「努力は必ず報われるという事を貴方が証明してみせなさい」   作:音﨑カラス

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とりあえずバレーのルールとか見たんですが、実際やってみないとよく分かんないよね。
なんか間違ってたら指摘おなしゃす!


3話

試合が始まってから数分、この体育館内でどよめきが起きていた。

 

その原因となる者は今日からこのバレーチームの一員となった新人、雨夜蒼だ。

 

新人歓迎会として地域の人達を含め6体6の親善試合を行うことにした。

 

最初のサーブ、この地域バレーボールチームで1番サーブの上手い小学6年生のジャンプサーブから始まった。

 

会心のあたり、かなりの勢いの乗った良いボール。

 

そのボールの先には新人の雨夜蒼。レシーブの体制をとった腕にサーブボールが当たる。

 

そのボールはAパスではなかったが、長すぎず短すぎず高すぎず低すぎない、バレー初心者とは思えない程の綺麗なレシーブだった。

 

その後は他の仲間がスパイクを決め、先制点を得た。

 

そこから空気が変わった。

 

その次もその次もその初心者とは思えない綺麗なレシーブは続き、その勢いのまま第1セットをもぎ取った。

 

まだスパイクに勢いはないが、彼はまだ初心者で小学3年生。当たり前である。

 

地域の大人のサーブやスパイクはそう簡単には取れていなかったが、2セット目には大人達のサーブ、スパイクと共に綺麗に取れるようになっていた。

 

その異様な成長速度にまた体育館内もそれに呼応するようにどよめきが走る。

 

そのままカウント20-17

 

最後は例の新人、雨夜蒼のスパイクでゲームセット。

 

第2セット 21-17

 

どよめきが収まらぬまま親善試合は幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピコン♪

 

親善試合が終わった後、ステータスから通知が鳴った。

 

俺はステータスを開く。

 

 

※一定の基準をクリアしました。

 

※特殊技能『レシーブlv1』を取得しました。

 

※特殊技能『スパイクlv1』を取得しました。

 

 

何やらまた特殊技能をゲットした様だ。

 

lv1? ということは特殊技能は成長するってこと?

 

俺は二つの特殊技能の詳細を調べた。

 

 

特殊技能『レシーブlv1』

・レシーブが上手くなる。

 

特殊技能『スパイクlv1』

・スパイクが上手くなる。

 

 

なるほどなるほど……まんまやな!

 

lvについて調べてみると、lvは1〜10まであるらしい。

経験値を使ってlvを上げるか一定以上の練習量で上がるらしい。つまり練度だな。

 

それにしても初試合、めちゃくちゃ楽しかったわ。

レシーブはバンバン取れたし、スパイクはまぁそこそこだったけど、父さんと二人でやるよりも格段に楽しかった。

 

またやりたいな〜

 

「雨夜! すごいじゃないか!」

 

監督が俺の肩をバシバシと叩きながら褒めてくれた。

 

どこか落ち着いた雰囲気のあった監督だったが、今は興奮しているのかはしゃいでいるように見える。

 

「基本は出来ているとは聞いたがまさかこれほどまでとはな……うん、君ならすぐレギュラーメンバーに入れるよ。まっうちのチームは8人しかいないしな!」

 

監督ははっはっはと笑い声を上げ、興奮が収まらぬまま試合に出てくれた地域の方達の方へ向かっていった。

 

待ってよ監督! 俺聞きたいことがあるんだけど! ポジションってなんですかーー!!

 

俺の心の声虚しく、監督はそのまま行ってしまった。

 

まぁ声に出してないから呼び止められる訳がないんだが。

 

そして監督が俺の元を離れて行ったタイミングでチームメイトが俺のところに集まってきた。

 

「すげぇーなお前! レシーブめっちゃうめぇーじゃん!」

「お前ほんとに初心者かよー」

「サーブ怖くないの? 結構な威力なのに」

「練習の時レシーブ上手かったけど、試合初めてなのに凄いね」

 

チームメイトが次々と俺を称賛した。

 

矢継ぎ早に俺を称賛する声に、俺は頬を赤らめた。

 

「なんだよ照れてんの?」

「……」

「ねぇーねぇー照れてんの?」

「うがぁー!!」

 

俺はそのまま体育館を飛び出し、外のグラウンドを走った。

 

褒めすぎだ! 馬鹿野郎!!

 

頬と頭を冷やすためにグラウンドを走っていたが、次第にチームメイトのみんなも俺に続いて走っていた。




主人公君、生前あまり褒められたことがないので照れてます。子供ですね。
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