ちゃんと書けているか不安で仕方がない・・・。
とにかく、本編どうぞ!
走っている時にちらっと確認はしたが、見学に来ている後輩は多くいるようだ。しかし、走っている時はビカラの姿は見えなかった。
彼女の事だ、人集りの外の方に居るのだろう。
「牡丹、お前目当ての新入生が多いみたいだぞ」
「はー、ずるいずるい。お前は有名人だなー」
「さすがは、1年生で全国行っただけの力はあるな」
口々に先輩たちに弄られる。有名だという自覚はあまり無かった。しかし、嫌でもそれは分かってしまう。
有名選手として、取り上げられそこらから広まった。それが後輩にまで届いているとは思わなかった。
「ちょ、やめてくださいよ先輩」
まぁ、ちょっとした有名人だ。少し校内と、大会で知られているだけの存在だ。それでも、話すのが少しだけ苦手な俺だから、話しかけられたりするのはちょっと辛かったりはする。
友だちとかに見せる素ではなく、外面のいいものになってしまう。自分はこうだといった感じではなく、テレビで見るようなスポーツ選手みたいな感じ、そうなってしまう。
それがなんだか、嫌だった。気兼ねなく話したいと思った。
話せばいいと思うのだが、それでも怖いものは怖い。失望されるのがなんだか怖くて、いい人でいたくて、話を合わせるんだ。
友だちは多い。でも、素で話せる人は少ない。
(ビカラはいるのか?)
人集りの近くまで来て、ビカラの姿を探す。しかし、彼女を見つけることは出来なかった。
(あれー、来てないのか。人が多くてやめたのか?)
なんだかモヤモヤしつつも、明日の弁当の時間に聞けばいいかと思い、部活に戻った。
次の日になり、弁当を持って旧校舎へと向かう。ノックをして教室に入るが、そこにはビカラの姿は見えなかった。
「・・・あれ?まだ来てないのか」
そう思い、弁当を開かずにしばらく待っていたが、昼の時間中に彼女が来ることは無かった。
放課後になり、部活動に行く時間となった。しかし、俺は昼の時間の事が気になっていた。
(ビカラどうしたんだろう。体調でも悪かったのか?)
数日間だけなのだが、彼女が来ないなんて事は無かったし、なんなら先に居た。だからこそ、気がかりで心配だった。
ここで、彼女に連絡できる手段を持っていないことが悔やまれる。
ともかく、明日になれば分かると思い、部活動に向かう。今日も部活動見学があるので、絶対に来いと言われている。
荷物を持ち、部室へと向かう。
しかしその道中に、1人の女子生徒の姿を見かけてしまった。その背中は少し丸まっており、下を向きながら歩いている。
見間違える、なんて事は無い。話しかけていいのだろうか、と考える。
学校を休んでいるわけではない無かった、もしかしたら、教室で友だちと食べたのかもしれない。単純に俺が嫌になったのかもしれない。だったら、俺が話しかけるのは避けた方がいい。
だけど、そんなの関係なしに俺は彼女と話したかった。自分勝手で、奔放な理由だし、相手の事を考えていない。
なぜか、なんて分かっている。彼女の事が不安で、心配だ。クラスでちゃんとやれているかいつも気になってしまうし、部活動の事だって話したい。
彼女が自分に自信がない中でも、頑張って話すところをみたい。まぁ、ともかく何とかしなきゃという使命感何てものがあるのかもしれない。
少なくとも俺は、彼女の事を気に入っているし、少し惹かれている、ような気がするんだ。
だからこそ、躊躇わずに1歩前に出る。そして、声をかける。
「よう、ビカラ!元気か?」
「ヒィィ・・・・・・!えっ・・・?ぼ、ぼ、牡丹さん・・・・・・?」
「おう、牡丹さんだ」
彼女の雰囲気はいつも通りといった感じ。特に体調が悪そうとかは、無いように思えた。だから、少し安心した。
「今日昼来なくて、心配したんだぞ?」
「す、すみません・・・。ちょ、ちょっと体調が悪くて・・・・・・」
「そうなのか、大丈夫か?良くなったのか?」
体調が悪いと聞いてしまうと、心配になってくる。だから、今日は来なかったのか。
「そ、そ、そういう事なので・・・あた、あたしはこれで・・・・・・」
ビカラはそう言って、ここからそそくさと離れようとする。
彼女はここから帰るのだろうか?俺には、少し気になることがあった。
「ちょっと待ってくれ、少し話をしてもいいか?」
「えっと、あたし、お、お手洗いに行きたいので失礼します・・・・・・」
「お手洗い、反対側にあるぞ?」
「ひ、引っ込みました・・・・・・」
彼女が向かっている方向とは反対側に、お手洗いはあった。
うーん、これは明らかに避けられている気がする。どうしてだろうか?昨日までは普通だったような気がするんだけどなー。
「あ、あの、それで・・・・・・は、話とはなんでしょうか・・・・・・?」
「部活の見学って行ってるか?」
「い、いえ、まだどこも・・・・・・。一応は、陸上部の方に、お、お邪魔したんですけど・・・昨日は、いたたまれなくなりまして・・・・・・」
来てはくれていたようだ。それで、少しは安心した。
だけど、いたたまれなくなったと言っている。もしかしたら、これが俺を避けている原因なのだろう。
だから、出来るだけ原因を突き止め、解消したい。
「俺はもう少しだけ話をしたい。どうだろうか?」
今、解決をするんだ。
その3に続くってやつです。
次の投稿はもっとはやく頑張ります・・・