本音はモチベが尽きた。
真面目にミステリー書く気力失せたし、そもそもモンハン二次にミステリー要素とか要らんわってなった。モンハンニ次はモンスターとアレコレするのを期待している読むのだし、そもそも俺はモンハン世界を妄想するのが好きであって云々かんぬん。
面白いモンハン二次読みてえ。
あ、そうだ。唐突な愚痴なんだけどまあ聞いても聞かなくてもいい。
最新話更新した後に「もしかしたら書き直すかも」だの、「前話のラスト少し書き直したので【よかったら】読んでください」だの、章分け機能のせいでしおりが意味を成さなくなってどこまで読んだかわからなくなるクソ更新とか、「気に入らなかったので○〜▼まで書き直しました」だの、ほんとクソクソのクソ。大嫌い。読み手のこと考えろ。なんでお前の事情で読み直さねえといけねえんだよ。どれだけクソだろうと失敗したと思っても、吐き出しちまったらもう呑み込めねえんだよ。
そんな考えだから俺は失敗ばっかなんやろなあ……
過去編2
ケルビ製の革椅子に深く腰掛け、ローテーブルを挟んで3名は相対していた。
「ようこそおいでなさいました。わたくしが村長をやらせていただいております」
ザ・村長としか言えない容貌のお爺さんが、どこか引き攣ったようなニコニコ笑顔で挨拶をした。
「それで、依頼内容としては、漁獲量が減っているから原因であるモンスターをどうにかして欲しい、で合っているかな?」
「ええ、おっしゃる通りで」
手が描かれた看板の掲げられた建物内で、二人は情報のすり合わせをしていた。
「今までにもこういう事はあったのかな?」
「ええ、まあ、相手はモンスターですからね。何度かありましたとも」
「そうかい。その時は、なんてモンスターが原因だったんだい?」
海上故、建物は基本的には風が通り抜ける様な造りとなっており、屋根がある事によって日陰が生まれ、そこに風が通る事で快適な温度が保たれていた。
「ええ。ロアルドロス、というモンスターが原因でして」
「ロアルドロスか。珍しいね」
「えっ? 珍しい……ですか?」
村長が大きく目を見開いた。若干背筋も伸びていた。
「うん? そうだろう? 海の民である君達の方が事情は詳しいと思ったのだが……」
「……あっ、ああっ! いえ。私は漁に出るわけではありませんから、そちらの方面には疎くて。申し訳ありませぬ」
心底申し訳なさそうに頭を下げる村長。
「まあ、村長だしそれは仕方のない事だ。ちなみに、他のモンスターが原因だった事はあるのかい?」
「ええと……そうですね。ラギアクルスや、ガノトトスと呼ばれるモンスターが原因の可能性がある、と言われたことはありますが、実際に彼らが原因だった事は無くてですね」
『このジジイどう考えてもクロだろ……』
言葉が通じないのをいいことに好き勝手言い過ぎやぞ。
「……ふむ。おそらくはロアルドロス、という事でよさそうだね」
「え、ええ。まあ、そういう事になるでしょうな」
「よし、わかった。取り敢えず今日は捜索に使おうか」
「素早い行動、ありがとうございます」
席を立ち上がるのに釣られ、遅れて2名が立ち上がる。
「ああ、そうだ。この子、君の村の子かい?」
「え? ええと、どういった経緯で……」
唐突な振りに困惑し、言葉が詰まる村長。
「ああ。たまたま砂浜に打ち上げられていたのを拾ってね。流石に放置するのも後味が悪いから、連れてきたワケさ」
「……そうですか」
「で、どうやらこの子はこの村の子供じゃ無いようだね。さ、行こうか」
手を差し出し、それを握る幼児。
「……もし」
「うん?」
2人が村長に背を向けた段階で、村長から待ったの合図が出た。
「もし、里親を探しているのであれば、この村で預かりましょうか」
「それは助かるね。子連れというのは、中々に大変でね」
それは、ハンターという職にとっては最高の提案であった。
「では……」
そして、幼児にとっては残酷すぎる行動でもあった。
「それじゃ、君は今日からこの村の住人だから、よろしく」
握っていた手が離される。
困惑で、兜に隠された己の顔を見つめる幼児を抱き上げ、村長の前に下ろし、そうして背を向けた。
「それじゃ、頼むよ」
「ええ、お任せくださいませ」
『そうだよね。普通お留守番だよね』
これお留守番っぽくないよな? と、雰囲気を感じ取ってはいたが、そう思い込みたかった。
▼
月明かりのみがその威光を降り注ぐ頃。
一切の光を許さぬ館の中で、幾つかの声が絞り出されていた。
「どうされますか」
「……案ずることはない。これは好機だ」
「……間に合うのでしょうか」
「……流れから見て、明日に終われば間に合うかと」
「では、宴の準備だけしておけ」
「腕は立つのか?」
「見た事のない防具だった」
「なら、いいのかもしれんな。どうにか明日中に終わるかもしれん」
「ならば、手筈通りに」
「はっ。お任せくださいませ」
▼
『うま。うま。なにこれうま』
二日だ。二日でこの村を困らせた原因と思わしき存在は駆逐された。
その間、幼児は食っちゃ寝を繰り返していた。
「ははは、よく食べるねえ」
「ええ。いやほんと、よく食べますな」
村は救われたと、村人たちは大層喜んで、宴を開いた。普段は出さぬような豪勢な料理たちに、貴重な食料。
「ささ、もう一杯どうぞ」
「いや、流石に……」
「どうぞどうぞ遠慮なさらず。宴だなんて、そうそうやれるものではありませんからな。腐らせるよりは消費した方がいいですから」
「そ、そうか、ははは」
そして酒。断りきれず、次々に注がれる酒を飲み干して、それでもまだ足りぬと注がれる。
村人達は「救われた! 救われた!」と大層喜んで、舞を踊り、唄を歌い、食事を楽しんだ。
そうして、段々と熱が冷めた頃。村人達は片付けを始めた。
「勤勉だねえ」
「まあ、片付けは早いうちにする方が、気持ちいいですからなあ」
月は、もうすぐで天辺まで登る。
「なら私も……っと、と、と」
ハンターが立ち上がろうとしたが、ふらついてバランスを保てずに尻餅をついた。
「う〜ん……飲み過ぎかなあ」
どこか満足したような声で、尻餅をついたまま天を仰いだ。
「ははは。かなり飲まれましたからなあ」
「動けそうにないし、少し横になるよ……」
それだけ言うとハンターは寝転んで、一定間隔の呼吸を始めた。
「……ふう。やっと落ちたか」
視線を移す。幼児の方も満腹になったことと、こんな夜遅くになったことから、寝ているようだ。
「……ようやく、ですか」
「手間取ってしまい、申し訳ありません」
ぬうっと、ナルガクルガのように突然姿を表した存在に対して謝罪の言葉を述べる村長。
「では、手筈通りに」
「……はっ」
夜は長い。
▼
「なあ、大丈夫だよな? この装備ってあれだろ。下位の装備じゃないよな」
「何言ってんだお前。村長がメッチャ酒飲ましてるとこ見ただろ」
「いや、そうだが……」
「ゲネポスの毒とネムリ草を薄くブレンドした、酒飲みも殺す様な度数の毒酒をあれだけ飲んだんだ。そう簡単には起きねえよ」
小声で会話をしながらも、音を立てぬ様、決して起こさぬ様、慎重にハンターの手足を綱で縛っていた。
「大体、なんであのガキが生きて帰ってきてんだよ。おかしいだろ」
「やっぱり、儀式は決められた日取りと手順でやるべきだったんだよ」
「ああくそ。なんだってあんな呪われたガキが生きてやがる」
呪詛を吐きながらも、仕事はしっかりとこなした。
そうして、周りの村人達も仕込みが終わったのか、扉が描かれた看板の建物の先にある桟橋に、列を成して座り始めた。
そうして村人全員が集まって、桟橋の先端に立っていた真っ白な貫頭衣を着こなした存在が、赤子を天に差し出す様に両手を上げると、唄が始まった。
【生命の連鎖 母の叫び】
【子供達の慟哭】
【父の呼応】
【欲望の解放】
【下される裁定】
【すべてを呑み干すモノ】
村の松明すら今は消され、満月のみが照らす中歌われたソレは、神秘的であり、同時に、悍ましさを感じさせる子守唄の様であった。
「海神様。海神様。贄となります」
先頭に立ち続けた指導者たる存在が、呪文としか言いようのない祝辞を唱え始めた。
「日毎の糧をありがとうございます」
列の最後尾の2人が立ち上がり、月明かりに導かれるように、桟橋の先端に転がされていた2人の元へと向かう。
「苦難からの守護をありがとうございます」
そうして、2人の元に手が伸ばされて。
「感謝の証を、どうかお受け取りください」
──ゴッッッ!!!!!
海が爆ぜた。
▼
表現のしようがない感覚。
困惑と、期待と、恐怖の中、村人達は呆然と座ったままだった。
動けたのは、酔い潰れていたはずの、縛られて転がされていたハンターだけだった。
──ブチブチィッ!
「シッ!」
海が爆ぜた瞬間に腕力で綱を引きちぎり、ジエン・モーランの如く両足で桟橋を蹴って跳んだ。
自由になった片手で幼児を回収し、もう片方の手で足の綱を解き、そのまま海へ落下。
この間2秒と少し。
たったそれだけの時間で、命運が分かれた。
「……ッッッ!?」
何かを理解したのであろう指導者は、一瞬でその場から姿を消した。
──バキバキバキバキィ!
「うわああああああ!!!???」
「キャアアアアアア!!!」
「に、逃げろお!」
先端から桟橋が崩されていく。
何もできずに海へと吸い込まれていった者。
ギリギリで判断が間に合ったが行動は間に合わなかった者。
判断と行動は間に合った者。
「な、なんだ、あれは……ッ!?」
逃走に間に合った者が振り返って確認してしまったソレは、骸の蛇の様だった。
──ギリギリギリギリ
骸の蛇が村の上を走れば、それだけで大地である木板が削れ悲鳴をあげる。
「クソッ! クソッ! 来るな! 来るなああああ!!!???」
悲鳴を上げながら、村人は1人、また1人と、骸の蛇に咥えられて海中へと引きずり込まれていく。
頼みの綱であった筈のハンターは居ない。
どうしようもなく、詰んだ状況。
「あ、ああ……」
生存を諦め、無様に体液を漏らしながら、脱力したまま海中へ引き摺り込まれる者も居た。
この村はもう終わりだ。生存者は例外なく居ない。居なくなった。
──ガギィン!
しかし、この村以外の生存者はまだ居た。
「まったく。武器を探すのに手間取らせてくれたな、本当に」
人知の及ばぬ存在に対するスペシャリスト。
人を辞めたイカれポンチ。
人の心を失った者。
ソイツらのことを、人はG級ハンターと呼ぶ。
「小舟に乗せられていただけマシか!」
月灯りを反射させながら、ランスを振り下ろす。
──ギリギリィ!
「チッ。中々硬いじゃないか」
骸の蛇には殆ど傷がつかない。
「な、にっ!?」
視界の端から、もう一頭の骸の蛇が迫ってきていた。
──ガィン!
衝撃を受け流し、横っ腹にランスを突き刺し、抜く。
「これ、本当に血なのかい?」
出てきたのは青い液体。赤色ではない。本当に血なのか疑わしい。
敵対するでもなく、様子を見るでもなく、共存する2頭の骸の蛇。
「双頭の骸竜とはね。悪夢としか言いようがないじゃないか。私は今起きている筈なのだがね?」
さて、どう出るか。
こちらからの攻撃は殆ど意味をなさない。対し相手は何をしてもいい。
相手は骸だ。つまり死んでいる。血も出ない。だから、何をすればいいのかがわからない。
「……来ないのかい?」
互いに様子見。さっきまで荒れ狂っていたと言うのに、今はとても穏やかに凪いでいる。
「……おや」
ズルズルと、海中へと吸い込まれる様に双頭の骸竜が姿を消した。
「帰ってくれると嬉しいんだがね」
陸地に近い場所に陣取っていたとは言え、足場はどこも基本的に悪い。少し小突かれただけでこの村は完全に海へと沈むだろう。
ゆっくりと、されどなるべく早く陸地へ向けて、後ろ歩きで移動を続ける。そうして何事もなく陸地に辿り着いて、ようやく、事が終わったのだと理解した。
「はー。疲れた。どうしてこうなるんだろうねえ」
『寝起き最悪なんだが。なんでオストガロアが居る訳?』
生き残ったのはいいが、ここは離小島。
さて、どうやって帰ろうか?
あの化け物が襲ってこない保証はない。
ギルドからの応援が来るかも分からない。
「取り敢えず、二度寝しようか」
明日に回すことになった。
きっとなんとかなるさ。
▼
「じゃ、この子のこと任せるよ」
「はあ? お前何言ってんだ?」
「手が足りないって言ってたじゃないか。この子を育てればいいだろう?」
「育てる手間暇のことわかってるのかオメェ?」
「じゃ、あとはよろしく!」
「いっちまいやがった……で、お前はどうするんだ」
『ファミチキください』
「クソッ! こいつ話せねえのかよ!」
現実世界でも生贄文化はあったが、神が否定された今、それはまあほとんどなくなったわけだが。
さて、モンハンという、身近に神を感じ取れる世界において、生贄文化はあったのか、無かったのか。まあ、現実世界であったんだから、モンハン世界では当然あるだろうし、自衛手段が無いような村では罷り通ってるだろうなあ。火の国とかそうだし。火の国の事を考えると、『人はモンスター(自然の猛威)には勝てない』という大前提があるはず。そら、生贄で怒りを収めてもらおうとするわな。どうしようもないんだもん。ハンターもあてにならないんだもん。
ちょっと火の国専属ハンターの話書きたくなってきた。絶対面白いわ。書くより読みてえわ。誰か書け。
▼
前も言ったけど、次の更新は知らん。
更新できるといいなって状態。
「こいつもエタったか……」ぐらいに期待はするな。
書くとしたらオストガロア戦になる。
1話か2話でサクッと終わると思う。
▼
◼️オストガロア
オストガロアの行動範囲は海。場所によってはアルバトリオンが潜んでる。
つまりオストガロアの擬態能力はアルバトリオンから逃げる為だった……?
◼️ナバルデウス
幼体はオストガロアに捕食されるらしい。
亜種が両角デカくて凶暴で深海に移行したのは、オストガロアと一悶着あったからだったりして。
◼️海の神
オストガロアもナバルデウスも青く輝く。
怒ったら赤く染まる。
オストガロアは邪神の類だがな。
ちょっと信仰対象間違えてんよー。
◼️ガノトトスが浜辺近くにいた理由
オストガロアの撒き餌に寄せられた。
◼️村
説明するまでもないでしょ。
なんとなく察しつくでしょ。
◼️どうやって帰ったのか
ギルドからの定期の連絡船が来てくれた。
波が悪いわけでもないのに村からの連絡船が来なかったら、なんかあったんだろうなって考えて向こうから寄越してくれるもんな。
◼️なぜ毒酒で動けた
好きに考えて。解説するまでもない。
いやほんと、そんな大した理由じゃないから。
なんとなく察しがつく程度のもんだから。