転生者は創造神の光を見るか?   作:おんのじ

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0話っていうか1話っていうか

前に書いてたけど飽きたから辞めて、また書きたくなったから書きます。飽きるまでよろしくお願いします。飽きないようにします。


0話 転生しても幸せとは限らないがオレは幸せだと言える

 オレは"転生者"である。その事に間違いはない。しかし、一体どこから、どうして、どのようにしてこの世界に来たのかは一切分からない。なのに"転生者"とオレはオレの事を分析出来るのか、その理由を2つほど上げていこう。

 1つ目の理由、それは単純な感覚の話である。言うなれば"前世の記憶"というヤツだ。ただ前述した通り、何もかもが不鮮明で朧気で、元の素性に至っては記憶が全てロストしてしまっている。

 2つ目の理由、これが100%オレは"転生者"であると言い切る事が出来る材料となる。それは、この世界に生きる不思議な生物、ポケットモンスター(・・・・・・・・・)縮めてポケモンの事を知っている事だ。普通ならこんな未知の生物のことなんて知るはずもないのに、知っているということは前世だかなんかでポケモンについて知識があったという証明になる。

 例を出すと、オレが初めて見るポケモンがいたとしよう。普通なら目の前にいるポケモンについて、オレはなんの知識も持ち合わせていないはずなのだ。それなのに、オレは知っている(・・・・・)。タイプも、技も、特性さえも知っている。いや、一部微妙なズレ(・・)があったことは確かだが、それでも8割5分はオレの持ち合わせているはずのない知識と合致した。オレにとってそれはあまりにも不思議で、不快で、何より心踊った(・・・・)

 謎だった。なぜポケモンを前にすると昂るのか、なぜこの未曾有の状況なのに落ち着いていられるのか。それでもオレはこの世界に生きている。生きているのならば、その生を全うするまで。そして叶うのならば、オレは一体何者なのか、知りたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オレは孤児である。というか、孤児という設定でこの世界に飛んできたとオレは捉えている。なんともハードモードな始まりだった。

 だが運が良いのかそうなるべくなったのか、オレはある男性に拾われ、その人の家庭で(恐らく)すくすくと育った。

 ここで問題となるのが、オレが"転生者"であるという点だ。身の丈に合わない知識や振る舞い、おまけに転生特典でも付けて貰ったのかポケモンとやたら仲良くなりやすい。こんなオンリーワンのモノを持っていたら、当然最大限活かしたいと思ってしまう。結果として、僅か8歳でトレーナーズスクールの全課程を修了(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)してしまった。異例である。当然義父も義母もこの事には心底驚き、喜んでいた。「ウチの息子は"天才"だ!」と。偽りの栄光に、心が少し傷んだのは言うまでもない。「まだ幼い(精神は別として)からいいか」と流したのも事実なのだが。

 その日からオレが住んでいる地方内では、"天才"が生まれたと軽い騒ぎになった。連日連夜取材の嵐、有名な学校からスカウトも多かった。しかし、義父はその勧誘を全て断り、オレを"留学"させることにしたのだ。

 これはオレにとっても非常に都合が良かった。オレの知っている知識と、この世界におけるポケモンの情報のズレを修正する良い機会だと思ったからだ。

 思い立ったが吉日と言わんばかりに、留学を決定した1週間後くらいには予定が立てられ、留学先であるカントー地方のヤマブキシティに飛び立った。

 

 そして2年後、10歳となったオレは故郷に帰って来た。かと思えばまた留学だと義父は言う。

 正直忙しいが、それよりもやりたい事をやれている喜びが勝っていた。オレは乗り気で準備を進め、さらにその3日後にはホウエン地方のカナズミシティに飛んだ。

 

 

 さらに2年後、12歳にまで成長したオレは、ほぼほぼズレを修正する事ができた。

 そしてオレの頭に疑問が残った。このズレ(・・)とは一体なんだったのか。分からないのは仕方ないのだが、ズレが無いポケモンもいたのだから変に気味が悪かった。

 

 

 2地方での留学を終えたオレは、義父の仕事を手伝い始めた。義父の仕事はポケモンについて研究し、それぞれが持つテーマについて知見を深めていくものらしい。言うなれば、「ポケモン博士」だ。

 

 本当によく出来ているなと思わざるを得ない。余りにも環境が恵まれ過ぎているのだ。神様がいるなら「明らかにえこひいきしているだろ」と、喜びと疑いの混ざった言葉をぶつけてやりたい。実際神と呼ばれるポケモンはいるのだが。

 

 話を戻して、義父には実の娘がおり、その人もポケモン博士になった。オレから見て義姉に当たる人で、若干歳は離れているが、良く接してくれている。

 父、娘と来てじゃあオレも博士になるのかと聞かれたら、答えは「多分NO」だ。可能性としては0では無いものの、「ポケモン博士」よりもオレは「ポケモントレーナー」という存在に惹かれた。ポケモンを育て、戦わせ、高め合う。そんな存在になぜだか強い憧れと謎の親近感(・・・・・)を感じたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして現在、オレは14歳になる。この2年間はひたすら義父と義姉の仕事を手伝い、フィールドワークから論文制作までなんでもこなした。合間には各地の伝説や伝統を個人的に調べ、またトレーナーになるべくバトルもひたすら腕を磨いた。道具や技についても1からとは言わないが勉強し直した。

 必要以上の過程は踏んだ。ならば次に行うべき行動は、そう、旅に出る事だ。ポケモントレーナーは旅に出る事で成長する。多くのトレーナーは各地を巡りジムバッジを集め、ポケモンリーグに挑戦する。オレも同様にこのイッシュ地方を巡り、リーグに挑戦する所存だ。

 

 

 

 

 肌寒い冬の朝、オレは目を覚ます。布団に再度潜り込みたくなる気持ちを抑え、朝の支度を済ませる。研究所へのドアを開ける前に、留学中にキズナを結んだポケモンが入ったモンスターボールをじっと見つめ、今日までを振り返る。

 ポケモン達が頷いたのを見て、うっすら笑みが浮かぶ。

 

 義父であるアララギ博士は今カノコタウンにはいないが、代わりに義姉のアララギ博士がオレにポケモンを1匹くれるらしい。

 腰のベルトにモンスターボールをセットし、高鳴る心臓を抑えながらオレは扉を開けた。

 

『おはよう、姉ちゃん。』

 

 名乗って無かったが、オレの名前は"ショウ"という。転生前の名前は覚えてないが、今は"ショウ"が、この世界でのオレの名前だ。

 

 

 

 




主人公 "ショウ"
素性:転生者(?)
年齢:14歳
特技:ポケモンと仲良くなること、何かを記憶する事
外見:茶髪、青眼、赤いスカーフ(?)、大体白黒の服
手持ちポケモン:???、???
バッジ:0個

どこから、どうして、なんのために転生したのか本人も分からない謎の人。知識は確か。自分が何者なのか知るのが望み。



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