アタシのトレーナーさん   作:森竹

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すいません……
レース編書こうとしてたんですが、脱線してしまって……

もし良ければ、お納めください……


閑話9

「お、ネイちゃんじゃないか!ちょうど良かった!頼む!手を貸してくれ!!」

 

「ちょ、ちょっとおっちゃん!?急になんなのさー?なんかあったの?」

 

「実は、これから商店街のど自慢大会があるんだが、参加予定だったヤツが腰やっちまって、とても歌える様な状態じゃなくてな……ネイちゃんなら、ウイニングライブの常連だろ?なぁ頼むよぉ!この通りだ!」

 

「え〜?急に言われても……トレーナーさんとお買い物してるのにー

 

「そこを頼むよ〜!な?トレーナーさんも頼むよ〜!」

 

「ほらー!『残念だけど、ネイチャが嫌がるならダメです!』って言ってるじゃん!」

 

「……なぁ、トレーナーさん?ちょっと耳貸しな……ネイちゃんの歌、聞きたいんじゃねぇのか?」

 

「……そうだよなぁ?聞きたいよなぁ?なぁ、ここで説得してくれたら、ウチの商店街で、くじ引きの景品にする予定だった温泉旅行券ペアチケットが手元にあるんだが……どうだ?」

 

「ちょっとー?何こそこそしてんのー?ん?トレーナーさん?なんで唸りながら手を出したり引っ込めたりしてんの?」

 

「『ダメ、です!ダメなんです!』だと!?……流石はネイちゃんのトレーナーさんだ……すまん、バカなことを言っちまったな!」

 

「ねー?二人で何やってんの?あれ?おっちゃん?その金色のやつなに?」

 

「……すまんなネイちゃん。これでトレーナーさんと取引しようしたんだが、きっぱり断られちまった!」

 

「え?トレーナーさんに買収持ちかけたの?でも残念でしたー!トレーナーさんはアタシの味方だもんねー♪ね、それ見せてよー!なになにー?……温泉旅行券、ペアチケット……?」

 

「すまん!どうしてもネイちゃんに出てほしくて、魔が差しちまった!」

 

「……ふーん?……ねぇ、おっちゃん?大会に出たら、これくれるの?」

 

「お、おう。ネイちゃんが出てくれるなら喜んで!!……もしかして、それ、ほしいのか?」

 

「べ、別にほしいワケじゃないですけどー!?お、おお温泉とか!トレーナーさんが好きかなー?って思っただけだし!?これまでお世話になったお礼にいいかなー?って思っただけだし!?」

 

「お、おう……?」

 

「それにおっちゃんがどーしても!って言うから、しょーがないって言いますかー?そう!困ったときはお互い様じゃん?だからこのネイチャさんがひと肌脱いであげましょー!ってことで……はい、参加します」

 

「ホントか!?良かったー!助かったぜ!んじゃ、そいつはそのまま持っててくんな!俺はちょっくらみんなに伝えてくるっ!」

 

「ちょい!おっちゃん!?……あー行っちゃった。あの人ホント脚早いよねー?」

 

「トレーナーさん、ごめんね?せっかくダメですーって言ってくれてたのに……」

 

「『大丈夫だよ!ネイチャの歌聞きたかったから!』って?……うん、たぶん、トレーナーさんなら、そう言ってくれるって気がしてた。わかってて言うなんて、ちょっと卑怯だよねーアタシって」

 

「『そんなことないやいっ!だって、それだけ信頼してくれてるんでしょ?だから、卑怯とは違うんだい!』って?そこでムキになるの?その展開は読めませんでしたなぁー?」

 

「あははっ!もちろん、信頼してるよ!今までも、これからもね!」

 

「……あ、トレーナーさん?これどうする?温泉旅行券!しかも、ペアだって!」

 

「……え?『うーん、さすがに俺と行くのはな……でも、ネイチャがもらったんだから、ネイチャが好きに使うといいよー!』って……?」

 

「え……?」

 

「……トレーナーさんは、一緒に来てれないの?」

 

 

「……」 そりゃ、行きたいけど……

 

 

「……ん?今『行きたいけど……』って言ったよね?アタシ聞いたからね!じゃあ決まり!!んじゃ、アタシはおっちゃんに歌う曲伝えてくるからー!」

 

 

 

 

 

……

 

 

 

 

 

 

「あぁー言っちゃったー!!なんであんなこと言っちゃったんだろー!?……トレーナーさん困らせちゃったかな……?」

 

「でも、トレーナーさんも行きたいって言ってたもんね?……ふふっ♪」

 

『……はい、6番さんありがとうございましたー!次の方ですが、本来予定されていた方は体調不良の為、代わりの方が来ています!トレセン学園所属!今を煌めく三冠ウマ娘、7番、ナイスネイチャさんです!それでは、張り切ってどうぞ!』

 

「あ、ども、ナイスネイチャですー!……では、聞いてください……」

 

 

 

 

……

 

 

 

 

 

 ねぇ どうして すっごくすごく好きなこと

 

 ただ 伝えたいだけなのに

 

 うまく言えないんだろう…

 

 

 

 ふたり出会った日が

 

 少しずつ 思い出になっても

 

 愛してる 愛してる

*1

 

 

 

 

 

 

 

…………

 

 

 

 

 

 

 

「あ、トレーナーさん!おまたせー!いやーまさか優勝しちゃうとはねー?トロフィーまで貰っちゃったし……ま、おっちゃんたちも喜んでたし、たまにはこういうのも許されるでしょー!」

 

「……え?『ホントに上手だったよ!』って?ありがとね♪」

 

「……ん?『でも、歌ってるとき、ずっとこっち見てなかった?』って?……うん、トレーナーさんのこと、見てたよ?」 

 

「ねぇ?トレーナーさん?さっきの温泉の話だけど、このチケット、すぐ使わなくてもいいみたいだし、トレーナーさんが持っててくれない?」

 

「『う、うん、わかった。でも、すぐ使わなくて良いの?』って?」

 

「あららー?トレーナーさんったら、なんだかんだ言ってアタシと行く気満々だったのー?」ニヤニヤ

 

「なーんて、冗談だってばー♪……ほら、すぐに大阪杯でしょ?だから、今はまだガマンしようかなーって」

 

「……勝手なお願い、言ってもいい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」

 

 

 

「あの、ね?」

 

 

「有マ記念の後にした約束、覚えてる?」

 

 

 

「『待ってるよ』って?トレーナーさんだもん。そりゃ覚えてるよね~」

 

 

 

 

「……その約束は、ちゃんと守るから」

 

 

 

 

 

「レースとか、落ち着いたらさ?」

 

 

 

 

 

 

 

「アタシといっしょに、行こ?」

 

 

 

 

 

 

 

「……だめ、かな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホントに?」

 

 

 

 

 

 

 

「……うん!!約束、だからね?温泉、楽しみだねっ!」

 

 

「んじゃートレーナーさん、手、出して?」

 

 

「……ん♪」ギュッ

 

 

「それじゃ、帰ろっか♪」

 

 

「……ねぇ、トレーナーさん?前にも言ったけど、アタシって面倒でしょ?」

 

 

「アタシの担当トレーナーで」

 

 

「アタシで、後悔してない?」

 

 

「……ふふっ♪また言わせちゃった♪」

 

*1
「LOVE LOVE LOVE」作詞:吉田 美和 作曲:中村 正人




観衆の前で、告白とも言えるラブソングを、熱視線で歌い上げたネイチャ。
そのあとはいつもよりも積極的になったとさ。

その後、帰ろうとした二人を商店街のおっちゃんズが取り囲み、
打ち上げの懐メロ大会で盛り上がったそうな。

あー、マーベラスやマヤノも呼んで、
歌合戦もアリだったなーと思う作者でした。



……発作で!発作でこういうの書きたくなってしまったんです!
ネイチャからぐいぐい来て欲しかったんです!お許しください!

コード番号入れてるし、念には念をで、脚注にも情報は入れた……
慣れない事はするもんじゃないね……あー著作権怖い!
プレビューで番号出てこないからスゴイ不安になる!


次こそは大阪杯編なはずです。
よろしくお願いします。



〇感想!
ホントいつもありがとうございます!
感想を読むのがホント楽しみになってます。

〇評価!
ふ、増えてる!?ありがとうございます!
なるべく読みやすいようにしますね?

〇お気に入り!
もう少しで900人?
……あ、ありがとうございます!

今後の予定について 希望等ありますか?

  • 現在の流れ保持してシニア編
  • チームを組んで、他の娘視点も。
  • 閑話多め(ネイチャ小話)
  • 閑話多め(他のウマ娘小話)
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