下はただの妄言。本編読んでいい。
伝説のガンナーがXXでも元気だった事を考えると、若くて40前半、老いていても50手前と考えられる。ハンターを始めてから【伝説のガンナー】という称号を手にするまで早くとも3年程度はかかると考えて、【伝説のガンナー】という異名が広く知れ渡るまでにこれまた時間がかかるはずなので、この時の交通網を考えてまた3年、引退してそれなりに時間が経ってからモンハン無印が始まるのでまた3年で、モンハン無印の10年くらい前に伝説のガンナーがハンターになったとする(あくまで仮定)。
成人15才として伝説のガンナー25でモンハン無印開始、2gから3rdまで約10年らしいから35才以上なのは確定として、xxの飛行船とかの発達具合を考えるとやっぱり時間経ってるだろうし、無印〜2gと3rd(3g)〜xxまでの期間を合わせて10年は経ってそうだよなあってなると45才。
マジ? 場合によってはこいつ、現役だった時代がメチャクチャ短い可能性があるんだが? もしくは、異常な速度でモンハン世界が発展してるんだが?
4とxとibの時間軸がそれほど離れてないであろう事はわかるが、うーん。
受付嬢がまったく年取ってるように見えないのはまあシステム的なアレとも言えるし、矛盾とかもあるのでここから考察するのは無理。てかどいつもこいつも歳食ってねえから考察無理だろ。
7
ここ、チーボ村の歴史はあまり長くはない。
険しい山の麓にあり、周りが深い森に囲まれたこの場所は、暮らすにはとても不便だ。しかし、ジャンボ村とユクモ村との間に位置するということもあり、最初は休憩所、補給場としての機能を求められ、開発が進められた。
山があるのだからここで鉱石を調達しようと思えばそれなりの鉱石が取れ、川の水は澄んでおり、森の中には上質な薬草やキノコの類が発見され、「実はここ住むのに向いてるのでは?いっそのこと休憩所だけでなく、拠点としても使うか?」といった欲深い発想から、ロックラック支部のハンターズギルドが設置される事となった。
まず始まるのは、周りの生態系等の調査。そして、採取できる素材はなんなのか、気候や土壌はどうなのか。それらをクリアしたら、今度はハンターや職人達を集めて拠点を作るために行動を開始する。
そうして形だけ出来上がると、少しずつ、拠点としての機能の他に、本来の目的であった休憩所、補給場としての機能を付与していく。
まあ、今は空路があるから陸路としての価値は落ちちゃったんだけどね。でも、空路が栄えるまであと5年ぐらいは掛かるだろうし、一般向けを考えたら10年ぐらいかかってもおかしくはないし、しばらくはこの村も生きるとは思う。思うだけ。廃れるときは廃れるもんさ。元々住んでいて、生き易くするために栄えた訳ではなく、行き易くする為には栄えさせた村だからな。役割がなくなったら無理な気がするんだよなあ。
俺も結構長いこと、ここを拠点にしてんな。流石に拠点作成中とかいう最初期には居なかったが、拠点としてある程度出来上がったぐらいから居たから、もう最古参と言っても過言ではないかもしれんな。うわーまじかー。俺まだ若いのに最古参かよ。俺より年上たくさんいるのに最古参かよ。接しにくいわ。俺より古い人がいればまだなんとかなったのに、うわー。うん? いや待て。そういえばおるやん。
ギルマスゥゥ!!!
▼
ここチーボ村は、上位ハンター御用達とも言われる村である。ハンターの為に作られた村であるが故に、ハンターが居付くようになったからだ。しかし、理由はそれだけではない。
近くにあるのは山と森だが、山には空の王者であるリオレウスが、森には陸の女王であるリオレイアが出現する。更には、イャンガルルガやナルガクルガの存在も確認されており、強敵と闘うにはもってこいの環境であるからだ。
だからこそ、この『上位ハンター御用達』と呼ばれているチーボ村の集会所の隅の席で、黙々と作業をしているリオレウス亜種装備のガンナーの姿は、印象に残りやすいものだった。
集会所には、暖色系の彩色に灯が点いている。皆が食事を楽しみ、酒を飲む為であるそんな明るい世界に、闇夜に月がポツンと浮かび上がった時の様な蒼は場を乱す存在であり、「気に食わねえ」といった感情を通常の3倍程度には増幅させる効果があった。
「なあ、センパイ」
ドンッと大きな音を立てる、良く言えば雄らしい、素直に言ってしまえば品と学の無い下劣で本当にニンゲンなのか疑わしい反省の無い座り方で、リオレウス装備の男がリオレウス亜種装備のガンナーの向かいに腰を下ろした。
「俺はつい最近までロックラックに居たから、ここの事はあんまり知らねえんだわ」
「そーなのよ。向こうでは上位ハンターになるまで1年っていう破格のスピードで成り上がったけど、ここの事はあまり知らないのよ」
リオレウス装備の男に続く様に、すぐ背後に立っていたリオレイア装備の女が独り言を漏らした。
「ここいらの生態系はあまり詳しくないので、どうです? センパイとして、可愛い後輩に持ってる知識すべてを渡すというのは」
ブラキディオス装備の男が更に続けてオネガイゴトをした。
◼️
『あーあー。またバカが現れちまった』
『お前いくら賭けるよ』
『もう流石に飽きちまったわ』
『なあ、バカってどういう事だ?』
『ああ、お前は利口だったし、新入りだから知らねえのか』
完全に冷え切った空気のガンナー側の席とは対象に、対岸の火事を見た野次馬の如く盛り上がる一つの席。火中の存在に聞こえぬ様、雑談の中に小声を混ぜて二種の会話を続ける無駄な行動技術を駆使しながら、彼らは愉しげに様子を見守る。
『お前、ガンナーがどういった存在か知ってるか?』
『どうってそりゃ、火力を求めれば動きは遅くなるし、身軽になれば火力は出ないどっちつかずだろうが』
『それは大剣や片手剣にも通じるだろ?他はなんだ』
『弾代がやべえ。防具はよええ。持ち込むアイテムは多い。労力に見合わねえ。火力も出ねえ。うるせえ。メンテがめんどくせえ』
『よく知ってるじゃねえか』
『俺も昔は楽してはんたーしたかったからな。遠くからボウガン撃ってればいいと思ってたんだよ』
『ま、大概そういうやつだろうな』
『だろうな。で、結局なんなんだよ』
『身軽さと火力を両立しちまった恐ろしいガンナーがアイツだよ』
『はあ?』
『まあいい。よく見ていろ。アイツは、ソロで上位としてやっていけてるガンナーだ』
『ソロで上位……ッ!?』
◼️
「……知りたいことがあるなら、俺よりも、店の書物を読むべきだ」
「いやいや、書物なんかより、実際に狩場に出向いた人の方の情報の方が信用できるだろ? ん? あんたもそう思うだろ?」
リオレウス装備の男が身を乗り出し、酒臭い口で二枚舌を動かす。
「……そうか」
「ええ、そうですよ」
ニンマリと、吐き気を催す様な汚らしい笑み。
「……はあ、そうか」
しかし、ボウガンの弾を作る手を止めていないガンナーには見えていなかった。だが、声音からそんな顔をしていることはハッキリと観えていたし、右斜め後ろと左斜め後ろにいる存在も同様の顔をしていることは察せていた。
語るまでも無いことだが、あえて語ろう。
ハンターの持つ知識や技術というのは基本的には誰かに話す様なものではない。【自分だけが持つ】ということが価値となり、指名依頼が来ることになる。例えば特定のモンスターの効率的な狩りの方法。例えば効率的な調合の方法。例えば特定のエリアの安置やショートカット、何処を誰が好んで縄張りとしているのか。例えば特定の武器の扱い方。例えば、その地域の生態系によって起こるモンスター達の動き。そういった諸々はすべて誰かに話すものではない。そして、尋ねたところでまともに返されないのが常である。
しかし、だ。自分が教えなかった事で死なれたら熟睡ができなくなるかもしれない。だから、このガンナーは最低限生き残る為の必要事項だけを記した、言わば【チーボ村周辺で生存する方法】を記した書物を作成し、ギルドへ提出。望む者には誰にでも閲覧できる様にしてあるのだ。それは勿論ハンターのみならず、一般の人向けにも作られており、言葉遣いも難解なものではない為、【誰にでも理解できる】と言っても過言ではないものだった。
つまりは、向かいにいる三人はおつむが弱いか、ただ単に性格が悪いだけということが分かり、なんなら声音から人間性の方が腐っているのだろうなあということはわかっていた。だからこそ、勧める。
「……ここいらの生態系について記された書物は、誰でも読むことができる。受付嬢に頼むといいだろう」
「なあ、あんた。俺の言ってることわかる?理解できてる?おつむ足りてる?大丈夫?俺はあんたから聞きたいワケなの」
ご丁寧に頭装備の頭頂部をパンパンと小気味いい音で叩かれるが、視界が揺らぐことはないし、視界が揺らいだ程度でボウガンの弾の出来が悪くなる程度の腕前という訳でもない。
だが、こいつらめんどくせえな、と思うのは当然のことである。
「……リオレウス亜種が浅い所まで来ている時は気をつけろ」
「はあ?」
「それだけ気をつけていれば、死ぬことはそうそうない」
「いや、もっとあるだろ」
「そーよ。勿体ぶらずに教えなさいよ」
「可愛い後輩の為だと思って。ねえ?」
うわめんどくせえ。
めんどくせえ奴のジェットストリームアタックかよ。
ハッピーセットも付いてきそうな頭の悪さしてやがる。
もうやめてくれよ。
俺が何をしたってんだよ。
ストレスで胃が軋む。ここは地獄か。俺の安住の地は何処だ。約束の地を探しに旅にでも出るか? どっか辺境で可愛い子と結婚して幸せな生活を送りてえ。いやダメだ勉強は不便すぎる。でも街は街で困るんだよなあ。ドンドルマは監視が面倒だし、ロックラックは顔を出したくないし、ミナガルデは地獄だし。ぐぬぬ、やはりタンジアか? でもタンジアは潮風がキツイからなあ。そもそもあそこ住むには向いてないし。もういっそのこと新大陸にでも行くか? 連絡船に乗り込めば不法入国出来るだろ。
「ハンターさんすみません。査定が終わりましたので、カウンターまでよろしいでしょうか」
さようなら妄想。
ただいまクソッタレな現実。
顔を上げて横を向けば、今この村に受付嬢として残っている最古参の、上位担当受付嬢が席にまでやって来ていた。
「……わかった」
席を立ち、共に並んでカウンターまで足を並べる。
「……ありがとう」
「いえいえ。同期の誼みじゃないですか」
……はー好き。結婚しよ。
◼️
『おっと、今回は最悪な方に転んだな』
『だな。これは、バッキバキに心を折られるかもな』
『なあ、どういうことだ?』
『あー、まあ、アレだよ』
『ギルマスのお気に入りだからなあ……』
『嫌らしい昇級試験にするんだろうなあ』
『あいつら、上位の最上級一歩手前だろ? なら、なんとかなるんじゃないか?』
『いやいや。なんとかならないのが、上位最上級なのよ』
『才能だけじゃ無理だし、努力だけじゃそもそも上位にはなれない』
『知識と機転もなきゃ無理よ無理』
『いや、そもそもあんたたち上位の真ん中じゃない』
『へぇへぇ上の下ですらなくて悪うござんしたー』
『そーいうお前だって、ドベじゃねぇか』
『あたしは悪くないわよ! パーティメンバーが悪いのよ!』
『そういやしばらく見ねえな』
『あいつら勝手に火山行ってんのよ!お守り掘るとか言ってもう1ヶ月はここに戻ってきてないのよ!』
『ダハハハハ御愁傷様ァ!』
『お前の価値は石ころ以下かよダハハハハ!』
◼️▼
チーボ村が上位ハンター向けだと言われるのには理由がある。
不定期に行われる、モンスターによる村への襲撃。
安定していない生態系。
チーボ村周辺にひっそりと隠れる様に存在している幾つかの村。
防衛・侵略・救難、この三つを熟せなくてはまともにやっていくことは出来ない。
ロックラックでは、侵略ぐらいしか行わない。故に、勝手の違いから脱落していく者が多いのも事実だ。
「飛んでる奴はガンナーに任せろ!」
「黒炎王もか!?」
「その通りだ!」
「そもそも飛んでる奴しか居ないが!?」
「新入りぃ! 俺たちは堕ちた奴の相手をする! 飛んでる奴は無視しろ!」
チーボ村は石垣を壁とし、区切りとしている。
中央に集会所や工房と言ったハンター向けの設備と、それを守る第一の石垣。
第一の石垣の外周には、外部の存在向けの宿等。それを守る第二の石垣。
第二の石垣から第三の石垣までの間は、上位なりたてのハンターが全力で10秒走ったぐらい距離が空いており、地上はモンスターを撃退する為に戦う為の空間となっている。そして、対空装備としてのバリスタや大砲が、第二第三の石垣の上に設置されている。
第三の石垣から離れた場所には作りかけの第四の石垣が見える。つたりは、まだ壁が完成していないのだ。故に、第三の石垣の外で対処出来なければ、かなり苦しい事になる。
この村を作る為の初期であれば手練れのハンターが数多く存在していたが、時が経ち、手練れは他の場所へと消えていった。それなりに村の規模が拡大した事で質よりも量が充実した結果、手練れが居ない以上、壁の内に入り込まれた場合が絶望的という致命的な欠点を抱えてしまったのだ。
だが、量があるという事は、最悪の事態が起こりにくいという事でもある。
「閃光準備ィ!」
銅鑼が鳴らされると同時に、バリスタからバリスタ用閃光弾が空を飛ぶリオレウス達に向けて放たれた。カッ、と光ると同時に堕ちる4体と、堕ちる事なき5体。
──ドッ!
リオレウスが墜落した事で地響きを鳴らす中、一際大きな、腹に深く届く轟音が石垣の上からした。
そして衝撃と同時に、堕ちなかった一体がバランスを崩し、徐々に高度を下げていった。
──ドッ!
再びの衝撃。今度は完全に滞空できなくなり、通常種と同じ様に地へ堕ちた。
「今の音はなんだ!? 狙撃でもしたのか!?」
「ああそうさ。狙撃用バリスタって奴らしいぜ」
視線を辿れば、いつも集会所の隅でボウガンの弾を作っているガンナーが、異様な見た目のバリスタを操っている様子が確認できた。
「な、なんだありゃあ?」
「俺にも詳しいことはわからん。だが、知っていたところで俺たちには関係ない。おら、新入り! 無駄話は終わりだ! とっとと行くぞ!」
固定式対竜狙撃砲台。長いし難しいしややこしいから狙撃バリスタだの、ガンナー用バリスタだのと呼ばれている。ガンナー用バリスタという俗称が示す様に、このバリスタはガンナーにしか扱えない。より正確に言ってしまえば、ガンナーとして優秀な者にしかまともに扱えないのだ。
つまりは、最低でも上位相当の実力がなければまともに扱えず、まともに扱いたければ上位の中でも上の下程度の実力は必要と言うことだ。しかし、そもそもガンナーは数が少なく、それが上位のガンナーとなればさらに少なくなり、更に更に、その上位の中でもまともな実力がある者は少なく、上の下程度の実力までに至れた者は殆どいない。
つまり、このチーボ村でガンナー用バリスタを上手く扱える者は、現時点ではただ一人だけと言う事になる。
が、しかし、だ。
側から見れば、とても簡単そうに見える作業なのだ。
ジャンボ村もハンター向けよね。あそこは海路使えるからより向いてる。
チーボ村が暮らすには不便なのは一般人の目線であって、モンスターと戦えるハンターにとっては別に……って事例。
ヌシレウス→恐怖から
黒炎王→戦闘経験豊富な亜種みたいなもん
となると、黒炎王もヌシみたいに、群れを率いてもおかしくは無いんだよな。そもそもレウス・レイアが群れを成す事は無いんだが。
でも、少し前まで自分たちのテリトリーだった場所を占拠されたらそりゃカチコミするよねって話。手負いの獣は危険だって話だが、隻眼ガルルガみたいにハンターとの戦闘経験豊富な奴が生き残ってたら狡猾で獰猛で厄介だよな。
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