何だか落ち着きますし、この状況どちらかと言うと好きですよ?」
下げるか上げるかどっちかにして欲しい。
でも、まあ、めぐみんなりに気持ちを伝えてくれたんだから言い返すのは野暮だよな。
どちらかと言うと好きと言う表現でもちょっと嬉しい。
「ありがとう。また嫌なことさせてたらと思って心配で」
「カズマは心配性ですね。私はカズマといる時間が好きですから安心してください」
「・・・え?」
「もちろん、仲間としてですけどです」
下げて上げるの止めてとは思ったけども、上げて落とすのも止めて欲しい。
まあ、予測はしてたけどな!
悔しい……
「ですよね。でもまあ、安心した。苦労かけるな」
「今更ですよ。水臭いこと言わないでください。そんな心配してる暇があったら私を惚れさせる努力をすべきだと思いますよ」
「言ったな?明日覚えとけよ?」
とは言ったものの、相手を惚れさせる方法なんて知らないから、とにかくめぐみんが恥ずかしがるようなことしとこう。
多分、惚れると言うよりも、俺の事意識せざるを得なくなるだろうし。
「それは楽しみですね。眠くなってきたので寝ますね」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
次回の更新時期シリーズ共に未定です。幼馴染ちゃんが出るやつをそろそろ書きたいとは思ってますが、投稿出来るかどうかは分かりません……