キャプテン翼~RISE OF NEW CHAMPIONS IN 東邦学園   作:nanjyouaya

2 / 5
一軍昇格テスト

 翌日の部活の時間に全部員が集められた。

改めてみるとすごい人数だということがわかる。

1軍から3軍合わせて150人ぐらい入るんじゃないかと思う。

1軍に上がれるのは基本約25名前後で、試合登録選手はそのうちの17名となっている。

今回全部員が呼び出されたのは日向キャプテンの鶴の一声だったかもしれない。

 

 キャプテンに代わり副キャプテンの若島津さんが全部員に話をしだした。

 

「二軍、三軍のみんな。これから一軍昇格テストを行う。

一時試験は一軍のメンバー小池たちを相手にした一対一の勝負だ。

ここでの結果を見て二次試験に進めるかを決める」

 

 俺はそれを聞いて自分の体温が上がったのを感じた。

これに合格すれば・・・憧れの日向先輩とサッカーができる。

そんなことを思った瞬間に日向さんが続けて話した。

 

「いいか、お前ら! 

急な話だから準備ができてないとか言い訳するんじゃねえぞ!

いついかなる時も一軍に上がることだけを考えて日々の練習をしていれば全く問題ないはずだ!

さぁ、チャンスは目の前にあるんだ。気合を入れろ!」

 

「はい!」

 

 みんなが気合を入れて返事をしているときに俺は手を挙げた。

 

 

「キャプテンいいですか?」

 

「なんだ!」

 

「それは本当に三軍の俺らも日向キャプテンや若島津副キャプテンがいいと思ったら、サッカー部のコーチや監督代行関係なしに一軍に上がれるっていうことでいいんですか?」

 

 あ~憧れの日向さんに話をかけたのに、反抗みたいに声をかけてしまった。

実際周囲からあ!何言ってるんだお前みたいに視線が突き刺さる気分だが関係がない

 

「あぁ、今回の一一件は俺に一任されてるから安心しろ、そんなこと言うからには自信があるんだな」

 

 日向さんが向かって野生の虎のような威圧をかけてくる

こんな威圧を食らうのは久しぶりだ!

若堂流の空手本部の先生に組み手をしたとき以来だ

あの時も俺の余計な一言で少しだけ本気でやってくれたっけ

 

「はい、やるからには一軍レギュラーになるつもりでやりますよ」

 

「ほぅ、俺は言葉だけの男は嫌いだ!その大言楽しみにしてるぞ」

 

 俺の出番はまだまだなので様子を見ると一軍の壁は大きくほぼ全員抜けずにいた。

そして俺の番になった。

俺の相手は一軍選手のボランチの小池先輩だ。

俺は一礼をしてマイボールから始まった。

 

「お、お前はあの大言吐いた一念坊主だな。いっちょ俺が見てやるよ」

 

 俺は右に振り、左に振っても小池先輩は動じづに俺の動きを見て、たぶん緊張もあったのだろう

一瞬のすきにボールを取られてしまった。

 

「そんな腕では一軍どころが二軍にも・・・」

 

俺は取られた瞬間にすぐさまステップを踏んで回れ右をしながら相手の斜めに飛び、小池先輩が言おうとした瞬間に横から奪い取って抜いた。

 

「なにィ・・・こいつ!!」

 

 俺は一礼をしてそこから抜けた

一回取られはしたけど、ストップがかからなかったからO・Kだと信じたいなぁ」

 

 それから少し経った後で若島津さんがそこまでという合図を出したどうやら一次試験は終わったようだ。

どうやら先ほどのミスは帳消しになったのか無事に一次試験は突破した。

二次試験は一軍に交じっての紅白戦だ、

これは腕が鳴るじゃなく・・・足が鳴るっていう感じか!

そんな風に俺が思っていると誰かが俺に近づいてきた。

 

「やぁ南條君。久しぶり」

 

 声をかけてきたのは日向さんと若島津さんの秘蔵っ子でもある沢田 タケシだ。

1年MFでもあり、コントロールタワーでもある。

東邦学園中等部の優勝の立役者の一人だ。

 

「久しぶり」

 

「うん、元気そうで良かった。

でも、同じ学年の人が二次試験に残ってるなんてやっぱりうれしいよ。

今の一軍に一年生は、ボクだけだったからさ

南條君のポジションは、えっと・・・フォワードだったよね」

 

 よく覚えてたな

 

「あぁ」

 

「知っての通り、東邦学園は競争の激しいチームだ

技術はもちろん、コーチたちに認められなければ一軍に上がることはない

だけど、そのチャンスが目の前にあるんだ

それをぜひ活かして勝ち抜いてほしい」

 

「まぁ何とかなるようにする」

 

 そんなことを言っていると若島津さんがこちらに来た

 

「南條、お前はタケシと同じチームだ」

 

「同じチームだって、

よし!君のプレイを、僕が活かして見せる!」

ここでキミが選ばれることになれば、一年生がもう一人加わることになるからね

一緒に頑張ろう!!

 

「ん、やるだけやるさ」

 

 沢田は満足したのかそれを聞いて気合を入れていた

あまり思い入れするとはまると思うんだけどな

若島津さんは報告して次の場所に向かっていく。

同じ一念がいたほうが気は楽ではあるけどな

沢田タケシ、テクニック面では日向さんを抜いているといううわさもある人物だ

でもそれが本当かどうかこの試合で確かめる。

俺が間違ってるのか当たっているのかもこれで分かると思う。

そう思うとこの紅白戦はかなり楽しみになってきた。

そろそろ休憩が終わり紅白戦が始まるみたいだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。