今回も添削してません。
対戦ありがとうございましたダクソ3に帰らせていただきます。
ブラキ砲。
口径は比較的太め。レベル3の通常弾や散弾を撃てる。徹甲榴弾や拡散弾も撃てるがそちらはメインではない。
弾の射出方法は水圧式。G級ロアルドロスの素材を用いた吸水素材でありえんくらいの水を含ませておき、そいつを利用して水圧で弾を飛ばす。俺のボウガンは組み立て式であるので、例えば水が抜けてカラッカラになったら狩りの最中にボウガンをバラして、水場で水を含ませることで再び弾を打てるようにする、なんてことができる。
弾倉にはなぞの粘菌が張り付いており、弾倉に弾を込めるだけでただの通常弾が凶悪な爆破弾へと変貌する。
水圧式で弾を放つと説明したが、水には苦虫の汁が混ぜてあるので、粘菌の爆破を抑える効果がある。
順番に説明していこう。まず、水圧で射出される際の衝撃で粘菌は活性化状態となるが、苦虫の成分により活性化を抑制される。
次に、弾はブラキディオスの素材で作られたバレルを通って射出される。この際、ブラキディオスの素材に触れる事で再び粘菌は活性化状態となる。
射出された弾は見事命中。衝撃で爆破するか、まだ爆破するには至らずに溜まるか。と、いったところだ。
ほとんど机上の空論でしかなかった。
苦虫との配合率はどうするのか。どこでバラして途中で水を補給できるようにするのか。
暴発の危険性がある中、どうやって何度も実験を繰り返すのか。
バレルは耐えるのか。
粘菌はしっかりと活性化状態になるのか。
まとまに運用できるボウガンとして成り立つのか。
いやはや、まさか、俺がいない間に仕上げるとは。
だが、こいつがあれば。
撃退は間違いなくできる。
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イカれたメンバーを紹介するぜぇ!
「弓使いよ。一応爆破弓を担いで来たわ。結構愛用してるから、まあ、普段通りの動きはできるわ。G級に上がってから一年の新参よ。ま、こんなところかしら。よろしく」
性格悪そうなブラキ弓使い! 臨界を間違いなくソロで倒してる! 一年以内に臨界倒して愛用と言えるまで使い込むとかぜったい頭おかしいぜ!
次ィ!
「ガンランスを愛用している。古龍とはそれなりに戦っているが、今回の相手は知らん。まあ、期待はするな」
ガンス! 声が渋い! テオテスカトルの装備を着ている! 古龍相手にしてるとかこわ。
次ィ!
「……このクエストの為だけにG級に上げられた。多少は相手の情報を持つ。あまり期待するな」
俺! コミュ障! 口が回らねえ! 死にてえ!
次ィ!
「……一度、戦ったことがあります。ちょっとだけわかります。武器は、ハンマーを使おうかと思います。よろしくお願いします」
アッ(急性心不全)! 君かぁ! 主人公は君かぁ!
それなりにハンターをやっていると、立ち振る舞いや言動からなんとなくソイツの事が分かるようになる。俺には分かる、コイツから漂うオーラが。間違いなく、コイツは主人公だ。
「どうやら、2人は情報を持っているようだな。出来れば、詳しく聞かせてくれないか?」
ガンランス使いが尋ねる。今この場で最もG級としてランクが上であり、尚且つその期間も長いことから自然とリーダーとしての振る舞いを始めた。ハンターは実力主義である以上、誰も不満はない。だからこそ、不満を態度に出すことなく、そもそも悪感情を抱く事なく話はスムーズに進んだ。
「まずは、そうだな。あんたから頼む」
そう言って、最初に聞く対象として選ばれたのは俺だった。
「……そうだな」
集会所の机に今まで集めて纏めた伝承を書き記した羊皮紙を広げ、見やすいように向きを変えてやる。
「……各地で集めた伝承、等を記したものだ。もしかしたら知っている情報かもしれない」
「……いや、知らないな」
「うぅん……同じく、知らないわ」
「……大体、合ってます」
3人揃って同じ方向を向いた。
「……いや、あの、あんまり期待しないでください」
推定主人公は圧にたじろぎ、居心地悪そうに顔を背けた。
「すまない。やはり、一度相対した者の意見は貴重でな。どうしても気になってしまうんだ」
「まあ、本当かどうか確かめようがない情報よりは、一度相対した者の情報の方が信用できるしねえ」
「……そうだな。情報の信頼度が上がるのは好ましい」
「いや、待て。これは伝承の情報を軽んじている訳ではなくてだな」
失言とも取れる発言に気づいたのか、慌ててフォローに回るリーダー。
「……気にしていない。俺も、自分の目で見たものを信じるからな」
「まあ、眉唾物の情報でも、無いよりマシだしね」
2人揃ってフォローに回った。パーティーで狩りに挑む以上、人間関係は特に気を使う要素だ。安心して背中を任せられる仲でなければ、阿吽の呼吸でなければやっていけない。
「……ただ、この情報は試していないので分かりません」
そんな中、波紋が広がる。
「……どの情報だ」
「これです」
指を差したのは、『赤き光が立ち登る時、骸は────』『されど破滅の光、その身を滅ぼさん』という、この二文だった。
「ここの文字は何だ? 読めないのだが、言い伝えでは無いのか?」
リーダーの問いに対し、洞窟に掘られていたと返す。
「はぁ……そうか」
「肝心なところが削れてるんじゃ、意味無いじゃない」
「で、試していないと言うのはどれの事だ」
「そもそも、赤く光ったりしませんでした」
「ふむ。なるほどな」
「それって、怒り状態にならなかったってだけじゃないの?」
「俺も考えた。ジンオウガやナルガクルガのように、怒ることで光るように見えるモンスターもいる。だから怒り状態で赤く光るものとして、問題は……」
「『されど破滅の光、その身を滅ぼさん』でしょ。たぶんこれが戦う時のヒントってことよね」
「ああ」
「……怒り状態で有効な、何かがある、と言う事なのだろう。恐らくは、な」
何かってのは、具体的には麻酔だけどな。
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古代林の奥深く、空を征く船を赤い光に撃ち落される形で4人の狩人は骸の山へと降り立った。
「話が違うんだけど!? 青色どころか最初から赤く光ってるんだけど!?」
「愚痴を言っても仕方ない! 流れでどうにかするぞ!」
「……流れ? つまり、行き当たりばったりでは?」
「……そういうことは、言わないほうがいいぞ」
「聞こえてるからなそこの2人!」
前と後ろで船が真っ二つになるように撃ち抜かれ、船はそのまま重力に従って落下。派手に木片を飛ばしながら骸の山に突き刺さり、今は障害物としての役割しか果たせない。4人はそんな落下する船に巻き込まれずに着地できる程度には修羅場をくぐり抜けていた。船員はアイルーで構成されている為、こう言った不足の事態に際しての対応もマニュアル化されているのか、勝手に隠れて姿を消していた。間違いなく『プロ』の業だろう。
──◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️!!!
オストガロアは既にキレていた。
海岸で陸のモンスターを狙えば、どこからか現れたハンター達に邪魔をされ、かと言って本拠地に戻れば上空を目障りな存在がクルクルと徘徊している。心が休まらない、と言えばいいのだろうか。あくまで最小の労力で最大の成果を出すことが基本であるオストガロアにとって、常に監視の目があるのは多大なストレスであった。
故に、開き直って最初から本気で擦り潰しに行くことにしていた。
ゆっくりと鎌首を擡げる様に、骸の山の中から双頭の竜が姿を表した。情報通りの骸の竜。だが、その顎は豊満であった。
「ッ! ウラガンキンの顎か!」
「食い散らかしても大事に取っておくってそういう……ッ!」
怒りの鉄鎚が振り下ろされる。
「ハァッ!」
振り下ろされる鎚に返される鎚。ホームラン。重く、甲高い耳障りな音を立てながら、振り下ろされた鉄鎚は弾き返された。
「シッ!」
「いいぞ!」
もう一つの鉄鎚には、振り下ろされる間に、弓使いの妙技によって爆破粘菌がたっぷりと塗りつけられていた。タイミングよく合わされるガンランスのフルバースト。爆破の勢いで、鉄鎚はあらぬ方向へと吹き飛んでいった。
G級ハンター三人が数少ない情報を頼りに古龍にカテゴライズされる『死を覚悟する相手』に奮闘する中、ボウガン使いは水辺を泳いで渡り、壁をカサカサと這い回っていた。
ここは竜の墓場。足場は骸の山。故に、大地と違って足場は不安定であるし、しっかりと力を込めにくい。あまり力を込めてしまえば、骨は砕けてしまう。近接戦士にとって死活問題であるが、それでも2人の近接戦士は軽やかな足取りで重い一撃を叩き込んでいた。
「フッ! ハッ!」
ハンマーが振われるたび、骸の竜の装甲が砕け、剥げていく。
「シッ!」
「オラ!」
ガンランスの砲撃が、ブラキディオスの粘菌と混じり強烈な連鎖爆発を起こして骸を吹き飛ばす。
そうしてようやく見えた本体。
「これか!」
「骸はあくまで装甲です! だから! こうして!」
極鎚ジャガーノートの鋭利な尖った面が、骸と思われていた竜の隠されていた肉体に突き刺さる。ぶちぶちと筋繊維を引きちぎりながら深く沈み込み、青い液が噴き出る。
「骸なんかじゃありません! 殺せます!」
「そおら!」
弓と、鎚と、銃槍と。
苛烈な攻めに耐えかねたか、さしもの古龍も姿勢を崩した。
「今のうちに削るぞ!」
「ええ!」
「わかってるわ!」
隠されていた腹を、間違いなく弱点であろうそこを狙いに立ち位置を変えた時、そうして三人は、ようやく真の姿を目撃した。
まず最初に気が付いたのはリーダーだった。
(この弾けるような音は何だ? いや、待て、まさか……ッ!)
骸纏う竜。この際の骸とは、生身を隠す為に骸を纏うのだと考えていた。下手に情報を入手していたからこそ、骸ではなく生身だと知っていたからこそ、そう思い込んでしまっていた。だが、そもそもウラガンキンやディノバルドといった死体を活用する事や、そもそも食べ終えた骨をその身に纏って装甲とするその行為自体がおかしい。モンスターらしく無い、と言うべきか。
そうして導き出した答えは、紛れもなく正解であり、手遅れになるかどうかの岐路に立たせる物だった。
「罠だ!」
「「ッ!」」
ただその一言だけで、2人は直ぐに身を引いた。
同時に、山が身じろぎする。本体と、瞳が合う。
「ッ! くっ、う!」
本体の口から放たれた赤い光を避けるべく、横へ転がった。そうして大技の隙を突いて仕返し、という流れのはずだった。
青い粘液をその身に浴びるまでは。
「ッ! ダメだ!」
ローリングで横へ転がったまではよかった。だが、転がり終えた先に青い粘液が飛んできていた。ガンランスを展開して防ぐまではよかった。だが、とても強い粘性、と言うべきか。垂れた粘液が足元に広がり、そうして足が大地、否、骸がまとわりついた。まるで、お前もこちらに来るのだと亡者達が引き摺り込もうとするように。
今までに屠ってきたモンスター達の恨みつらみとでも言うべきか。そう言った怨嗟の声が聞こえてきた。時間の感覚が引き延ばされる。死を意識した。間違いなく死ぬ。だからこそ、そんな極限状態の中、打開策は直ぐに浮かんだ。
意識よりも遅く動く腕を動かして自分の足諸共砲撃。
骨が吹き飛んだかすら確認することなく足を動かし横へ一歩。そのままガンランスで再び、今度は横へ砲撃することで勢いでさらに横へと進む。
(ダメだ。間に合わない。横へ薙ぎ払える。間違いなく、やる。)
本体の口から見える赤い光。弾ける音と共に高まるエネルギー。考察できてしまったからこそ、今度こそ詰んだと理解してしまった。
(いや、もしかしたら耐えられるかもしれない。)
だが、その諦めの悪さがG級ハンターたる所以でもあった。どっしりと腰を落とし、盾を構えて死を待つ。その姿勢が気に食わなかったのか、オストガロアは更に力を溜めた。狡猾で計算高いオストガロアは、怒り狂っていた。だからこそ、この一手が取り返しのつかない悪手になった。なってしまった。
遠くから放たれる弓矢を意に介さず、体の表面で爆破される痛みすら力に変えて、限界ギリギリいやそれ以上の力を溜め込んで、今か今かと放つ時を待つ。だから、気づけなかったのだ。
──ドォォォォォォォォォン!!!!!!!!!!
頭上から降り注ぐ、重い岩盤の存在を。
岩盤がオストガロアと接触。質量にはモンスターといえども敵わない。天井が落ちてきたのだから、速度も乗っている。オストガロアはそのまま骸の山へと沈み込み、溜め込んでいたエネルギーのコントロールは彼方へ。暴発したエネルギーの奔流を浴びるのは一番近くにいたオストガロア。
──ッッッッッッッ!!!!!!!!!
そうして、竜の墓場に目を焼くほどの真っ赤な閃光が満ちた。
▼
工事完了です。
「途中で姿が見えない事に気がついたが、まさか、あんな馬鹿げたことをやるとはな……まあ、助かったからいいが」
「お前、致命的なまでにパーティーでの戦いが下手くそだな。よくそんなんでG級に上がれたな」
「バカなんですか? いえ、聞くまでもなくバカですね」
みんなひどく無い? 命の恩人やぞ。これほどまでに頭のいい戦い方は無いぞ。
「……だが、伝承通り、赤い光で身を滅ぼしたぞ」
「いやそういう問題じゃ無いだろ。やっぱあんたバカだろ」
「はぁ……救いようの無いバカが。これが若さか」
「いくらなんでも無いと思いますよ」
ええ……なんでよ。
カクサンデメキンも、ブラキの粘液も、爆薬も奮発したのに。なんでよ。メッチャ金かけたんですけど。どうしてそんな酷いこと言うんですか。
ブラキ砲のお陰でビス留みたいなノリで粘菌ぶち込めたのでオストガロアを倒せました。ブラキ砲が無かったら残りHP20%ぐらい残ってました。
次は何も思いつかないので失踪させてください。
正直戦闘描写興味ないのよ。ただただモンハンの世界を妄想していたいだけ。
なにも書きたい話がない。思いつかない。
単話みたいなノリでどっかの時系列でちょっとした考察とはいえない妄想混じりの話をぶち込めたら……いいなあ。
ソロでジエン・モーラン撃退はネタとして良さそう。ソロ撃退無理じゃね?
やっぱなしで。