「努力は必ず報われるという事を貴方が証明してみせなさい」   作:音﨑カラス

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決勝戦よりも準決勝の方が長かったのは気の所為です。


13話

祝! 全国大会優勝!! はい、みんな拍手ーイエーイ!!

 

初っ端からテンションアゲアゲ、有頂天外、ベリーハッピーです。

練習試合とか遊びでも勝てば気分はいいが、こう公式戦で勝つといつもより1.5倍……いや2倍くらい? まぁとにかくいつもより嬉しい!!

初の決勝戦で初優勝、これに勝るものは無いね。初の公式戦ではないけど、人生そこまで甘くないもんね。

 

そして試合後にまた二つ程特殊技能を獲得しました。こちらをご覧下さい。

 

 

特殊技能『ジャンプサーブlv1』

・スパイクで打つサーブが上手くなる。

・別名スパイクサーブとも呼ぶ。

 

特殊技能『空間認識lv1』

・物体の動きを正確にすばやく把握することが出来る。

・空間認知、空間知覚と同意義。

 

 

とても分かりやすい説明になりましたね。俺感激。

成長を感じる今日この頃、やっぱり能力値先生も成長するんだな。

とういうことは何? 最初の能力値先生はまだ未完成だったの? この特典大丈夫そ?

 

そんな一抹の不安を感じるが、どうにか出来るわけでもないのでとりあえず大丈夫なことにしておく。

 

そしてよくよく見たら特殊技能のレベルが上がっているものがあった。

 

一定の練習量を超えたってことか。『lv』の説明を確認すると以前無かった説明が書いてあった。

どうやらlvが上がる度にどんどん上がりにくなるらしい。なんてこった、あんま聞きたくなかった。

 

そんなことを脳内で繰り広げながら、公式戦優勝のお祝いで連れていってもらった焼肉を頬張る。

 

うーむ、美味。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして今年の公式戦がニュースで報道されていた。

 

「今年の小学生大会すごかったですよ! なんと今年の優勝チーム、昨年の優勝チームに敗退したところなんですよ!」

「昨年といえば天城クラブが優勝しましたね。今年は何処のチームが優勝したんですか?」

「台北ジュニアってチームです! 昨年は天城クラブと当たって二回戦敗退。それ以前でも全国の舞台には立っているものの、優勝経験はないんです」

 

バレーが好きで有名なゲストがテレビとあって控えめだが興奮気味に今年の公式戦を語る。

そんなゲストの話を聞いているキャスターは、要領を得ない話に首を傾げる。

 

「一体何故急激にチームが強くなったんですか?」

「実はですね……昨年の大会も見たって人なら分かると思うんですが、台北ジュニアの天才児がパワーアップして戻ってきたんですよ」

「天才児?」

 

キャスターが疑問を呈すると何故か誇らしげにゲストはすぐさま答えた。

 

「そうです、昨年台北ジュニアに加入したにもかかわらず、小学三年生という身でチームの中心になっていた雨夜蒼くんです」

「あ、知ってます知ってます。昨年騒がれてましたよね」

「はい! 昨年はどうもスタミナ切れで負けてしまったんですけど、今年はスタミナもついて技術も上がってとんでもない化け物に成長してきたんですよ!!」

 

そう興奮気味に捲し立てる。それをキャスターが宥めるように落ち着いたレスポンスを返す。

 

「具体的にはどのように?」

「まず一番の注目所はレシーブ……そう、守りの硬さですね。大体雨夜くんの所へ来たボールはレシーブで拾われています。そして今大会での成長速度が半端ないんですよ!! なんと試合でコツを掴んだのか予測して防ぐゲスブロックまで使うようになって、バシバシ相手のスパイクを止めていくんです」

「レシーブは昨年から凄かったですが、ブロックまで強力になっているんですね」

 

ゲストが話した内容をキャスターが分かりやすく簡単にまとめた。だがまだまだと言わんばかりにゲストは話し始める。

 

「雨夜くんはレシーブもブロックも凄かったですが、決勝戦で見せたジャンプサーブが特にカッコよかったですね!」

「ジャンプサーブ打てるんですか!?」

「今までもちらほら打ってる子はいましたが小学四年生で打てる子は初めて見ました。それとスパイク。ここぞという時に決めてチームの士気を上げるんですよ」

「スパイクまで……トスは? トスも出来るんですか?」

 

そう先程よりも食いついて話を聞いてくれるキャスターにゲストは気分が良くなった。

そしてふふんとでもつきそうな顔で質問に答えた。

 

「他のと比べて目立ったところはありませんでしたが、もちろんトスも出来ます。試合中よく相手を欺いていましたよ」

 

その答えにキャスターは感嘆の声をもらす。

 

「ほぉー……攻守共に出来るオールラウンダーですね」

「そうなんですよ! しかも経った一年でこの成長の仕様、来年も再来年もどのような成長を遂げるのか楽しみです!」

「そうですね……まさに期待の『麒麟児』ですね」

「おお! 上手いこと言いますね!」

 

先程とは打って変わって意気投合したかのように二人はバレー談義をしている。

そうこうしている内にそろそろ話の締めがやってくる。

 

「昨年敗退したチームに打ち勝ち優勝する……まさに『革命』ですね!」

「これからも楽しみなチームですね」

 

そうしてバレーの話題は過ぎ去っていき、次の話題へと移り変わってゆく。

 

このニュースはネット記事に取り上げられ、バレーファンの間ではかなり盛り上がったという。

 

 

ピコン♪

 

※一定の基準をクリアしました。

 

※称号『麒麟児』を取得しました。

 

※称号『革命家』を取得しました。




革命と下克上で迷いました。意味合いとしては下克上の方が合ってるんだけど、麦わら帽子のお父さんは偉大ってことかな。

※予選大会って書いてありました。教えてくれた人あざます!
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