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霧氷 葵
妹、茜を殺されてから表情を出すことがなくなった。
もとは明るい性格。
真面目でもあり、鬼は滅殺する。
まだその片鱗は残っており、禰豆子が現れた際も悩んだ末殺害の意思を見せる。
十六歳。
茜を手にかけた鬼を追っている。
身長166センチ
体重47キロ
白髪に水色の目で、珍しい容姿をしている。
プリ小説で結城ゆりぃ。という名前で活動しています
ここでの投稿は初めてなので、温かい目で見てください!
彼女は強かった。
妹が死ぬまでは。
彼女は優しかった。
妹が死ぬまでは。
彼女は命を捨てた。
妹が死んだから。
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煉「霧氷、おはよう!!!」
明るく、大きい声で煉獄杏寿郎に声をかけられても彼女は黙って頭を下げるだけ。
挨拶を返すことなんてほとんどない。
ましてや、笑い返すことなんて皆無に等しい。
それをわかっていながらも、かつての明るい葵を忘れられず、そして彼女が少しでも不安をなくせるように、柱の面々は彼女に積極的に対している。
胡「おはようございます! 今日はとてもいい天気ですね!」
煉獄杏寿郎と蝶屋敷の廊下ですれ違った後、彼女が訪れたのはしのぶの部屋…‥診察室。
朗らかに笑う彼女にも小声で挨拶をするのみ。
けれどしのぶは冨岡義勇に対する態度と違い、優しく話している。
それは彼女が葵を妹のように思い、可愛がっているから。
胡「では………。」
しのぶが脱いで、という仕草を見せると葵はうなずき、隊服とブラウスを脱いだ。
胸に巻き付けたサラシも取る。
別に二人はいやらしいことをする訳ではない。
むしろ、職のために仕方なくやっていると言っても過言ではない。
葵の胸に聴診器を当て、何やら難しそうな顔をするしのぶ。
それを相変わらずの能面のように動かない顔で見つめる葵。
ため息をつき、しのぶは着てください、と呟いた。
それを聞き逃さず、葵はぱぱっと隊服を身につける。
葵はしのぶの方を真剣な顔で見つめ、その口を開く。
葵「……胡蝶さん、私は後どれくらいもちますか」
しのぶはやり切れない、という風に頭を振る。
葵はそれを見て、初めてそこで動揺を見せた。
胡「状況はさらに悪くなっています。……一年はもたないでしょう」
葵「一年………」
葵にとって一年とはとても長く、とても短い。
自分の生きてきた時間の16分の1、またはこれから生きる寿命の80分の1。
彼女の顔にあった動揺は綺麗さっぱり消えていた。
しのぶを見つめる。
葵「教えてくださりありがとうございます」
胡「私はあなたの寿命を延ばすため善処します。後日鴉の届ける薬を朝と夜、呑んでください」
机にもたれかかり、頭を抑えるしのぶに背を向け、葵は入り口に歩き出す。
その小さな少女が願っているのは仇の復讐と愛する妹との再会のみ。
それまで自分の命がもてば、余命なんてどうでも良かった。