でも昨日はこめっこの誕生日と愛でたい!!
5/1でこのすば17巻の6周年!つまりカズめぐチュッチュ6周年です!
盛り上がっていきましょう!!
ハグしている所をダクネスに目撃されためぐみんと俺。
しかも、珍しくめぐみんの方からハグをした時に限って見られてしまった。
その事件があったのが昨日。
今は、めぐみんが起きてくるのをギルドで待っている。
そこへダクネスがやってきた。
「まだめぐみんは来てないのか?」
「昨日のアレがあったからな。まだ顔を合わせたくないんだろ」
「・・・そうか。カズマ、すまないが、そのことは一任して良いだろうか?私が行くと余計に拗らせてしまいそうだからな」
「確かにダクネスが行ったら火に油だろうしな。ちょっと宿屋に様子見してくるから、アクアには、そうだな。俺たちが爆裂散歩行ったとか伝えといてくれ」
「ああ、分かった。めぐみんのことは頼んだ」
と俺はめぐみんの宿屋へと向かう。
道中クリスに会えれば助力を求めて、第三者的なフォローが欲しいなとか思っていたけど、そんなこともなく宿屋に到着してしまった。
どう話せばいいのか正直全く分からない。
でもとりあえず声かけてみるか。
「めぐみん、いるか?朝だぞ?」
ノックして声を掛けてみるも返事は無い。
入れ違いになった可能性もあるから、下手に大声で呼ぶとかもやらない方がいいよな。
あと一回やってみて出てこなかったらちょっと時間開けてまた来よう。
さっきよりも強めに扉を叩いてから呼びかけてみる。
「おーい、めぐみん起きろ。爆裂散歩行くぞ」
「は〜い、今起きました〜、待ってくだひゃい」
ひゃいって、かわいいかよ。
昨日のこと気にして中々寝付けなかったんだろうな。
そして、今は寝ぼけてるからあまり気にしてないように思う。
扉が開いてからが本番だな。
「お待たせしましたぁ、爆裂行きま、おわっ!?」
「おっと!大丈夫か?足元気を付けろよ?寝惚けてるなら顔に水かけてこい」
バランスを崩した事で、俺の方へと倒れてくるめぐみんを転けないように抱き寄せる。
この状況、完全に昨日こと思い出させる出来事になるよな。
嫌な予感しかしない。
「・・・カズマ?」
「どうした?俺はずっとここにいたし呼んだの俺だぞ?」
「・・・あっ!あああああああああああ!」
「どうした?」
叫び出した理由はよく分かっているけれど、ここは形式的に聞いておく。
めぐみんの顔がみるみる赤くなっていくことから明らか。
「き、昨日のことは忘れてください。あれは違うんです。本当に魔が差したと言いますか」
「忘れられる訳ないだろ?めぐみんから初めて来てくれたハグなんだから」
「どうしてこういう所は譲ってくれないんですか!ああもう。分かりました。ちょっとカズマ、中入ってください話があります」
「分かった。俺もちょっと話ときたいことあるし」
「・・・えい」
言ってめぐみんは抱きついてきた。
扉閉めたと思ったら突然これって、何が起こってんだ?
「・・・めぐみん。どうした?」
「・・・これで昨日のこと忘れてくれませんか?」
「・・・より昨日のことが鮮明に思い出されてるんだが」
「逆効果でしたか。まあいいです。しばらくこのままで」
やっぱりめぐみんはめぐみんか。
もう慣れてるし、自分から行動に起こすとか俺には無理だった。
「しばらくって、いつまでやるんだ?」
「私が満足するまでです」
「満足ってなんだよ」
「昨日カズマの言ってた小説の追体験とやらをしてみようと思ったので」
このパターンってあれだよな。
めぐみんが自分のやってる事あまり理解してないからできてるだけな気がしてきた。
今はこれはなかなかとか、あのシーンはどうとか言ってる。
追体験のことしか考えてない可能性が極めて高い。
よし、ここは一つ試してみるか。
「そっか。じゃあハグを返さないとな」
「・・・へ?」
「どうだ?」
さっきまでと打って変わって、顔を真っ赤に染めためぐみん。
可愛すぎる・・・
めぐみんから見て照れてる俺ってこんな感じで見えてたのか。
そりゃやめられないなこれ。
好きな人のこんな表情ずっと見てたい。
「あわわわ、か、かずま、これはダメでしゅ……」
「お、おう」
やり過ぎて気まずくなるのは困るし、このくらいにしておこう。
にしても可愛い過ぎるなてれみん。
「カズマ」
「何だ?」
「私ってバカですね」
「基本めぐみんはバカだと思ってるから今更だな」
昨日も似たような話をした気がする。
まあ、人の事言えた立場じゃないバカなんだけどな俺も。
だって、めぐみんにカウンターやって結局自分が恥ずかし思いをすることなんて数え切れない程にあるしな。
「・・・あの、一つ聞きたいんですけど、おバカキャラが好きとかじゃないですよね?」
「いや、別に。確かにバカなことしてるめぐみんも好きだけど、それはめぐみんのことが好きだってのが前提にあるからだぞ?つうかバカ好きならアクア一択だろウチのパーティー。まあ俺はめぐみん一択なんだけども。と言うか何について言ってたんだ?さっきのバカだってのは」
「そ、そうですか。昨日ダクネスに見られて、客観的に恥ずかしいことと認識してたのに、それをやってしまっているとやってから気付いたので」
恋愛を冷静にするなんて不可能なんだよな。
・・・いや、前世?のめぐみんはそれをやってたような気もする。
まあ、こっちのめぐみんもめぐみんって考えると、単純に俺への想いとか自分の中で踏ん切りついてたってのもあるかもな。
アイツ曰く、ダクネスだけじゃなくてアイリスとか、クリスとかも警戒してたって話だし。
まあ、クリスと言うかエリスに何度かプロポーズした過去があるから間違っては無いけど・・・
なんならエリスの悪ノリでOKでた事もあったし……
「何言ってんだ。俺だってなめぐみんに今日こそはとアプローチしてみたら、全力で返されてこっちが恥ずかしくなってたんだからな」
「私じゃない私の話を急にしないでくださいよ!なんのことか分からなくなりますよ」
「だってどっちもめぐみんだし、いくらめぐみんと言えども、あのめぐみんを否定するのは許さん」
「・・・そこまで想って貰えてるのはなんと言うか、自分であって自分じゃないですけど、嬉しいです。まあ、それとこれとは話が別だと思うんですけど、そこはもういいです。それよりも、もう一度ハグしてもいいですか?カズマは何もしないでくださいね」
「分かった」
どういう脈略だろう?
よく分からないけど、俺としては断る理由は無い。
嬉しいって言ってたからそれが原因か?
俺からのハグを止めてるあたり、
「カズマカズマ」
「はいはい、カズマです」
「こうしてるとなんだか落ち着きますね」
「それなら良かった。俺も抱き締め返して癒されたいんだが」
「そ、それはダメです!」
「分かった」
自分からは良くて、こっちからはダメな理由を知りたいが、まあ、ハグをして貰えるならこれでもいいか。
と当初は思っていたのだが、めぐみんはいつになったらこのハグを辞めるのだろうか。
かれこれ三十分くらい経とうとするのに、未だにハグは続いている。
俺としては嬉しいけど、流石にこっちからのハグ禁止の状態でこの長さはキツイ。
「あの、めぐみん?いつまでこうしてるつもりなんだ?って、おい、めぐみん?」
・・・こいつ、寝てる。
小説の追体験だから、思い出しながら目をつぶってるんだろうとは思ってたけど、まさかそのまま眠るとは。
流石にこのままは疲れるから、ベッドに移すか。
そんでもってソファで俺も寝よう。
気付くと俺は横になっていた。
アレ?俺はちゃんとソファで寝てたはずなのに?
まさかめぐみんのこと好き過ぎて、寝てる間に布団へ入った?
いやいや、流石にそんなことないだろ。
・・・ないよな?
てか、俺がベッドの上ならめぐみんは何処にいるんだ?
めぐみんの温もりを感じないから添い寝してる訳ではなく、俺は普通に一人で寝てる。
とりあえず目を開けて周囲を確認して・・・
「ヤバいです。ヤバいですよこれは」
「何がヤバいんだ?」
「カズマの寝顔かわ、ってカズマ!?起きてたんですか!?」
「俺の寝顔がヤバいってか?そんな変な寝顔してたのか?」
俺の寝顔そんなに変だったのだろうか?
「な、なんでもないです!なんでもないですから!」
「そうか。ベッドに動かしてくれてありがとな」
「い、いえ、こちらこそ寝落ちしてすみません。もう結構暗いですし、あの、その、泊まって、いきませんか?」
「なあ、めぐみん。お誘いは嬉しいけど、何か忘れてないか?」
俺が何に誘いに来たのか覚えてないみたいだ。
あまりの動揺に爆裂散歩忘れてるな。
「へ?何かって何ですか?」
「ほら、お前が大好きなヤツ」
「私が大好きなヤツ?カズマではなく私の?」
「そうそう」
「えっと、あっ!?そういえば爆裂散歩まだしてません!」
ようやく思い出したか。
でも何時もなら
『私としたことが忘れてました!今すぐ行きましょう!』
とか言いそうなのに、全くそんな気配がない。
どうしたんだろうか。
「今日はもういいです」
「どうしためぐみん?なんか変な物でも食べたか?」
「ちがわい!もう23時回ってるので今から行って戻ったら真夜中も真夜中ですよ。怒られますよ。そ、それにカズマに迷惑かけたくないですし…」
もうそんな時間なのか。
ダクネスは俺が失敗したとか、宥めるので精一杯だったと思ってるだろうな。
所でなんかさっきからめぐみんがモジモジしてる……
めちゃくちゃ可愛い。
俺としてはめぐみんの爆裂魔法見たくて、来たのに見られないのは困るし、ここは発破かけるか。
「よし!行くぞ爆裂散歩」
「どうして私が意を決して我慢しているのに、そういうことを言うのですか!」
「だって、めぐみんが自分のやりたい事押し殺して爆裂魔法我慢してる所見るの嫌だし、それに何より爆裂魔法にまっすぐなめぐみんとめぐみんの爆裂魔法が俺は大好きなんだからな。ということで行くぞ?めぐみん」
これで爆裂散歩への遠慮は無くなるだろうとか軽く考えてたらなんかめぐみんの瞳が潤み始めた。
ん?
なんか思ってた反応と違う。
しかもなんかこっちに向かって来てるし、潤んでた瞳から水滴が落ちてる……
いやでも、なんでめぐみんの眼はそんなに潤んで紅く光って……
「ひぐっ、うっ、かじゅまあああああ」
え?なんで?
なんでめぐみん泣いてんの?
ええっと、こういう時どうすりゃいいんだ?
俺なんか変なこと言ったか?
いやでも、だとしたら抱き着いて来た理由はなんだ?
分からない、分からないって!
時折俺の名前呼びながら泣いてるけど、これどういう状況なんだ?
よく分からないままにハグ返して、今背中さすってみてるけども!これは正解なんだろうか?ちょっとマシになってきてる気はするけど、こんな泣いてるめぐみん初めて見たし、どうしたらいいのか分からない。
と考えてるとめぐみんは泣き止んだ。
「えっと、めぐみん大丈夫か?」
「・・・はい。もう落ち着きました」
「俺なんか変なこと言ったか?言ってたらごめん」
「ふふっ、確かに変なこと言ってましたけど謝らなくていいですよ。嬉し泣きですから、爆裂魔法はネタ魔法。そんな風に言われてバカにされるのが普通ですよ?それなのに、爆裂魔法を使ってる私が好きなんて言ってくれる人他にいませんよ。しかも、私が諦めたのに、後押ししてくれる人がいるなんて、そんなの、想像もしたこともなかったですから」
「・・・」
俺にとってはもう普通のことになってたけど、言われてみれば爆裂魔法はネタ魔法。
理解ある仲間なんて現れないし、理解ある異性なんて以ての外だろう。
・・・仮に仲間じゃなかったら下心を疑うレベルだよな。
まあ、俺もめぐみんとお付き合いしたいと言う下心はあるけども、それ抜きで爆裂魔法は評価してるし、コイツが後先考えずにポンポン放たなければ問題はない。
期せずして俺はめぐみんにとって特別な存在になってた訳か。
「カズマ、私決めました!」
「ええっと、何を?」
突然吹っ切れたみたいに、いい笑顔で言われても何か全く分からない。
でもまあ、変に作った笑顔じゃないし、上級魔法覚えるとか言い出した時みたいなことは言い出さないだろうけど。
「今日はやっぱり爆裂諦めます」
「え?ど、どうして?」
「私なりのケジメです」
「は?何の話だ?」
ケジメ?
俺が知らない何かやらかしがあったりしないよな?
「カズマは私への好きを我慢してくれてますよね?」
「えっと、そうだっけ?」
「私が嫌がるスキンシップとか攻めは止めてくれてますよね?」
「それはそうだけども」
コイツ本当にアホだなー。
何時ぞやの優秀な魔法使いがとか言い出すのに比べたら全然マシだけども。
でもまあ、無理してる風でもないし、ここはめぐみんを尊重しようかな。
でも爆裂魔法見たいんだよな。
「なので、私も爆裂魔法を我慢します」
「それはそれで、俺が大好きなめぐみんの爆裂を我慢することになるんだけども」
「・・・あの、そういう反則級のこと言うのやめてもらっていいですか?」
「反則?何の話だよさっきから」
惚けておこう。
反則級なのは俺が一番よく分かってるけど、ここは敢えて鈍感系でいこう。
このままめぐみんが怒って俺が帰る。
多分、今日はこれが一番いい別れ方かな。
「はぁ、もう、いいです。とにかく私は今日爆裂しません!早く寝ますよ!添い寝です!」
「分かった。じゃあ、俺はかえ、今なんて言った?」
「帰らないでくださいよ。私とは嫌ですか?添い寝」
「嫌じゃないし、むしろしたいけど本当にどうした急に?」
ケジメ付けるとかは分かる。
うん、分かるけど、添い寝は何処から?
いやまあ、分からなくはないけど、この変わりようと言うか、なんと言うか。めぐみんらしいと言えばめぐみんらしいけどなあ。
「どうしたと言われたら、カズマに泣かされました」
「全然答えになってないんだけど?」
「いいえ、これが答えです。では寝ますよ!」
言ってめぐみんは布団に潜り込んできた。
泣き終わってからずっとニコニコしてるし、大丈夫なのは大丈夫なんだろうけど、俺としては明日の朝起きた時が心配だ。
今指摘したら暴れるかもだから黙っておこう。
明日はなんとかしてめぐみんに二発撃たせてやりたいな。
「だな。おやすみ」
「・・・」
俺が諦めるように寝っ転がると、めぐみんはその様子をジッと見ていた。
本当に今日のめぐみんはどうしたのだろうか。
ここ最近、めぐみんから興味ないみたいな反応ばかりだったから、こう急に距離詰められると前みたくキョドってしまう自分がいる。
「どうした?俺の顔になんかついてるか?」
「えっと、その、なんでもないです。おやすみなさい」
「?おやすみ」
こうして俺達は眠りについた。
最後のがなんだったのか気になるけど、多分、俺がしょうがない的な雰囲気出したのが気に食わなかったのだろう。
そうに違いない。
翌朝、目が覚めると俺はめぐみんに寝顔を覗き込まれていた。
・・・えっと、どうしようかこれ。
うっすら目を開けて気付いたけど、今目を開けていいものなのだろうか?
それともこのまま寝ておいた方がいいのか……
「起きませんね・・・」
言って、覗き込むのをやめたと思ったらキッチンの方へと向かうめぐみんを見るに、起きるの待ってるだけか。なら早く起きよう。
「おはよう。めぐみん」
「起きましたか?もうお昼ですよ」
「悪い、寝込んじまった。でも起こしてくれたら良かったのに」
「幸せそうに眠るカズマを見てたらあまりそういう気にならなくてですね」
幸せそうか。
めぐみんと一緒に眠れるのは凄く幸せな事だよな。
夢の中でもめぐみんとデート出来たから超幸せ。
「そりゃあ、好きな子と添い寝して眠れたら幸せだからな」
「・・・そうですか」
「そうそう。そんでもんって起きたら好きな子の料理が食べられるとか俺もう幸せ過ぎて夢なんじゃないかって思うくらい。エリス様感謝します!」
「馬鹿なこと言ってると今作ってるこれ全部私一人で食べますからね?」
おっといけない。
このままだと幸せタイムが終わってしまう。
大人しくしておこう。
「ごめん、調子乗りすぎた」
「まったく、カズマが中々起きないせいでダクネスへの説明大変だったんですからね?」
「今なんて?」
ダクネスが来て、めちゃくちゃテンパってたであろうめぐみんが説明が大変だったと言っている?
嫌な予感がする……
「ダクネスへの説明ですよ。ついさっきまでダクネスが来ていたのです。もうすぐ昼だと言うのに姿を見せない二人が心配だと」
「そ、そうか。それでどう説明したんだ?」
「あったことをそのまま説明しましたよ?」
「・・・と言うと?」
「私が昨日のことを忘れようと記憶の上書きをしようとして、失敗して、でもやっぱり追体験はしたいなと思って、続けていたら寝てしまったと。目が覚めたらそれに付き合ってくれたカズマもソファで眠っていたので布団に移して寝てもらったと」
ふむ。今聞いてる感じだと特に問題は無さそうだな。あとはダクネスの反応次第か。
「ダクネスは何か言ってなかったか?」
「そうですね。ダクネスが来て、まずもう落ち着いたかを聞かれたので、カズマのお陰で何とかと答えました。そのカズマの所在に心当たりがないかを聞かれたので奥で寝ていると何も考えずに答えてしまってからは一悶着ありましたが、何とかさっきの説明で納得してくれました」
これ絶対納得してないだろダクネス。
初々しいカップルが必死に誤魔化そうとしてるとかそんな風に思われてる気がする。嫌だなあ。ダクネスに会ったら絶対ニヤニヤして見てくるだろうなあ。
「とりあえず、飯食ったら俺ダクネスと話してくるから、その後爆裂散歩行こう」
「はい!」
めぐみんのいい笑顔が俺の不安感を増す。こいつ、絶対ダクネスはちゃんと説得できたと思ってるよな。
はぁ、どうしたものか。先が思いやられる……
次回、ニッコニコのララティーナちゃんと顔真っ赤かのめぐたんの二本立てです(違う)
次の更新時期は未定です!シリーズは⚫︎⚫︎を!です!