何故か、と聞かないで
私にもわからない
短文であり、捏造設定マシマシです
宜しければどゔぞ
「ふぅ」
私は生徒会の書類を片付けると思わずため息をついた
「まったく、らしくないと笑われそうだな」
このトレセン学園の生徒会長を務めているシンボリルドルフは自嘲した
彼女は前世代の先輩たちからバトンを託され、それを背負って今此処にいる
それに不満などあろうはずも無い。自分の願った道で、しかも生徒会の仲間を始めとして、様々な人々に支えられているからこそ、此処に自分はいる
涙を流して去った先達がいる。笑って道を諦めた先達もいた。最後まで諦める事なくライバルに挑み、ウマ娘としての命を燃やし尽くした先達もいた。選手生命を失ったライバルに涙した先達もいた
それでも彼女たちは最後まで自らの思いを貫こうとし、時に衝突し、時に笑い合い、時に協力した
このトレセン学園というものはそういった先達たちの想いを、願いを、祈りを受けているものである
学園長たちの協力もあり、少しずつウマ娘へのサポート面も充実してきている
学園長が始め、先達が願い、ウマ娘が祈る
そんな未来はようやく自分の世代で実現されようとしていた
先代の生徒会長であるシンザン先輩はつい先日、このトレセン学園を訪れた
あの時、ルドルフは見てしまった
ミリーと2人きりの時、あの先輩は泣いていたのだ
後悔か悲哀か、それとも歓喜か
先輩後輩の付き合いがあり、他の生徒会メンバーよりは交流のあるルドルフにも偉大な先達の想いは分からない
だが、ミリーは泣いている先輩の頬を舐めていた。
まるで慰めるかの様に
その後、シンザンは祝いの言葉をルドルフに送り学園を去った
ルドルフはあの光景を思い返していた
あの時のミリーは確かに先輩を慰めていた
頬を舐められた先輩は思わずミリーを抱きしめていた
先輩とて加減はしていたろう。それでもミリーは暴れるでもなく、鳴くでもなく静かに身を委ねていた
猫とは群れる事を好まない
まして、他者に触れられる事を極端に嫌う筈
にも関わらず、ミリーはシンザンに身を委ねた
そこには確かな絆をルドルフは感じた
元生徒会役員であったカブラヤオー先輩は言っていた
「ル、ルドルフちゃん
まだ、今の貴女にはミリーちゃんは少し不思議な猫に見えるかもしれない。
でも、いつかわかる日が来ると思うの」
といつも人と話す時にどもる事の多かった先輩が少し眩しかったのを今も鮮明に覚えている
ルドルフはミリーとそこまで関わり合いになった事はない
とはいえども、生徒会はおろかトレセン学園所属の現役ウマ娘の中ではミリーの目撃回数が一番多いのは間違いない
というより、このミリーという名前も殆どのウマ娘は卒業するまで知ることすらない
日常的に学園長室に出入りする生徒会長であるルドルフなればこそ
しかし、ミリーは基本的に学園長の側(というよりも頭上)から離れる事はなく、ルドルフとて離れているのを見たのはシンザン先輩の一件のみである
だが、先代の生徒会長を始めとした先達達はミリーへの敬意と配慮を忘れておらず、それもルドルフは継承した
が、敬意というものは明確な根拠が無いと維持しづらいものであり、ルドルフが生徒会長だからと学園全体に周知させるのは無理であった
故に各寮長など基幹生徒に通達するに留まる事とせざるを得ない
だが、ルドルフの敬愛し、全幅の信頼を寄せているトレーナーとてミリーには敬意を持っている事には何ともいえない複雑な心境であった
シンボリルドルフ
トレセン学園二代目生徒会長であり、様々な偉業を成した傑物であったが、その悩みは尽きなかった
一話のタイトル変更しました
思いつきから始まったので内容はないよう
会長を始め、生徒会メンバーはこれからも役目があるので登場する予定
予定は未定(小声)
皆様の暇つぶしになったのであれば幸いにございます
ご一読ありがとうございました