ありふれない天の鎖の投影魔術師は世界最強 作:小説大工の源三
あれからボク達は登る階段を探しているのだが一向に見つからなかった。結局見つかったのは降りる階段のみだった。
「これは不思議なダンジョン定番の最下層で脱出できるタイプだね……残念ながらリレミトの巻○はないから降りるしかなさそうだ」
「何階層あるのかな?」
「百層ぴったりだったりしてね」
「盗賊○の大宮殿?それとも竜骨の宝物○かしら?」
「一部の人しか分からないネタ出してこないでよ……」
「アレ全然クリア出来なかった……不思議なダンジョン系苦手なんだよね僕……」
「わかるぞハジメ、俺もだ……」
そんなこんなあったもののボク達は階段を降りる。その階段は実に雑な造りで、歩きづらい。
階段を降り終えるとそこはとても暗かった。幸利の暗視魔法で行くのもよかったのだが、流石に魔力が勿体無いので緑光石を灯りにして進む。その際片腕を塞ぐのは危険なので腕に巻いておく。
しばらく進むと通路の奥で気配感知に反応を感じとり、警戒する。灯りを向けるとそこには2メートル程の大きさのトカゲがいた。そのトカゲは金色の瞳でボク達を睨む。すると突然身体がビキビキ音を立てながら石化していく。
「みんな神水をかけるんだ!」
その指示通り神水をかけると、石化は治る。ハジメがポーチから何かを取り出してトカゲに投げつける。
「くらえ!」
そう言いながら投げつけたのは閃光手榴弾だ。その眩しい光に怯んだトカゲに向けてボクは弓と細剣を投影し、弓に矢を番るように剣をセットし放つ。
「ソゲキッ!」
放たれた細剣はトカゲの脳天を貫通して岩壁に突き刺さる。
「すごい威力だな……」
「ハジメ、いつか高威力の弓作ってくれる?」
「もちろん任せてよ。一番いいの作るよ」
トカゲから肉を剥ぎ取り、カバンの中にしまう。どれくらい歩いたのかわからないがおおよそ十時間以上は歩いた。それなのに階段は一向に見つからない。それでも道中でたくさんの鉱石に魔物の肉を手に入れる事が出来たので、適当に拠点を作りそこで肉を焼き食べる。今回の肉は石化トカゲ、フェザースコールのフクロウに6本足の猫だ。
もちろん激痛が走るので神水を飲む。
今回追加された技能は石化耐性、夜目、気配感知だ。気配感知に関しては既に持っていたので、派生技能として大地感知というものが追加された。
残念ながら石化の魔○は手に入らなかったが夜目のお陰で緑光石なしでも暗闇を見渡せるようになった。それぞれの得意技能もメキメキと成長していく。ボクの投影魔術はベヒモスにも使った『
さらに歩いていくとようやく次の階段を見つけた。躊躇いなく降りていく。次の階層は地面がぬかるんでおり、中々思うように歩けない。空力で移動して探索を続ける。
「マジか……火器厳禁か……」
「ハジメくん、何が出たの?」
「フラム鉱石って言って、簡単に燃えるんだ……」
「銃使えないのね」
「アタシも魔法使えないのね……」
さらに進んでいく。すると『ザバッ』と音がするので全員その場を縮地で離れる。そこにいたのはサメだった。そのサメはタールの中に『ドボン』と音を立てながら入る。しかもそのサメは……
「気配感知に反応しない!?」
そして再びサメが飛び出す。狙われたのは香織だった。香織は咄嗟に避け、光魔法を放つ。
「『光集』!」
光魔法の一つでワールド○リガー風に言うならばスタ○メーカーだ。
幸利は手を銃のように突き出して叫ぶ。
「そこだ、『暗黒波・集』!」
指先から黒紫色のレーザーが放たれる。
暗黒波、闇魔法を波動のように放ち攻撃する。それを集中させてレーザーのように放つのが暗黒波・集だ。
しかしその攻撃は貫通はしなかった。当たりはしたものの、血はほとんど出なかったのだ。
再び飛び出して来たサメを優花の投擲と雫の剣撃により倒すことに成功した。そしてそのサメを喰らい、気配遮断の能力を得ることに成功した。
現在の士郎くんのステ
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天野士郎 17歳 男 レベル:24
天職:■の■/投影魔術師
筋力:700×α
体力:720×α
耐性:590×α
敏捷:590×α
魔力:600×α
魔耐:580×α
技能:対魔力・変容[+気温耐性]・投影/解析魔術[+複製投影][+
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9話の内容を少し変更しました。