遅くなって申し訳ないです。
昨日*1バレちゃってから、トレーナーさんに会うの恥ずかしいなー……
トレーナーさんは気にしてないみたいだけど、こんなことする娘なんだーって、思われちゃってたらやだな……
「はぁ〜……やっちゃったなー……」
色付きリップにしたのがマズかったわ。まさかキスマークがついちゃってたなんて……
「しばらく顔見て話せないかも……」
……でも、会いたいなぁ。
「ネイチャさん? 何か悩みでもあるのですか?」
「え? あ、ごめんねマックイーン。せっかく一緒にトレーニングやろうって誘ってくれたのに……実は、ちょっとやらかしちゃってから、全然集中出来なくて……」
「ネイチャさん、私は全力の貴方と走りたいのです。 そのためにも、万全の状態で春の天皇賞に臨んでもらいのですわ。……ですから、休憩も兼ねて、ネイチャさんの悩みを聞かせていただけませんか? 話せば楽になるかもしれませんわ」
「マックイーン……! ちょっと長くなっちゃうかもしんないけど、いい?」
「えぇ、構いませんわ!」
「じゃあ、聞いてほしいな。実は、昨日トレーナーさんにね……」
親身になって聞いてくれるマックイーンに甘えて、アタシは昨日のことを話すことにした。
……なんか、だんだんと苦虫を噛み潰したような顔になってるような気がするんだけど、やっぱりマズかったかな……?
「--ってな感じでして……」
「はぁ……私、てっきりネイチャさんとトレーナーさんがケンカでもされたのかと思っておりましたの。でも、余計な心配でしたわね」
「いや、アタシは今も悩んでるんですって! 正直、どんな顔してトレーナーさんに会えばいいかわかんなくて……」
「そんなこと気にせず、いつもの様にお会いすればいいのですわ」
「え、ホントに?」
「本当ですわ。まったく、惚気話を聞かされてるのかと思いましたよ? なんですか寝てるときにチューしちゃったって。完全にちょっと聞いてよー! ってノリですわよ? 」
「惚気って、そんなんじゃないって! ただ、トレーナーさんの寝顔見てたら、つい出来心で……」
「それですぐにトレーナーさんにバレて、恥ずかしくて顔を見れずにいたら、ネイチャさんが落ち着くまで頭を撫でてもらったと仰っていましたね? ……これが惚気じゃなくてなんだって言いますの!? 私が好きなものはスイーツで、お砂糖まみれのお話ではないですわ!」
「えー!? マックイーンが聞いてくれるって言ったのにー!?」
「こんな甘ったるい話だったら聞くなんて言わないですわ!! 」
「ちょっとひどいってー! アタシ本気で悩んでるのにー!」
「あ、マックイーン! それにネイチャじゃん!ウェーイ! ……え? どうしたの? ふたりともなんか荒れてない?」
「声荒げちゃってらしくないよ? 一緒に筋トレして汗を流せばスッキリしよっか!」
「あ、パーマーさんにライアン先輩! 聞いてくださいよー! マックイーンったらひどいんですよー!」
「ひどくないですし、こんなの聞かされたら冷静じゃいられませんわ! お二人もネイチャさんの話を聞いてたらわかりますわ!」
……
「--ってことらしいですの!」
「ほっぺにチューなんて……ネイチャ大胆過ぎてマジやばたにえん……」プシュー
「すごいよネイチャちゃん! ねぇ! 良かったら恋バナ、もっと聞かせてよ!」
「パーマーさんは顔赤くしてるけど大丈夫?あ、 この椅子に座ってくださいな! あとライアン先輩はグイグイ来すぎですって! 恋バナを話してたんじゃなくて、相談に乗ってもらおうと思ってたんですって!!」
「……パーマーは恋愛免疫0で、ライアンは恋愛幼稚園児だったの、すっかり忘れていましたわ……」
「あ、そうだ! ネイチャちゃん!今からトレーナーさん呼ぼうよ! 直接会ったほうが早いと思うよ!」
「え? 今から、ですか? トレーナーさんには会いたいけど、ちょっと恥ずかしくてー……」
「あら、もう後にいらっしゃいますわよ?」
「えぇ!? い、いつの間に!? も、もしかして、聞いてた? えっと、あの、トレーナーさん、アタシ!」
「--えっ? 『俺も会いたかったよ』って? ……そっか♪」
「だから言ったじゃありませんか。いつもの様に会えばいいですわよって」
「うん! ありがとマックイーン!」
「お、お礼を言われる様なことはしておりませんわ?」
「あれ? マックイーン、ネイチャちゃんにお礼言われて照れてるの? 」
「て、照れてなどいませんわ!」
「『みんな仲が良さそうで何より! お菓子作ってきたから、みんなで食べて!』って、 え? わざわざ作ってくれたの!? ……あっ! プリンじゃん! え?手作りで、しかも 生クリームと、さくらんぼのシロップ漬けもあるの!?」
「スイーツ!?」
「もー! ダメですよネイチャのトレーナーさん! レース前のマックイーンにスイーツなんて見せたら、全部食べられちゃいますよ?」
「ふふふ……!もう遅いですわ! これだけのモノを見せられて、目の前でおあずけなんてされたら、私、どうにかなってしまいますわ!!」
「あー……マックイーン、スイーツのことになると相変わらずだね」
「『あ、もう少ししたら俺はちょっと離れるから、仲良く食べててね!』って……? え、行っちゃうの……?」
「……うん」
「『おかわり取ってくるだけだから、すぐ来るから。ね?』って?」
「……うん!」
「でも、もうちょっとだけ、いてほしーなー……」ギュッ
「「……」」
「はっ!? な、なんでしょーかー……?」
「あー甘いですわー! 何がとは言いませんが、このプリンよりも甘いですわー! あら? このプリンとても美味しいですわ! ……トレーナーさん、メジロ家には興味はありませんか?」パクパク
「ちょ! マックイーン! 何先に食べてんの! それに、トレーナーさんは、アタシのトレーナーさんなの!」
「ネイチャちゃん、恋する乙女って顔してて、すごくかわいかったー! せっかく会えたのにもう行っちゃうって聞いてから、裾をギュッとしちゃってすごいかわいいー! 恋をしたら、あんなにかわいくなっちゃうんだねー!!」
「もー! ライアン先輩! べ、別にアタシはかわいくなんてないですし……!」
「『ネイチャはかわいいに決まってるでしょ!! 何いってんのさ!!』って、ト、トレーナーさんまで!? 」
「いいなぁーあたしもかわいいって言われたいなー……え?『え? ライアンさんもとってもかわいいじゃん? キュートな声に、弾む様な笑顔がとっても素敵な、かわいい女の子だよ』……ですか? そんなこと、は、初めて言われた……!」
「トレーナーさん? これ以上はライアンも、そこで伸びているパーマーと同じ様になってしまうのでご容赦願いますわ」パクパク
「そ、そうだよ! トレーナーさんは他の娘にそんなかわいいって言っちゃダメ!」
「ほら、ネイチャさんもヤキモチを焼いていらっしゃいますよ」パクパク
「や、焼いてないし! てか、マックイーンプリン何個目なの!? また太るよ!」
「う! それは……ト、トレーナーさん? また作っていただけませんか? このプリン、とても美味しかったもので……『いつでもいいよ。なんなら、今度食事会でも開こっか?』ですって!? 本当ですの!? ……このお礼は、いつかメジロ家にお越しいただいたときに……」
「だからトレーナーさんはアタシのだってばー!」
この後は、仲良くプリンを食べるふたり。それを見てやってられませんわ!とやけ食いしはじめた娘。これが恋愛……!とふたりを見続けている娘。気がついたら、イチャついてる光景が目に入り、借りてきた猫の様におとなしくしている娘がいたことでしょう。
本当は、この後に春天編を書く予定でしたが、いつもより長くなってしまったこと、レースや今後の展開をどう書くか迷ったことが原因で、今回は閑話回となりました。
パーマーさんには、いつも悪いと思っておりますが、ついつい自分の好きな設定を生やしては、こんな形で出したくなります。そんな設定生やさなくても好きなんですけどね。
ライアンさんも好きです。この娘もかわいいですよね。 あんな笑顔でトレーナーさん!って真正面に言われたら絶対にドギマギしちゃいます。
マックイーンは見た目からかわいいし、言動もかわいい。だから、普通のマックイーン書いても面白くないかなーと思い、↑の感じで書いてます。
○お気に入り、感想等
気づけばお気に入り1000件を超えており、とても驚いております。
本当は、投稿しはじめの頃のようにもっと書きたいんですが、リアルが忙しくて、なかなか時間が取れず……
せっかく読んでくれる方がいらっしゃるのに、申し訳ありません……
それでも懲りずに感想等いただけると励みになります!
今後の予定について 希望等ありますか?
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現在の流れ保持してシニア編
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チームを組んで、他の娘視点も。
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閑話多め(ネイチャ小話)
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閑話多め(他のウマ娘小話)