アタシのトレーナーさん   作:森竹

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※一部修整しました。

エリザベス女王杯編はまだ考えてる途中なので、
小話を投稿します。



閑話2

●トレセン学園寮内にて

 

「あーぁ……今日は1日雨か……トレーニング出来ないじゃん……」

 

「どーしよーかなー……」

 

「……トレーナーさん、今何してるのかな……」

 

「……お、電話だ。あ、おふくろじゃん」

 

「もしもし?あ、おふくろ?どうしたの?」

 

「……え?アンタ三冠取ったのになんでウチの商店街に凱旋に来ないのよ!って?」

 

「あはは……三冠ウマ娘になったから、最近ちょっと忙しくて……」

 

 

(……この間、トレーナーさんと話をしてから、トレーナーさんの事ばっかり考えちゃってて、忘れてましたー。なんて、言えるわけないしー……)

 

 

「あー、今日は雨でムリだから、今度の休みの日に、実家に一緒に来てくれない?ってトレーナーさんに聞いてみるよ」

 

「え?トレーナーさんも連れていくつもりだけど?」

 

「トレーナーさんの指導があったから、みんなに応援してもらえる様な舞台で走ることが出来ましたー!って、みんなに聞いてもらいたかったからー」

 

「そしたら、トレーナーさんへのお礼も合わせて出来るかなーなんて思ってさー」

 

「……はぁ?トレーナーさんのこと、かなり気に入ってるでしょ?って?」

 

「気に入ってるっていうかー。アタシだけじゃ三冠制覇なんて出来っこなかったし?」

 

「それに、こんなアタシを誰よりも先に見つけてくれて……」

 

「こんな面倒くさいアタシを誰よりも近くで支えてくれて……」

 

「不安なときも、走るのを辞めたくなっちゃったときも」

 

「トレーナーさんは嫌な顔ひとつしないどころか、俺が頼りないからだ……ごめんネイチャー!って謝ってきたりしてさー……」

 

「たまーにバカみたいな事言ってきたりするけどねー」

 

「でも、アタシが勝った時なんか、こっちが恥ずかしくなるくらい泣いて喜んでくれるしー」

 

「どんな時だって、アタシを信じてくれるから、任せられるっていうかー……」

 

「え?どう考えても本気で気に入ってるでしょ!って?」

 

「……まー、好きか嫌いかで言えば、嫌いなわけないって言うか……」

 

「……は?!赤飯炊いて待ってる!ってどういうこと!?」

 

「トレーナーさんとは、そんなんじゃないから……!」

 

「とにかく!そんなの恥ずかしくてトレーナーさん呼べないからやめてよねっ!アタシ帰らないよっ!」

 

「からかうのはこれぐらいにして、しっかり手綱握っておいて、他の子の所に行かせないようにしなさいよ!って?」

 

「な、何言ってんのさっ!そもそも!トレーナーさんはアタシのトレーナーだから!」

 

「……え?アンタより素直で真面目な子がトレーナーになってください!ってなったらどうするんだ?って?」

 

「……まーそれは、考えてなかったけどさー」

 

「トレーナーさんは、トレセン学園のトレーナーだし、それは断れないって言うか……」

 

「もし、それで、その子が積極的だったらどうするの?って?」

 

「ちょっと考えてみな?って?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ヤダ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……悪いことは言わない。後で後悔しないようにしなさい……か」

 

「……うん。わかったよおふくろ」

 

「んじゃ、トレーナーさんに電話してみるから、切るね?」

 

 

 

 

 

 

 

「……後悔しないように、か……」

 

「よし……!」

 

 

 

 

 

「……あ、もしもし?」

 

「あなたのウマ娘、ネイチャですよー♪」

 

「今大丈夫?実はねー?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん、ありがとね!それじゃ、よろしくね!トレーナーさん!」

 

「……よし、うまく誘えた!」

 

 

 

 

 

 

「マーベラーーーース!!!!」

 

 

 

 

 

「うっさ!?ちょ、マーベラス!アンタ!いつからいたの?」

 

「え?後悔しないように、か…ってところから?」

 

「さ、最初からじゃん!!」

 

「わ、忘れて!!すぐに!」

 

「……え?アンタの後ろに誰かいる?」

 

「……あ、マヤノ……」

 

 

 

 

 

 

「わかっちゃった!」

 

 

 

 

 

 

「わかってない!そうじゃない!」

 

 

「うおぉぉぉ!わーすーれーろー!!」

 

 

 




この後はたぶん、ネイチャがマーベラスとマヤちゃんを追いかけて、フジキセキ寮長に仲良く怒られた事でしょう。

商店街編は……閑話で投稿するかもしれません。

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