「努力は必ず報われるという事を貴方が証明してみせなさい」   作:音﨑カラス

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台北(たいほく)ジュニアのつもりです。特に意味はないので好きな様に読んでもいいです。


7話

試合開始のホイッスルが鳴る。

 

両チーム整列し、同時に礼をする。

 

優勝候補との戦い。台北ジュニアには緊張感が漂っている。

それに対して東大寺クラブは動きが軽やかだ。

 

全国常連チームは伊達じゃない。

 

だが全国常連という高みの所為なのか、東大寺クラブは何処か台北ジュニアをなめている様に感じる。

 

そんな東大寺クラブの態度に台北ジュニアは闘志を燃やす。

 

一泡吹かせてやろう、とでも言いたげな雰囲気だ。

 

さて両チーム準備が整い各ポジションへと足を運んでいく。

 

「ピーッ!」

 

サーブ開始の笛の音が響き渡る。

 

サーブ権を握るのは東大寺クラブ。

 

ボールを上へと投げ、台北ジュニアのコートへと勢いのあるジャンプサーブを打ち込んだ。

 

ボールの先には雨夜、しっかりと体勢を整えAパスへと綺麗に返す。

 

「ナイスレシーブ!!」

 

そのままセッターは台北ジュニアのキャプテンへとセットアップ。

ブロックを打ち抜けコート内へと落ち、先制点をもぎ取った。

 

「おっしゃぁあ!!」

 

台北ジュニアは雄叫びをあげ、喜びを分かち合う。

東大寺クラブは先制点を取られたことにより、先程とは打って変わって気を引き締める。

 

その様子を見た雨夜はより一層笑みを深める。

 

その笑みに東大寺クラブは言いようのない恐怖を覚えた。

 

まだ試合は始まったばかりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合は終盤へと迫り、第2セットの後半に差し掛かった。

 

カウント19-14

 

カウントリードしているチームはなんと台北ジュニアだ。

 

誰もが疑わなかっただろう。全国常連チームの東大寺クラブの勝利を。

 

だが現実は台北ジュニアが5点差を付けリードしている。

 

「おぉっと! 雨夜くんがまたブロックを決めた!」

 

カウント20-14

 

「先に20点台に乗ったのは台北ジュニアだ!」

「台北ジュニア、かなりいい風を持ち込めていますね」

「先程から雨夜くんはまるで誰がスパイクを打つのか分かっているようなブロックをしますね」

「ゲスブロックというものでしょう。かなり調子がいいですね」

 

実況と解説がやや興奮気味に捲し立てる。

 

それほどにも先程からずっと雨夜のブロックに面白いように捕まっていくからだ。

 

決して相手はスパイクが読みやすい動きをしている訳ではない。

 

なのに雨夜はスパイクについてくる。

 

はっきり言って気味が悪い。

 

先程からずっとスパイクを決めれない東大寺クラブには相当なストレスが溜まっているだろう。

 

だがそんなの関係ないとばかりにドシャドシャとブロックが立ち塞がる。

 

そしてついに……

 

「あぁっと! スパイクがブロックに阻まれたー!! 最後のブロックを決めたのはまたもや雨夜くんです!! 台北ジュニア、まさかまさかの勝利です!! 全国常連チームに下剋上を果たしたぁー!!」

「いいチームワークでしたね。攻守と共にバランスが良く取れており……」

 

カウント21-14

 

結果、東大寺クラブはカウンターを決められずそのまま台北ジュニアに追いやられた。

 

「うぉぉぉぉお!!」

「いよっすしゃー!!」

 

台北ジュニアは一塊になって勝利を分かち合っている。

その中心には最後のブロックを決めた雨夜がいる。

 

「雨夜! お前ブロックもすげぇな!!」

「めっちゃバシバシ止めるじゃん!!」

「俺が相手チームだったら心折れてたよ!!」

 

それぞれが雨夜のブロックの称賛を囃し立てる。

 

その称賛を受け取った雨夜は僅かに気恥ずかしそうに頬を掻く。

 

「……バレー、楽しいな」

 

この呟きは勝利の雄叫びを上げているチームメイトの声へと紛れ混んでいった。

 

そして最後にもう一度、監督も交えて勝利を目一杯に喜び合った。

 

 

ピコン♪

 

※一定の基準をクリアしました。

 

※特殊技能『ブロックlv1』から『ゲスブロックlv1』が派生しました。

 

※特殊技能『勘lv1』を取得しました。




『ゲスブロックlv1』と『勘lv1』セットです。ゲスセットです。
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