「努力は必ず報われるという事を貴方が証明してみせなさい」   作:音﨑カラス

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いつも短くてすまそ。


5話

全国大会の初戦は

 

第1セット 22-20

第2セット 21-18

 

で無事台北ジュニアは勝利を収め、初戦を突破した。

 

それにしても楽しかったなぁ。

相手チームのキャプテンの人、サーブ上手くて取るのが大変だった。

こう……ラインギリギリを攻めてきてアウトかどうかの判断が遅くなったり、普通にギリギリのところだったからサーブが取りにくかったりと、なかなか苦戦を強いられた。

 

ラインギリギリ……カッコいいな。

俺もああいうサーブを打ちたい。

ま、そのためにはまず基本を固めなくちゃね。サーブ練はまた今度やろう。

 

それと試合中なのか分からんが、特殊技能が増えていた。

 

俺は先程追加された特殊技能を調べる。

 

 

特殊技能『ジャンプフローターサーブlv1』

・ジャンプフローターサーブが上手くなる。

 

 

う、うん。いつも思うけど説明文もっちとどうにかなんない? 説明とも言えない文だけれど?

 

とりあえず、俺がさっき試合で打ったのがジャンプフローターサーブというらしい。

監督に聞いてみたところ、威力はないがその分コントロールがしやすく、無回転なら途中でボールの軌道が変わって取りにくいらしい。

 

初戦の相手のキャプテンが打ってたサーブと同じらしい。

 

おお! じゃあ俺もあのラインギリギリサーブが狙えるってことね?

 

うぉお! やる気がみなぎってきたぁ!!

 

将来が楽しみだなぁ。

 

さて、話は戻り初戦を突破した我ら台北ジュニアは2回戦へと駒を進める。

 

対戦相手は優勝候補として名高い天城クラブだ。

 

まさかの優勝候補。

 

俄然燃えてきました。えぇ、燃えましたよ。

 

優勝候補だからといって100%負けるとは限らないからな。

 

チーム一丸となって頑張っていこう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2回戦が始まった。

 

初戦を突破した8チームでまた競い合う。

 

そんな中、今年初参戦の台北ジュニアと昨年優勝チームの天城クラブとの対決があった。

 

第1セット16-19の天城クラブがリードしている。

 

初参戦と優勝候補が競えばどちらがリードするかは素人が見ても分かるだろう。

 

だがそんな優勝候補チームにくらい付いている台北ジュニアの中でも一際目立つ選手がいた。

 

雨夜蒼だ。

 

優勝候補チームのスパイクやサーブを何度も何度もレシーブしていく。

 

点数はリードされているが、雨夜の方へといったボールは今のところ全て取られている。

 

彼はまだ3年生だと言う。

 

あれが天才というのだろう。

 

だが、全てのボールが雨夜の方へと行くわけではない。

 

そして天城クラブのエースが相手コートへとボールを叩きつけ第1セットは天城クラブと渡った。

 

そして続く第2セット。

 

15-18のところ、今試合初めて雨夜のところへときたボールが床に落ちた。

 

スタミナの限界だった。

 

そこからボロボロと台北ジュニアは崩れ落ち、奇しくも第2セットは天城クラブへと渡った。

 

「ピーッ!!」

 

試合終了のホイッスルが鳴る。

 

両チーム整列し、同時に礼をする。

 

台北ジュニアは悔しさに顔を顰めるものが多かったが、雨夜蒼は笑っていた。

 

その顔は僅かに悔しさがこもっていたが、「楽しかった」とでも言う様な笑顔だった。




奇しくもをずっと「きしくも」と読んでいました。自分の馬鹿を発見いたしました。
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