誤字報告ありがとうございました!
※一部加筆しております。
エリザベス女王杯の後、商店街凱旋後の小話です。
……本日休暇のため、いつもより長いです。
読みにくかったらごめんなさい。
レース編は何話か投稿してからになるかと思います。
「ふー……あ〜疲れたー……」
「トレーナーさん、今日は地元の商店街まで付き合ってくれて、ありがとね♪」
「いやー三冠制覇したときもスゴかったけど、今回もまたスゴかったわー……」
「『我らが地元の誇り!!新女王ナイスネイチャ!!』なーんて横断幕掲げて待ってんだもん……」
「前のアタシだったら、あれ見た瞬間逃げてましたよー」
「でも、ね?今はちょっと自信ついたから……」
「そーれーにー!誰かさんの方が、よーっぽど恥ずかしい事してきますしー?」
「え?いやいや、怒ってないよ?だって……まぁ、気持ちは、嬉しいから、ね?」
「あと……ごめんね?ウチの商店街のおっちゃん達、いつもスゴいでしょ?」
「……え?ネイちゃんの事、よろしく頼む!っていろんな人から言われたって?」
「あ、トレーナーさんの荷物はその時にもらったやつ?」
「あと、ネイチャのおふくろさんにも『娘のこと、末永くよろしくお願いします!』ってお願いされたって?」
「……手を握られながら……?」
「…………」
「……え、えー!?やだなーおふくろったら、末永くーなんて、何変な事言ってんだかー……!」
「ははは……」
「……アタシも、まだ、手、触れたことないのになー……」(ボソッ……)
「へぇぇ?!な、なんでもないですよー!?」
「え?あんまり元気じゃないように見えたからって?……そ、そんなことないですよー!ほらー!疲れ知らずで元気いっぱいのネイチャさんですよー!」
「……ですですー!もー心配症なんだからトレーナーさんたらー……」
「……え?ならお願いがあるんだけど、いい?って?なになにー?」
「……一緒に荷物持ってくれない?って?」
「もー仕方ないなートレーナーさんはっ!」
「ほら、持ち手方っぽ貸して?」
「……え?片方ずつ持つと、重くて持ち手が千切れちゃうかもしれないから……」
「……ひ、ひとつの持ち手で持ちたいんだけど……って?」
「……」
「……それって……」
「し、しょうがないなー!トレーナーさんはー!」
「ほら、持つとこ少しつめて?」ギュッ
「……ん?そんなに重くない……」
「……あれ?トレーナーさん、顔赤くなってない?」
「え?それは荷物が重かったから!って?……えー?ホントかなー?」
「まーそういう事にしときますよー♪」
「んじゃ、トレーナーさんの寮まで行きますかー!」
「……え?まだ時間は大丈夫?って……うん、まだ大丈夫だよ?」
「良かったら、ご飯食べてかない?って?」
「ん、いいよー!で、どこに行くのー?」
「……もらったやつ、ひとりじゃ食べきれないから……」
「良かったら一緒に食べよー!……って?」
「……え?」
「……トレーナーさんと、ふたりで?」
「……ウン」
「はぁー……ですよねー……トレーナー室ですよねー……」
「……いいえー?なーんにも言ってないですよー?」
「んで、急にどうしたの?ご飯作るよーなんて」
「え?マヤノトップガンが嬉しそうに話してたからーって?」
「へー?トレーナーさん、マヤノに会ったんだー?」
「『トレーナーちゃんのお料理、すっごくおいしかったんだー!』って言うから、そういうサポートの仕方もあるって気づいたんだーって?」
「……ナイス!マヤノ!!」
「……てことはトレーナーさんって料理には自信がおありで?」
「……へー!学生の頃、自炊の他に料理屋でアルバイトしてたんだ?」
「それに、おふくろや商店街の人たちに、ネイチャが好きな味付けとか、聞いておいたんだーって?」
「同じ味にはならないかもしれないけど、ネイチャのために頑張るよ!って」
「……ありがと、トレーナーさん」
「……え?かばんの中にネイチャ宛の手紙があるから、読んで待っててーって?」
「うん、わかったー……なになにー?」
『ネイちゃんへ』
『ネイちゃん!三冠制覇、そして、エリザベス女王杯勝利、本当におめでとう!!』
『ここから離れ、トレセン学園に入学したときは、前みたいな笑顔でいることが減っていたので、少し心配してました』
『でも、最近のネイちゃんは、とてもステキな笑顔で活躍してますね』
『この前のウイニングライブは、あの王冠と同じように、とても輝いていました』
『そんなネイちゃんを、私たちはとても誇りに思います』
『あなたの走る姿は、私たちにとって一番の励みです』
『あなたというウマ娘に出会えたことが、私たちにとってかけがえのない宝物です』
『いつも応援してるよ。からだに気をつけてね。商店街のみんなより』
「……トレーナーさんに会うまでのアタシだったら、良いとこ3位止まりのあの時のアタシだったら、こんな手紙もらったら悔しくてたまらなかっただろうな……」
「でも、今は……」
「すごく、うれしい……!」グスッ
「アタシ、少しは、みんなの期待に、応えられるウマ娘になれたかな……?」
「……ん?あれ?まだ続きがある……?」
『追伸 アンタ、さっさとツバ付けとかないと、他の子に取られちゃうからね! 母より』
「ば、ばかっ!!」
「へぇぇっ!??ち、違うの!!トレーナーさんの事じゃない!この手紙の……」
「い、いいいや!!な、なんでもない!!なんでもないからー!!!」
「……お!料理出来たんだ?……んー!いいニオイ♪見た目もおいしそうじゃん!!」
「んじゃ、食べていい?うん!いただきまーす!」
「……め、めちゃくちゃおいしいじゃん!トレーナーさん、ホントにおいしいよ!」
「この鶏の照り焼きはあのおっちゃんの店の味に近いし、金平ごぼうなんてウチの味そっくり!」
「あ、このシチュー!すっごくおいしいよ!なんかホッとする味だし……あれ?こんな味の店、ウチの商店街にあったかな……?」
「……え?ネイチャに食べてほしくて、前の日から用意しておいた自信作だーって?」
「……うん、一番好き」
「ねぇ、トレーナーさん?」
「今度、アタシもなんか作ってくるから、またこのシチュー、作ってくれない?」
「いいの?やった!楽しみにしてるね!」
「……あの?トレーナーさん?まだ料理出てくるの?」
「どれもおいしいけどさぁー?流石にこんなには食べられないんだけどー?」
「張り切りすぎちゃった……じゃないよー」
「……んじゃ、応援呼びますかー」
「あ、もしもし?マヤノー?今おなか空いてるー?」
「……ねぇマヤノ?アタシ、マヤノとマーベラスに声をかけたよね?」
「そーだよー?」
「なーんで、チームスピカのメンバーもいるんですかね……?」
「えー?みんなで食べた方がおいしーよ?」
「そうだよっ!みんなで食べるなんて、とってもマーベラス☆」
「それは、そうかもしんないけどさー……」
「むぅー!何さネイチャ!ボクらは来ちゃダメだって言うの!?」
「そんなのいけませんわネイチャさん!せっかくのお食事会ですし、みんなで楽しむべきですわ!!して、スイーツはどこにあるんですの?」
「おまえはいっつもスイーツスイーツ言ってるよなー?また減量はもうたくさんですわー!って泣くはめになるぞー?……って目がぁぁぁぁああああああ!!!!」
「まーたやってるわね……すいませんネイチャのトレーナー、あの二人が騒がしくて……」
「へっ!そういうお前はネイチャのトレーナーに走りのコツやトレーニング方法でも聞こうって魂胆だろ?はぁー……ブリっ子も程々にしとけよなー優等生?」
「な、なんですって!」
「おぅ?やるか!?」
「みんな静かにしてよー!わたしもうおなかペコペコだよー!」
「スペちゃん……今日はぜんぶ食べたらダメよ……?」
「あ、あはは……うん、じゃあ、みんなで食べよっか?」
「「「「いただきまーすっ!!」」」」
「うーん☆とってもマーベラース☆」
「ホントにおいしー!ネイチャのトレーナーちゃんスゴいね!」
「あら、ホントにおいしい!料理お上手なんですねー!」
「まーた優等生がしゃしゃってるよー……って、これホントにウマいな!!トレーナー!おかわりっ!」
「すっごくおいしいです!おかあちゃんの料理みたいに優しい味!これならわたし、いくらでも食べれちゃいます!」
「スペちゃん……今日は腹三分までにしておいてね?」
「えーっ!スズカさぁ〜ん!そんなのあんまりですよぉ〜!」
「んー!おいしー!!……ネイチャズルいよー!こんな美味しいご飯、今までひとりじめしてたなんてー!!」
「え!?いやー……アタシも今日が初めてっていうか……」
「えー!そーなの!?ネイチャのトレーナーの事だから、毎日手作りのご飯を三食用意してるのかと思ってたよー」
「いや、普通に食堂で食べてるでしょーが……って、トレーナーさん?何その手があったかー!って悔しそうな顔してるの?」
「ふふーん!ネイチャのトレーナー!ワガハイを讃えると良いぞよー!なんたって、これから最速のウマ娘になるんだからっ!」
「……ね、ねぇ?テイオー?その……アタシのこと、怒って、ないの?」
「んー?もしかしてクラシックレースの事?怒ってるわけないじゃん?」
「え……?だって、テイオーの夢の事、知ってたしさ……」
「そんなの、あの時のボクはネイチャより遅かった。それだけだよ。……会長には、良いとこ見せれなかったのは残念だけど、これから最速になる事は、出来るから!」
「……テイオーは強いね。ホント、キラキラーってしてて、主人公ーって感じ」
「ふふーん!そうだよ?ボクはスゴイんだから!だから、ネイチャ!」
「……なに?」
「これからボクは、ジャパンカップに出る。そして、勝って、有マ記念に出る!そこでネイチャ!ボクともう一度勝負だっ!」
「テイオー……うん、わかった!でもアタシ、ぜったいに負けないから!」
「そうこなくっちゃー♪……あ、ネイチャのトレーナー!あの約束、覚えててね!」
「え、トレーナーさん、テイオーと面識あったの?それに、約束って?……何も心配いらないよって?……うん、わかった!アタシのトレーナーさんの言う事だし、信じるよ」
「あー、いい感じのところ悪いんだけどさー?この糖分欠乏症ポンコツ令嬢がスイーツスイーツうるさくてかなわねぇんだー……トレーナー、ケーキ用意してんだろー?早く出してやってくれよー!」
「いやいや、いくらアタシのトレーナーさんでも無いものは出せない……え?なんでそんな驚いた顔してんの?……え?何故バレた!?って!?ホントにあるの!?」
「ケ、ケーキ!今ケーキがあると言いましたっ!?」ガバッ!!
「いいからお前は下がってろ」イケズデスワー……
「トレーナーさんさ……ア、アタシの事となると、ちょっと張り切りすぎじゃなーい?なーんて……」
「……え?……だって、俺のネイチャのためだから!……って?」
「……」
「……モゥ」
「「「……」」」
「キャー!!」
「マーベラース☆」
「「「アレっていつもやってるんだ……」」」
「……はっ!?も、もぉー!!トレーナーさんっ!!」
この後は、ちょっと拗ねてしまったネイチャでしたが、テイオーに手紙を見つけられ、取り返すために追い回したそうな……
ナイスネイチャのストーリーの手紙の話、スゴい印象に残っていたので、書きたいなと思っておりました。
……本家様の文だいぶ使ってますが!!
省略出来るわけがない……っ!!
あのストーリー見て、守護らねば……!!
って決心しましたので……
テイオーの約束の話は、次回の閑話の内容になります
上手くかけるか心配ですが
今回チームスピカ、そしてテイオーを入れたのは、テイオーが落ち込みっぱなしだったら、ネイチャも悲しいだろうなって思ったからです。
このままだと、ネイチャが少し落ち込んでしまうのでは……?と思ったので、ご都合主義かもしれませんが、今回この小話を書かせていただきました。