書きたいから書いた。
それがこの物語が出来た経緯です。
前書きはこのくらいにして、本編をお楽しみください。
1年前、この学校に五つ子の転校生が来たことは直ぐに学校中に広まった。
ただでさえ珍しい高校での転校生が、ついでに五つ子だともなればそれは異常な速度で広まっていった。
容姿がとても良いらしく、男女関係なく情報をかき集めいたらしい。
彼女らは苗字を中野といい、上から名前に一、二、三、四、五と名前に数字を持っているらしい。
一番上の一花。今までは、名前のない役ばかりだったが最近は、名前のあるキャラもやらせてもらえるようになった女優の卵。
二番目の二乃。パッツン前髪と、蝶々の髪飾りの人。ちょっと前までは髪が長かったが、最近バッサリ切ったらしい。
真ん中の三久。青いヘッドホンを首から下げてる人。
四番目の四葉。でっかいリボンをつけてる人。
一番下の五月。アホ毛と星の髪飾りをつけてる人。
と、ここまでいかにも知っている風に話しているが、実際俺は見分けがつかない。これは学級委員の上杉くんが言っていたことだ。
上杉くんは、この学校で1番頭の良い生徒だ。
おっと、ここまで自己紹介をしていなかったな。
俺の名前は、
と、まるで演劇の最初の方に入る自己紹介風に自分のことを自己紹介していた。
今は大体3年の始まって修学旅行の始まる前ぐらい。時間は放課後だ。
俺はある女子のある一言を耳にする。
「二乃も三久も四葉も五月も、みんないなくなればいいのに」
そう呟いた彼女、中野一花の目からはハイライトが消えていた。
俺はそんな彼女の願いを叶えてあげようと思った。
俺の好きな彼女の願いを…
真白side out
一花side in
私はフータロー君のことが好きだ。
そして、私の姉妹も風フータロー君が好きだ。
私から見て、二乃、三久は周りから分かるほど好きと言うのが滲み出ている。
四葉は自覚はないだろうけど、5年前の出来事の事を意識しているだろうし、五月は気付いてないだろうけど家庭教師としての彼に惹かれているだろう。
一つ、私は思った。
フータロー君は、私以外の誰かを選ぶんじゃないか?
そう考えると、私は恋敵の4人が邪魔に思えた。
みんなが、いなければフータロー君は選択肢が私しか無くなる。
そうなれば、フータロー君も私を選んでくれる。
そう思った時私は呟いていた。
「二乃も三久も四葉も五月も、みんないなくなればいいのに」
タッ
後ろでそんな音がした気がした。
振り返ってみると、私を演劇部に誘った、部長さんがこちらを見て笑っていた。
その目には光がなかった。
そして、口を動かしていた。
一花side out
真白side in
俺の好きな彼女の願い事を、
「叶えてあげるよ。俺が君の願いを」
俺は彼女に聞こえてるかどうかなんて知らずに一人こう呟きその場を後にした。
真白side out
一花side in
私は後悔する。
この時彼を呼び止めなかったことを…
お読みくださりありがとうございました。
オリ主の黒羽真白くんは一体何をするんでしょうね?
それは次回のお楽しみです♪
最後になりますが、最後まで読んでくださりありがとうございました。